66.塵星の曲〜先ずは知る事から〜(131.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
仮想空間ながらもきちんと地面から土竜が現れると、やはり触手が生成されて柚紀に襲い掛かる。俊敏型と土竜の板挟みとなり流石に動きに迷いが出てしまう。が
「……エスクード。
- ド ド ド ド ド ……パシィン! -
土竜はコチラで引き受けるから鶴ヶ峰は俊敏型に意識を集中させろ(ガガガガガ…)」
『烏丸くんっ?!……(スゥーハァー…)後、数秒"足止め"をお願いします!(ダッ)』
「了解した!……無理はするなよ?(ダッ)」
二分とまでは行かないかフィールドを分ける様にエスクードを展開して壁越しに背中合わせに言葉を交わし行動を開始する柚紀と烏丸。それを見聞きしていた木虎は、些か柚紀の言い分が気に入らない様子。何故なら
「(鶴ヶ峰先輩のあの言い方、まるで"私や烏丸先輩があの亜種を倒す必要がない……倒せない"と思われている?そんな訳ない!!土竜なら倒した経験は私にはあるし、先輩だって倒せるに決まっている!!?)(…キイィン……ダッ!)要は普段のモールモッドと同じ!弱点に攻撃すれば良いのだから!!」
- ……ザシュ!! -
「木虎っ?(……マズいっ!!)………鶴ヶ峰、木虎が土竜を仕留めた!この場合…」
『(ピタッ)えっ?!まだ十秒くらい時間がっ!!……(ダッ!)木虎ちゃん!集中シールド使える?終わるまでそれで時間を稼いで!?』
「稼ぐ必要はありません!全部倒せば…(- シュッ…シュシュシュ……ピシッピシピシッ…シュン!…ザシュッ!ガクンッ! -)っ!?し、俊敏型に、……隠密型っ!?(しまった!?"土竜を倒せば亜種含めた周囲の敵から狙われる"のを忘れてた)……くっ!……このすばしっこいのさえいなければ(スチャッ)」
自分の今までの経験や烏丸の実力を考えてもかなり保守的な考えを示す柚紀が気に入らないのだ。過信はしていないし、たかが訓練であり、さほど時間も残っていないのなら問題ないと考え慣れてきたスコーピオンで土竜を撃破するが……"亜種の…土竜の特性"を忘れていた木虎は俊敏型と土竜が出て来た架空の穴から出てきたであろう隠密型の奇襲に遭い片足を切断されてしまう。それでも抵抗の意を示す木虎は使い慣れた銃を構えるが、見える敵に加えて見えていない敵に囲まれて流石に焦りの色が表情に現れている。烏丸も数を減らしているが俊敏型が邪魔で思う様に身動きが取れずにいる、と
- ……ビュイン!! -
『木虎ちゃん!(クイッ!)…"シールド"!!?』
- キイィーーン!ガガガガガガ、ガキィン!! -
「っ!!?こ、これは固定シールドっ?!どうして先輩がっ!?『っ!……ごめん、話は後で。集中しないと、シールドが、保てな、い(……ツゥー)』(…トリオン体じゃないのにトリガーが使えるなんて、先輩の能力は凄いけど……どうして、私を助けるの?貴女と私は…)」
いきなり至近距離に柚紀が現れると引き寄せられ"半円の固定シールド"を作り出し、四方からの攻撃を防ぐ。生身の柚紀が此処まで出来るのに驚きもするが、木虎は疑問を抱く。【髪色が元に戻りつつあるのも気になるが、汗を掻きづらい彼女から一筋流れているのだ。……運動による発汗でなく、恐らく"冷や汗"の類いの。そんな無茶までして"恋敵"を助ける理由】が………木虎には理解できないのだ。そんな中
- 制限時間を経過、仮想シュミレーション訓練を終了します -
のアナウンスが流れ敵が消えたのと同時にシールドも消えて柚紀がその場に崩れかける。咄嗟に木虎が抱えるが明らかにグッタリしている姿に名前を呼んで声を掛け続ける。そんな二人に駆け寄ろうとした烏丸が見たのは
- …………シュン! -
「隠密型っ?!……不意打ちシステムまで搭載されているのか。(…ダッ!)木虎っ!鶴ヶ峰っ!!」
「くっ!?(クイッ!……ギュッ!!)」
背後から最後の一体……エラーとも取れる個体が現れ、凶刃が迫る。完全に油断していた木虎は武器を手に取る暇も武器を生成する余裕もなく、せめて具合の悪い柚紀を守ろうと自分の方に引き寄せ庇う姿勢を取る。その時
- ………キィーン…ストン…スチャッ……ドーン! -
「全く、いきなり通信が入ったかと思えば強制移動させられるわ、説明もなしに"敵を打ち抜け"とか…………マジでダルいから」
❲良いじゃねぇか、隣で黙々と打っていただけだろお前。ま、ナニはどうあれ……助かったぜ"半崎"。ついでで悪いが鶴ヶ峰を抱っこしてそこから連れ出してくれ、バックワーム越しならそいつに触れてもトリオン吸収力が抑制されて、ベイルアウトしない筈だ❳
平坦な空間内に突如高台みたいな物が現れ、そこから打ち出された銃撃により隠密型が撃破される。一体誰か……それはとある人独特の台詞と諏訪のカミングアウトにより直ぐに暴かれる。そして高台から飛び降りて来た半崎は真っ直ぐ柚紀に近づき、木虎に抵抗されたが「大人しく半崎に鶴ヶ峰を託せ、………今のお前じゃ彼女を抱えて立ち上がれない筈だ」と、烏丸に諭されて渋々半崎に柚紀を託す。……確かに崩れ落ちた柚紀に触れた瞬間に体が重くなる感覚に見舞われてあのまま立ち上がれたか定かではないのだった。それから荷物を持った烏丸の手を借りて立ち上がれば木虎も訓練室を後にする
「……エスクード。
- ド ド ド ド ド ……パシィン! -
土竜はコチラで引き受けるから鶴ヶ峰は俊敏型に意識を集中させろ(ガガガガガ…)」
『烏丸くんっ?!……(スゥーハァー…)後、数秒"足止め"をお願いします!(ダッ)』
「了解した!……無理はするなよ?(ダッ)」
二分とまでは行かないかフィールドを分ける様にエスクードを展開して壁越しに背中合わせに言葉を交わし行動を開始する柚紀と烏丸。それを見聞きしていた木虎は、些か柚紀の言い分が気に入らない様子。何故なら
「(鶴ヶ峰先輩のあの言い方、まるで"私や烏丸先輩があの亜種を倒す必要がない……倒せない"と思われている?そんな訳ない!!土竜なら倒した経験は私にはあるし、先輩だって倒せるに決まっている!!?)(…キイィン……ダッ!)要は普段のモールモッドと同じ!弱点に攻撃すれば良いのだから!!」
- ……ザシュ!! -
「木虎っ?(……マズいっ!!)………鶴ヶ峰、木虎が土竜を仕留めた!この場合…」
『(ピタッ)えっ?!まだ十秒くらい時間がっ!!……(ダッ!)木虎ちゃん!集中シールド使える?終わるまでそれで時間を稼いで!?』
「稼ぐ必要はありません!全部倒せば…(- シュッ…シュシュシュ……ピシッピシピシッ…シュン!…ザシュッ!ガクンッ! -)っ!?し、俊敏型に、……隠密型っ!?(しまった!?"土竜を倒せば亜種含めた周囲の敵から狙われる"のを忘れてた)……くっ!……このすばしっこいのさえいなければ(スチャッ)」
自分の今までの経験や烏丸の実力を考えてもかなり保守的な考えを示す柚紀が気に入らないのだ。過信はしていないし、たかが訓練であり、さほど時間も残っていないのなら問題ないと考え慣れてきたスコーピオンで土竜を撃破するが……"亜種の…土竜の特性"を忘れていた木虎は俊敏型と土竜が出て来た架空の穴から出てきたであろう隠密型の奇襲に遭い片足を切断されてしまう。それでも抵抗の意を示す木虎は使い慣れた銃を構えるが、見える敵に加えて見えていない敵に囲まれて流石に焦りの色が表情に現れている。烏丸も数を減らしているが俊敏型が邪魔で思う様に身動きが取れずにいる、と
- ……ビュイン!! -
『木虎ちゃん!(クイッ!)…"シールド"!!?』
- キイィーーン!ガガガガガガ、ガキィン!! -
「っ!!?こ、これは固定シールドっ?!どうして先輩がっ!?『っ!……ごめん、話は後で。集中しないと、シールドが、保てな、い(……ツゥー)』(…トリオン体じゃないのにトリガーが使えるなんて、先輩の能力は凄いけど……どうして、私を助けるの?貴女と私は…)」
いきなり至近距離に柚紀が現れると引き寄せられ"半円の固定シールド"を作り出し、四方からの攻撃を防ぐ。生身の柚紀が此処まで出来るのに驚きもするが、木虎は疑問を抱く。【髪色が元に戻りつつあるのも気になるが、汗を掻きづらい彼女から一筋流れているのだ。……運動による発汗でなく、恐らく"冷や汗"の類いの。そんな無茶までして"恋敵"を助ける理由】が………木虎には理解できないのだ。そんな中
- 制限時間を経過、仮想シュミレーション訓練を終了します -
のアナウンスが流れ敵が消えたのと同時にシールドも消えて柚紀がその場に崩れかける。咄嗟に木虎が抱えるが明らかにグッタリしている姿に名前を呼んで声を掛け続ける。そんな二人に駆け寄ろうとした烏丸が見たのは
- …………シュン! -
「隠密型っ?!……不意打ちシステムまで搭載されているのか。(…ダッ!)木虎っ!鶴ヶ峰っ!!」
「くっ!?(クイッ!……ギュッ!!)」
背後から最後の一体……エラーとも取れる個体が現れ、凶刃が迫る。完全に油断していた木虎は武器を手に取る暇も武器を生成する余裕もなく、せめて具合の悪い柚紀を守ろうと自分の方に引き寄せ庇う姿勢を取る。その時
- ………キィーン…ストン…スチャッ……ドーン! -
「全く、いきなり通信が入ったかと思えば強制移動させられるわ、説明もなしに"敵を打ち抜け"とか…………マジでダルいから」
❲良いじゃねぇか、隣で黙々と打っていただけだろお前。ま、ナニはどうあれ……助かったぜ"半崎"。ついでで悪いが鶴ヶ峰を抱っこしてそこから連れ出してくれ、バックワーム越しならそいつに触れてもトリオン吸収力が抑制されて、ベイルアウトしない筈だ❳
平坦な空間内に突如高台みたいな物が現れ、そこから打ち出された銃撃により隠密型が撃破される。一体誰か……それはとある人独特の台詞と諏訪のカミングアウトにより直ぐに暴かれる。そして高台から飛び降りて来た半崎は真っ直ぐ柚紀に近づき、木虎に抵抗されたが「大人しく半崎に鶴ヶ峰を託せ、………今のお前じゃ彼女を抱えて立ち上がれない筈だ」と、烏丸に諭されて渋々半崎に柚紀を託す。……確かに崩れ落ちた柚紀に触れた瞬間に体が重くなる感覚に見舞われてあのまま立ち上がれたか定かではないのだった。それから荷物を持った烏丸の手を借りて立ち上がれば木虎も訓練室を後にする