71.冬眠の曲(136.
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- シュン!フワッ…ガタン!スタスタスタッ!スタン!! -
「??!!!?……えっ?わ、わ、わ…ワープしたっ?!な、何でッ!??だって佐鳥はなま(ゴツン!)ッッ!??!……い、痛いよ〜とっきー!!」
「五月蝿い、彼女が起きたらどうするのさ。にしても、……てっきり例の検査室に飛ばされるかと思いましたが、(キョロキョロ)…此処は一体」
- ……ウィーン -
「嵐山さん、皆お疲れ様!丁度準備が出来た所です。……早く中に、廊下じゃ柚紀ちゃんの処置が出来ないから」
「あ、綾辻先輩っ?!つまり此処は作戦室前……ですが。それと準備とは一体…」
いきなりベッドごと瞬間移動した事に驚きを隠せない佐鳥。何故なら生身である自分込みでそれが成し遂げられたのだ、……柚紀も生身だが何度もワープしているので例外である。そんな驚愕の声を放つ佐鳥に拳骨を落としながら周囲を見渡す時枝。……見た感じ何処かの部屋前の廊下なのと"見覚えのある景色"なのは分かるが、予想外な場所に飛ばされて咄嗟に判断が付かない様子。これに対して嵐山が答えを告げる前に、目の前のドアから綾辻が現れた事により居場所を把握するのであった
そして意味深な事を口にした綾辻に木虎が詳細を訊ねたが、諏訪に「話は部屋に入ってからだ、……此処はまだ安全な場所じゃねぇからな」と移動を促される。………作戦室前での騒動が頭を横切った嵐山と佐鳥はそれに賛同してベッドを一先ず室内に。そこに居たのは
「寺島さんに、東さんと………京介??何で三人がウチの作戦室に?」
「!……無事にベッドごとワープ出来たみたいだね。理屈や原理は理解出来たが、実際に発動させてみないと成功するか…ちょっと不安ではあったから。……生身が鶴ヶ峰だけならまだこんな風に思わなかったんだけど」
「生身の人間問わず移動が出来なければ【遠征メンバーは四六時中トリオン体なのを余儀なくされてしまいます】から、流石にそれはないかと………それに製作者は遠征艇整備にも携わった言実さんな訳ですし」
「ま、あの人なら何でもこなしそうだけどね。……一先ずベッドを固定させようか。綾辻が指定した位置に移動させてくれ」
トリオン体のこの三人が室内出待ち構えていたのだった。そして各自色々話をしていたが、東の言葉で再度行動を開始し、夏休み中に柚紀を看護していた位置にベッドを移動させれば寺島が縁に搭載されている機械を操作してベッドを固定。すると綾辻がソファーに置いてあったボストンバッグから、例の薄緑色の検査着(ワンピースバージョン)を取り出し
「では柚紀ちゃんを着替えさせますので男性陣は(ニッコリ)廊下でお待ち下さい。藍ちゃんはお手伝いして貰えるかな?流石に一人じゃ寝ている彼女を着替えさせれないから」
(全)「り、了解/はい、綾辻先輩!!」
綾辻の有無言わせぬ雰囲気と笑顔に東ですら素直に退場する。そして複数の男性陣が廊下で佇む状態で、佐鳥がふと柚紀のトリガー構成に関して疑問を漏らす
「にしてもおつるちゃんも大胆な事をするよね〜。入隊前の柚紀、ちゃんに攻撃用トリガーを持たせるなんて。それも三種…「ん?待て佐鳥、何馬鹿な事を言っていやがるんだ?そんなのつる姐がする訳がねぇだろ??」………へっ?で、でも普通に戦ってましたよ?バイパーは……サイドエフェクトで更に凄い事になってましたが」
「…………もしかして言実さんと巽さんが珍しく言い争っていた理由はそれか?と言うより、鶴ヶ峰は争いを好まない優しい子であり目立つのを避ける子だ。トリオン兵の脅威や危険性を知っているから攻撃する事に抵抗はなさそうだが(……一番の理由は生身である佐鳥が万が一怪我したら、だろうな)」
「……………………(ハァ〜)やはり【あの弾はサイドエフェクトによって生み出されたモノ】だった訳ですね。生身でシールドを張ったのを聞きましたし、木虎が口にした疑問を聞いて"もしかして"とは思いましたが……"どれだけ無茶をしたのか"想像もつきませんよ」
諏訪が"柚紀のトリオン体に攻撃用トリガーセット説"を真っ向否定する。そして東が柚紀の性格等の情報を提示し、時枝が確定ではないが結論を口にした。これに対して"生身は兎も角、トリオン体を使った柚紀相手に何故時枝がそこまで心配しているか"が分からない表情をする佐鳥を見て、嵐山が例を上げる
「……さっき堤さんがタオルが入った鞄を持っていただろ?あの人数分…それ以上のモノを鞄なして携えるのは難しいのは賢も理解出来るな?」
「(コクン)……ま、まぁ、……何となく、ですが」
「タオルは大きいし軽いから持とうと思えば出来なくはないか?ん〜、そうだな………あの鈴を長時間、それもトリオン体の状態で持つのは性質上無理に等しい。これが生身であったり、手袋をしているなら状況は変わるが……必ずしもそうとは限らないだろ?」
「(テクテク)尤も、鶴ヶ峰さんはアレを用いて例の洗脳型を始めとした敵を実際に倒しています。ですが本来のアレは"攻撃を目的に作られたモノではない"……それを無理に使えばやはり使用者に対する負荷は大きいかと。その用途に合わせて加工を施されたシルバーブレットを使うなら、話は変わりますがね」
「!?……(…スッ)古寺、どうして此処に?」
つまりは【自分達には測りかねないが、かなりの無茶をあの時の柚紀はしていた】と理解する。……無から有を作り出すのは容易ではない、確かに柚紀なランク戦観賞等をしてイメージが出来ていたのと、多大なトリオン量があったからあんな大業が出来たが、脳への負担はかなりのモノだ。実際に頭痛もだが目にも痛みを起こしてしまっているのだから。その会話に割り込んで来たトリオン体姿の古寺を見て、無意識にドアの前を陣取る時枝。それを見て換装を解き敵意がないのをアピールした後に、此処に来た理由を口にする
「??!!!?……えっ?わ、わ、わ…ワープしたっ?!な、何でッ!??だって佐鳥はなま(ゴツン!)ッッ!??!……い、痛いよ〜とっきー!!」
「五月蝿い、彼女が起きたらどうするのさ。にしても、……てっきり例の検査室に飛ばされるかと思いましたが、(キョロキョロ)…此処は一体」
- ……ウィーン -
「嵐山さん、皆お疲れ様!丁度準備が出来た所です。……早く中に、廊下じゃ柚紀ちゃんの処置が出来ないから」
「あ、綾辻先輩っ?!つまり此処は作戦室前……ですが。それと準備とは一体…」
いきなりベッドごと瞬間移動した事に驚きを隠せない佐鳥。何故なら生身である自分込みでそれが成し遂げられたのだ、……柚紀も生身だが何度もワープしているので例外である。そんな驚愕の声を放つ佐鳥に拳骨を落としながら周囲を見渡す時枝。……見た感じ何処かの部屋前の廊下なのと"見覚えのある景色"なのは分かるが、予想外な場所に飛ばされて咄嗟に判断が付かない様子。これに対して嵐山が答えを告げる前に、目の前のドアから綾辻が現れた事により居場所を把握するのであった
そして意味深な事を口にした綾辻に木虎が詳細を訊ねたが、諏訪に「話は部屋に入ってからだ、……此処はまだ安全な場所じゃねぇからな」と移動を促される。………作戦室前での騒動が頭を横切った嵐山と佐鳥はそれに賛同してベッドを一先ず室内に。そこに居たのは
「寺島さんに、東さんと………京介??何で三人がウチの作戦室に?」
「!……無事にベッドごとワープ出来たみたいだね。理屈や原理は理解出来たが、実際に発動させてみないと成功するか…ちょっと不安ではあったから。……生身が鶴ヶ峰だけならまだこんな風に思わなかったんだけど」
「生身の人間問わず移動が出来なければ【遠征メンバーは四六時中トリオン体なのを余儀なくされてしまいます】から、流石にそれはないかと………それに製作者は遠征艇整備にも携わった言実さんな訳ですし」
「ま、あの人なら何でもこなしそうだけどね。……一先ずベッドを固定させようか。綾辻が指定した位置に移動させてくれ」
トリオン体のこの三人が室内出待ち構えていたのだった。そして各自色々話をしていたが、東の言葉で再度行動を開始し、夏休み中に柚紀を看護していた位置にベッドを移動させれば寺島が縁に搭載されている機械を操作してベッドを固定。すると綾辻がソファーに置いてあったボストンバッグから、例の薄緑色の検査着(ワンピースバージョン)を取り出し
「では柚紀ちゃんを着替えさせますので男性陣は(ニッコリ)廊下でお待ち下さい。藍ちゃんはお手伝いして貰えるかな?流石に一人じゃ寝ている彼女を着替えさせれないから」
(全)「り、了解/はい、綾辻先輩!!」
綾辻の有無言わせぬ雰囲気と笑顔に東ですら素直に退場する。そして複数の男性陣が廊下で佇む状態で、佐鳥がふと柚紀のトリガー構成に関して疑問を漏らす
「にしてもおつるちゃんも大胆な事をするよね〜。入隊前の柚紀、ちゃんに攻撃用トリガーを持たせるなんて。それも三種…「ん?待て佐鳥、何馬鹿な事を言っていやがるんだ?そんなのつる姐がする訳がねぇだろ??」………へっ?で、でも普通に戦ってましたよ?バイパーは……サイドエフェクトで更に凄い事になってましたが」
「…………もしかして言実さんと巽さんが珍しく言い争っていた理由はそれか?と言うより、鶴ヶ峰は争いを好まない優しい子であり目立つのを避ける子だ。トリオン兵の脅威や危険性を知っているから攻撃する事に抵抗はなさそうだが(……一番の理由は生身である佐鳥が万が一怪我したら、だろうな)」
「……………………(ハァ〜)やはり【あの弾はサイドエフェクトによって生み出されたモノ】だった訳ですね。生身でシールドを張ったのを聞きましたし、木虎が口にした疑問を聞いて"もしかして"とは思いましたが……"どれだけ無茶をしたのか"想像もつきませんよ」
諏訪が"柚紀のトリオン体に攻撃用トリガーセット説"を真っ向否定する。そして東が柚紀の性格等の情報を提示し、時枝が確定ではないが結論を口にした。これに対して"生身は兎も角、トリオン体を使った柚紀相手に何故時枝がそこまで心配しているか"が分からない表情をする佐鳥を見て、嵐山が例を上げる
「……さっき堤さんがタオルが入った鞄を持っていただろ?あの人数分…それ以上のモノを鞄なして携えるのは難しいのは賢も理解出来るな?」
「(コクン)……ま、まぁ、……何となく、ですが」
「タオルは大きいし軽いから持とうと思えば出来なくはないか?ん〜、そうだな………あの鈴を長時間、それもトリオン体の状態で持つのは性質上無理に等しい。これが生身であったり、手袋をしているなら状況は変わるが……必ずしもそうとは限らないだろ?」
「(テクテク)尤も、鶴ヶ峰さんはアレを用いて例の洗脳型を始めとした敵を実際に倒しています。ですが本来のアレは"攻撃を目的に作られたモノではない"……それを無理に使えばやはり使用者に対する負荷は大きいかと。その用途に合わせて加工を施されたシルバーブレットを使うなら、話は変わりますがね」
「!?……(…スッ)古寺、どうして此処に?」
つまりは【自分達には測りかねないが、かなりの無茶をあの時の柚紀はしていた】と理解する。……無から有を作り出すのは容易ではない、確かに柚紀なランク戦観賞等をしてイメージが出来ていたのと、多大なトリオン量があったからあんな大業が出来たが、脳への負担はかなりのモノだ。実際に頭痛もだが目にも痛みを起こしてしまっているのだから。その会話に割り込んで来たトリオン体姿の古寺を見て、無意識にドアの前を陣取る時枝。それを見て換装を解き敵意がないのをアピールした後に、此処に来た理由を口にする