70.幻鏡の曲(135.
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何故分かったのかと言うと、理由は単純。あの偽フブキは"一人で鈴鳴第一に合流したから"だ。因みにホンモノのフブキ達は、巽の要請で雷が鳴り響く地域の当初目的とは別のバンダー集団を東隊と連携して潰した後に"土竜が掘ったであろう穴"を見つけ、雨が降りそうな空を見て本能的に柚紀が危ないと察して単独で穴に突入。道半ばで土竜に追随する敵を見つけて、負傷しながらも数を減らした後に追い越して土竜の後を追い出口が見えて来た時に、柚紀を心配する声が聞こえたのでグラスホッパーで一気に駆け上がり問答無用で旋空にて両断した訳である(本来フブキ達が倒す目的だった集団は鈴鳴第一と偽フブキによって始末されていた)
さて、嵐山隊が試行錯誤しつつ柚紀を連れて退避し始めたのでフブキも三輪達に任せて退く為に弧月を納める。「……ナニもしなくて良いのか?」と村上に問われると「身動きが取れねぇ奴を斬るのは気分が悪い。それも俺じゃねぇ誰かによってなら尚更だ。それに、……ぶっちゃけトリオン流し過ぎて換装保つのもギリギリだ。帰るまで持たせねぇとな。攻撃は無理だがシールドで防御するには、何とかなる」と一人で戻るのを前提に話しているフブキを見て、村上は自隊オペレーターである今に連絡を入れ、本部まで送る方向に話が纏まる。そして三輪と米屋の二人掛かりで偽フブキを連行しようとした、その時
- カサ、カサカサカサカサカサ…… -
❲❲❲警戒!!俊敏型多数!!❳❳❳
「っ!?(……狙いはやっぱり佐鳥か、……柚紀かな?)「う、うわぁーーー!!?く、来るなぁーーー!!!?」……あのニセモノの換装解けないのかな?あんな事を風音ちゃんは絶対に言わないから、…………凄く、不愉快かも」
「その考えには私も同感です。しかし、何故あの人はあそこまで取り乱しているのでしょうか?側には三輪隊の方が居るのですから、問題ないと思いますが」
《………恐らく知っているからだ。【俊敏型はその場に居る1番弱い……仕留めやすそうな者を標的にする"ハイエナ"みたいな性能をしている】事をな。そして【手負いの、足手まといとなるモノは見捨てる、見捨てられる】……そう考えたのかもな。馬鹿馬鹿しい、そんな事する訳がなかろうに(ま、分からなくもないか。………"次は無い"と、あの男も分かっていただろうからな)が、……目的は定かではないがフブキになりすまし、柚紀に近づいてきたのは事実。お前達は気にせず退避しろ、どうするかは…………他の奴等の判断に任せるさ》
各オペレーターから通信が入り、嵐山達も警戒をするが言実の言葉を聞いて杞憂に終える。そして………一応気にはなるが、今の最優先事項は柚紀を基地に護送する事なのでそのままこの場を後にするのだった
さて、残されたメンバーはと言うと偽フブキ以外はそこまで取り乱して居なかった。が、重り付きの容疑者を連れながら俊敏型を対処しつつ退避は正直言うと難しいらしく、三輪の表情が優れない。一層ベイルアウトさせるかとも考えたが、それでは逃亡の危険もある。そんな事を考えていた三輪に……内部通話が入る。相手は……
((えっと、初対面だから名乗るのが礼儀かと思いますが、状況が状況なので後ほどにさせて貰うとして、だ。………とりあえずこのすばしっこい奴は俺が倒します。が、万全な状況じゃねぇから多分取り零しが出るんで、それの後始末をお願いします。勿論、米屋先輩や鋼も頼むぜ?!……スナイパーも居るみてぇだが、居場所も誰なのかも知らねぇから割愛させてもらう。で、あらかた片付いたら速攻で退避!!……ソイツに関しても考えがあるし陽菜さんやつる姐にも許可貰った、…………年下が出しゃばってすいませんが、ご了承下さい))
((………いや、言実さんが許可をしたのなら問題ない。…亜種関連はあの人が責任者、現場監督を勤めている。ならばそれに従うのが筋だろう。だが、…………そんな満身創痍で対処出来るのか?))
「(……スチャッ)…………正直言って、コレを人前で特に鋼の見ている所でヤルつもりは無かったが、……出し惜しみしてれる状況じゃないんでね。俺はどんな奴であろうと危険な目に遭うって分かっているなら見捨てるつもりはねぇ。じゃなきゃ"俺が刀を握る意味が失われる"、……そんなの御免だ。自分の存在意義を、…ダチをこれからも支え護る為にもコレだけは譲れねぇよ(…ブォン、…スチャッ)っと、無駄話は此処までにすっか!(………スウゥ)……"双月流"、……
- ダッ!……シュ、シュパパパパパッ!!………ズサァー! -
……………"双刀連撃 ・下弦の舞"」
この場での一番年上は村上だが、指揮力や判断力は隊を率いる三輪の方が上と判断したフブキが攻撃に入ると断りを入れたのだ。これに対して少なからずフブキの実力を知っている点と、言実・巽コンビが了承したのならと特に反論はしなかった。が、これだけ素早い相手をどうするのかと問う。すると、左で小太刀の弧月を……右はやはり握れないらしく小太刀程の長さのスコーピオンを手元に生やして構えると、【目を瞑り気配のみで敵の位置を察知すれば目にも留まらぬ連撃を繰り出したのである】。大多数をそれで仕留め、取り零しを他のメンバーが処理した辺りでトリオン量的に限界が近づき、顔に罅が入る現象が起こり"後一歩でベイルアウト"なその時
「……"トリガーオフ"(…シュウゥゥ- シュウゥー -)…お!上手くいったみてぇだな。流石は陽菜さんだ、この手の事は信頼出来るなぁー。ウンウン」
- キイィーン……バチバチバチバチ… -
「なっ?!何故だ!!何故"僕の換装まで解除されたんだ"!!?」
「ん?……アンタさ、俺のコレと同じ個人コードに設定してるんだろ?だから陽菜さんに頼んで"同じ現象が起きる様に細工してもらった"訳。因みに通信内容は俺には聞こえないが陽菜さんには漏れてるから、…………換装してから誰と話していたかもバレてる、らしいぜ?だから悪足掻きや余計な抵抗は諦めるこったな(にしても、ユズが居たからどうにかなったが……少し考える必要があるな。"同じ事を繰り返さない為にも、簡単に真似させられない一工夫を"………剣の腕前以外で、変に気張る事無く、…………俺らしいまま、出来る対策か)…………ナニかあるか?」
レーダーでの識別不可能な理由を逆手に取り、容疑者の換装を強制解除させる事に成功するフブキ。種明かしをすんなりした後に、厄介事を再発させない為にと思考を巡らせているフブキにシールドの雨避けをしている村上が退避を促す。……生身でも強いのは知っているがトリガーが使えない以上、此処に居るのは危険でしかないのだから。そして容疑者…犯人は米屋に担がれてコチラも移動しようとした、……まさにそのタイミングで
- ゲート発生 ゲート発生、 -
- …………バチ、バチバチ… -
さて、嵐山隊が試行錯誤しつつ柚紀を連れて退避し始めたのでフブキも三輪達に任せて退く為に弧月を納める。「……ナニもしなくて良いのか?」と村上に問われると「身動きが取れねぇ奴を斬るのは気分が悪い。それも俺じゃねぇ誰かによってなら尚更だ。それに、……ぶっちゃけトリオン流し過ぎて換装保つのもギリギリだ。帰るまで持たせねぇとな。攻撃は無理だがシールドで防御するには、何とかなる」と一人で戻るのを前提に話しているフブキを見て、村上は自隊オペレーターである今に連絡を入れ、本部まで送る方向に話が纏まる。そして三輪と米屋の二人掛かりで偽フブキを連行しようとした、その時
- カサ、カサカサカサカサカサ…… -
❲❲❲警戒!!俊敏型多数!!❳❳❳
「っ!?(……狙いはやっぱり佐鳥か、……柚紀かな?)「う、うわぁーーー!!?く、来るなぁーーー!!!?」……あのニセモノの換装解けないのかな?あんな事を風音ちゃんは絶対に言わないから、…………凄く、不愉快かも」
「その考えには私も同感です。しかし、何故あの人はあそこまで取り乱しているのでしょうか?側には三輪隊の方が居るのですから、問題ないと思いますが」
《………恐らく知っているからだ。【俊敏型はその場に居る1番弱い……仕留めやすそうな者を標的にする"ハイエナ"みたいな性能をしている】事をな。そして【手負いの、足手まといとなるモノは見捨てる、見捨てられる】……そう考えたのかもな。馬鹿馬鹿しい、そんな事する訳がなかろうに(ま、分からなくもないか。………"次は無い"と、あの男も分かっていただろうからな)が、……目的は定かではないがフブキになりすまし、柚紀に近づいてきたのは事実。お前達は気にせず退避しろ、どうするかは…………他の奴等の判断に任せるさ》
各オペレーターから通信が入り、嵐山達も警戒をするが言実の言葉を聞いて杞憂に終える。そして………一応気にはなるが、今の最優先事項は柚紀を基地に護送する事なのでそのままこの場を後にするのだった
さて、残されたメンバーはと言うと偽フブキ以外はそこまで取り乱して居なかった。が、重り付きの容疑者を連れながら俊敏型を対処しつつ退避は正直言うと難しいらしく、三輪の表情が優れない。一層ベイルアウトさせるかとも考えたが、それでは逃亡の危険もある。そんな事を考えていた三輪に……内部通話が入る。相手は……
((えっと、初対面だから名乗るのが礼儀かと思いますが、状況が状況なので後ほどにさせて貰うとして、だ。………とりあえずこのすばしっこい奴は俺が倒します。が、万全な状況じゃねぇから多分取り零しが出るんで、それの後始末をお願いします。勿論、米屋先輩や鋼も頼むぜ?!……スナイパーも居るみてぇだが、居場所も誰なのかも知らねぇから割愛させてもらう。で、あらかた片付いたら速攻で退避!!……ソイツに関しても考えがあるし陽菜さんやつる姐にも許可貰った、…………年下が出しゃばってすいませんが、ご了承下さい))
((………いや、言実さんが許可をしたのなら問題ない。…亜種関連はあの人が責任者、現場監督を勤めている。ならばそれに従うのが筋だろう。だが、…………そんな満身創痍で対処出来るのか?))
「(……スチャッ)…………正直言って、コレを人前で特に鋼の見ている所でヤルつもりは無かったが、……出し惜しみしてれる状況じゃないんでね。俺はどんな奴であろうと危険な目に遭うって分かっているなら見捨てるつもりはねぇ。じゃなきゃ"俺が刀を握る意味が失われる"、……そんなの御免だ。自分の存在意義を、…ダチをこれからも支え護る為にもコレだけは譲れねぇよ(…ブォン、…スチャッ)っと、無駄話は此処までにすっか!(………スウゥ)……"双月流"、……
- ダッ!……シュ、シュパパパパパッ!!………ズサァー! -
……………"
この場での一番年上は村上だが、指揮力や判断力は隊を率いる三輪の方が上と判断したフブキが攻撃に入ると断りを入れたのだ。これに対して少なからずフブキの実力を知っている点と、言実・巽コンビが了承したのならと特に反論はしなかった。が、これだけ素早い相手をどうするのかと問う。すると、左で小太刀の弧月を……右はやはり握れないらしく小太刀程の長さのスコーピオンを手元に生やして構えると、【目を瞑り気配のみで敵の位置を察知すれば目にも留まらぬ連撃を繰り出したのである】。大多数をそれで仕留め、取り零しを他のメンバーが処理した辺りでトリオン量的に限界が近づき、顔に罅が入る現象が起こり"後一歩でベイルアウト"なその時
「……"トリガーオフ"(…シュウゥゥ- シュウゥー -)…お!上手くいったみてぇだな。流石は陽菜さんだ、この手の事は信頼出来るなぁー。ウンウン」
- キイィーン……バチバチバチバチ… -
「なっ?!何故だ!!何故"僕の換装まで解除されたんだ"!!?」
「ん?……アンタさ、俺のコレと同じ個人コードに設定してるんだろ?だから陽菜さんに頼んで"同じ現象が起きる様に細工してもらった"訳。因みに通信内容は俺には聞こえないが陽菜さんには漏れてるから、…………換装してから誰と話していたかもバレてる、らしいぜ?だから悪足掻きや余計な抵抗は諦めるこったな(にしても、ユズが居たからどうにかなったが……少し考える必要があるな。"同じ事を繰り返さない為にも、簡単に真似させられない一工夫を"………剣の腕前以外で、変に気張る事無く、…………俺らしいまま、出来る対策か)…………ナニかあるか?」
レーダーでの識別不可能な理由を逆手に取り、容疑者の換装を強制解除させる事に成功するフブキ。種明かしをすんなりした後に、厄介事を再発させない為にと思考を巡らせているフブキにシールドの雨避けをしている村上が退避を促す。……生身でも強いのは知っているがトリガーが使えない以上、此処に居るのは危険でしかないのだから。そして容疑者…犯人は米屋に担がれてコチラも移動しようとした、……まさにそのタイミングで
- ゲート発生 ゲート発生、 -
- …………バチ、バチバチ… -