68.原始の曲〜ほぼ形成りて〜(133.
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- タタタタタタ…… -
「円形の固定シールドって事は、……やっぱり居た!!(タタタ……)ナニしてるのさ!木虎っ!!?何で生身の柚紀を外に連れ出すとか無謀な事………と、言いたいけどどうせ彼女から言い出しただろうから、とりあえず一旦置いておくとして……ちょっ!?(バンバン!!)柚紀どうしたのっ!!?このシールド解いて!!(バンバン!!)(……駄目だ、オレの声が彼女に届いてない。多分今の柚紀は"C級の子達を守る事"に一心で意識が朦朧としてても、解かずにキープしている。周囲には目に見えた敵が居ない、でもシールドを解かないのは…)((……綾辻先輩、周囲に隠密型居ないですよね?で、木虎………もしかして狙撃、受けたりした?))」
誰よりも早く柚紀が居るであろう場所に駆け出していた佐鳥が到着。そして柚紀の固定シールドの形状を知っていたので、迷わず一直線に向かう途中で木虎を見つけて怒鳴る…かと思えば、二人の性格を把握している佐鳥は【今回は柚紀が原因】とすんなりと予測する。その答えを木虎に聞く前に、シールド内でグッタリしている柚紀を見てシールドを叩きながら呼び掛けるが反応なし。………シールド内に居るC級隊員には対処法が分からないのは分かっているのと、自分が冷静さを無くすのは駄目だとひと呼吸置き、状況を確認を優先する。内部通話使用なのは【誰が敵で味方なのかが分からないから】である
佐鳥の問い掛けに対して木虎は頷き((狙撃場所までは把握出来ませんが、私の目線の先から攻撃が来ました))と、同じく通話で解答。次に❲えっ?!藍ちゃん居るの?……レーダーに藍ちゃんが感知出来てないけど。あ、今の所隠密型は居ないから大丈夫だよ❳と綾辻から通信が入る。それを聞いて目線は明らかに焦った表情をするB級隊員に向けつつ、通話で"レーダーに反映されない仕掛け"を訊ねれば、さり気なく腕につけている【銀のブレスレット】を見せる。……以前、女王討伐後に汚染トリオン対策で渡されたアレと同じ点から【この件もエンジニアが関わっている】と察する。とりあえずそれを外させようとする佐鳥だが
❲!?警戒!土竜型数体接近中です❳
「!?(マズい!土竜の存在を忘れてた!!どっちにしろこのシールドを解かないと皆が危ない!でも耐久力があり過ぎて破壊するのは多分無理だ!!)何か、方法はないのか?!(キョロキョロ…)ん?……君っ!!それって"銀色の鈴"だよね?!もしそうなら【此処から出たいとか、シールドが無くなる】とか、……兎に角"自由になる"事を考えて鈴を鳴らしてみて。多分それで何とかなる筈だから!!今は意味が理解できなくても良い!どっちにしろ、このままじゃ誰も助からない!!!……君だって怖いのや痛いのや、…彼女が辛そうにしているのを見たくはない、でしょ?(…ニコッ)大丈夫!!その鈴は"持ち主の気持ちに応えてくれる"し、佐鳥は女の子を疑わない!!…君ならきっと出来るって信じているよ!?」
「…っ!?(ドキッ)………………わ、分かり、ました。……やって、みます。こんな事になったのは、………私が友達の頼みを断らなかったのが、そもそもの原因、です。ので」
綾辻からの通信によりのんびりしてられない(柚紀がグッタリしているので、佐鳥はのんびりしているつもりはない)状況となり、どうするかと視線を巡らせていると、シールド内に居て柚紀の直ぐ近くに居るあの少女が持っているモノに気づく。……緑のシールド越しに見るが"金色でなく銀色"と直感し、そこからシルバーブレットの存在に辿り着き、更にその性能に加えて【綾辻は担当したことはないが、オペレーター達が当番制で必要に応じて鈴を鳴らす役目があり、それを戦闘員が意外と知らない】等を含め、説明をざっとした上で鳴らすように指示。その際に不安や緊張している彼女を安心させる為に笑みを浮かべると、……その笑みを見てときめき鳴らすのを決意する。……嵐山がイケメン過ぎるからアレだが、佐鳥だって性格は勿論だが容姿は悪くなく彼も隊の人気を支える一人な訳であり、つまりは、…………惚れる子が居ても可笑しくないのだ
そんな微妙な空気の中、深呼吸して辛そうな柚紀を一瞥し、別隊員に介抱をお願いした女子隊員は柄をキッチリ握り締め鳴らす体制を整える。その際に意識が朦朧としている柚紀が少女も身に着けている【レーダーや、敵に感知されるの防止として渡された銀のブレスレット】を指先で触れて破戒しているが、気づいたのは木虎と佐鳥のみであった。因みにガンナー少年は他のB級隊員に【柚紀が何者かと、防衛任務の経験回数と"亜種との戦闘経験"】を訊ねており、その答えを聞いて「そんなのでこんな事を!……アンタ達はボーダーや彼女の重要性を理解してない!!」と怒りを顕にしていた。…それを聞いて仲裁に入ろうと動く佐鳥の背後から
- チリィーン……パラパラパラ -
「(ピタッ!)シールドが消えたっ!?……柚紀っ!!(ダッ!……ダキッ!!- ズシリ!! -)くっ!?……皆っ!?佐鳥から離れて!!敵が、……亜種が来る!足元から!!?」
- ズドン!!……ズサーー!! -
鈴の効果が上手く発動して固定シールドが解除されれば、"最優先事項は柚紀の身柄確保"と決めていた佐鳥の動きに迷いはなかった。直ぐに側に行き抱き上げるが柚紀のトリオン減少時に発生する加重現象に見回れる。一瞬表情が歪むが❲土竜、来ます!!❳の警告通信を聞いて先ずはC級達に"危険が何処から迫っているか"を伝えて離れる様に指示を出す。……流石に亜種の凶悪さは彼等も噂などで知っているらしく素直に距離を取る(鈴持ちの少女は渋々な表情を浮べて)
彼等がある程度距離を取り、佐鳥も木虎が居る方向に退避したのとほぼ同時に土竜が現れ間一髪な状況で何とか回避に成功。ただ、一体は佐鳥の抱えている柚紀を、もう一体は……鈴持ちの少女を狙っているのに気づき"柚紀もだが、あの少女も守らなければ…"と考える佐鳥だが、今の自分はまともに戦えないのだ。どうするか戸惑う中、ジリジリと迫りくる土竜に木虎が二人を庇い対峙しようとした、その時
- ダン!! -
「出てきやがったな土竜野郎!!テメェの相手は、この俺だ!!?……旋空弧月!!」
「円形の固定シールドって事は、……やっぱり居た!!(タタタ……)ナニしてるのさ!木虎っ!!?何で生身の柚紀を外に連れ出すとか無謀な事………と、言いたいけどどうせ彼女から言い出しただろうから、とりあえず一旦置いておくとして……ちょっ!?(バンバン!!)柚紀どうしたのっ!!?このシールド解いて!!(バンバン!!)(……駄目だ、オレの声が彼女に届いてない。多分今の柚紀は"C級の子達を守る事"に一心で意識が朦朧としてても、解かずにキープしている。周囲には目に見えた敵が居ない、でもシールドを解かないのは…)((……綾辻先輩、周囲に隠密型居ないですよね?で、木虎………もしかして狙撃、受けたりした?))」
誰よりも早く柚紀が居るであろう場所に駆け出していた佐鳥が到着。そして柚紀の固定シールドの形状を知っていたので、迷わず一直線に向かう途中で木虎を見つけて怒鳴る…かと思えば、二人の性格を把握している佐鳥は【今回は柚紀が原因】とすんなりと予測する。その答えを木虎に聞く前に、シールド内でグッタリしている柚紀を見てシールドを叩きながら呼び掛けるが反応なし。………シールド内に居るC級隊員には対処法が分からないのは分かっているのと、自分が冷静さを無くすのは駄目だとひと呼吸置き、状況を確認を優先する。内部通話使用なのは【誰が敵で味方なのかが分からないから】である
佐鳥の問い掛けに対して木虎は頷き((狙撃場所までは把握出来ませんが、私の目線の先から攻撃が来ました))と、同じく通話で解答。次に❲えっ?!藍ちゃん居るの?……レーダーに藍ちゃんが感知出来てないけど。あ、今の所隠密型は居ないから大丈夫だよ❳と綾辻から通信が入る。それを聞いて目線は明らかに焦った表情をするB級隊員に向けつつ、通話で"レーダーに反映されない仕掛け"を訊ねれば、さり気なく腕につけている【銀のブレスレット】を見せる。……以前、女王討伐後に汚染トリオン対策で渡されたアレと同じ点から【この件もエンジニアが関わっている】と察する。とりあえずそれを外させようとする佐鳥だが
❲!?警戒!土竜型数体接近中です❳
「!?(マズい!土竜の存在を忘れてた!!どっちにしろこのシールドを解かないと皆が危ない!でも耐久力があり過ぎて破壊するのは多分無理だ!!)何か、方法はないのか?!(キョロキョロ…)ん?……君っ!!それって"銀色の鈴"だよね?!もしそうなら【此処から出たいとか、シールドが無くなる】とか、……兎に角"自由になる"事を考えて鈴を鳴らしてみて。多分それで何とかなる筈だから!!今は意味が理解できなくても良い!どっちにしろ、このままじゃ誰も助からない!!!……君だって怖いのや痛いのや、…彼女が辛そうにしているのを見たくはない、でしょ?(…ニコッ)大丈夫!!その鈴は"持ち主の気持ちに応えてくれる"し、佐鳥は女の子を疑わない!!…君ならきっと出来るって信じているよ!?」
「…っ!?(ドキッ)………………わ、分かり、ました。……やって、みます。こんな事になったのは、………私が友達の頼みを断らなかったのが、そもそもの原因、です。ので」
綾辻からの通信によりのんびりしてられない(柚紀がグッタリしているので、佐鳥はのんびりしているつもりはない)状況となり、どうするかと視線を巡らせていると、シールド内に居て柚紀の直ぐ近くに居るあの少女が持っているモノに気づく。……緑のシールド越しに見るが"金色でなく銀色"と直感し、そこからシルバーブレットの存在に辿り着き、更にその性能に加えて【綾辻は担当したことはないが、オペレーター達が当番制で必要に応じて鈴を鳴らす役目があり、それを戦闘員が意外と知らない】等を含め、説明をざっとした上で鳴らすように指示。その際に不安や緊張している彼女を安心させる為に笑みを浮かべると、……その笑みを見てときめき鳴らすのを決意する。……嵐山がイケメン過ぎるからアレだが、佐鳥だって性格は勿論だが容姿は悪くなく彼も隊の人気を支える一人な訳であり、つまりは、…………惚れる子が居ても可笑しくないのだ
そんな微妙な空気の中、深呼吸して辛そうな柚紀を一瞥し、別隊員に介抱をお願いした女子隊員は柄をキッチリ握り締め鳴らす体制を整える。その際に意識が朦朧としている柚紀が少女も身に着けている【レーダーや、敵に感知されるの防止として渡された銀のブレスレット】を指先で触れて破戒しているが、気づいたのは木虎と佐鳥のみであった。因みにガンナー少年は他のB級隊員に【柚紀が何者かと、防衛任務の経験回数と"亜種との戦闘経験"】を訊ねており、その答えを聞いて「そんなのでこんな事を!……アンタ達はボーダーや彼女の重要性を理解してない!!」と怒りを顕にしていた。…それを聞いて仲裁に入ろうと動く佐鳥の背後から
- チリィーン……パラパラパラ -
「(ピタッ!)シールドが消えたっ!?……柚紀っ!!(ダッ!……ダキッ!!- ズシリ!! -)くっ!?……皆っ!?佐鳥から離れて!!敵が、……亜種が来る!足元から!!?」
- ズドン!!……ズサーー!! -
鈴の効果が上手く発動して固定シールドが解除されれば、"最優先事項は柚紀の身柄確保"と決めていた佐鳥の動きに迷いはなかった。直ぐに側に行き抱き上げるが柚紀のトリオン減少時に発生する加重現象に見回れる。一瞬表情が歪むが❲土竜、来ます!!❳の警告通信を聞いて先ずはC級達に"危険が何処から迫っているか"を伝えて離れる様に指示を出す。……流石に亜種の凶悪さは彼等も噂などで知っているらしく素直に距離を取る(鈴持ちの少女は渋々な表情を浮べて)
彼等がある程度距離を取り、佐鳥も木虎が居る方向に退避したのとほぼ同時に土竜が現れ間一髪な状況で何とか回避に成功。ただ、一体は佐鳥の抱えている柚紀を、もう一体は……鈴持ちの少女を狙っているのに気づき"柚紀もだが、あの少女も守らなければ…"と考える佐鳥だが、今の自分はまともに戦えないのだ。どうするか戸惑う中、ジリジリと迫りくる土竜に木虎が二人を庇い対峙しようとした、その時
- ダン!! -
「出てきやがったな土竜野郎!!テメェの相手は、この俺だ!!?……旋空弧月!!」