78.分岐の曲〜今こそ決断の時〜(143.
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「あら、大胆な事をするわねぇ〜二宮くん。確かに油断していた相手に対して死角からの攻撃をすれば確実に当たるだろうし、君のシールドなら大体の攻撃は防げるけど、あの弾がハウンドやバイパーみたいに軌道が変えれたら、言実さんは守れても足元の二人は被弾する可能性あった。ですよね、東さん」
「あぁ、現にアレはアステロイドではなかったみたいだからな。見た目では何のトリガーを使っているかは分からない。それにセットトリガー内容を公開するのを義務付けされていない。長く居れば自分のプレイスタイルは確立し、大体トリガーは固定させるのと、B級になれば自然とチームを組んでランク戦に参戦。……試合を見ればそこから分析が進んでトリガー内容が周知されていく。が、アイツはずっとそれをせずに居た。"フリーのオペレーターが誰も彼奴等と組みたくないと拒否"したからな。それにしても、………目覚めて早々に固定シールドを張れるとは、流石の俺も予想外だったな」
「…………恐らく、周囲が言実さんの名を焦りや心配して呼んでいるのが聞こえて、目が覚めたら叔母や足元に居る人の顔色が優れない。更には弾トリガーを生成している誰かの後ろ姿が見えた、……それを理解した瞬間に反射的に"今最も適したトリガー"を判断してサイドエフェクトを用いて作り出した。……………流石、としかもう言えなくなってきましたね。アレは鶴ヶ峰にしか出来ない芸当です」
加古・東、三輪が何を言っているかと言うと、先ず二宮が相変わらず両手をポケットに入れたまま弾を生成して、背を向けているスコーピオンの隊員に容赦なく撃ち抜く。勿論被弾して相手はベイルアウトしたが、数が多過ぎたのと相手が残した弾が三人に当たりそうになり、言実の前方には二宮が六角形のシールドを展開してあらかた防げたが足元に居る部下まではカバーが出来ず、被弾しかけるが"半円状の固定シールド"が展開され全てシャットダウンする。勿論シールドを生成したのは柚紀であり、それを初めて見た二宮ですら驚きを隠せずに居た
誰もが何も言えず動けなくなっている中、エスクードの上部から迅が飛び越えて女子二人の側に着地すれば「(ナデナデ)もう大丈夫だよ、敵は……君や君の大切な人を傷付ける人は此処には居ない。だから安心して、ね?」と撫でながら声を掛ける。すると迅と二宮を一瞥後、気を緩めた柚紀が再び気を失ってしまい、フブキが慌ててしまうが迅は冷静に「トリオン消費による睡眠だから、心配ないよ」と安心させ、換装を解いて柚紀を抱き上げる。そして言実を見つめて次の指示を待つ
『……ヒナ、奴等はどうしている?』
❲予定通り落下地点の部屋の出入り口を封鎖して監禁状態にしてるよ〜。ってかアンタ生身だからヒヤヒヤしたわよ全くもう!?それに、通信機能内蔵眼鏡とかまた妙なモノ作ったわよね〜。………あ、今は東くん達にも聞こえるように館内放送にしてるよ。で、……奴等の尋問役は忍田さんでOK?❳
『……ついでに鬼怒田さんにも声を掛けろ、あの人もまだ基地内に居る筈だからな。…………(スウゥ)そう言う訳だ、少しでも自分が悪いと思うなら二人に洗い浚い己の罪を告白しろ。が、悪いがあまりお前達を信用出来なくなってきた故に監視を付ける。米屋と、……加古。頼めるか?』
「りょ〜かいですつる姐!ま、……生身だし抵抗とかしなさそうだから楽な仕事ですよ。…………アレは苦労しましたから」
「フフッ、滅多にない言実さんからのお願いですもの。断る訳がないじゃないですか。で・も、……私柚紀ちゃんと仲良くなりたいのでその機会と言いますかキッカケをくれませんか??何だか警戒されているみたいなので。ま、…………彼ほどじゃないですがね」
『…………検討しておこう。あまり待たせるのも良くないからお前達行け、そして残りは……………………全員、私について来い』
巽からの通信が言実に聞こえていたネタバレが済み、各自これからの行動指示をすれば全員が移動を開始する。「……アレは放置で大丈夫なのか?」と未だにあるエスクードをチラ見するフブキに「その内消えて基地に還元されるから大丈夫」と返答され、とりあえず納得する。実際にそうなるかは……不明である
途中から米屋達とは別れて別方角に進み始める言実、何処に向かっているかは言っていないが"二宮以外"は行き先の検討はついていた。そこは
- ガチャガチャッ、…キイィー………パッ! -
「おっ?!暫く使ってなかったので埃とか汚れを心配してたんですが、意外と綺麗なままですね〜。でも何でですか?ずっと閉鎖してましたよね?この【柚紀ちゃん用の検査室】」
『……部下育成の一環で此処を最近使っていたからな、故に綺麗な状態に過ぎん。柚紀を休ませようにもラボだと邪魔が入りそうであり、例のベッドを作れる場所は限られておる。この時間では【何処もその部屋の主は居ないだろうな】、パスを知っておるから入れなくはないが、持ち主が不在の部屋には流石の私も入りたくはないし、入るつもりもない。……柚紀とフブキはアチラ側に、迅も二人の側に居ろ。三輪は東に打撃による怪我の具合を見てもらえ。二宮は、…………………とりあえず私と一緒に居ろ。が、機械には下手に触るなよ?』
閉鎖して時間が経過していたが室内は清潔感を保たれているのに驚く迅に【実験やら検査には色々便利で部下育成に活用していた】と理由を説明した後、更に細かく指示出しをしながら機械を立ち上げていく。本来の使い方をするのは久し振りで、そのシステムを立ち上げるのにセキュリティの関係上、時間が掛かるのであった
「あぁ、現にアレはアステロイドではなかったみたいだからな。見た目では何のトリガーを使っているかは分からない。それにセットトリガー内容を公開するのを義務付けされていない。長く居れば自分のプレイスタイルは確立し、大体トリガーは固定させるのと、B級になれば自然とチームを組んでランク戦に参戦。……試合を見ればそこから分析が進んでトリガー内容が周知されていく。が、アイツはずっとそれをせずに居た。"フリーのオペレーターが誰も彼奴等と組みたくないと拒否"したからな。それにしても、………目覚めて早々に固定シールドを張れるとは、流石の俺も予想外だったな」
「…………恐らく、周囲が言実さんの名を焦りや心配して呼んでいるのが聞こえて、目が覚めたら叔母や足元に居る人の顔色が優れない。更には弾トリガーを生成している誰かの後ろ姿が見えた、……それを理解した瞬間に反射的に"今最も適したトリガー"を判断してサイドエフェクトを用いて作り出した。……………流石、としかもう言えなくなってきましたね。アレは鶴ヶ峰にしか出来ない芸当です」
加古・東、三輪が何を言っているかと言うと、先ず二宮が相変わらず両手をポケットに入れたまま弾を生成して、背を向けているスコーピオンの隊員に容赦なく撃ち抜く。勿論被弾して相手はベイルアウトしたが、数が多過ぎたのと相手が残した弾が三人に当たりそうになり、言実の前方には二宮が六角形のシールドを展開してあらかた防げたが足元に居る部下まではカバーが出来ず、被弾しかけるが"半円状の固定シールド"が展開され全てシャットダウンする。勿論シールドを生成したのは柚紀であり、それを初めて見た二宮ですら驚きを隠せずに居た
誰もが何も言えず動けなくなっている中、エスクードの上部から迅が飛び越えて女子二人の側に着地すれば「(ナデナデ)もう大丈夫だよ、敵は……君や君の大切な人を傷付ける人は此処には居ない。だから安心して、ね?」と撫でながら声を掛ける。すると迅と二宮を一瞥後、気を緩めた柚紀が再び気を失ってしまい、フブキが慌ててしまうが迅は冷静に「トリオン消費による睡眠だから、心配ないよ」と安心させ、換装を解いて柚紀を抱き上げる。そして言実を見つめて次の指示を待つ
『……ヒナ、奴等はどうしている?』
❲予定通り落下地点の部屋の出入り口を封鎖して監禁状態にしてるよ〜。ってかアンタ生身だからヒヤヒヤしたわよ全くもう!?それに、通信機能内蔵眼鏡とかまた妙なモノ作ったわよね〜。………あ、今は東くん達にも聞こえるように館内放送にしてるよ。で、……奴等の尋問役は忍田さんでOK?❳
『……ついでに鬼怒田さんにも声を掛けろ、あの人もまだ基地内に居る筈だからな。…………(スウゥ)そう言う訳だ、少しでも自分が悪いと思うなら二人に洗い浚い己の罪を告白しろ。が、悪いがあまりお前達を信用出来なくなってきた故に監視を付ける。米屋と、……加古。頼めるか?』
「りょ〜かいですつる姐!ま、……生身だし抵抗とかしなさそうだから楽な仕事ですよ。…………アレは苦労しましたから」
「フフッ、滅多にない言実さんからのお願いですもの。断る訳がないじゃないですか。で・も、……私柚紀ちゃんと仲良くなりたいのでその機会と言いますかキッカケをくれませんか??何だか警戒されているみたいなので。ま、…………彼ほどじゃないですがね」
『…………検討しておこう。あまり待たせるのも良くないからお前達行け、そして残りは……………………全員、私について来い』
巽からの通信が言実に聞こえていたネタバレが済み、各自これからの行動指示をすれば全員が移動を開始する。「……アレは放置で大丈夫なのか?」と未だにあるエスクードをチラ見するフブキに「その内消えて基地に還元されるから大丈夫」と返答され、とりあえず納得する。実際にそうなるかは……不明である
途中から米屋達とは別れて別方角に進み始める言実、何処に向かっているかは言っていないが"二宮以外"は行き先の検討はついていた。そこは
- ガチャガチャッ、…キイィー………パッ! -
「おっ?!暫く使ってなかったので埃とか汚れを心配してたんですが、意外と綺麗なままですね〜。でも何でですか?ずっと閉鎖してましたよね?この【柚紀ちゃん用の検査室】」
『……部下育成の一環で此処を最近使っていたからな、故に綺麗な状態に過ぎん。柚紀を休ませようにもラボだと邪魔が入りそうであり、例のベッドを作れる場所は限られておる。この時間では【何処もその部屋の主は居ないだろうな】、パスを知っておるから入れなくはないが、持ち主が不在の部屋には流石の私も入りたくはないし、入るつもりもない。……柚紀とフブキはアチラ側に、迅も二人の側に居ろ。三輪は東に打撃による怪我の具合を見てもらえ。二宮は、…………………とりあえず私と一緒に居ろ。が、機械には下手に触るなよ?』
閉鎖して時間が経過していたが室内は清潔感を保たれているのに驚く迅に【実験やら検査には色々便利で部下育成に活用していた】と理由を説明した後、更に細かく指示出しをしながら機械を立ち上げていく。本来の使い方をするのは久し振りで、そのシステムを立ち上げるのにセキュリティの関係上、時間が掛かるのであった