68.原始の曲〜ほぼ形成りて〜(133.
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- タタタタタタ、タタタタタタ…… -
「皆無事かっ?!済まない!入り口付近で退避してきたC級と諏訪隊に会って一部が錯乱状態で落ち着かせるのに戸惑った!!」
「……あれは嵐山さんのせいじゃないですよ。今は………全員無事に帰還する事を考えましょう!((今は彼女以外にも佐鳥まで何故か生身な状態ですので、最寄りの入り口まで距離はないとは言え何時も以上に難しい状況ですからかね))」
「あぁ、そうだな!!((……そう怒るなよ充。賢があーなった理由は綾辻から聞いているだろ?…自分を助けに来てくれた人が目の前で飛べば、……確実に柚紀ちゃんは錯乱して更に状況が悪化していた。だから賢の行動は間違ってない、……兎に角先ずは何から着手するかを決める必要があるな!……綾辻、木虎!状況を説明してくれ!!!))」
遅れながら嵐山と時枝が現着を果たし、混沌と化している現状把握から着手する。言実からの追加情報を綾辻から、現場情報を木虎から聞いて理解は出来たが………流石に何処から手を付けるべきか嵐山ですら躊躇してしまう状況であった。そんな防戦一方となりつつある中、嵐山の声は銃撃やら騒音が飛び交う中でも生身でも聞こえたらしい柚紀がソチラを見て、嵐山が携えてきたモノを見た瞬間……怖くてくっついていた佐鳥から離れ、シールドの隙間をすり抜けて二人に向かって走り出していた
「「えっ?!!」」
「ちょっ、はっ?!……いきなりどうしたのさっ!?待ってよ柚紀っ!!「(クイッ!)駄目です佐鳥先輩っ!!貴方だって生身ですよ?!こんな状況で一人勝手に動いて流れ弾や、(- シュシュシュ! -)小型とは言えど敵の攻撃を食らえば命に関わります!?」っ!!で、でもっ!!?」
「………ユズがナニを考えているかは不明だが、理由や勝算のない事はしねぇだろ?なら、……あの鈴がこの状況を打破する鍵、になるから取りに向かった。そんな感じだろうな。………奥寺、小荒井!もう少し耐え凌げ!!ユズが絶対に活路を開く!」
「くっ!!……一撃受けずにってのはキツイけど、…顔見知りをランク戦以外で討ち取るのは御免だ!!?それに……」
「……一番辛い目に遭ってて今も危険を顧みずに動いている鶴ヶ峰の覚悟を、無駄には出来ない。だろ?………この位、耐えてみせるさ!俺達だってただ闇雲に攻め一点で戦ってる訳じゃないんだ!!状況に応じて動いてる!!」
「「東さんから命じられたままにじゃなくて、自分達で考えながら!俺達はこれからもそうやって強くなっていく、そう決めたんだ!!」」
柚紀の勝手な行動で佐鳥が焦りを見せて反射的に追い掛けかけるが、木虎がそれを阻止。他の三人も驚きはしたが"柚紀が動くなら状況は確実に動く"と察し、今は耐え凌ぐのを選択する。その際に影で囁かれていた"レッテル"を自ら克服したのだが、それに気づいたのは師である東のみであった
さて、流石の二人も柚紀が単独行動を取った事に驚きを隠せずに居たが『マイクと、鈴!!……早くっ!』と、言実に託されたモノを要求される。そしてマイクに該当するモノを時枝が少女に投げ渡そうとしたその時
- ………シュン! -
「!!(……スルッ、ポーン…)…しまった!足元に彼奴が居たのに気づかずに居たら手元がっ!!」
『大丈夫、だよ。時枝、くん!………(スウゥー)…サポート要請!!目標は頭上にあるトリガーホルダーまで!!』
「えっ?!でも、それじゃあ防御が手薄に…「(ビュウン!!…ダダダダダダ)あの二人の足止めは俺達が引き受ける!?」えっ?!嵐山さんっ!!?いつの間にっ!!」
「(ビュウン!!……ガキィン!!- リィーン -)さっきの言葉、おれ達にでなく多分…奥寺達に向かって発した言葉だから、答えてあげてほしい!……木虎、固定シールドで佐鳥を守ってて。狭くても我慢して、直ぐに状況は動く筈だから」
「わ、分かったよ時枝。……やるぞ小荒井!座標見誤るなよ!!」
「奥寺こそ、出すタイミング間違えたら鶴ヶ峰が真っ逆さまに落ちるからな?!生身のアイツにそれしたらマジで洒落にならないからな!!?」
「り、了解しました!!(…クイッ!……キイィーン)……言っておきますが、佐鳥先輩相手にこんなに密着したいなんて微塵も思いませんからね??!…時枝先輩の指示に従っただけです!!」
「ハイハイハイ、分かってるから今は維持するのに集中集中!……木虎が、嫌いって訳じゃないけど、オレだって女子で此処まで密着したいって、…側に居たいと心から思うのは……柚紀だけだもん」
各自"自分のやるべき事"を見出して行動を開始する。因みにフブキは生身の佐鳥を庇う必要がないと判断すると、俊敏型含めたトリオン兵の始末を開始する。……遠方のバンダーに攻撃が届かない東もサポートに回り、柚紀の行く先を遮るモノは居ないかに思えたが
- タタタタタタ……ズドン!!…シュルシュル -
『っ!?……やっぱり、邪魔、するんだね!(今、足を止めたら多分……体力的にも動けなくなる。…だから!!)……止まる訳には行かない!!…二人共お願いっ!?』
「「了解っ!?(ブォン!……ザシュ!)」」
- ……ダン!!………ダン!!! -
『あ、後、……少しっ!!(ググッ………ピタッ)っ!!……トリガー!オン!!(ハアァァー!- 換装完了 -)……"テレポート!!"(ビュウン!……パッ!)鈴、下さい!!?』
「は、ハイ!!(リィーン)……でも一体どうするつもりなの?」
珍しく柚紀の背後に現れた土竜を無視して空中に飛来しているトリガーホルダーだけを見て居る柚紀は、距離的に大分縮まったタイミングで土竜の触手から逃亡する意味合いを込めて二人に再度要請をする。これに対してグラスホッパーで道筋を作り、土竜を二人掛かりで撃破。一方柚紀はグラスホッパーを踏み締め高く跳躍した後に、腕を伸ばして何とか指先がホルダーに触れたのを確認すれば何時も以上に気合を込めて叫び、………あの日以来、久し振りに換装する。そして直ぐ様、"嵐山に変わって鈴を持たされた"時枝の元に瞬間移動をすれば鈴を要求。…持ってきた"金銀混合のあの神楽鈴"を手渡せば、洗脳を受けてしまった二人、そしてフブキの周囲に居る俊敏型含めた敵を一瞥後、深呼吸をする。そして
-
『…我が奏でるは癒しの音色(シャラーン)、同朋には祝福の神音となり、(シャラーン)……仇なすモノには