78.分岐の曲〜今こそ決断の時〜(143.
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こんな感じで二宮に発破を掛ける迅は"換装を解くタイミング"を見計らう。通常損傷を追わずにトリオン枯渇によるトリオン体使用不可になれば、再使用可能まで通常より時間を要するのだ。柚紀は"そうなるのを過程して"作られた特殊なトリオン体なのだがトリオン量が多いのでやはり再使用可能まで時間を有する。他とは少し勝手が違うのだ
「(だから言実さんは一部の人間以外、意識のない柚紀ちゃんにトリオン体で触れるのを避けていた。……確かに使いたい時に使えなくなるのは致命的だよな)………一つ聞くが、アンタ達こんな事をして無事で済むなんて考えてないよな?彼女に危害を加えようとしたのもだが、明らかな規則違反。……ボーダーに居られなくなるのを承知しているのか?」
❲ん??……あぁ、その件が。それなら"奥の手"を使うから問題ないさ。"唯我"の例があるだろ?なら【親を使って上層部を買収すれば】問題ない。何だ?そんな事も見通せないとか、テメェの未来予知も大した事ねぇなぁ〜❳
「ま、俺だって万能じゃないから見落とすことだってあるさ。が、…………コレだけははっきり言ってやるよ。【そんな未来には絶対にならない】。(ニヤリ)俺のサイドエフェクトがそう言っているぜ?((野々村ちゃん、やるよ!))」
❲っ!!?このっ何でも自分の思うがままに事が進むとか大間違いだって事を教えてやるよ!!おいっ!今度は頭を狙えよ!!?❳
❲(カタカタカタカタ…)おし!やっと足を止めた〜。……敵座標を送るよ!!遠慮なくブチかませ〜!!?どうせその周囲は補修が必要だからね、今更損傷が増えてもヘイキヘイキ〜❳
素朴な疑問に加えて相手を挑発して自分達に攻撃を仕向ける迅。今の状況からしてコチラが絶体絶命のピンチに見えなくもないが、イーグレットが不慣れなガンナーは【カメレオン解除して姿を表すのも狙いだが、必ず命中率を安定させる為に足を止める】。それが一番の目的なのだ。そして狙い通り姿を表してイーグレットを生成し始めたのを確認した、その瞬間
「………トリガーオフ!!(シュゥー)そして…(…スッ、パシッ)"風刃"起動!!!」
- キィーン、ザアァァー -
(全)❲「!!!」❳
『……………やはり、お前は使えるのだなフブキよ』
換装を解き私服姿となったフブキに、迅が腰に佩刀していた風刃を手渡し……無事に起動させる。それには敵味方全員が驚く中、言実だけが驚かずにうっすらと笑みを浮かべはしたが、敵が未だに付近に居るので警戒は怠らずにいた
さて、今まさに狙撃をしようとしたガンナーも【黒トリガー・風刃】の存在とそれを迅が所有する事は知ってはいた。が、その性能に関しては一切知らされていなかった。故に
- ガッ!………ザキィーン!! -
「なっ?!?………ナン、だとっ?!」
「"斬撃を物体に伝播させ、目に見える範囲に攻撃が出来る"。……それが風刃の能力だ。にしても初見で当てるとか流石だね野々村ちゃん」
「まぁ、遠距離攻撃が可能な感じで結局は"旋空とあんま変わらねぇ"訳だろ?頭を使えば色々工夫は出来そうだが(…ブン、…チャキィン)……普段から剣を使う身としては、普段出来ない剣技はあんま使いたくねぇんだよ。妙な癖がついちまいそう、だからな」
「(……言実さんが言っていたアレの正体は風刃の事だったのか。確かに適合者だとは聞いてはいたが…)…!!?油断するなっ!"まだ相手がベイルアウトしていない"!?」
「……………へっ?」
壁に沿って床に衝撃波の様に伝播させた斬撃が肩出し狙撃体制のガンナーにヒットして"はみ出ていた左手首を切断し、右側の顔から肩や胸・足元にかけて一直線に致命的な傷を与えた"。……上手く攻撃を当てれたのと、流石にスタンダードなイーグレットでは片手打ちは無理と思い油断して納刀してしまったフブキに、東が警戒を呼び掛ける。そして相手はメイン武器である拳銃を生成して、銃口を生身のフブキに向けて引き金を引こうとした。その時
「はい、柚紀ちゃんをヨロシクね野々村ちゃん。さて、(キイィーン、バッ!)……エスクード」
- ドドドドド!!ガシャン! ダダダダダ
ドーン!! -
「えっ?!お、おい迅さんっ?!ってコレ……烏丸が使ってた、…………何で普通のトリガーを使えるんだよっ!?コレを使っている時は併用が無理だったから、あの時色々苦労したんだろっ?!!」
『……やはりな。迅にはフブキが風刃を使う未来が見えていた、故に自分は"ただ風刃を携帯するだけで使うつもりはなかった"から、トリガー及びトリオン体は以前のを用いた。さて、…………後はお前のみだがどうする?悪足掻きをしても引いても、お前に処罰が下るのは明白。好きな方を選べ(コイツだって、米屋は勿論二宮の強さを知っておるし私にも勝てた事は無い。このまま大人しく引いてくれれば良いが)』
いきなり柚紀を渡されて驚きつつ反射的にフブキが受け取ったのを確認後、スコーピオンを生成してガンナー目掛けて投擲。それと同時にエスクードを発動させて、弾丸をガード。程なくしてベイルアウト独特の光と音が発生する。転倒とまではいかないがエスクードを背にその場に座り込むフブキは迅に対して悪態をつき、それを冷静な口調で解説しながら宥める言実。……中学生二人の側に米屋が行ったのを確認した上で、未だに潜伏しているであろうスコーピオン使いの隊員に"もう何をしても無駄"だと現実を突き付ける
。流石にこの状況を打開するのは、東ですら思っていた。だが
- ビュゥン!…スッ -
「なら、最後にアンタに一撃入れて華々しく散ってやるよ!!それ、トリオン体だろ?なら痛みも血も出ねぇだろ??おっと、全員妙な動きをするなよ?じゃなければ……(キイィーン、ニヤリ)この女王さま気取りのチーフエンジニア様の足元に居る馬鹿で無能な部下に攻撃が飛び火するかもしれないぜ?」
「「っ!!?」」
『…………………ハァ〜、やはりこうなるか』
言実の密かな願いも虚しく、目の前に現れて自分に対して牙を向けるスコーピオン使いの隊員に対して溜め息を漏らす。一方で米屋達は慌てた様子で言実の名を呼んでいた。今の言実は白衣に"眼鏡を着用した姿"、つまりは生身の状態なのだ。その状態でトリガーによる攻撃を受けたらタダでは済まない。だが、少しでも変な動きをしたのが相手に察知されては、必ず誰かが怪我をする。………逆に追い込まれてしまい、いざ言実に凶刃が襲い掛かろうとし、…………柚紀がうっすらと目を開いた、その瞬間
- キイィン…ドドドドドドドドドドド……ガキィーン!ガガガガガ -
「(だから言実さんは一部の人間以外、意識のない柚紀ちゃんにトリオン体で触れるのを避けていた。……確かに使いたい時に使えなくなるのは致命的だよな)………一つ聞くが、アンタ達こんな事をして無事で済むなんて考えてないよな?彼女に危害を加えようとしたのもだが、明らかな規則違反。……ボーダーに居られなくなるのを承知しているのか?」
❲ん??……あぁ、その件が。それなら"奥の手"を使うから問題ないさ。"唯我"の例があるだろ?なら【親を使って上層部を買収すれば】問題ない。何だ?そんな事も見通せないとか、テメェの未来予知も大した事ねぇなぁ〜❳
「ま、俺だって万能じゃないから見落とすことだってあるさ。が、…………コレだけははっきり言ってやるよ。【そんな未来には絶対にならない】。(ニヤリ)俺のサイドエフェクトがそう言っているぜ?((野々村ちゃん、やるよ!))」
❲っ!!?このっ何でも自分の思うがままに事が進むとか大間違いだって事を教えてやるよ!!おいっ!今度は頭を狙えよ!!?❳
❲(カタカタカタカタ…)おし!やっと足を止めた〜。……敵座標を送るよ!!遠慮なくブチかませ〜!!?どうせその周囲は補修が必要だからね、今更損傷が増えてもヘイキヘイキ〜❳
素朴な疑問に加えて相手を挑発して自分達に攻撃を仕向ける迅。今の状況からしてコチラが絶体絶命のピンチに見えなくもないが、イーグレットが不慣れなガンナーは【カメレオン解除して姿を表すのも狙いだが、必ず命中率を安定させる為に足を止める】。それが一番の目的なのだ。そして狙い通り姿を表してイーグレットを生成し始めたのを確認した、その瞬間
「………トリガーオフ!!(シュゥー)そして…(…スッ、パシッ)"風刃"起動!!!」
- キィーン、ザアァァー -
(全)❲「!!!」❳
『……………やはり、お前は使えるのだなフブキよ』
換装を解き私服姿となったフブキに、迅が腰に佩刀していた風刃を手渡し……無事に起動させる。それには敵味方全員が驚く中、言実だけが驚かずにうっすらと笑みを浮かべはしたが、敵が未だに付近に居るので警戒は怠らずにいた
さて、今まさに狙撃をしようとしたガンナーも【黒トリガー・風刃】の存在とそれを迅が所有する事は知ってはいた。が、その性能に関しては一切知らされていなかった。故に
- ガッ!………ザキィーン!! -
「なっ?!?………ナン、だとっ?!」
「"斬撃を物体に伝播させ、目に見える範囲に攻撃が出来る"。……それが風刃の能力だ。にしても初見で当てるとか流石だね野々村ちゃん」
「まぁ、遠距離攻撃が可能な感じで結局は"旋空とあんま変わらねぇ"訳だろ?頭を使えば色々工夫は出来そうだが(…ブン、…チャキィン)……普段から剣を使う身としては、普段出来ない剣技はあんま使いたくねぇんだよ。妙な癖がついちまいそう、だからな」
「(……言実さんが言っていたアレの正体は風刃の事だったのか。確かに適合者だとは聞いてはいたが…)…!!?油断するなっ!"まだ相手がベイルアウトしていない"!?」
「……………へっ?」
壁に沿って床に衝撃波の様に伝播させた斬撃が肩出し狙撃体制のガンナーにヒットして"はみ出ていた左手首を切断し、右側の顔から肩や胸・足元にかけて一直線に致命的な傷を与えた"。……上手く攻撃を当てれたのと、流石にスタンダードなイーグレットでは片手打ちは無理と思い油断して納刀してしまったフブキに、東が警戒を呼び掛ける。そして相手はメイン武器である拳銃を生成して、銃口を生身のフブキに向けて引き金を引こうとした。その時
「はい、柚紀ちゃんをヨロシクね野々村ちゃん。さて、(キイィーン、バッ!)……エスクード」
- ドドドドド!!ガシャン! ダダダダダ
ドーン!! -
「えっ?!お、おい迅さんっ?!ってコレ……烏丸が使ってた、…………何で普通のトリガーを使えるんだよっ!?コレを使っている時は併用が無理だったから、あの時色々苦労したんだろっ?!!」
『……やはりな。迅にはフブキが風刃を使う未来が見えていた、故に自分は"ただ風刃を携帯するだけで使うつもりはなかった"から、トリガー及びトリオン体は以前のを用いた。さて、…………後はお前のみだがどうする?悪足掻きをしても引いても、お前に処罰が下るのは明白。好きな方を選べ(コイツだって、米屋は勿論二宮の強さを知っておるし私にも勝てた事は無い。このまま大人しく引いてくれれば良いが)』
いきなり柚紀を渡されて驚きつつ反射的にフブキが受け取ったのを確認後、スコーピオンを生成してガンナー目掛けて投擲。それと同時にエスクードを発動させて、弾丸をガード。程なくしてベイルアウト独特の光と音が発生する。転倒とまではいかないがエスクードを背にその場に座り込むフブキは迅に対して悪態をつき、それを冷静な口調で解説しながら宥める言実。……中学生二人の側に米屋が行ったのを確認した上で、未だに潜伏しているであろうスコーピオン使いの隊員に"もう何をしても無駄"だと現実を突き付ける
。流石にこの状況を打開するのは、東ですら思っていた。だが
- ビュゥン!…スッ -
「なら、最後にアンタに一撃入れて華々しく散ってやるよ!!それ、トリオン体だろ?なら痛みも血も出ねぇだろ??おっと、全員妙な動きをするなよ?じゃなければ……(キイィーン、ニヤリ)この女王さま気取りのチーフエンジニア様の足元に居る馬鹿で無能な部下に攻撃が飛び火するかもしれないぜ?」
「「っ!!?」」
『…………………ハァ〜、やはりこうなるか』
言実の密かな願いも虚しく、目の前に現れて自分に対して牙を向けるスコーピオン使いの隊員に対して溜め息を漏らす。一方で米屋達は慌てた様子で言実の名を呼んでいた。今の言実は白衣に"眼鏡を着用した姿"、つまりは生身の状態なのだ。その状態でトリガーによる攻撃を受けたらタダでは済まない。だが、少しでも変な動きをしたのが相手に察知されては、必ず誰かが怪我をする。………逆に追い込まれてしまい、いざ言実に凶刃が襲い掛かろうとし、…………柚紀がうっすらと目を開いた、その瞬間
- キイィン…ドドドドドドドドドドド……ガキィーン!ガガガガガ -