69.公転の曲(134.
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これだけのテクニック的な事をやりのける柚紀が心配になった嵐山が言実に大丈夫かと問い掛ける。すると《二人の弾軌道はコチラが制御しておる、お前達に被害は出ぬ。後………少しは発散させてやれストレスの。あまり表に出さぬが意外と溜め込んでいる故にな》的な返答が返ってきた。こう言われてしまうと流石に口出し出来なくなってしまう三人。(佐鳥は相変わらず蚊帳の外)何せ分からないのだ、柚紀が今どれだけストレスを抱えているのかが。ならば好きにさせるべきかと結論に達した所で、……状況が動く
❲……えっ?…き、気をつけてください!この反応と速度からして、……俊敏型、来てます!!❳
- シュ、シュシュシュシュシュ…… -
「ん?……足元から妙な音がするのは、(チラッ)佐鳥の気のせいじゃ、ないよね〜?ってか(- フワフワ… -)コレ 反応してないのは、何で???」
「(バッ!)……俊敏型はかなり小型だ、全長が佐鳥達の周囲に浮くその弾の"高さまでない"……だから反応しない訳(コイツも亜種だから下手に潰せばヘイトが移る可能性が、……それに…)」
「柚紀ちゃん!済まないが手を貸してくれ!?(キイィン)トリオン体の俺達なら攻撃を受けても問題ないが、……賢はそうもいかない!!」
「っ!?(……あの時、彼女の側をオレは離れたくなかった。それにあの行動が間違いだとは思っていないけど……)…戦えない状態で、戦場に居るってこんな感じなんだね。こんな気持ち、……柚紀はずっと抱えていたのか。確かに、嫌かも、ずっと………守られているだけってのはさ」
一番新種の亜種である俊敏型が現れたのだ。コレの攻撃が生身の佐鳥に当たった際に、どれだけ負傷するか分からない以上三人は防御に徹するのだった。そしてさり気なく三人共"足元までガード出来るように縦長のシールドを展開する"。理由は……
「(……あのシュミレーション設定が"実際に現場での敵の動きを模範している"なら、俊敏型は足を狙ってくる。そして……)鶴ヶ峰先輩っ!この浮遊している弾をどうにかして下さい!!これでは隙間を縫って佐鳥先輩に敵が接近する可能性だってありますよ?!」
『了解だよ!木虎ちゃん!!(パチン!……シュン!)だけど、隠密型を警戒したいから皆を取り囲む形で配置し直すよ。(キイィーン……スイッ………- ズキッ!! -)っ!?(……そろそろヤバい、かな?でもある程度片付けて退避経路の確保しなきゃ!)……三輪先輩!米屋先輩!!俊敏型の特徴や厄介な点は…何ですか?』
「(ダンダンダン!)……コイツは亜種だが攻撃の主軸ではなく他のトリオン兵のサポート、……アシスト目的の動きをする。(ダンダーン!)…この乱戦となりつつある中、最優先で潰すのが理想だ」
「と、秀次も分かってるが実際は中々難しいんだよな〜。こっちが囮役若しくは油断や隙を作らないとコイツ等はコッチに手出しをして来ねぇ。(ビュウン!…スカッ)俺の槍もだが、銃撃も当てるのは至難の業。……(チラッ)狙撃なら当たらなくもないが、それこそ動きを読み切る必要がある。かなり時間を使うからソレなら別の敵を潰した方がまだ前線が楽になるしな」
木虎の要請で二人に取り巻いていた弾を"消して"、新たに嵐山達全員を囲う様に弾を再配置する。今度は胸元辺りと、膝よりもう少し下である程度動けるだけの隙間をキープしながら浮遊……弾が公転している。それを配置した直後"何処かが痛み出した"のを感じで【残り時間が少ない】と察した柚紀は、退避の際に一番厄介な俊敏型の攻略に着手する。が、自分知る情報は訓練室にて経験した範囲内のみ。故に戦闘経験のありそうな三輪達に意見を求める。やはり二人も苦戦する相手らしいが全く対処法が無いわけではないらしい、だがヘイトが盤石でない今はそれが出来ないと解答が返ってくる。それを聞いて柚紀は……
『目には目を歯には歯を、トリオンにはトリオンで……(キイィーン)"サポートにはサポート"です!!…今から俊敏型の攻略に入ります!!皆さん可能なら助力お願いします!でも、(チラッ)一番優先しないといけない事は、忘れないで下さいね?』
(男子)「了解!」❲(スチャッ)了解した❳
「……どうされるつもり、何でしょうか?目で追えていてもソイツに攻撃を当てるのは至難の業であり、敵は複数。……一瞬の隙が命取りになるのに」
「ん〜……佐鳥もどんな風に戦うか検討もつかないけど、…………ま!柚紀がヤルと決めたのなら大丈夫だって!?…あの子は"出来ない事は口にしないし、一度決めた事は絶対に曲げない"。それで何時も無茶をしているけど、そうしなければ事態が終息しなかったと皆思うし実際にそうなっている。だから可能な限り手を貸す訳!何せあのおつるちゃんの姪だし、東さんからだって指揮官としての素質ありのお墨付き貰ってるからね!!?」
三度弾を更に生成させて迎撃体制を取る柚紀は【俊敏型の隙を狙って欲しい】事と【他の敵が自分を狙ってきたら対処して欲しい】の意味を込めて発言する。……その意図を察したかは不明だから、三輪含む前衛四人と奈良坂は了承の意を返す。木虎も理解はしているが、実際にどうするかが分からず困惑しているのを見て佐鳥が弁解する。こちらも対処法は分かっていないが今までの経験から"柚紀は必ずやり遂げる"と強く断言し、それを裏付ける理由もキッチリ明言する。……これも今までの経験から"きちんと理由込みで話さなければ木虎が納得しない"のを佐鳥は分かっているからだ
………一応先輩であり、納得できる内容なのでこれ以上疑念を抱くのは止めて敵の動向を気にしつつ柚紀の動きに注目する木虎。その視線にも気づかない程集中している柚紀は、一体ナニをしようとしているかと言うと
- ダン!!…キイィーン -
『蛇の如く、地を這え!!……変化弾 !!?』
- ギュイーン!!! -
❲……えっ?…き、気をつけてください!この反応と速度からして、……俊敏型、来てます!!❳
- シュ、シュシュシュシュシュ…… -
「ん?……足元から妙な音がするのは、(チラッ)佐鳥の気のせいじゃ、ないよね〜?ってか(- フワフワ… -)
「(バッ!)……俊敏型はかなり小型だ、全長が佐鳥達の周囲に浮くその弾の"高さまでない"……だから反応しない訳(コイツも亜種だから下手に潰せばヘイトが移る可能性が、……それに…)」
「柚紀ちゃん!済まないが手を貸してくれ!?(キイィン)トリオン体の俺達なら攻撃を受けても問題ないが、……賢はそうもいかない!!」
「っ!?(……あの時、彼女の側をオレは離れたくなかった。それにあの行動が間違いだとは思っていないけど……)…戦えない状態で、戦場に居るってこんな感じなんだね。こんな気持ち、……柚紀はずっと抱えていたのか。確かに、嫌かも、ずっと………守られているだけってのはさ」
一番新種の亜種である俊敏型が現れたのだ。コレの攻撃が生身の佐鳥に当たった際に、どれだけ負傷するか分からない以上三人は防御に徹するのだった。そしてさり気なく三人共"足元までガード出来るように縦長のシールドを展開する"。理由は……
「(……あのシュミレーション設定が"実際に現場での敵の動きを模範している"なら、俊敏型は足を狙ってくる。そして……)鶴ヶ峰先輩っ!この浮遊している弾をどうにかして下さい!!これでは隙間を縫って佐鳥先輩に敵が接近する可能性だってありますよ?!」
『了解だよ!木虎ちゃん!!(パチン!……シュン!)だけど、隠密型を警戒したいから皆を取り囲む形で配置し直すよ。(キイィーン……スイッ………- ズキッ!! -)っ!?(……そろそろヤバい、かな?でもある程度片付けて退避経路の確保しなきゃ!)……三輪先輩!米屋先輩!!俊敏型の特徴や厄介な点は…何ですか?』
「(ダンダンダン!)……コイツは亜種だが攻撃の主軸ではなく他のトリオン兵のサポート、……アシスト目的の動きをする。(ダンダーン!)…この乱戦となりつつある中、最優先で潰すのが理想だ」
「と、秀次も分かってるが実際は中々難しいんだよな〜。こっちが囮役若しくは油断や隙を作らないとコイツ等はコッチに手出しをして来ねぇ。(ビュウン!…スカッ)俺の槍もだが、銃撃も当てるのは至難の業。……(チラッ)狙撃なら当たらなくもないが、それこそ動きを読み切る必要がある。かなり時間を使うからソレなら別の敵を潰した方がまだ前線が楽になるしな」
木虎の要請で二人に取り巻いていた弾を"消して"、新たに嵐山達全員を囲う様に弾を再配置する。今度は胸元辺りと、膝よりもう少し下である程度動けるだけの隙間をキープしながら浮遊……弾が公転している。それを配置した直後"何処かが痛み出した"のを感じで【残り時間が少ない】と察した柚紀は、退避の際に一番厄介な俊敏型の攻略に着手する。が、自分知る情報は訓練室にて経験した範囲内のみ。故に戦闘経験のありそうな三輪達に意見を求める。やはり二人も苦戦する相手らしいが全く対処法が無いわけではないらしい、だがヘイトが盤石でない今はそれが出来ないと解答が返ってくる。それを聞いて柚紀は……
『目には目を歯には歯を、トリオンにはトリオンで……(キイィーン)"サポートにはサポート"です!!…今から俊敏型の攻略に入ります!!皆さん可能なら助力お願いします!でも、(チラッ)一番優先しないといけない事は、忘れないで下さいね?』
(男子)「了解!」❲(スチャッ)了解した❳
「……どうされるつもり、何でしょうか?目で追えていてもソイツに攻撃を当てるのは至難の業であり、敵は複数。……一瞬の隙が命取りになるのに」
「ん〜……佐鳥もどんな風に戦うか検討もつかないけど、…………ま!柚紀がヤルと決めたのなら大丈夫だって!?…あの子は"出来ない事は口にしないし、一度決めた事は絶対に曲げない"。それで何時も無茶をしているけど、そうしなければ事態が終息しなかったと皆思うし実際にそうなっている。だから可能な限り手を貸す訳!何せあのおつるちゃんの姪だし、東さんからだって指揮官としての素質ありのお墨付き貰ってるからね!!?」
三度弾を更に生成させて迎撃体制を取る柚紀は【俊敏型の隙を狙って欲しい】事と【他の敵が自分を狙ってきたら対処して欲しい】の意味を込めて発言する。……その意図を察したかは不明だから、三輪含む前衛四人と奈良坂は了承の意を返す。木虎も理解はしているが、実際にどうするかが分からず困惑しているのを見て佐鳥が弁解する。こちらも対処法は分かっていないが今までの経験から"柚紀は必ずやり遂げる"と強く断言し、それを裏付ける理由もキッチリ明言する。……これも今までの経験から"きちんと理由込みで話さなければ木虎が納得しない"のを佐鳥は分かっているからだ
………一応先輩であり、納得できる内容なのでこれ以上疑念を抱くのは止めて敵の動向を気にしつつ柚紀の動きに注目する木虎。その視線にも気づかない程集中している柚紀は、一体ナニをしようとしているかと言うと
- ダン!!…キイィーン -
『蛇の如く、地を這え!!……
- ギュイーン!!! -