82.鼓笛隊の曲(147.
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所変わって嵐山隊一行はと言うと
「もうっ!!何で信じてくれないかな〜。確かに見たんだよ佐鳥はっ!【昼間だけど空を流れる流れ星】的な奴をさっ!!?木虎ってさ、現実主義者でこう………ロマンチストじゃないよね〜。夢とか持ってないの??」
「お生憎、佐鳥先輩みたいにお気楽でお調子者じゃないですから私は。夢と言いますか……目標ならありますよ?でもそれは"確実に実現出来る範囲"で考えています。…幻想や空想が現実にならないって、分かってますから」
「木虎らしい考えだな!が、………もし柚紀ちゃんと同じ様な会話をする際には気をつけろよ?あの子は【俺達からしたらごく当たり前な事にも憧れを抱いている事がある】……そう言う人生を歩んで来たのは仕方ないが、…それは以前であり今は違うから、その気持ちを汲んであげて欲しい。って迅に注意されたが……………一体どんな生活をしていたんだ?」
「……確か以前言実さんから【彼女は所謂"視える子で、その手の類から狙われていた"】と聞きました。人によってはそれこそ"空想を表面化した"漫画や小説の世界と信じられない事柄でも、彼女はそれを体験している。ま、それを言ってしまえば……(…チラッ)おれ達のこの状況も他人からすれば"有り得ない現実"なんですかね?普通に刃物や銃を抵抗なく扱えて、未知の生物と戦っていますから」
順調に敵を殲滅しつつ、逃げ遅れて建物の下敷き等で身動きが取れない市民が居ないか確認をするメンバー達。その際に四方に飛び立った鈴達が"まるで流星のように見えた"と口にした佐鳥だったが、今は昼間でそれは幾らトリオン体でも見えない点や、こんな時に空を見上げていた佐鳥に呆れた木虎とのやり取りから今の話に発展。……何気ない会話から何故か柚紀の話題になるのが最近の嵐山隊では当たり前化してしまう、…そんな日常に気づいているのは
❲(クスッ)本当に皆さん柚紀ちゃんがお好きですよねー。少し暗めの話でも気にせずに誰も話題を変えず、藍ちゃんてすら聞き入っている。……でも、お仕事はちゃんとして下さいね?❳
「!綾辻かっ?!無事に基地に辿り着けたみたいだな、堤さんが一緒とは言え心配していたから……安心したぞ!?」
❲ご心配をお掛けしました。……迅さんの指示で柚紀ちゃん達との別行動を取る辺りから柿崎隊が護衛して頂いたので大丈夫でした。……皆は大丈夫?❳
「オー!!流石は迅さんと柿崎 さん達は頼りになるな〜!あ、コッチは大丈夫ですよ。皆無事で掠り傷一つもない状態です!!?……この状況でも昇格条件を破る訳にも行きませんから、佐鳥も皆と一緒に居ますけど…綾辻先輩のナビがあるなら本来のスタイルに戻しますか??」
綾辻からの通信が入り、全員が仲間の無事に安堵する。そしてオペなしでの単独行動は危険と判断してツーマンセルで敵の処理に当たっており、遅くはないが条件を色々意識していたので慎重さ重視でテンポが些か悪いのを否めない佐鳥がフォーメーションをどうするか、嵐山に訊ねる。それを答えようとしたその時
〜 僕の声は聴こえていますか? please tell me...
答えのない虚構の空目指し fly far away 〜
「「「「!!」」」」
《それに関してだが、本部の機能が復帰しつつある。故に"歌姫に本領を発揮させる"にあたり、お前達にはその護衛を頼みたい。敵の殲滅なら問題ない、………丁度遠征チームが帰還したからな》
「えっ?!お、おつるちゃんっ?!いや、護衛に関しては良いとしてだよ?……このタイミングで帰還とか、幾ら何でも出来過ぎてない???」
「…………貴女らしい、と言うべきですかね?全ては計算通りだった訳ですか。【あの石が黒トリガーであるのを彼女に理解させ、使う…使わさせるタイミングを見計らい、今の危機的な状況すら利用し、上層部に彼女個人の存在価値と重要性を認めさせる。たが、万全を期す為に手間暇や手回しを怠らない。その為には太刀川さん達ですら平気で動かす】……恐れ入りますよ」
新たに歌い始めた柚紀の声が四人に聞こえた次の瞬間に、言実から新たな指示が飛んでくる。その内容に驚きを隠せない佐鳥と、出来過ぎているシナリオを口にする時枝。これに関して二人より親密な交流のある嵐山は"まぁ、迅と言実ならこれ位"と納得し、木虎は"多分これが言実と言う人"と先入観がないのですんなり受け入れていた。そんな言実に異を唱えられるとしたら……
〜 言葉じゃ足りないから 僕のすべて受け止めて
制御出来ない…したくないよ
初めて知る感覚
君に歌うよ 永遠の始まりを 〜
❲ハロハロー、巽お姉さんだよー!?ってか言実よ、大切で可愛らしい……今は美しいとか綺麗がピッタリな歌姫ちゃんの現場復帰…歌を邪魔するフーリガン対策する必要性は認めるし、敵はほぼ壊滅したよ?けど……(カタカタカタカタ…)"ゼロじゃない"のは分かるよね?特に兵隊蟻が潜伏している可能性がある以上、死体…餌が転がる現場から戦闘員を離すのは、危険じゃないの?❳
《ヒナの言葉には一理ある。が、街全域に死体が散乱している以上、回収班が足りなさ過ぎる故に……柚紀の能力で一気に鈴へと変換させる。その為の仕込みは"各支部の協力の元"完了しておる。それだけの効果を出すには…お前達が側に居るのが絶対条件なのだよ。それに、その区域には新たに"二小隊の戦力"を投下する。心配するな》
「ニ小隊……兵隊蟻相手では"出水先輩クラスの圧倒的な火力で一気に表面の甲殻化した敵を殲滅、守りが薄くなった隙に中枢を破壊する"…それがセオリーと窺っています。……一体、どの部隊を?柚紀先輩の見立てでは二宮隊と影浦隊は動かせないと仰られてましたが…」
巽が相変わらず通信に乱入してきて"一部にしか公開されていない、だが無下には出来ない懸念材料"を指摘。……長年の付き合いだけあってきっちり偽りなく言実に意見出来るのは、彼女を含めてもごく僅かである。それを軽んじるつもりはないと告げる言実に、木虎も控え目ながら自分が疑問に思う事を憧れの存在である言実に訊ねる。これに答えたのは言実ではなく……
〜 「だから笑って…」
誰よりも熱く 誰よりも強く 抱き締めるよ
震える心 揺さぶればいい何かが動き出す
僕等きっと、生まれた日から出会える日をずっと探してたんだ
風の鳴く夜は思い出して
共に奏でた軌跡 天に舞うよ 〜
- キイィーン………スタン -
「この地域は私が担当する、今の基地内に居ても私が出来る事は限られている。ならば現場にて直接指示を出した方がやれる事がある」
- ………スタン! -
「ゆりさんに言われて半信半疑だったけど、………何で准達がこんな所に居るのよっ?!さっさと柚紀ちゃんの元に行きなさいよ!!あの子に怪我させたり、…それこそ泣かせたら絶対に許さないんだからね!!!」
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所変わって嵐山隊一行はと言うと
「もうっ!!何で信じてくれないかな〜。確かに見たんだよ佐鳥はっ!【昼間だけど空を流れる流れ星】的な奴をさっ!!?木虎ってさ、現実主義者でこう………ロマンチストじゃないよね〜。夢とか持ってないの??」
「お生憎、佐鳥先輩みたいにお気楽でお調子者じゃないですから私は。夢と言いますか……目標ならありますよ?でもそれは"確実に実現出来る範囲"で考えています。…幻想や空想が現実にならないって、分かってますから」
「木虎らしい考えだな!が、………もし柚紀ちゃんと同じ様な会話をする際には気をつけろよ?あの子は【俺達からしたらごく当たり前な事にも憧れを抱いている事がある】……そう言う人生を歩んで来たのは仕方ないが、…それは以前であり今は違うから、その気持ちを汲んであげて欲しい。って迅に注意されたが……………一体どんな生活をしていたんだ?」
「……確か以前言実さんから【彼女は所謂"視える子で、その手の類から狙われていた"】と聞きました。人によってはそれこそ"空想を表面化した"漫画や小説の世界と信じられない事柄でも、彼女はそれを体験している。ま、それを言ってしまえば……(…チラッ)おれ達のこの状況も他人からすれば"有り得ない現実"なんですかね?普通に刃物や銃を抵抗なく扱えて、未知の生物と戦っていますから」
順調に敵を殲滅しつつ、逃げ遅れて建物の下敷き等で身動きが取れない市民が居ないか確認をするメンバー達。その際に四方に飛び立った鈴達が"まるで流星のように見えた"と口にした佐鳥だったが、今は昼間でそれは幾らトリオン体でも見えない点や、こんな時に空を見上げていた佐鳥に呆れた木虎とのやり取りから今の話に発展。……何気ない会話から何故か柚紀の話題になるのが最近の嵐山隊では当たり前化してしまう、…そんな日常に気づいているのは
❲(クスッ)本当に皆さん柚紀ちゃんがお好きですよねー。少し暗めの話でも気にせずに誰も話題を変えず、藍ちゃんてすら聞き入っている。……でも、お仕事はちゃんとして下さいね?❳
「!綾辻かっ?!無事に基地に辿り着けたみたいだな、堤さんが一緒とは言え心配していたから……安心したぞ!?」
❲ご心配をお掛けしました。……迅さんの指示で柚紀ちゃん達との別行動を取る辺りから柿崎隊が護衛して頂いたので大丈夫でした。……皆は大丈夫?❳
「オー!!流石は迅さんと
綾辻からの通信が入り、全員が仲間の無事に安堵する。そしてオペなしでの単独行動は危険と判断してツーマンセルで敵の処理に当たっており、遅くはないが条件を色々意識していたので慎重さ重視でテンポが些か悪いのを否めない佐鳥がフォーメーションをどうするか、嵐山に訊ねる。それを答えようとしたその時
〜 僕の声は聴こえていますか? please tell me...
答えのない虚構の空目指し fly far away 〜
「「「「!!」」」」
《それに関してだが、本部の機能が復帰しつつある。故に"歌姫に本領を発揮させる"にあたり、お前達にはその護衛を頼みたい。敵の殲滅なら問題ない、………丁度遠征チームが帰還したからな》
「えっ?!お、おつるちゃんっ?!いや、護衛に関しては良いとしてだよ?……このタイミングで帰還とか、幾ら何でも出来過ぎてない???」
「…………貴女らしい、と言うべきですかね?全ては計算通りだった訳ですか。【あの石が黒トリガーであるのを彼女に理解させ、使う…使わさせるタイミングを見計らい、今の危機的な状況すら利用し、上層部に彼女個人の存在価値と重要性を認めさせる。たが、万全を期す為に手間暇や手回しを怠らない。その為には太刀川さん達ですら平気で動かす】……恐れ入りますよ」
新たに歌い始めた柚紀の声が四人に聞こえた次の瞬間に、言実から新たな指示が飛んでくる。その内容に驚きを隠せない佐鳥と、出来過ぎているシナリオを口にする時枝。これに関して二人より親密な交流のある嵐山は"まぁ、迅と言実ならこれ位"と納得し、木虎は"多分これが言実と言う人"と先入観がないのですんなり受け入れていた。そんな言実に異を唱えられるとしたら……
〜 言葉じゃ足りないから 僕のすべて受け止めて
制御出来ない…したくないよ
初めて知る感覚
君に歌うよ 永遠の始まりを 〜
❲ハロハロー、巽お姉さんだよー!?ってか言実よ、大切で可愛らしい……今は美しいとか綺麗がピッタリな歌姫ちゃんの現場復帰…歌を邪魔するフーリガン対策する必要性は認めるし、敵はほぼ壊滅したよ?けど……(カタカタカタカタ…)"ゼロじゃない"のは分かるよね?特に兵隊蟻が潜伏している可能性がある以上、死体…餌が転がる現場から戦闘員を離すのは、危険じゃないの?❳
《ヒナの言葉には一理ある。が、街全域に死体が散乱している以上、回収班が足りなさ過ぎる故に……柚紀の能力で一気に鈴へと変換させる。その為の仕込みは"各支部の協力の元"完了しておる。それだけの効果を出すには…お前達が側に居るのが絶対条件なのだよ。それに、その区域には新たに"二小隊の戦力"を投下する。心配するな》
「ニ小隊……兵隊蟻相手では"出水先輩クラスの圧倒的な火力で一気に表面の甲殻化した敵を殲滅、守りが薄くなった隙に中枢を破壊する"…それがセオリーと窺っています。……一体、どの部隊を?柚紀先輩の見立てでは二宮隊と影浦隊は動かせないと仰られてましたが…」
巽が相変わらず通信に乱入してきて"一部にしか公開されていない、だが無下には出来ない懸念材料"を指摘。……長年の付き合いだけあってきっちり偽りなく言実に意見出来るのは、彼女を含めてもごく僅かである。それを軽んじるつもりはないと告げる言実に、木虎も控え目ながら自分が疑問に思う事を憧れの存在である言実に訊ねる。これに答えたのは言実ではなく……
〜 「だから笑って…」
誰よりも熱く 誰よりも強く 抱き締めるよ
震える心 揺さぶればいい何かが動き出す
僕等きっと、生まれた日から出会える日をずっと探してたんだ
風の鳴く夜は思い出して
共に奏でた軌跡 天に舞うよ 〜
- キイィーン………スタン -
「この地域は私が担当する、今の基地内に居ても私が出来る事は限られている。ならば現場にて直接指示を出した方がやれる事がある」
- ………スタン! -
「ゆりさんに言われて半信半疑だったけど、………何で准達がこんな所に居るのよっ?!さっさと柚紀ちゃんの元に行きなさいよ!!あの子に怪我させたり、…それこそ泣かせたら絶対に許さないんだからね!!!」