7.呼び名の曲(72.
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それからもう大丈夫だと判断した烏丸がバイトに戻っていく際に「頑張れよ~、あ!迅さんに報告ヨロシク~」と佐鳥は見送り、同じくらいのタイミングで風間から【暇人共に声を掛けて防衛任務を始めているが、そっちが終わり次第合流、任務後状況や内容を聞くから逃げるなよ?】とのメッセージが。ブーブー文句を言う菊地原に歌川がナニかを言えば、大人しくなった
一方で柚紀と野々村女子は市河女子の名を当てたのと"同じ様な法則"で渾名を付けようと考えたらしく、【下の名前はどう書くかや、何時の生まれか】を互いに確認すれば、柚紀は意外と直ぐに、二人は何やら確認した上で決めたらしくいよいよ発表段階に移行する。それに歌川以外が気づき、揃って三人の側へ。最初は野々村女子が「………ナニ?」とかなり嫌そうな表情をしたが、菊地原は耳の事を、他は在り来たりな理由を述べ最後に歌川と柚紀が『「どうせ知られる事だし」』と窘めれば、先ずはと柚紀が口を開く
『えっと、じゃあ私から発表するね!漢字が【風に音】と書いて"冬生まれ"で、男子でも女子でも有りそうな名前………それで思い付いたのが、…………【吹雪】(フブキ)何だけど、どうかな?漢字はまぁ一般的にはこう書くけど、他には【風が吹く】と書いても同じ読みだからさ、その……シロちゃんは風音だからノンちゃん呼びでしょ?で、こっちの漢字を用いたと説明したら"フウちゃん"呼びに改めるのもアリかなと。こ、これなら本来の名前でも同じ漢字を使っているから、呼び方を変えても周りが納得しそうだし、……【本来の男口調に戻すから呼び方を改めさせた】とか本人が言えば文句も言われないかな……と。ど、……どう?嫌?』
「吹雪、風吹……フブキか。…………気に入った!!じゃあ今から俺をそう呼んでくれ。あ~、……本当は呼び捨て希望だがアンタ律儀と言うか生真面目で礼儀正しそうだし、………もう少し仲良くなったら、で構わないぜ?んじゃあ、こっちの番だな!って言ってもシロに任せちまったがな、……(ガシガシ)俺、連想ゲームとか苦手なんだよ。これが武芸関連ならまだ頭の回転は良いんだけどな~」
「ノンちゃ……フウちゃんはアウトドア派だもんね~。小さい頃から"体動かす方が性に合っている"的な感じだし!あ、………じ、じゃあは、発表し、します!!」
野々村女子改めフブキが、柚紀に名付けられた渾名をとても気に入ればコチラの番となり、素直に市河女子改めシロに丸投げしたと告白。本人はそんな幼馴染みの性格等を熟知しているので、特に気にはしていないが……目立つのが嫌なのか視線が自分に集まるのを感じれば歯切れが悪くなり、柚紀が『大丈夫?』と心配すれば「う、うん。……平気だよ」と返事をして深呼吸。落ち着いてから、少し俯きつつコチラも発表
「えっと、柚紀ちゃんの名前の漢字ってこう…書くよね?それで、私のシロ呼びと同じ漢字一つを使って………"ユズちゃん"で、ど、どうですか?」
「……………市河さんの渾名を付け方・考え方は理解できたけど、…由来は?それは野々村も納得している事だろ?じゃなきゃ反論していそうだ(野々村って何処か熊谷先輩、……いや言実さんに似ている。…だから"その辺も"きっちりしていそうだ)」
「由来か?……この子が"6月生まれ"だからだ。…名前の音だけを聞けば"冬生まれっぽい"が、実際は逆、……ならせめて渾名位は誕生月の季節に合ったのをと思ったに過ぎない。で、シロに調べてもらった」
「柚子の花って5月から6月に白い花を咲かせます。……瞳や髪色からなんと無く"植物関係の名が合う"気がしたから。そ、それに山奥の町が生まれ育ったって聞いたからその、……花や木々に囲まれて育てばやっぱり草花は嫌いじゃないのかなと。ハーブティーや蜂蜜、アロマやお香が好きみたいだから。………あ!えっと、……ごめんなさい。触れられた時に、…受信しちゃったから、………その"好きなモノや事"を私は知っているの」
シロが柚紀の渾名"候補"を口にし、それを聞いて早速口を挟んだのは時枝だった。…特に嫌な表情もせずに理由や由来を解説するが、本人が"ソレ話したっけ?"と不思議そうにしているのに気づき、正直に情報入手方を白状して更に俯いてしまう
‐ 相手に無許可で知ってしまった。…普通なら嫌がられる行為だし、……誰にだって"秘密"はある。それに知り得てしまった中には…… ‐
‐ ……………………ナデ ‐
そんな事を考えているシロの頭を抵抗なく撫でる柚紀。流石に驚いて上げた先には、…慈愛に満ち溢れた笑みを浮かべる緑の髪をした少女の姿があった
『(ナデナデ)大丈夫、大丈夫だよ。……誰かと仲良くなるにはありのままの自分を曝け出す必要がある、そう私は思っていたから。だから、(ナデナデ)…シロちゃんに"それ位"なら知られたって構わない。それにさ(ナデナデ)……その能力の精度がどれ位かとか私は知らないし、逆に"私が自覚していない事柄まで"知ってしまう可能性だってあるよね?(ナデナデ)逆にちょっと申し訳ないかな?…知らなくても良い事まで分かってしまうのは辛いって、私も知っているから。後ね(ナデナデ、…スッ)……渾名は気に入ったよ?けど、私は"柚子の花言葉"みたいな人間じゃない。……それだけは分かって欲しいかな』
「………(サスサス)……ユズちゃんがそう思う事に関して、私は兎や角言わないよ?でもね、………私はやっぱり"柚子の花言葉通りの人"だって思っているよ?あくまでも私個人でだし、これを誰かに押し付けるつもりはない。後、……例え"知られたくない事を受信しても"私は…話さない。本人がソレを望んでいるとしても、自覚出来るようにアドバイスはしてもハッキリと内容は伝えない。……大丈夫、キャパオーバーしない様に管理は出来ている。この能力とは…長年の付き合いだもん。対策は出来ているし、………ボーダーに入ってからは言実さんやヒナ先輩、…他言しない信頼できる人に愚痴を溢せてもいるし、…フウちゃんや……今日からはユズちゃんも居るから平気だよ」
一方で柚紀と野々村女子は市河女子の名を当てたのと"同じ様な法則"で渾名を付けようと考えたらしく、【下の名前はどう書くかや、何時の生まれか】を互いに確認すれば、柚紀は意外と直ぐに、二人は何やら確認した上で決めたらしくいよいよ発表段階に移行する。それに歌川以外が気づき、揃って三人の側へ。最初は野々村女子が「………ナニ?」とかなり嫌そうな表情をしたが、菊地原は耳の事を、他は在り来たりな理由を述べ最後に歌川と柚紀が『「どうせ知られる事だし」』と窘めれば、先ずはと柚紀が口を開く
『えっと、じゃあ私から発表するね!漢字が【風に音】と書いて"冬生まれ"で、男子でも女子でも有りそうな名前………それで思い付いたのが、…………【吹雪】(フブキ)何だけど、どうかな?漢字はまぁ一般的にはこう書くけど、他には【風が吹く】と書いても同じ読みだからさ、その……シロちゃんは風音だからノンちゃん呼びでしょ?で、こっちの漢字を用いたと説明したら"フウちゃん"呼びに改めるのもアリかなと。こ、これなら本来の名前でも同じ漢字を使っているから、呼び方を変えても周りが納得しそうだし、……【本来の男口調に戻すから呼び方を改めさせた】とか本人が言えば文句も言われないかな……と。ど、……どう?嫌?』
「吹雪、風吹……フブキか。…………気に入った!!じゃあ今から俺をそう呼んでくれ。あ~、……本当は呼び捨て希望だがアンタ律儀と言うか生真面目で礼儀正しそうだし、………もう少し仲良くなったら、で構わないぜ?んじゃあ、こっちの番だな!って言ってもシロに任せちまったがな、……(ガシガシ)俺、連想ゲームとか苦手なんだよ。これが武芸関連ならまだ頭の回転は良いんだけどな~」
「ノンちゃ……フウちゃんはアウトドア派だもんね~。小さい頃から"体動かす方が性に合っている"的な感じだし!あ、………じ、じゃあは、発表し、します!!」
野々村女子改めフブキが、柚紀に名付けられた渾名をとても気に入ればコチラの番となり、素直に市河女子改めシロに丸投げしたと告白。本人はそんな幼馴染みの性格等を熟知しているので、特に気にはしていないが……目立つのが嫌なのか視線が自分に集まるのを感じれば歯切れが悪くなり、柚紀が『大丈夫?』と心配すれば「う、うん。……平気だよ」と返事をして深呼吸。落ち着いてから、少し俯きつつコチラも発表
「えっと、柚紀ちゃんの名前の漢字ってこう…書くよね?それで、私のシロ呼びと同じ漢字一つを使って………"ユズちゃん"で、ど、どうですか?」
「……………市河さんの渾名を付け方・考え方は理解できたけど、…由来は?それは野々村も納得している事だろ?じゃなきゃ反論していそうだ(野々村って何処か熊谷先輩、……いや言実さんに似ている。…だから"その辺も"きっちりしていそうだ)」
「由来か?……この子が"6月生まれ"だからだ。…名前の音だけを聞けば"冬生まれっぽい"が、実際は逆、……ならせめて渾名位は誕生月の季節に合ったのをと思ったに過ぎない。で、シロに調べてもらった」
「柚子の花って5月から6月に白い花を咲かせます。……瞳や髪色からなんと無く"植物関係の名が合う"気がしたから。そ、それに山奥の町が生まれ育ったって聞いたからその、……花や木々に囲まれて育てばやっぱり草花は嫌いじゃないのかなと。ハーブティーや蜂蜜、アロマやお香が好きみたいだから。………あ!えっと、……ごめんなさい。触れられた時に、…受信しちゃったから、………その"好きなモノや事"を私は知っているの」
シロが柚紀の渾名"候補"を口にし、それを聞いて早速口を挟んだのは時枝だった。…特に嫌な表情もせずに理由や由来を解説するが、本人が"ソレ話したっけ?"と不思議そうにしているのに気づき、正直に情報入手方を白状して更に俯いてしまう
‐ 相手に無許可で知ってしまった。…普通なら嫌がられる行為だし、……誰にだって"秘密"はある。それに知り得てしまった中には…… ‐
‐ ……………………ナデ ‐
そんな事を考えているシロの頭を抵抗なく撫でる柚紀。流石に驚いて上げた先には、…慈愛に満ち溢れた笑みを浮かべる緑の髪をした少女の姿があった
『(ナデナデ)大丈夫、大丈夫だよ。……誰かと仲良くなるにはありのままの自分を曝け出す必要がある、そう私は思っていたから。だから、(ナデナデ)…シロちゃんに"それ位"なら知られたって構わない。それにさ(ナデナデ)……その能力の精度がどれ位かとか私は知らないし、逆に"私が自覚していない事柄まで"知ってしまう可能性だってあるよね?(ナデナデ)逆にちょっと申し訳ないかな?…知らなくても良い事まで分かってしまうのは辛いって、私も知っているから。後ね(ナデナデ、…スッ)……渾名は気に入ったよ?けど、私は"柚子の花言葉"みたいな人間じゃない。……それだけは分かって欲しいかな』
「………(サスサス)……ユズちゃんがそう思う事に関して、私は兎や角言わないよ?でもね、………私はやっぱり"柚子の花言葉通りの人"だって思っているよ?あくまでも私個人でだし、これを誰かに押し付けるつもりはない。後、……例え"知られたくない事を受信しても"私は…話さない。本人がソレを望んでいるとしても、自覚出来るようにアドバイスはしてもハッキリと内容は伝えない。……大丈夫、キャパオーバーしない様に管理は出来ている。この能力とは…長年の付き合いだもん。対策は出来ているし、………ボーダーに入ってからは言実さんやヒナ先輩、…他言しない信頼できる人に愚痴を溢せてもいるし、…フウちゃんや……今日からはユズちゃんも居るから平気だよ」