79.親交の曲〜原作20歳組編〜(144.
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事情を聞いた三人は「あ〜、なる程ね」「アラアラ…」「そう言う事だったんだね!」と特に嫌そうな表情はしなかった。が、来馬は何だか嬉しそうにしているのに対して、堤は苦笑いを浮かべており加古は二宮に対して呆れ顔を浮かべていた
「もう!私や東さんだけじゃなくて迅くんや風間さん、諏訪さんにも似た事を言われているのに何で行動に移さないのかしらね〜二宮くんは。アレかしら?自分を知らない奴は居ないとか、シューター第一位の肩書きに固執してて軽く俺様気質を発揮しているのかしら?でも、それなら太刀川くんだって似たりよったりよ?どうして柚紀ちゃんはそこまで二宮くんが苦手なの??【表情があまり変わらない・自分の気持ちを口にしない・でも自分が思った事はハッキリ言う人】なら、言実さんが身近に居るからそこまで気にしてないわよね、多分」
『………言実さんとはそれこそ産まれた瞬間からナニかとお世話になってますし、二桁単位で交流期間があれば…流石に色々分かりますからね。あ、確かに太刀川さんとの共通点もありますね、こう考えますと。……二宮さんだけ突出して駄目な理由、駄目な理由………………………【名前】、かな?』
「えっと、……昔鶴ヶ峰に嫌な事をした人の中に"二宮って名前の人が居た"って訳か?」
『い、いえ違います!!そうじゃなくて、えっと………(ゴソゴソ、スッ)【初めて会ったら普通名乗りますよね?若しくは私が訊ねるようにしてます。ですが、初めてお会いした後に"彼奴は…"と言実さんに教えて頂きましたし、向こうも周囲が私をどう呼んでいるかとか噂で名前……少なくとも名字は把握していると思います。下の名で呼ぶ程親しくはありませんし、呼ぶ必要がありませんから。だからちゃんと名乗っていないのと、………お前とか、その娘とか、あの人に、…ちゃんと呼ばれた事が無いです。名前……(´・ω・`)……(´;ω;`)ウゥ~】』
やはり対人関連の事を口に出すのは抵抗があるらしく、確信に触れる箇所になるとタブレットを用いて説明をする柚紀。そして二宮が駄目な理由を自覚をした瞬間、悲しくなり顔文字同様に涙目となってしまう。これには「諏訪さん、ヘルプです!!」と堤が助けを求め、加古は「泣いたらカワイイ顔が台無しになっちゃうわよ?(ナデナデ、ナデナデ)にしても、本当に駄目な人ね〜二宮くんは。基本がなってないわ!」と悪態を放ちながら柚紀をあやしていた。そんな中、来馬の顔色が悪いのに気づいた諏訪が訊ねれば「………僕も、ちゃんと挨拶、してない。気がする」と不安を漏らし、これに対して「今からちゃんと自己紹介すれば平気だへいき。……お〜い鶴ヶ峰〜、泣き止んだら来馬がお前に言いたい事があるんだとよ〜」と場を仕切る
そして些か崩れてしまったメイクを女性二人に直してもらい、改めて互いに名乗り朗らかな雰囲気になった集団に、……何やら"赤い物体"が急接近。一番最初に気づいた小佐野が「えっ?!何で居るのっ??!」と驚きの声を出して全員がソチラを見ると
- タタタタタタタタタ、キキィー! -
「やっぱりそうだ!!なぁ〜〜んか見覚えある子が居ると思ったら、柚紀ちゃんだー!!いやぁ〜遠目に見えたから自信無かったけど名前聞こえたからさ〜!!で、………何で大学に居るの??東さん主催の勉強会に参加していたんじゃないの?服装は兎も角、お化粧やら眼鏡とか髪型もそれ珍しいのしてるね。勿論可愛いし似合ってるから心配しないで!!それも、あまり一緒に見慣れない人達と一緒だし。あ、諏訪さんは例外だけどさ」
「悪かったな!何時も姫様の側に俺みたいな奴が居てよぉ〜。で、コイツが居る理由は"姐さんからのお使い……密命"だ。コレを知るのは一部の奴しかいねぇし、誰かに聞かれたらマズいから追求はナシにしろよ"佐鳥"。で、……トリオン体な所から推測するがもしかして広報の仕事か?…他のメンツはどうした?」
トリオン体の佐鳥が颯爽と走ってきたのだ。まさかのエンカウントや発せられた内容に顔色がコロコロ変わる柚紀は、どうすれば良いか分からず『ぉ、おサノしぇんぱぁ〜い!!』と小佐野の後ろに隠れてしまう。顔を赤らめているので"恥ずかしがっている"と察して特に手も口も出さずに見守る同級生三人組。(但し加古はナニか察したらしくニヤニヤとか笑っていた)
一先ず小佐野……柚紀を庇う姿勢で対応する諏訪が周囲を見渡すと「どうしたんだ賢、いきなり走るなんて!」「もう佐鳥先輩っ、任務とは違って今は綾辻先輩もご一緒なんですからね?!」等言いながら残りのメンバーもコチラに向かって来ていた。そして「あれ?……もしかして柚紀さん?」「あら本当ね!瑠衣ちゃんも一緒にどうして此処に?」と、目敏く柚紀の存在に気づき訊ねてきたので仕方なく事情を掻い摘んで説明する。内容は【トリオン研究室にて何やら不正行為が行われているとの匿名での内部告発があり、極秘調査の為に"変装した柚紀"が諏訪と一緒に言実の代理で視察に訪れ、小佐野は"かげうらでの一例があったので"ついて来る事となり、堤達はたまたま構内で"太刀川の単位について"此処で話していた所でばったり逢い、昼食を取っていた】と。名前が聞こえた理由に関しては、タブレットで告げた事が来馬にも当て嵌まったのでそのまま使用して納得してもらったのだった
「なる程、確かにこれで白衣を纏えばエンジニアの人って言っても違和感ないですね。お洒落をした柚紀ちゃんの実年齢を見分けるのは風間さん並に難しいですので。それで俺達が此処に居るのは広報の仕事の一環で"ボーダー公式ページにウェブ番組をアップしよう"って事になりまして、今回は【この大学の宣伝を】と依頼があったのでそれの視察です」
「三門市はやはりネイバーが現れると言う事実から"市外から人が来づらい状況で、生徒の確保が課題"となっているみたいです。小中学生は、長年住んでいる点やボーダーの存在・親の都合で【留まるのも出ていくのもコチラが干渉は難しいですが】、大学と上手く行けば高校生なら【この街にしかない魅力や強い理由があれば、呼び込む事が可能では】と言う考えに至りました」
「ウチの高校も第一も所謂"商業科"的な特殊な学科はないなで難しいですが、大学でしたら【トリオン研究室】があります。発信内容は吟味する必要はありますが"最先端テクノロジーを扱い・研究する"と紹介すれば、その手の関心がある方の目に止まるのではないかと」
「そうすれば将来有望なエンジニアの人が増えて、過労も防げそうですよね?!大学生の頃から関わっていれば、イチから色々教える手間が省けますし!後、ウェブ番組では【ボーダー隊員も普段は普通の大学生】的な一面も流したいので、諏訪さんを始めとした大学生の皆さんもご協力お願いします!!」
「…………私はそんなの要らない気がしますが、あまり"ボーダー隊員は街を守る正義の味方で、雲の上の存在"的な認識を抱かせるのは良くないと皆さんがおっしゃるので。どう思うかは人それぞれですが、……(チラッ)…変な誤解や誤認で迷惑を被るのはゴメンです」
「もう!私や東さんだけじゃなくて迅くんや風間さん、諏訪さんにも似た事を言われているのに何で行動に移さないのかしらね〜二宮くんは。アレかしら?自分を知らない奴は居ないとか、シューター第一位の肩書きに固執してて軽く俺様気質を発揮しているのかしら?でも、それなら太刀川くんだって似たりよったりよ?どうして柚紀ちゃんはそこまで二宮くんが苦手なの??【表情があまり変わらない・自分の気持ちを口にしない・でも自分が思った事はハッキリ言う人】なら、言実さんが身近に居るからそこまで気にしてないわよね、多分」
『………言実さんとはそれこそ産まれた瞬間からナニかとお世話になってますし、二桁単位で交流期間があれば…流石に色々分かりますからね。あ、確かに太刀川さんとの共通点もありますね、こう考えますと。……二宮さんだけ突出して駄目な理由、駄目な理由………………………【名前】、かな?』
「えっと、……昔鶴ヶ峰に嫌な事をした人の中に"二宮って名前の人が居た"って訳か?」
『い、いえ違います!!そうじゃなくて、えっと………(ゴソゴソ、スッ)【初めて会ったら普通名乗りますよね?若しくは私が訊ねるようにしてます。ですが、初めてお会いした後に"彼奴は…"と言実さんに教えて頂きましたし、向こうも周囲が私をどう呼んでいるかとか噂で名前……少なくとも名字は把握していると思います。下の名で呼ぶ程親しくはありませんし、呼ぶ必要がありませんから。だからちゃんと名乗っていないのと、………お前とか、その娘とか、あの人に、…ちゃんと呼ばれた事が無いです。名前……(´・ω・`)……(´;ω;`)ウゥ~】』
やはり対人関連の事を口に出すのは抵抗があるらしく、確信に触れる箇所になるとタブレットを用いて説明をする柚紀。そして二宮が駄目な理由を自覚をした瞬間、悲しくなり顔文字同様に涙目となってしまう。これには「諏訪さん、ヘルプです!!」と堤が助けを求め、加古は「泣いたらカワイイ顔が台無しになっちゃうわよ?(ナデナデ、ナデナデ)にしても、本当に駄目な人ね〜二宮くんは。基本がなってないわ!」と悪態を放ちながら柚紀をあやしていた。そんな中、来馬の顔色が悪いのに気づいた諏訪が訊ねれば「………僕も、ちゃんと挨拶、してない。気がする」と不安を漏らし、これに対して「今からちゃんと自己紹介すれば平気だへいき。……お〜い鶴ヶ峰〜、泣き止んだら来馬がお前に言いたい事があるんだとよ〜」と場を仕切る
そして些か崩れてしまったメイクを女性二人に直してもらい、改めて互いに名乗り朗らかな雰囲気になった集団に、……何やら"赤い物体"が急接近。一番最初に気づいた小佐野が「えっ?!何で居るのっ??!」と驚きの声を出して全員がソチラを見ると
- タタタタタタタタタ、キキィー! -
「やっぱりそうだ!!なぁ〜〜んか見覚えある子が居ると思ったら、柚紀ちゃんだー!!いやぁ〜遠目に見えたから自信無かったけど名前聞こえたからさ〜!!で、………何で大学に居るの??東さん主催の勉強会に参加していたんじゃないの?服装は兎も角、お化粧やら眼鏡とか髪型もそれ珍しいのしてるね。勿論可愛いし似合ってるから心配しないで!!それも、あまり一緒に見慣れない人達と一緒だし。あ、諏訪さんは例外だけどさ」
「悪かったな!何時も姫様の側に俺みたいな奴が居てよぉ〜。で、コイツが居る理由は"姐さんからのお使い……密命"だ。コレを知るのは一部の奴しかいねぇし、誰かに聞かれたらマズいから追求はナシにしろよ"佐鳥"。で、……トリオン体な所から推測するがもしかして広報の仕事か?…他のメンツはどうした?」
トリオン体の佐鳥が颯爽と走ってきたのだ。まさかのエンカウントや発せられた内容に顔色がコロコロ変わる柚紀は、どうすれば良いか分からず『ぉ、おサノしぇんぱぁ〜い!!』と小佐野の後ろに隠れてしまう。顔を赤らめているので"恥ずかしがっている"と察して特に手も口も出さずに見守る同級生三人組。(但し加古はナニか察したらしくニヤニヤとか笑っていた)
一先ず小佐野……柚紀を庇う姿勢で対応する諏訪が周囲を見渡すと「どうしたんだ賢、いきなり走るなんて!」「もう佐鳥先輩っ、任務とは違って今は綾辻先輩もご一緒なんですからね?!」等言いながら残りのメンバーもコチラに向かって来ていた。そして「あれ?……もしかして柚紀さん?」「あら本当ね!瑠衣ちゃんも一緒にどうして此処に?」と、目敏く柚紀の存在に気づき訊ねてきたので仕方なく事情を掻い摘んで説明する。内容は【トリオン研究室にて何やら不正行為が行われているとの匿名での内部告発があり、極秘調査の為に"変装した柚紀"が諏訪と一緒に言実の代理で視察に訪れ、小佐野は"かげうらでの一例があったので"ついて来る事となり、堤達はたまたま構内で"太刀川の単位について"此処で話していた所でばったり逢い、昼食を取っていた】と。名前が聞こえた理由に関しては、タブレットで告げた事が来馬にも当て嵌まったのでそのまま使用して納得してもらったのだった
「なる程、確かにこれで白衣を纏えばエンジニアの人って言っても違和感ないですね。お洒落をした柚紀ちゃんの実年齢を見分けるのは風間さん並に難しいですので。それで俺達が此処に居るのは広報の仕事の一環で"ボーダー公式ページにウェブ番組をアップしよう"って事になりまして、今回は【この大学の宣伝を】と依頼があったのでそれの視察です」
「三門市はやはりネイバーが現れると言う事実から"市外から人が来づらい状況で、生徒の確保が課題"となっているみたいです。小中学生は、長年住んでいる点やボーダーの存在・親の都合で【留まるのも出ていくのもコチラが干渉は難しいですが】、大学と上手く行けば高校生なら【この街にしかない魅力や強い理由があれば、呼び込む事が可能では】と言う考えに至りました」
「ウチの高校も第一も所謂"商業科"的な特殊な学科はないなで難しいですが、大学でしたら【トリオン研究室】があります。発信内容は吟味する必要はありますが"最先端テクノロジーを扱い・研究する"と紹介すれば、その手の関心がある方の目に止まるのではないかと」
「そうすれば将来有望なエンジニアの人が増えて、過労も防げそうですよね?!大学生の頃から関わっていれば、イチから色々教える手間が省けますし!後、ウェブ番組では【ボーダー隊員も普段は普通の大学生】的な一面も流したいので、諏訪さんを始めとした大学生の皆さんもご協力お願いします!!」
「…………私はそんなの要らない気がしますが、あまり"ボーダー隊員は街を守る正義の味方で、雲の上の存在"的な認識を抱かせるのは良くないと皆さんがおっしゃるので。どう思うかは人それぞれですが、……(チラッ)…変な誤解や誤認で迷惑を被るのはゴメンです」