79.親交の曲〜原作20歳組編〜(144.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おいおいマジかよ」「あら、じゃあ私が攻撃しても駄目よね?」と対処に困る中、「一先ずシールドでアイツを閉じ込めましょう!」と嵐山からの提案で四方八方にシールドを展開させる。そして柚紀は疑問を口にする
- じゃあ、なんであの時アイツは倒せたんだろう? -
「えっ?!?(クルッ!)えっとさ柚紀ちゃん、その"あの時"って、いつの事を指す言葉かな〜?絶対に初回じゃないでしょ、ソレ。……またオレや皆に隠してる事あるみたいだけど、ナニかな〜??」
『(あ、……そう言えば言ってなかったし、まだ調査段階の途中だなら皆知らないのか…)………数日前に迅さんに誘われて玉狛支部に遊びに行った際に、……アレと遭遇したんです。あの時は【生き残りが潜伏してて、その過程で体が汚れて黒くなった】と勘違いしたのと、小南先輩達のトリガー構成では室内で小型のアレを相手にするのは難しいので、……私が対処に当たったんです。その時はあんな風に成長しなかったから……何でかなと思って』
「………毎日朝と晩、少なくとも二回やり取りするって決めたのに夜の連絡が来なかった日が確かに数日前にあったけど、原因はそれだった訳だね。つまりは"柚紀さんのトリオンを用いた攻撃ならアレには有効"と思ってよさそうだけど………………駄目だからね?トリガーなしにサイドエフェクトだけで攻撃しようとか、そんな無茶をするのは」
「そう言えば昨日会った迅が【お前も鈴のお守り貰えるなら貰っておけ、アレがあれば君が無茶をするのが格段に減る】って言ってたが、………理由はそれか?だが今は手元にない。……どうやってアレを倒すべきか」
巨大化したとは言えど、まだデフォルトサイズでなく遊園地にあるゴーカート程度の大きさとなったモールモッドは閉じ込められたシールド内で脱走を図り暴れていた。多少小型とは言えどブレード部分は健在であり、あの凶刃が一般生徒や生身の柚紀に万が一でも当たれば大惨事である。そして、堤と来馬が足止めをしていても時間が経過すればギャラリーが増えて抑えきれなくなるのも時間の問題。……周囲が騒がしくなって来たのを全員が感じ取っており、どうするかと手をこまねいていると……加古が嵐山達…柚紀の側に歩み寄ってくる。そして
「やっぱり言実さんは凄いわね〜【本部基地内では承認されなかった研究を大学の方で密かに実行しているかも】って疑念を抱いててね、万が一って事で(…スッ)それを貴女に渡す様に頼まれたのよ。その"銀縁メガネ"をね。…承認しなかった理由が【制御不能となった場合、周囲に危険が生じる可能性があるから】で、ソレには"事態を終息させる機能が搭載されている"らしいわ。でも私には詳しくは教えてくれなかったのよね〜【柚紀ちゃんなら何が搭載されているか分かるだろうから】って」
『言実さんが?この眼鏡を?……銀ふち眼鏡、……機能、…………諏訪さん達でも無理な、事態を終息、必要なのは………武力とは違う場を制するチカラ?………………!…そう言う事ですか。じゃあ私がする事が決まりましたね。あ、そうなると………おサノせんぱ〜い!そこにある上着下さ〜い』
「へっ??上着って、この"ライトグレーのロングコート"?………(スタスタスタ、スッ)はい、どうぞ柚紀ちゃん。でも、一体ナニをするつもりなの?」
加古が話した眼鏡の隠された機能がナニかを察した柚紀は、"それっぽく見える為に"一工夫を凝らす。意図は分からないがとりあえず言われた通りに自分の近くにあった柚紀が今日着ていた上着を渡す小佐野。(勿論、木虎も追随)それを受け取り身に付けた姿を見て「あっ……」と、誰がが口にした。それを気にせず、瞳を閉じて意識を集中させれば片手を眼鏡のグリップに手を添えて、もう片方をシールド……兵隊蟻に手を翳す。そして瞳を開けば『シールドはそのまま継続、……敵は私が対処します』とシールドを張っているメンバーに聞こえる様に呼び掛け、諏訪が代表して"何をするつもりか?"と訊ねようとしたその時
- キイィーン……フワリ、フワリ -
「なっ!?!お、オイコラ鶴ヶ峰っ!!お前、トリガーなしにナニ無茶していやがるんだよ!!?」
『トリガーなら(サスサス)此処にありますよ?昨日、私が取り乱したせいで怪奇現象が起きたあの空間を鎮めたのは"生身のあの人"です。……あの時、ポケットに以前奈良坂先輩にお貸しした"単体でとあるトリガーを使える装置"が入っていた。コレもそれと同じ仕組みです。そして、そのトリガーこそ……………
- ドパパァァァーー……(ズズズッ)……ダダダダダ…………チリーン、リーン -
銀錫弾 な訳です(ハサッ)』
「「「「「!!」」」」」
柚紀の周囲にまる蛍を思わせる大きさの白い弾が浮遊し、コレには諏訪が怒声を放つ。が、冷静に敵を一点に見据えて口答えした後に放たれた弾は"シールドを壊さず通過"し、当たった箇所を"金色の鈴"に変えてしまう。これにはシルバーブレット初見メンバーは驚きを隠せない様子。(但し、加古は東にでも聞いたのか驚かずかなり興味を示していた)そんな中、堤・来馬どちらかは不明だが規制を掻い潜っと現場を見てしまった生徒が居るのに気づいた柚紀は、……携帯を構えているのを見て"足元に威嚇射撃"をして他のメンバーに存在を認知させ、向こうもコチラを向かせた柚紀は相手にこう告げる
『いきなりでゴメンナサイ、私は(パサッ)"ボーダー職員であれ等の研究に携わりし者"です。今日は一週間後にて開催されるオープンキャンパスで【トリオン研究室にて高校生相手に行われる出し物】をチェックに来たのだけど、……まさかネイバーを再現するなんて思ってもみなかったわ。市外の子ならインパクトや興味を引くだろうけど、……あの災害時にこの街に居た子にとっては"彼らは日常を破壊した仇にして、自分では絶対に敵わない恐怖の対象"でしかないのに、…………何故こんな無神経な事が出来るのだろうか(ハァ〜)…私には理解に苦しいです。(- キイィン…ドパアァー………チリーン -)……だから、今携帯に写したソレを安易に知り合いに見せるのはオススメしません。今は平気になったとしても、それは【ボーダーのお陰で襲われる心配は無くなっただけで、コレに対して恐怖心を持っていないとは限らないから】です。……相手が嫌な思いをするかも知れない事を、貴方達はするつもりですか?逆をされたら、嫌な気持ちになりませんか?…………もう大学生ならその位の良心は、持ち合わせていますよね?』
- じゃあ、なんであの時アイツは倒せたんだろう? -
「えっ?!?(クルッ!)えっとさ柚紀ちゃん、その"あの時"って、いつの事を指す言葉かな〜?絶対に初回じゃないでしょ、ソレ。……またオレや皆に隠してる事あるみたいだけど、ナニかな〜??」
『(あ、……そう言えば言ってなかったし、まだ調査段階の途中だなら皆知らないのか…)………数日前に迅さんに誘われて玉狛支部に遊びに行った際に、……アレと遭遇したんです。あの時は【生き残りが潜伏してて、その過程で体が汚れて黒くなった】と勘違いしたのと、小南先輩達のトリガー構成では室内で小型のアレを相手にするのは難しいので、……私が対処に当たったんです。その時はあんな風に成長しなかったから……何でかなと思って』
「………毎日朝と晩、少なくとも二回やり取りするって決めたのに夜の連絡が来なかった日が確かに数日前にあったけど、原因はそれだった訳だね。つまりは"柚紀さんのトリオンを用いた攻撃ならアレには有効"と思ってよさそうだけど………………駄目だからね?トリガーなしにサイドエフェクトだけで攻撃しようとか、そんな無茶をするのは」
「そう言えば昨日会った迅が【お前も鈴のお守り貰えるなら貰っておけ、アレがあれば君が無茶をするのが格段に減る】って言ってたが、………理由はそれか?だが今は手元にない。……どうやってアレを倒すべきか」
巨大化したとは言えど、まだデフォルトサイズでなく遊園地にあるゴーカート程度の大きさとなったモールモッドは閉じ込められたシールド内で脱走を図り暴れていた。多少小型とは言えどブレード部分は健在であり、あの凶刃が一般生徒や生身の柚紀に万が一でも当たれば大惨事である。そして、堤と来馬が足止めをしていても時間が経過すればギャラリーが増えて抑えきれなくなるのも時間の問題。……周囲が騒がしくなって来たのを全員が感じ取っており、どうするかと手をこまねいていると……加古が嵐山達…柚紀の側に歩み寄ってくる。そして
「やっぱり言実さんは凄いわね〜【本部基地内では承認されなかった研究を大学の方で密かに実行しているかも】って疑念を抱いててね、万が一って事で(…スッ)それを貴女に渡す様に頼まれたのよ。その"銀縁メガネ"をね。…承認しなかった理由が【制御不能となった場合、周囲に危険が生じる可能性があるから】で、ソレには"事態を終息させる機能が搭載されている"らしいわ。でも私には詳しくは教えてくれなかったのよね〜【柚紀ちゃんなら何が搭載されているか分かるだろうから】って」
『言実さんが?この眼鏡を?……銀ふち眼鏡、……機能、…………諏訪さん達でも無理な、事態を終息、必要なのは………武力とは違う場を制するチカラ?………………!…そう言う事ですか。じゃあ私がする事が決まりましたね。あ、そうなると………おサノせんぱ〜い!そこにある上着下さ〜い』
「へっ??上着って、この"ライトグレーのロングコート"?………(スタスタスタ、スッ)はい、どうぞ柚紀ちゃん。でも、一体ナニをするつもりなの?」
加古が話した眼鏡の隠された機能がナニかを察した柚紀は、"それっぽく見える為に"一工夫を凝らす。意図は分からないがとりあえず言われた通りに自分の近くにあった柚紀が今日着ていた上着を渡す小佐野。(勿論、木虎も追随)それを受け取り身に付けた姿を見て「あっ……」と、誰がが口にした。それを気にせず、瞳を閉じて意識を集中させれば片手を眼鏡のグリップに手を添えて、もう片方をシールド……兵隊蟻に手を翳す。そして瞳を開けば『シールドはそのまま継続、……敵は私が対処します』とシールドを張っているメンバーに聞こえる様に呼び掛け、諏訪が代表して"何をするつもりか?"と訊ねようとしたその時
- キイィーン……フワリ、フワリ -
「なっ!?!お、オイコラ鶴ヶ峰っ!!お前、トリガーなしにナニ無茶していやがるんだよ!!?」
『トリガーなら(サスサス)此処にありますよ?昨日、私が取り乱したせいで怪奇現象が起きたあの空間を鎮めたのは"生身のあの人"です。……あの時、ポケットに以前奈良坂先輩にお貸しした"単体でとあるトリガーを使える装置"が入っていた。コレもそれと同じ仕組みです。そして、そのトリガーこそ……………
- ドパパァァァーー……(ズズズッ)……ダダダダダ…………チリーン、リーン -
「「「「「!!」」」」」
柚紀の周囲にまる蛍を思わせる大きさの白い弾が浮遊し、コレには諏訪が怒声を放つ。が、冷静に敵を一点に見据えて口答えした後に放たれた弾は"シールドを壊さず通過"し、当たった箇所を"金色の鈴"に変えてしまう。これにはシルバーブレット初見メンバーは驚きを隠せない様子。(但し、加古は東にでも聞いたのか驚かずかなり興味を示していた)そんな中、堤・来馬どちらかは不明だが規制を掻い潜っと現場を見てしまった生徒が居るのに気づいた柚紀は、……携帯を構えているのを見て"足元に威嚇射撃"をして他のメンバーに存在を認知させ、向こうもコチラを向かせた柚紀は相手にこう告げる
『いきなりでゴメンナサイ、私は(パサッ)"ボーダー職員であれ等の研究に携わりし者"です。今日は一週間後にて開催されるオープンキャンパスで【トリオン研究室にて高校生相手に行われる出し物】をチェックに来たのだけど、……まさかネイバーを再現するなんて思ってもみなかったわ。市外の子ならインパクトや興味を引くだろうけど、……あの災害時にこの街に居た子にとっては"彼らは日常を破壊した仇にして、自分では絶対に敵わない恐怖の対象"でしかないのに、…………何故こんな無神経な事が出来るのだろうか(ハァ〜)…私には理解に苦しいです。(- キイィン…ドパアァー………チリーン -)……だから、今携帯に写したソレを安易に知り合いに見せるのはオススメしません。今は平気になったとしても、それは【ボーダーのお陰で襲われる心配は無くなっただけで、コレに対して恐怖心を持っていないとは限らないから】です。……相手が嫌な思いをするかも知れない事を、貴方達はするつもりですか?逆をされたら、嫌な気持ちになりませんか?…………もう大学生ならその位の良心は、持ち合わせていますよね?』