68.原始の曲〜ほぼ形成りて〜(133.
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何やら意味深な言葉と共に鈴を鳴らす柚紀。その音色のお陰で洗脳により攻撃していた二人の動きが止まり、武器を手放してその場で膝を付き呆然となり、トリオン兵に関しては俊敏型含めて動きが鈍くなったらしく、先ずは面倒な亜種からフブキは始末する。……あらかた片付いて納刀した後に柚紀に駆け寄り「……大丈夫か?」と心配げに声を掛けてきたので頷けば、定期的に鈴を鳴らしながら名も知らないB級隊員に近寄り、……こう告げる
『(シャラーン)……今のうちに戦場離脱…ベイルアウトを許可します。(シャンシャン)……今は鈴で洗脳効果を防いでいますが、完全に治った訳ではありません。……ボーダーに残っている限り…(シャンシャン)……敵との対峙は避けられません。"遊び半分"で居るならこれを機会に辞めるのをオススメします。(シャラーン)……貴方達の為に、と言うより他の人達の足手まといになりますからね確実に。(シャンシャンシャン…)でも、残るなら覚悟を決めなさい。……私達はネイバーと"戦争をしている"。手抜きや万が一にも負ければ住民に脅威が襲い掛かる、……その住民に"貴方達の家族や大切な人"も含まれていると肝に命じる事ですね(…シャラーン)………基地に帰還を命じます、そして……(…スッ)このブレスレットやあの銀色の鈴を誰から渡されたかを、…諏訪隊長に話しなさい。……(シャーン)大丈夫、あの人なら力になってくれます。流石にお咎め無し!って訳には行かないだろうけど、他の大人よりは、話しやすい筈だよ?それは君達が一番分かっているでしょ?(フワッ)…ね?』
「「っ!!?………(コクリ)…ベイルアウト!!」」
- ドンドーン!! -
口調は違えど何処か言実を彷彿させる物言いをし、言いたい事を伝えれば最後に優しい笑みを浮べて行動を促す柚紀。それに当てられて顔を赤らめた二人はそのまま光の帯となり飛んでいってしまう。それを見送りながら(……そう言えばフリーの人って何処に着地するんだろう?)と疑問を抱く柚紀と(……天然人たらしだ)と印象を抱くその他メンバー。そしてその視線に気づいた柚紀が不思議そうにしていると、嵐山が代表して話を切り出す
「(コホン)……俺達も基地に戻ろうか、賢が生身である以上長居は無用だからね。色々話をしなきゃ、ならないみたいだし(ニッコリ)」
『(わぁ〜、嵐山さん内心かなり怒ってる感じかな〜?……でも)………そうしたいのは山々ですが、…(チラッ)砲撃型と洗脳型を放置する訳には「それなら俺と小荒井達とで何とかしてやるからお前は基地に戻れ、……攻撃の術がないユズをわざわざ危ない所に連れて行くのは俺は御免だ」…って、フブキは言う気がしてたよ〜。でも、それなら安心かな?多分……【烏丸くんが基地に居るならその亜種二体の相手をしているのは高確率で村上先輩、……鈴鳴第一の人な気がするから】で、どんだけ混戦してるか不明だから【人見先輩の声が届くようにした方が良い気がする】けど………そこの所、どう思いますか〜?!東さんは〜!!?』
❲(クスッ)……他チームだろうと隊員同士でも通信を繋げれるぞ?ま、鶴ヶ峰は実質"ソロ隊員扱い"だから仕方ないか。………確かにあまり向こうの状況は良くないらしいから増援案は俺も賛成だ。二人も無傷だしトリオン量にも余裕がある。が、………あの方角は建物の高低差が激しい。流石の俺も地上に降りる必要があるな❳
『あはは、……そうでしたね。ん〜と、えっと…………じゃあ、フブキにフォローしてもらいましょう!!グラスホッパー持ちだし、移動がてら"スナイパー講座"を軽くして上げてください。多分ランク戦と防衛任務じゃ感覚が違うし何より……何か別役くんの誤射がヒットしないかが…心配です私は』
と、言った感じで互いの言い分を考慮した妥協案が提示される。これに対して四人は異論はないらしく、人見のナビの元フブキは先ず東と合流し、それから奥寺達も移動を開始する。……その姿が見えなくなるまで見送った柚紀が素直に基地に戻ろうとしたが
- ………ガシッ! -
「ねぇ柚紀ちゃん。……"太一とは何時会ったの?"別に鈴鳴第一にアイツが居るのを知ってても不思議じゃないけどさ、…あの言葉は"性格も知らなきゃ出てこない"よね?村上先輩の場合は荒船先輩や風音ちゃんが居るけど、………太一は居なくない?知るきっかけとなり得そうな人物や出来事」
- ……スッ -
「それもだけど、………今回の件、【裏で糸を引く存在が居る】って君も察しているみたいだけど、どうして分かったの?おれと嵐山さんは言実さんにその可能性を聞いたから合流が遅くなった訳だけど、…………分かっててこんな無茶をしたの?そこまでする必要、何処にあるの??」
『えっと、あの、そのっ!……(リィーン)…………い、言わなきゃ、駄目???』
「「ダメ!!」」
嵐山隊やフブキより前に出て二人の隊員と話をしていた柚紀、その表情が見えなくて……確実に微笑んでいたであろうその顔が見れなくて不貞腐れた今の佐鳥にとって"自分以外の異性の話題"には過敏となってしまい、対して時枝は理解力のある柚紀が"狙いは不明だから他人を陥れようとした罠にわざわざ嵌りに行った理由"を問い質す。……別に今すぐに話さなきゃいけない訳じゃないが、佐鳥は嫉妬心から時枝は久し振りの換装の影響で解除した瞬間に柚紀がダウンしないかが心配であり、あやふやにしたくない心情から動きを制限したり行く手を阻む行動を取る二人。……その言動理由を察して見守る嵐山と、どちらに味方をすれば良いか分からずにいる木虎。…………そんな集団に近づく人影が…二つ
- ザッ!…………スタン -
「………やはり今回の件も、お前が台風の目だったか。……鶴ヶ峰柚紀、城戸司令の勅命により悪いが身柄を拘束させてもらう」
「悪いな柚紀ちゃん、俺だってこんな事はしたくねぇが……やっぱり上の命令には逆らえない訳でさ。………痛い思いはさせないから抵抗しないでくれると助かるんだよね、じゃないと……"嵐山さん達の立場が危うくなる"。それは君だって嫌だろ?」
『三輪先輩に、米屋、先輩』
トリオン体の三輪と米屋が上層部の命により柚紀達の前に立ち塞がったのだった
『(シャラーン)……今のうちに戦場離脱…ベイルアウトを許可します。(シャンシャン)……今は鈴で洗脳効果を防いでいますが、完全に治った訳ではありません。……ボーダーに残っている限り…(シャンシャン)……敵との対峙は避けられません。"遊び半分"で居るならこれを機会に辞めるのをオススメします。(シャラーン)……貴方達の為に、と言うより他の人達の足手まといになりますからね確実に。(シャンシャンシャン…)でも、残るなら覚悟を決めなさい。……私達はネイバーと"戦争をしている"。手抜きや万が一にも負ければ住民に脅威が襲い掛かる、……その住民に"貴方達の家族や大切な人"も含まれていると肝に命じる事ですね(…シャラーン)………基地に帰還を命じます、そして……(…スッ)このブレスレットやあの銀色の鈴を誰から渡されたかを、…諏訪隊長に話しなさい。……(シャーン)大丈夫、あの人なら力になってくれます。流石にお咎め無し!って訳には行かないだろうけど、他の大人よりは、話しやすい筈だよ?それは君達が一番分かっているでしょ?(フワッ)…ね?』
「「っ!!?………(コクリ)…ベイルアウト!!」」
- ドンドーン!! -
口調は違えど何処か言実を彷彿させる物言いをし、言いたい事を伝えれば最後に優しい笑みを浮べて行動を促す柚紀。それに当てられて顔を赤らめた二人はそのまま光の帯となり飛んでいってしまう。それを見送りながら(……そう言えばフリーの人って何処に着地するんだろう?)と疑問を抱く柚紀と(……天然人たらしだ)と印象を抱くその他メンバー。そしてその視線に気づいた柚紀が不思議そうにしていると、嵐山が代表して話を切り出す
「(コホン)……俺達も基地に戻ろうか、賢が生身である以上長居は無用だからね。色々話をしなきゃ、ならないみたいだし(ニッコリ)」
『(わぁ〜、嵐山さん内心かなり怒ってる感じかな〜?……でも)………そうしたいのは山々ですが、…(チラッ)砲撃型と洗脳型を放置する訳には「それなら俺と小荒井達とで何とかしてやるからお前は基地に戻れ、……攻撃の術がないユズをわざわざ危ない所に連れて行くのは俺は御免だ」…って、フブキは言う気がしてたよ〜。でも、それなら安心かな?多分……【烏丸くんが基地に居るならその亜種二体の相手をしているのは高確率で村上先輩、……鈴鳴第一の人な気がするから】で、どんだけ混戦してるか不明だから【人見先輩の声が届くようにした方が良い気がする】けど………そこの所、どう思いますか〜?!東さんは〜!!?』
❲(クスッ)……他チームだろうと隊員同士でも通信を繋げれるぞ?ま、鶴ヶ峰は実質"ソロ隊員扱い"だから仕方ないか。………確かにあまり向こうの状況は良くないらしいから増援案は俺も賛成だ。二人も無傷だしトリオン量にも余裕がある。が、………あの方角は建物の高低差が激しい。流石の俺も地上に降りる必要があるな❳
『あはは、……そうでしたね。ん〜と、えっと…………じゃあ、フブキにフォローしてもらいましょう!!グラスホッパー持ちだし、移動がてら"スナイパー講座"を軽くして上げてください。多分ランク戦と防衛任務じゃ感覚が違うし何より……何か別役くんの誤射がヒットしないかが…心配です私は』
と、言った感じで互いの言い分を考慮した妥協案が提示される。これに対して四人は異論はないらしく、人見のナビの元フブキは先ず東と合流し、それから奥寺達も移動を開始する。……その姿が見えなくなるまで見送った柚紀が素直に基地に戻ろうとしたが
- ………ガシッ! -
「ねぇ柚紀ちゃん。……"太一とは何時会ったの?"別に鈴鳴第一にアイツが居るのを知ってても不思議じゃないけどさ、…あの言葉は"性格も知らなきゃ出てこない"よね?村上先輩の場合は荒船先輩や風音ちゃんが居るけど、………太一は居なくない?知るきっかけとなり得そうな人物や出来事」
- ……スッ -
「それもだけど、………今回の件、【裏で糸を引く存在が居る】って君も察しているみたいだけど、どうして分かったの?おれと嵐山さんは言実さんにその可能性を聞いたから合流が遅くなった訳だけど、…………分かっててこんな無茶をしたの?そこまでする必要、何処にあるの??」
『えっと、あの、そのっ!……(リィーン)…………い、言わなきゃ、駄目???』
「「ダメ!!」」
嵐山隊やフブキより前に出て二人の隊員と話をしていた柚紀、その表情が見えなくて……確実に微笑んでいたであろうその顔が見れなくて不貞腐れた今の佐鳥にとって"自分以外の異性の話題"には過敏となってしまい、対して時枝は理解力のある柚紀が"狙いは不明だから他人を陥れようとした罠にわざわざ嵌りに行った理由"を問い質す。……別に今すぐに話さなきゃいけない訳じゃないが、佐鳥は嫉妬心から時枝は久し振りの換装の影響で解除した瞬間に柚紀がダウンしないかが心配であり、あやふやにしたくない心情から動きを制限したり行く手を阻む行動を取る二人。……その言動理由を察して見守る嵐山と、どちらに味方をすれば良いか分からずにいる木虎。…………そんな集団に近づく人影が…二つ
- ザッ!…………スタン -
「………やはり今回の件も、お前が台風の目だったか。……鶴ヶ峰柚紀、城戸司令の勅命により悪いが身柄を拘束させてもらう」
「悪いな柚紀ちゃん、俺だってこんな事はしたくねぇが……やっぱり上の命令には逆らえない訳でさ。………痛い思いはさせないから抵抗しないでくれると助かるんだよね、じゃないと……"嵐山さん達の立場が危うくなる"。それは君だって嫌だろ?」
『三輪先輩に、米屋、先輩』
トリオン体の三輪と米屋が上層部の命により柚紀達の前に立ち塞がったのだった