79.親交の曲〜原作20歳組編〜(144.
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嵐山達の言い分を聞いて"なる程〜"と全員が納得。そして柚紀も広報の仕事には興味があったらしく『因みに具体的にどうやって研究会の紹介をするとか決まっていますか?相談とか必要なら言実さんに話を通してますよ?』と話せば、綾辻があるモノを取り出す
「ちょっとした手品の応用で、【この卵から絶対に中には入らないモノを出す】的なのを披露する予定よ。見た目は普通の卵だけどトリオン性だから簡単には壊れないから安心して」
『ほへ〜〜、見た目は装飾されている卵にしか見えないな〜。えっと……何だっけ?こう、……春頃にやるこんな卵と、……兎がテーマのお祭りみたいな奴』
「春に卵で兎……………(ポン!)あ、イースターだね!!でも何でいきなりイースター??」
「………偶然の積み重なりかな?そこの木は桜で、春先だとちょっとした人気スポットらしいよ。後、兎は鞄のキーホルダーやそれこそ今柚紀さんが生活しているあの家には兎もいるでしょ?卵に関してはそれこそ今手に持っている。……こんな感じかな?」
「あ〜、柚紀ちゃんお得意のちょっとした連想ゲームか!!【柚紀ちゃんのアイディアやアドバイスはその想像力や経験の賜物の集大成。……少しばかり他の人が体験した事の無い事もあるから、奇抜な考えと捉えるが実践すると意外とシックリくるモノばかり】って迅が話していたな!後【叶えたい願望が混ざる事もある】とも。……(ナデナデ)来年になったらボーダー内でも、ちょっとしたイースターイベントを出来ないか後で聞いてあげるよ。多分巽さん辺りが賛同してくれる筈だから期待してて」
『えっ?!本当ですかっ?わーい、楽しみにしてますね〜!!あ、綾辻先輩。それ私も触って良いですか??』
自然な流れで嵐山達と和気あいあいで話す柚紀は、見た目を変えていても年相応の少女の表情や動作となりとても楽しそうにしていた。それを一歩離れた位置で見ている木虎に「良いのか、輪に入らなくて」と諏訪が声を掛ければ「平気です、どうせ向こうからいらっしゃいますから」と余裕の解答。これには「そうかよ」と短く返して特に追求しない様子である。さて、綾辻から借りた卵は、うっすら透けているが中身が見えない不思議な仕様で、よく見るとボーダーのエンブレムが施されている。……日光に翳せば中身が見えそうな気がした柚紀は何気なく空に卵を翳してみると
- ………ジワジワジワ……カサカサカサ -
『あれ?色が……黒くなった??それに………(…ソッ)中から、妙な音がする気が「先輩っ!ソレを手放して下さいっ!!"妙なマークが浮かび上がってます"!危険ですっ!!」……えっ?』
- パシイィーン!…コロコロコロ、……カタカタカタカタ、カタカタカタカタ -
「(バッ!)なんでいきなりっ?佐鳥達も触ったけど、何の変化も無かったのに!!」
「綾辻も何も違和感はないよな?「はい、私は……平気です」……つまり柚紀ちゃんがソレを触れた事が反応を示した原因。だが一体……」
「…………まさか、トリオンに反応した?いや、ならトリオン体のおれ達にも反応しなくては条件に当て嵌まらない。……日光に当てた事??(だとしたら何故そんな面倒な仕組みを取り入れたんだ?……犯人は確信があった?必ずあの状況になると、だがどうして??)」
離れていた木虎だから異変に気づけて警鐘を鳴らす。咄嗟に少女の手から弾いた佐鳥はそのまま柚紀を背に庇い、地面に落ちた卵らしき物体が黒く変色し作戦室等のモニターで"ゲート"を表すマークが赤で無数に表れた物体がひとりでに身動ぎをしていた。流石の異様さに嵐山達も警戒し、原因を探る。最初は柚紀の"生身でもトリオンを放出している体質"が理由と考えたが、先程まで所持していた綾辻もトリオン体であり、手には柚紀が愛用しているタブレットとほぼ同機種・"同機能"を使ってルート詮索やら内容を模索していたので流石に当て嵌まらないのだ。ならば"柚紀だけがした独特の仕草がトリガー"と推測したが、これが偶然なのか……柚紀を狙って仕掛けたモノかが時枝には判断出来ないのだった
そんな中、非常事態と察した諏訪が颯爽と換装をすれば「堤!来馬!!一般生徒がコッチに来ねぇ様に通行止めしろっ!!木虎は小佐野を頼むぜ、ウチのオペレーターに怪我させたら承知しねぇからなっ!!!……加古は何が起きても良い様に身構えておけ。残りは姫様を頼むぜ?!」と的確な指示出しをする。これに対して誰も反論せず、各自換装後行動を開始する。諏訪が銃を、加古も弾を生成して卵が罅が割れてきたので中から出てくるものはナニかと身構える。………出てきたのは
- パキィーン………カサカサ、カサカサカサカサ…… -
「あら?卵の中に居ても不思議じゃない大きさのが出てきたわね。それにしてもコレは……"小さくて黒いモールモッド"??」
「さぁな。デケェのは兎も角ミニサイズのは見た事ねぇからな〜。どっちにしろ(スチャッ)見てて気分が良くなるモンじゃねぇし、撃っても問題ねぇだろうさ」
「黒いけど…」
「小さな……モールモッド?」
『それって、まさかっ!!?諏訪さん駄目ッ!?そいつも亜種の一つで、"トリオンを糧に成長する奴"だから無闇に攻撃したら』
- バババババ -
「アレだろ?兵隊蟻 だろ?確かに"集団"となれば厄介だが、一匹一匹はそこまで脅威じゃ……(- ムクムクムクッ! -)……ハア"ァア"ッ!!?どうなっていやがるっ?!何でコイツ大きくなるんだよっ?!!資料と全然チゲぇだろうがっ!!」
出て来たモノに拍子抜けする加古と諏訪だが、小さいながらもトリオン兵には変わりないであろう敵を始末しようと銃口を向ける。距離があるせいで姿がちゃんと見えないが、二人の発言から兵隊蟻と察する三人。……嵐山を始めとしたメンバーは"兵隊蟻・集合体"は資料で見た事があるが、分裂したのは"小型のモールモッド"としか記載がなく実際の大きさを知らないのだ。そして理由は違うかも知れないが、ボディが黒いソレを見たことあるのは柚紀のみであり、"嫌な予感"を察した柚紀が警鐘を鳴らす。それも虚しく通常なら絶命する筈の敵がまだ存命しており、明らかに巨大化してのであった
「ちょっとした手品の応用で、【この卵から絶対に中には入らないモノを出す】的なのを披露する予定よ。見た目は普通の卵だけどトリオン性だから簡単には壊れないから安心して」
『ほへ〜〜、見た目は装飾されている卵にしか見えないな〜。えっと……何だっけ?こう、……春頃にやるこんな卵と、……兎がテーマのお祭りみたいな奴』
「春に卵で兎……………(ポン!)あ、イースターだね!!でも何でいきなりイースター??」
「………偶然の積み重なりかな?そこの木は桜で、春先だとちょっとした人気スポットらしいよ。後、兎は鞄のキーホルダーやそれこそ今柚紀さんが生活しているあの家には兎もいるでしょ?卵に関してはそれこそ今手に持っている。……こんな感じかな?」
「あ〜、柚紀ちゃんお得意のちょっとした連想ゲームか!!【柚紀ちゃんのアイディアやアドバイスはその想像力や経験の賜物の集大成。……少しばかり他の人が体験した事の無い事もあるから、奇抜な考えと捉えるが実践すると意外とシックリくるモノばかり】って迅が話していたな!後【叶えたい願望が混ざる事もある】とも。……(ナデナデ)来年になったらボーダー内でも、ちょっとしたイースターイベントを出来ないか後で聞いてあげるよ。多分巽さん辺りが賛同してくれる筈だから期待してて」
『えっ?!本当ですかっ?わーい、楽しみにしてますね〜!!あ、綾辻先輩。それ私も触って良いですか??』
自然な流れで嵐山達と和気あいあいで話す柚紀は、見た目を変えていても年相応の少女の表情や動作となりとても楽しそうにしていた。それを一歩離れた位置で見ている木虎に「良いのか、輪に入らなくて」と諏訪が声を掛ければ「平気です、どうせ向こうからいらっしゃいますから」と余裕の解答。これには「そうかよ」と短く返して特に追求しない様子である。さて、綾辻から借りた卵は、うっすら透けているが中身が見えない不思議な仕様で、よく見るとボーダーのエンブレムが施されている。……日光に翳せば中身が見えそうな気がした柚紀は何気なく空に卵を翳してみると
- ………ジワジワジワ……カサカサカサ -
『あれ?色が……黒くなった??それに………(…ソッ)中から、妙な音がする気が「先輩っ!ソレを手放して下さいっ!!"妙なマークが浮かび上がってます"!危険ですっ!!」……えっ?』
- パシイィーン!…コロコロコロ、……カタカタカタカタ、カタカタカタカタ -
「(バッ!)なんでいきなりっ?佐鳥達も触ったけど、何の変化も無かったのに!!」
「綾辻も何も違和感はないよな?「はい、私は……平気です」……つまり柚紀ちゃんがソレを触れた事が反応を示した原因。だが一体……」
「…………まさか、トリオンに反応した?いや、ならトリオン体のおれ達にも反応しなくては条件に当て嵌まらない。……日光に当てた事??(だとしたら何故そんな面倒な仕組みを取り入れたんだ?……犯人は確信があった?必ずあの状況になると、だがどうして??)」
離れていた木虎だから異変に気づけて警鐘を鳴らす。咄嗟に少女の手から弾いた佐鳥はそのまま柚紀を背に庇い、地面に落ちた卵らしき物体が黒く変色し作戦室等のモニターで"ゲート"を表すマークが赤で無数に表れた物体がひとりでに身動ぎをしていた。流石の異様さに嵐山達も警戒し、原因を探る。最初は柚紀の"生身でもトリオンを放出している体質"が理由と考えたが、先程まで所持していた綾辻もトリオン体であり、手には柚紀が愛用しているタブレットとほぼ同機種・"同機能"を使ってルート詮索やら内容を模索していたので流石に当て嵌まらないのだ。ならば"柚紀だけがした独特の仕草がトリガー"と推測したが、これが偶然なのか……柚紀を狙って仕掛けたモノかが時枝には判断出来ないのだった
そんな中、非常事態と察した諏訪が颯爽と換装をすれば「堤!来馬!!一般生徒がコッチに来ねぇ様に通行止めしろっ!!木虎は小佐野を頼むぜ、ウチのオペレーターに怪我させたら承知しねぇからなっ!!!……加古は何が起きても良い様に身構えておけ。残りは姫様を頼むぜ?!」と的確な指示出しをする。これに対して誰も反論せず、各自換装後行動を開始する。諏訪が銃を、加古も弾を生成して卵が罅が割れてきたので中から出てくるものはナニかと身構える。………出てきたのは
- パキィーン………カサカサ、カサカサカサカサ…… -
「あら?卵の中に居ても不思議じゃない大きさのが出てきたわね。それにしてもコレは……"小さくて黒いモールモッド"??」
「さぁな。デケェのは兎も角ミニサイズのは見た事ねぇからな〜。どっちにしろ(スチャッ)見てて気分が良くなるモンじゃねぇし、撃っても問題ねぇだろうさ」
「黒いけど…」
「小さな……モールモッド?」
『それって、まさかっ!!?諏訪さん駄目ッ!?そいつも亜種の一つで、"トリオンを糧に成長する奴"だから無闇に攻撃したら』
- バババババ -
「アレだろ?
出て来たモノに拍子抜けする加古と諏訪だが、小さいながらもトリオン兵には変わりないであろう敵を始末しようと銃口を向ける。距離があるせいで姿がちゃんと見えないが、二人の発言から兵隊蟻と察する三人。……嵐山を始めとしたメンバーは"兵隊蟻・集合体"は資料で見た事があるが、分裂したのは"小型のモールモッド"としか記載がなく実際の大きさを知らないのだ。そして理由は違うかも知れないが、ボディが黒いソレを見たことあるのは柚紀のみであり、"嫌な予感"を察した柚紀が警鐘を鳴らす。それも虚しく通常なら絶命する筈の敵がまだ存命しており、明らかに巨大化してのであった