65.見送りの曲〜安全祈願〜(130.
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そして最後となる太刀川隊メンバーだが、……どうやらC級ランク戦ロビーに三人共居るらしくソチラに向かう事に。その道のりの最中、渡すモノを何度もチラ見する柚紀に、迅は苦笑いしながらこう口にする
「大丈夫だよ柚紀ちゃん、ちゃんと理由を話せば三人だって納得してくれるから。寧ろ、皆からすれば一番喜ばれるのを上げる訳だし、……もし要らないって言われたら風間さん達に分配してもらえばいいよ、ね?」
『……………迅さんがそう言うなら、信じます。やっぱりまだ、…洗脳型の影響が残ってるのかな?何時もは平気なのに、何でこんな時にっ!?』
「(ナデナデ)……きっと再認識したからだよ。【自分がこの街に居たいと願う理由を】……それで静樹さんを思い出してしまい、あの人の感覚にひっぱられてしまってる。……多分こんな感じじゃないかな?…柚紀ちゃんってさ、最近パンツ系穿いてなかったでしょ?スカートが多かった分、必ず防寒で"黒のストッキング"を着用していた。でも今日は違う。……"着たくても着れなくなってる"んでしょ?」
『(…コクン)……黒は喪服の色、それがお父さんが黒を嫌う理由。……私が血を連想する赤を嫌うのと同じ、感覚(……ズキッ!!)っ!?(ガクン!?)……ナ、ニこれっ!ぁ、頭がっ!?』
「柚紀ちゃんっ?!!(バッ!……サスサスサス)……大丈夫、落ち着いて。…………思い出さなくて良いから、嫌いに…苦手になった理由を。大丈夫だから(……俺も…その場面は朧気にしか覚えてはいない。………本能的に記憶が忘却された?自分の心を護る為に、若しくは…"意図的に消された"可能性もある。もしそうなら"容疑者"は………)」
不安を口にはしないが表情が物語っている柚紀を励ます迅、それに対して少し気持ちが楽になるがやはり"何故こうなるのか"が気になるらしく口に出してしまう。すると強い頭痛に襲われその場に座り込んでしまう。そんな柚紀を介抱しながら迅は呼び掛ける。【今はまだ洗脳被害の影響下にあり、…無理をすれば数日前に逆戻りになる。だから"思い出すのは今じゃなくて良い"】と
ただ、こう呼び掛けるのとは別にある事が頭を横切る。……例の英語教員が今まで体験したであろう奇想天外な理由が、自分の考え通りなら……………あんな芸当が出来るのは。と、思ってると
「あれぇ〜、迅さん?そんな所でナニしているの〜?って……柚紀ちゃん?!(タタタ…)なになに何?どうしたの?!頭、痛いの??(ナデナデ)」
『んっ、……(スゥ)……柚、宇、せんぱ、い?……たち、かわさ、んと、いず、みせん、ぱいは?(チラッ、…ズキッ!)ぐっ!ぁっ!?』
「柚紀ちゃ「……ごめん国近ちゃん、今の君じゃこの子の頭痛を悪化させちてしまう、だから……太刀川さん達と一緒に"生身で言実さんのラボに来てくれないかな?"…理由はそこで話すから」……分かり、ました。直ぐに二人を捕まえてラボに連れて行きますので!!(ダッ!!)」
廊下で国近に遭遇し、明らかに調子の悪い柚紀を見て駆け寄ってきたのだ。頭を撫でられて少し楽になった柚紀がうっすらと目を開き国近の存在を確認した、…"身につけている黒でエンブレム付きのパーカー"を目にした瞬間再び頭痛に襲われた柚紀を見て、【トリオン体の二人を見たら危険な未来】を視た迅が、それを回避する為に行動を開始。それに従う形で国近がロビー方面に行くのを見届ければ、柚紀をお姫様抱っこしてラボへと向かうのであった
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痛みのせいで意識が朦朧としていた柚紀だが、誰かに頭を撫でられている感覚を感じそれと並行して痛みも和らいでいく。……何とか動ける位にまで治まった辺りで目を開き、そこで見えたのは…
「(ナデナデ)ん?……目が覚めたって事は痛みが大分緩和された感じか?(ナデナデ)トリオン体じゃなくても俺だとそれなりに効果があるみたいだな、これは良い事に気づいたな、ウンウン(ナデナデ)」
『い、出水、先輩?「やっほぉ〜、お目覚めかな?……うん、廊下で会った時より顔色良いかも!」……柚宇、先輩?……此処は、………私は、『私のラボだ。全く、何故お前が動く必要がある?コチラから出向くより一気に招き入れた方が時短にもなると言うのに、………少しは未だに病人と認識しろ』……言実さ、ん?』
そこは言実のラボで柚紀はあの折りたたみ式のベッドに横となり側には頭を撫でてくれている私服姿の出水と、"パーカーを脱いだ"国近が顔を覗き込んでおり、更に後方には白衣姿の言実が頭痛薬と水の入ったコップを持って待機していた。一先ず出水に上半身を起こしてもらい、背もたれ役を国近が請負い言実から貰った薬を飲んでひと息ついた柚紀に、……私服姿の太刀川がゆっくり近づきベッドに腰掛ける
「(クシャ)ったく、いつの日か俺を使いっぱしりにしたお姫様とは偉い違いだな。……まだ本調子じゃないって自覚あるなら、きちんと他人を頼るなり呼び寄せろよ。誰も怒ったりしねぇよ、寧ろ……(ヒラヒラ~)こんなイイモンくれるなら俺は喜んで馳せ参じるぜ?!」
「だね〜!!この"私が叶えられる事ならなんでも叶えます券"何で、超レア物だよ!!……使えるのが"任務帰還後"だから、俄然ヤル気が出てくるよ〜」
「ま、三枚ある内の一つは"柚紀ちゃんの要望記載済み"だけど、これ位お安い御用だしな!……(ナデナデ)安心してよ柚紀ちゃん、誰一人欠ける事なく無事に帰還するって約束、するから(…スッ)だから、君も此処で待っててね?」
『………(ヘニャ)…はい!約束です!!(スッ)〜指切りげんまん、嘘ついたら二人とも言実さんのバイパーノック百本う〜ける!指切った〜っと!』
「「ま、マジでか?」」
「お〜、こりゃ責任重大だね〜。頑張れ〜!!」
こんな感じで和やかな雰囲気に包まれていたのであった。因みに迅は太刀川達に"今の柚紀には黒色の服は地雷"と説明した上で、"次の動きの為に"ラボを後にしていた。……根回しする必要があると判断したからである
「大丈夫だよ柚紀ちゃん、ちゃんと理由を話せば三人だって納得してくれるから。寧ろ、皆からすれば一番喜ばれるのを上げる訳だし、……もし要らないって言われたら風間さん達に分配してもらえばいいよ、ね?」
『……………迅さんがそう言うなら、信じます。やっぱりまだ、…洗脳型の影響が残ってるのかな?何時もは平気なのに、何でこんな時にっ!?』
「(ナデナデ)……きっと再認識したからだよ。【自分がこの街に居たいと願う理由を】……それで静樹さんを思い出してしまい、あの人の感覚にひっぱられてしまってる。……多分こんな感じじゃないかな?…柚紀ちゃんってさ、最近パンツ系穿いてなかったでしょ?スカートが多かった分、必ず防寒で"黒のストッキング"を着用していた。でも今日は違う。……"着たくても着れなくなってる"んでしょ?」
『(…コクン)……黒は喪服の色、それがお父さんが黒を嫌う理由。……私が血を連想する赤を嫌うのと同じ、感覚(……ズキッ!!)っ!?(ガクン!?)……ナ、ニこれっ!ぁ、頭がっ!?』
「柚紀ちゃんっ?!!(バッ!……サスサスサス)……大丈夫、落ち着いて。…………思い出さなくて良いから、嫌いに…苦手になった理由を。大丈夫だから(……俺も…その場面は朧気にしか覚えてはいない。………本能的に記憶が忘却された?自分の心を護る為に、若しくは…"意図的に消された"可能性もある。もしそうなら"容疑者"は………)」
不安を口にはしないが表情が物語っている柚紀を励ます迅、それに対して少し気持ちが楽になるがやはり"何故こうなるのか"が気になるらしく口に出してしまう。すると強い頭痛に襲われその場に座り込んでしまう。そんな柚紀を介抱しながら迅は呼び掛ける。【今はまだ洗脳被害の影響下にあり、…無理をすれば数日前に逆戻りになる。だから"思い出すのは今じゃなくて良い"】と
ただ、こう呼び掛けるのとは別にある事が頭を横切る。……例の英語教員が今まで体験したであろう奇想天外な理由が、自分の考え通りなら……………あんな芸当が出来るのは。と、思ってると
「あれぇ〜、迅さん?そんな所でナニしているの〜?って……柚紀ちゃん?!(タタタ…)なになに何?どうしたの?!頭、痛いの??(ナデナデ)」
『んっ、……(スゥ)……柚、宇、せんぱ、い?……たち、かわさ、んと、いず、みせん、ぱいは?(チラッ、…ズキッ!)ぐっ!ぁっ!?』
「柚紀ちゃ「……ごめん国近ちゃん、今の君じゃこの子の頭痛を悪化させちてしまう、だから……太刀川さん達と一緒に"生身で言実さんのラボに来てくれないかな?"…理由はそこで話すから」……分かり、ました。直ぐに二人を捕まえてラボに連れて行きますので!!(ダッ!!)」
廊下で国近に遭遇し、明らかに調子の悪い柚紀を見て駆け寄ってきたのだ。頭を撫でられて少し楽になった柚紀がうっすらと目を開き国近の存在を確認した、…"身につけている黒でエンブレム付きのパーカー"を目にした瞬間再び頭痛に襲われた柚紀を見て、【トリオン体の二人を見たら危険な未来】を視た迅が、それを回避する為に行動を開始。それに従う形で国近がロビー方面に行くのを見届ければ、柚紀をお姫様抱っこしてラボへと向かうのであった
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痛みのせいで意識が朦朧としていた柚紀だが、誰かに頭を撫でられている感覚を感じそれと並行して痛みも和らいでいく。……何とか動ける位にまで治まった辺りで目を開き、そこで見えたのは…
「(ナデナデ)ん?……目が覚めたって事は痛みが大分緩和された感じか?(ナデナデ)トリオン体じゃなくても俺だとそれなりに効果があるみたいだな、これは良い事に気づいたな、ウンウン(ナデナデ)」
『い、出水、先輩?「やっほぉ〜、お目覚めかな?……うん、廊下で会った時より顔色良いかも!」……柚宇、先輩?……此処は、………私は、『私のラボだ。全く、何故お前が動く必要がある?コチラから出向くより一気に招き入れた方が時短にもなると言うのに、………少しは未だに病人と認識しろ』……言実さ、ん?』
そこは言実のラボで柚紀はあの折りたたみ式のベッドに横となり側には頭を撫でてくれている私服姿の出水と、"パーカーを脱いだ"国近が顔を覗き込んでおり、更に後方には白衣姿の言実が頭痛薬と水の入ったコップを持って待機していた。一先ず出水に上半身を起こしてもらい、背もたれ役を国近が請負い言実から貰った薬を飲んでひと息ついた柚紀に、……私服姿の太刀川がゆっくり近づきベッドに腰掛ける
「(クシャ)ったく、いつの日か俺を使いっぱしりにしたお姫様とは偉い違いだな。……まだ本調子じゃないって自覚あるなら、きちんと他人を頼るなり呼び寄せろよ。誰も怒ったりしねぇよ、寧ろ……(ヒラヒラ~)こんなイイモンくれるなら俺は喜んで馳せ参じるぜ?!」
「だね〜!!この"私が叶えられる事ならなんでも叶えます券"何で、超レア物だよ!!……使えるのが"任務帰還後"だから、俄然ヤル気が出てくるよ〜」
「ま、三枚ある内の一つは"柚紀ちゃんの要望記載済み"だけど、これ位お安い御用だしな!……(ナデナデ)安心してよ柚紀ちゃん、誰一人欠ける事なく無事に帰還するって約束、するから(…スッ)だから、君も此処で待っててね?」
『………(ヘニャ)…はい!約束です!!(スッ)〜指切りげんまん、嘘ついたら二人とも言実さんのバイパーノック百本う〜ける!指切った〜っと!』
「「ま、マジでか?」」
「お〜、こりゃ責任重大だね〜。頑張れ〜!!」
こんな感じで和やかな雰囲気に包まれていたのであった。因みに迅は太刀川達に"今の柚紀には黒色の服は地雷"と説明した上で、"次の動きの為に"ラボを後にしていた。……根回しする必要があると判断したからである