70.幻鏡の曲(135.
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柚紀達がこんな感じの話をしている中、佐鳥達もどちらが本物か見極めようとしているが、やはり苦戦していた
- キイィーン、ガキィン!……キイィーン! -
「ん〜、……佐鳥は生身のせいで二人の剣撃が目じゃ負い切れない。攻防戦は互角、な感じ??」
「いや、右に太刀を持っている野々村の方が有利な状況だが……"どうして旋空を使わないのかな?"それに………"一刀流なら左手も柄に添えていた筈なのにしないのが不自然に感じる"。…小太刀による攻撃も鋭さや的確に急所を狙うのは野々村らしいけど、相手の攻撃を"シールドでガードしている"のも少し、野々村らしくないかな。…………木虎は野々村と手合わせ経験あるよね?どっちが本物っぽい?」
「……………私は確かにフブキ先輩と対戦経験はありますが、"あくまでもスコーピオンを使う前"です。使用し始めてからはまだ一度もないので何とも言えません。と言いますか、二刀流は"村上先輩クラスの方にのみ抜かれますから"……資料、ROMが圧倒的に少なくて判別が難しいです。(チラッ、…ギロッ)…誰とは言いませんが、折角戦う機会があったのに鶴ヶ峰先輩の介抱している間に太刀川さんと試合を始めてしまわれて、それからは互いに時間が合わなくて……少し、連絡しづらくなった時期がありましたからね。私だって誰かが泣く姿は見たくありません、……泣かれるかも知れないと分かっている事を無理して押し通す程自分勝手ではないとは思っています。その位の常識や感覚は持ち合わせていますよ?」
「………木虎もかなり根に持ってるよね〜。アレは確かに佐鳥に非があったのは認めるし、風音ちゃんととっきーが対戦経験ないから見極めに困難しているのは事実だけどさ〜、それに関しては本人にちゃんと謝って許してもらったし…それこそヤキモチ焼かない?"自分を差し置いて大好きな風音ちゃんと戦って羨ましい"的な!(ってか、……雨が降りそうな空模様だよな〜。片方は早く切り上げたい的な事を言ってたし、………そっちがホンモノか?)」
「野々村は"エースタイプ"で、おれは"サポートタイプ"。勝ち負けだけが評価ポイントじゃないけど、単純に互いのレベルアップには必要な経験……かも知れないね。時間を見つけて今度手合わせしてもらうとして、……………こうなるとやっぱり"彼女"に任せるのが一番手っ取り早そうかな?女子同士なら、男であるおれ達が知らない事も…恐らく知っている。で、"女子であれだけの実力者"はそう居ない。差別している訳じゃないけど、多分……"片方は男が化けている"気がする。口調に違和感がないのと、"一刀流の方は何処か動きに違和感があるし、負傷しているとは言えど小太刀持ちも二刀流にしない理由や動きに俊敏さがない"が気になる。確信がないからほぼ推測、だけと……間違ってないないとは思う。戦おうとはしないけど、おれもチェックはしているからね(でも確信が無い以上、下手に手出しするべきじゃない。出来ない事を無理してすればサイアク……彼女が危うくなる)」
こんな感じで議論がされ、観点は違うか男子二人はフブキより柚紀の心配をしていた。そして木虎は確かに嫉妬心を感じてはいた、だがそれは"相手も対象人物も違う相手"だ。が、それをわざわざ口に出来るほど………素直になれない些か天の邪鬼にして面倒な性格をしている自覚が、……少しだけある木虎は敢えて話や視線をフブキから切り替え何気なく柚紀の方を見た、その瞬間
- ……ビュウン!!…キイィーン…ガキィン! -
「………えっ?!ふ、二人の先輩の間に、いきなり鶴ヶ峰先輩がっ!!?」
「…テレポートして現れた瞬間に固定シールドで剣撃を止めた?………でも、彼女の動体視力なら……野々村の動きを追える気がするけど………」
「ん〜、……誤差出た時の保険、かな?グラスホッパーって縦横無尽に動けるけど、………偽者が装備してないのかな?後は、俊敏型を警戒して無駄な動きを避ける的な感じだと思うよ。アレを目で追いながら戦うのは一苦労だし、佐鳥も中々当てれなかった記憶が……」
「(……と、言う割にはさっきの防衛任務じゃ普通に打ち抜いていた気が)………にしても、やはり見間違えじゃ無かったみたいですね。鶴ヶ峰先輩は嵐山先輩達同様にテレポーターをセットしている。後、グラスホッパーにシールド、アステロイド、ハウンド、バイパーにバックワーム…………?…制限、オーバーしてませんか?私の気のせいでなければ八つ以内に収まらない様に感じます。と言いますか、……試作品であるテレポーターを正式な隊員でない先輩が使っても、平気…………なんですか?」
「「!!?…あっ?!………まさかっ!?」」
二人のフブキの戦闘に乱入してきた柚紀を見て少しハラハラする木虎だが、佐鳥と時枝は"あ、やっぱり動いた"的な思考が働いていた。……今はトリオン体なので、多少は無理をしても平気だろうと判断したのだ。その一方で柚紀が現場で使用したトリガー内容を復習している中、素朴な疑問が浮上して口にする。……言実ならと考えれなくもないが"誰もが装備出来るトリガーと試作品であるある意味特別なトリガー"では意味合いが違うのだ。だが、確かに柚紀は瞬間移動をした。……これが意味する事を察した二人の内心は穏やかでは無かった。が、今それを指摘するのも危険なので何時でも動ける様に見守るに留まるのであった
さて、割り込みしてきた柚紀を見て「危ない」や「邪魔をするな」的な言葉を受けながら、……心拍数や呼吸の乱れを聴くのに集中する柚紀。その最中
- ……ポツ、ポツ…ポツ、ポツ -
『?……(チラッ)雨、降ってきたね。これ以上、長引かせたくないから。もう、茶番は終わらせましょうか。………二人に問います。アナタは何故ボーダーに入ったのですか?そして、入隊した今、新たな目標を抱いている筈。それを此処で発表して下さい。あ、……私は"両方知ってますので"違う解答をした方がニセモノです。……くれぐれも、発言内容にはお気をつけて下さいまし』
- キイィーン、ガキィン!……キイィーン! -
「ん〜、……佐鳥は生身のせいで二人の剣撃が目じゃ負い切れない。攻防戦は互角、な感じ??」
「いや、右に太刀を持っている野々村の方が有利な状況だが……"どうして旋空を使わないのかな?"それに………"一刀流なら左手も柄に添えていた筈なのにしないのが不自然に感じる"。…小太刀による攻撃も鋭さや的確に急所を狙うのは野々村らしいけど、相手の攻撃を"シールドでガードしている"のも少し、野々村らしくないかな。…………木虎は野々村と手合わせ経験あるよね?どっちが本物っぽい?」
「……………私は確かにフブキ先輩と対戦経験はありますが、"あくまでもスコーピオンを使う前"です。使用し始めてからはまだ一度もないので何とも言えません。と言いますか、二刀流は"村上先輩クラスの方にのみ抜かれますから"……資料、ROMが圧倒的に少なくて判別が難しいです。(チラッ、…ギロッ)…誰とは言いませんが、折角戦う機会があったのに鶴ヶ峰先輩の介抱している間に太刀川さんと試合を始めてしまわれて、それからは互いに時間が合わなくて……少し、連絡しづらくなった時期がありましたからね。私だって誰かが泣く姿は見たくありません、……泣かれるかも知れないと分かっている事を無理して押し通す程自分勝手ではないとは思っています。その位の常識や感覚は持ち合わせていますよ?」
「………木虎もかなり根に持ってるよね〜。アレは確かに佐鳥に非があったのは認めるし、風音ちゃんととっきーが対戦経験ないから見極めに困難しているのは事実だけどさ〜、それに関しては本人にちゃんと謝って許してもらったし…それこそヤキモチ焼かない?"自分を差し置いて大好きな風音ちゃんと戦って羨ましい"的な!(ってか、……雨が降りそうな空模様だよな〜。片方は早く切り上げたい的な事を言ってたし、………そっちがホンモノか?)」
「野々村は"エースタイプ"で、おれは"サポートタイプ"。勝ち負けだけが評価ポイントじゃないけど、単純に互いのレベルアップには必要な経験……かも知れないね。時間を見つけて今度手合わせしてもらうとして、……………こうなるとやっぱり"彼女"に任せるのが一番手っ取り早そうかな?女子同士なら、男であるおれ達が知らない事も…恐らく知っている。で、"女子であれだけの実力者"はそう居ない。差別している訳じゃないけど、多分……"片方は男が化けている"気がする。口調に違和感がないのと、"一刀流の方は何処か動きに違和感があるし、負傷しているとは言えど小太刀持ちも二刀流にしない理由や動きに俊敏さがない"が気になる。確信がないからほぼ推測、だけと……間違ってないないとは思う。戦おうとはしないけど、おれもチェックはしているからね(でも確信が無い以上、下手に手出しするべきじゃない。出来ない事を無理してすればサイアク……彼女が危うくなる)」
こんな感じで議論がされ、観点は違うか男子二人はフブキより柚紀の心配をしていた。そして木虎は確かに嫉妬心を感じてはいた、だがそれは"相手も対象人物も違う相手"だ。が、それをわざわざ口に出来るほど………素直になれない些か天の邪鬼にして面倒な性格をしている自覚が、……少しだけある木虎は敢えて話や視線をフブキから切り替え何気なく柚紀の方を見た、その瞬間
- ……ビュウン!!…キイィーン…
「………えっ?!ふ、二人の先輩の間に、いきなり鶴ヶ峰先輩がっ!!?」
「…テレポートして現れた瞬間に固定シールドで剣撃を止めた?………でも、彼女の動体視力なら……野々村の動きを追える気がするけど………」
「ん〜、……誤差出た時の保険、かな?グラスホッパーって縦横無尽に動けるけど、………偽者が装備してないのかな?後は、俊敏型を警戒して無駄な動きを避ける的な感じだと思うよ。アレを目で追いながら戦うのは一苦労だし、佐鳥も中々当てれなかった記憶が……」
「(……と、言う割にはさっきの防衛任務じゃ普通に打ち抜いていた気が)………にしても、やはり見間違えじゃ無かったみたいですね。鶴ヶ峰先輩は嵐山先輩達同様にテレポーターをセットしている。後、グラスホッパーにシールド、アステロイド、ハウンド、バイパーにバックワーム…………?…制限、オーバーしてませんか?私の気のせいでなければ八つ以内に収まらない様に感じます。と言いますか、……試作品であるテレポーターを正式な隊員でない先輩が使っても、平気…………なんですか?」
「「!!?…あっ?!………まさかっ!?」」
二人のフブキの戦闘に乱入してきた柚紀を見て少しハラハラする木虎だが、佐鳥と時枝は"あ、やっぱり動いた"的な思考が働いていた。……今はトリオン体なので、多少は無理をしても平気だろうと判断したのだ。その一方で柚紀が現場で使用したトリガー内容を復習している中、素朴な疑問が浮上して口にする。……言実ならと考えれなくもないが"誰もが装備出来るトリガーと試作品であるある意味特別なトリガー"では意味合いが違うのだ。だが、確かに柚紀は瞬間移動をした。……これが意味する事を察した二人の内心は穏やかでは無かった。が、今それを指摘するのも危険なので何時でも動ける様に見守るに留まるのであった
さて、割り込みしてきた柚紀を見て「危ない」や「邪魔をするな」的な言葉を受けながら、……心拍数や呼吸の乱れを聴くのに集中する柚紀。その最中
- ……ポツ、ポツ…ポツ、ポツ -
『?……(チラッ)雨、降ってきたね。これ以上、長引かせたくないから。もう、茶番は終わらせましょうか。………二人に問います。アナタは何故ボーダーに入ったのですか?そして、入隊した今、新たな目標を抱いている筈。それを此処で発表して下さい。あ、……私は"両方知ってますので"違う解答をした方がニセモノです。……くれぐれも、発言内容にはお気をつけて下さいまし』