75.巡り合わせの曲〜お子様登場〜(140.
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そこから歩きながらだが、木崎に色々……元より出会った男の子について訊ねる柚紀。先ず名前は林藤陽太郎、今年で4歳であの林藤の親戚であり、……両親があの一次侵略時にて命を落とし、現在は林藤が保護者となり玉狛支部にで生活をしているとの事だ。で、木崎と共にやって来たが雷神丸と言うカピバラは彼のペットらしく、現在は陽太郎を乗せて木崎を挟んて柚紀とは逆隣を歩いている。……動物を飼った事はない柚紀が"カピバラも飼えるんだ〜"と、興味を示すと犬二匹が嫉妬したらしくゲンですら甘える仕草や声を発したので『大丈夫、触ってみたいとは思ったけど飼いたいとは思ってないよ?』と声を掛けると陽太郎が反応を示す
「ふむ、らいじん丸にさわりたいのか?えっと……『私の名前は鶴ヶ峰柚紀だよ、陽太郎くん』ん?……ゆきちゃんだな、おれおぼえたからな!!コイツはカンタンにさわれないぞ?プライドがたかいからな!だが、……おれのおヨメさんになってくれるなら、トクベツにおなかふくめてさわらせてやってもいいゾ?」
『…お、お嫁さん?お嫁さんか〜……………ん〜、……是非とも触ってみたいけどその為の条件を呑めないから、止めておくね。あ、君が年下だからとか嫌いだからじゃないよ?ただ、……結婚相手をそう簡単に決めたくないだけ(……ただでさえ私は、…一番誰が好きか分かっていない状態なのに、結婚とか…)……それに、私なんかよりずっと素敵で可愛い子や綺麗な人は沢山居るよ?だから、今すぐに決めるのは勿体無いよ。(フワッ)……沢山の人と出会って、一番大好きな人を見つけてその人をお嫁さんに、幸せにして上げて、ね?』
「む〜………おれはゆきちゃんがすきだぞ?なんかこう、……"おひさま"みたいで、いっしょにいるとあたたかくかんじるんだ。でも、……"イチバン"かときかれると、そうだといえないのもまたじじつ。…………ひとまずこのけんは"ほりゅう"で!でも、らいじん丸にさわりたいなら、……おなかはダメだが、アタマとかせなかなら、さわってかまわない。コイツがさわらせてくれたら、のはなしだがな」
幼い子独特のませた発言に茶々を入れずに真面目に答える柚紀と、意味をきちんと理解したかは些か不明だが自慢のペットの感触を独占するつもりはないらしく、触る許可を出す陽太郎。……それを口には出さずに見守っている木崎だったが目的地に到着したので二人に前方を見る様に促す。そこには
「若っ!!?ご無事でしたか、良かった!!(タタタタタ、…チラッ)………時にレイジ、こちらの女性は?」
『(ビクッ!?………スススス)』
「うむ、しんぱいをかけたなくろうにん。ん?……どうしたんだゆきちゃん、なんでレイジのうしろにかくれたりして」
「……クローニン、彼女を警戒する必要はない。俺が陽太郎を見つけるまでの間、心配して側に居てくれていた優しい子だ。それに、………今日、迅やボスが支部を訪ねてくると言っていた来客とは彼女の事を指す、話は聞いているだろう?」
『(…ヒョコッ)ら、らしいです。私も、木崎さんから話を窺うまで知りませんでしたから。後、……誰でも一人は嫌だと思って側に居ただけ、です。えっと、……(…スス、……ペコリ)…鶴ヶ峰、柚紀です』
「!……鶴ヶ峰、とな?…………つまり君は言実嬢の、………………いや、静樹殿の御令嬢な訳か。確かに若が仰る通り賓客に値する方の様だ。……おっと失礼、こちらも名乗っていなかったな。ミカエル・クローニン、……玉狛支部でエンジニアをしている。以後お見知りおきを(ペコリ)」
髪色のせいか初老に見える………冬島よりは確実に年上な男性が慌ててコチラに駆け寄ってくるが、見知らぬ柚紀を見て警戒。相手の雰囲気が変わり…"少なくともヨイモノじゃなくなった"事により反射的に木崎の後ろに隠れてしまい、柚紀のトラウマを知らない陽太郎が不思議そうにしている。対して、諏訪を中心に事情を聞いている木崎がそれを含めて柚紀を庇う。……理由はなんであれ、この少女を怖がらせるのは宜しくないのだ色んな意味で。そして"迷子が見知らぬ人と一緒に居たら…"と考えた柚紀は相手の反応も当然と納得し、一応自分は客人らしいのでそこまで邪険に扱われないだろうと判断して木崎の後ろから出て来て挨拶。すると今度は驚かれたが、逆に自己納得されて礼儀良く挨拶を返される。それを見て(賓客?外国人??ってかこの人もお父さんを知っているの???)と情報量が多くて困惑している柚紀の頭を木崎が撫でれば「一先ず中に、あの人も待ってますし」と移動を促され、目の前にある建物……玉狛支部に入る御一行
さて、ワンちゃん二人をどうするか迷う柚紀だったが当犬達は自宅と同じく玄関入り口前に寝転がり番犬モードに。それを見て『コレ、大丈夫ですか?』と不安げに訊ねれば「迅から"こうなる"と通達を"全員が受けている"、問題ない」と木崎が解答。ならばと促されるがまま柚紀は屋内に入り、陽太郎先導の元とある場所……リビングらしい場所に通される。そこには
「いまかえったゾ、ゆりちゃん!ちゃんとおつかいできたし、ついでに"ひんきゃくけん、おれのおヨメさんこうほ"をつれてきた。ていちょうにもてなしてほしい」
「お帰りなさい陽太郎、あらあら私をお嫁さんにすると言っていたのにこの子は。……貴女が柚紀ちゃんね?初めまして、私は林藤ゆり。林藤支部長の「姪」です。(…スッ)"姪っ子同士"仲良くしましょうね?」
『鶴ヶ峰柚紀、です。(…ギュッ)よ、宜しくお願い、致します。………姪で、親戚??………(パッ、……チラッ…チラッ)陽太郎くんは"甥っ子"じゃないんですか?親戚って事は【林藤さんとは血の繋がりが薄い若しくはない】可能性もありますよね??こう、……従兄弟の伴侶の兄弟の子供も一応親戚の区分ですよね確か。それに……林藤さんって"未婚"ですよね?指輪してないし………仕事の邪魔だから外す、はなさそうだし…ん〜』
「ふむ、らいじん丸にさわりたいのか?えっと……『私の名前は鶴ヶ峰柚紀だよ、陽太郎くん』ん?……ゆきちゃんだな、おれおぼえたからな!!コイツはカンタンにさわれないぞ?プライドがたかいからな!だが、……おれのおヨメさんになってくれるなら、トクベツにおなかふくめてさわらせてやってもいいゾ?」
『…お、お嫁さん?お嫁さんか〜……………ん〜、……是非とも触ってみたいけどその為の条件を呑めないから、止めておくね。あ、君が年下だからとか嫌いだからじゃないよ?ただ、……結婚相手をそう簡単に決めたくないだけ(……ただでさえ私は、…一番誰が好きか分かっていない状態なのに、結婚とか…)……それに、私なんかよりずっと素敵で可愛い子や綺麗な人は沢山居るよ?だから、今すぐに決めるのは勿体無いよ。(フワッ)……沢山の人と出会って、一番大好きな人を見つけてその人をお嫁さんに、幸せにして上げて、ね?』
「む〜………おれはゆきちゃんがすきだぞ?なんかこう、……"おひさま"みたいで、いっしょにいるとあたたかくかんじるんだ。でも、……"イチバン"かときかれると、そうだといえないのもまたじじつ。…………ひとまずこのけんは"ほりゅう"で!でも、らいじん丸にさわりたいなら、……おなかはダメだが、アタマとかせなかなら、さわってかまわない。コイツがさわらせてくれたら、のはなしだがな」
幼い子独特のませた発言に茶々を入れずに真面目に答える柚紀と、意味をきちんと理解したかは些か不明だが自慢のペットの感触を独占するつもりはないらしく、触る許可を出す陽太郎。……それを口には出さずに見守っている木崎だったが目的地に到着したので二人に前方を見る様に促す。そこには
「若っ!!?ご無事でしたか、良かった!!(タタタタタ、…チラッ)………時にレイジ、こちらの女性は?」
『(ビクッ!?………スススス)』
「うむ、しんぱいをかけたなくろうにん。ん?……どうしたんだゆきちゃん、なんでレイジのうしろにかくれたりして」
「……クローニン、彼女を警戒する必要はない。俺が陽太郎を見つけるまでの間、心配して側に居てくれていた優しい子だ。それに、………今日、迅やボスが支部を訪ねてくると言っていた来客とは彼女の事を指す、話は聞いているだろう?」
『(…ヒョコッ)ら、らしいです。私も、木崎さんから話を窺うまで知りませんでしたから。後、……誰でも一人は嫌だと思って側に居ただけ、です。えっと、……(…スス、……ペコリ)…鶴ヶ峰、柚紀です』
「!……鶴ヶ峰、とな?…………つまり君は言実嬢の、………………いや、静樹殿の御令嬢な訳か。確かに若が仰る通り賓客に値する方の様だ。……おっと失礼、こちらも名乗っていなかったな。ミカエル・クローニン、……玉狛支部でエンジニアをしている。以後お見知りおきを(ペコリ)」
髪色のせいか初老に見える………冬島よりは確実に年上な男性が慌ててコチラに駆け寄ってくるが、見知らぬ柚紀を見て警戒。相手の雰囲気が変わり…"少なくともヨイモノじゃなくなった"事により反射的に木崎の後ろに隠れてしまい、柚紀のトラウマを知らない陽太郎が不思議そうにしている。対して、諏訪を中心に事情を聞いている木崎がそれを含めて柚紀を庇う。……理由はなんであれ、この少女を怖がらせるのは宜しくないのだ色んな意味で。そして"迷子が見知らぬ人と一緒に居たら…"と考えた柚紀は相手の反応も当然と納得し、一応自分は客人らしいのでそこまで邪険に扱われないだろうと判断して木崎の後ろから出て来て挨拶。すると今度は驚かれたが、逆に自己納得されて礼儀良く挨拶を返される。それを見て(賓客?外国人??ってかこの人もお父さんを知っているの???)と情報量が多くて困惑している柚紀の頭を木崎が撫でれば「一先ず中に、あの人も待ってますし」と移動を促され、目の前にある建物……玉狛支部に入る御一行
さて、ワンちゃん二人をどうするか迷う柚紀だったが当犬達は自宅と同じく玄関入り口前に寝転がり番犬モードに。それを見て『コレ、大丈夫ですか?』と不安げに訊ねれば「迅から"こうなる"と通達を"全員が受けている"、問題ない」と木崎が解答。ならばと促されるがまま柚紀は屋内に入り、陽太郎先導の元とある場所……リビングらしい場所に通される。そこには
「いまかえったゾ、ゆりちゃん!ちゃんとおつかいできたし、ついでに"ひんきゃくけん、おれのおヨメさんこうほ"をつれてきた。ていちょうにもてなしてほしい」
「お帰りなさい陽太郎、あらあら私をお嫁さんにすると言っていたのにこの子は。……貴女が柚紀ちゃんね?初めまして、私は林藤ゆり。林藤支部長の「姪」です。(…スッ)"姪っ子同士"仲良くしましょうね?」
『鶴ヶ峰柚紀、です。(…ギュッ)よ、宜しくお願い、致します。………姪で、親戚??………(パッ、……チラッ…チラッ)陽太郎くんは"甥っ子"じゃないんですか?親戚って事は【林藤さんとは血の繋がりが薄い若しくはない】可能性もありますよね??こう、……従兄弟の伴侶の兄弟の子供も一応親戚の区分ですよね確か。それに……林藤さんって"未婚"ですよね?指輪してないし………仕事の邪魔だから外す、はなさそうだし…ん〜』