63.和解の曲〜名アシスト万能手編〜(128.
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さて、換装を解き柚紀が眠ってしまい手持ち無沙汰となった時枝は何気なく携帯を取り出す。……何時目覚めるか不明な以上下手すれば防衛任務に参加出来ない可能性を危惧して先に嵐山にでも連絡をしようとしたのだが
「【別部隊に任務を肩代わりして貰ったから、今日はのんびりしていろ】?…………迅さん、かな?もしかして視えて先に手を打った感じか??(そして、今日中に彼女との修繕を謀った。だって遠征は…)
- バーーン!! -
「オイコラとっきー!?オレの兎ちゃんに変な事をしてないだろうな?!!」……(ハァ〜〜……ゴソッ…ギロッ)ウルサイよ佐鳥。その声で彼女が起きたらどうするのさ?…また前みたいに五感が過敏になったり、低下すれば危ないの位、分かるだろ?それと……彼女を兎に例えるたくなる気持ちは分かるけど、ちゃんと名前で呼んであげなよ。あくまでも彼女の名前は鶴ヶ峰柚紀、なんだからさ。後、おれ的には最近リス…ハムスターにも似てるかなって思うけど?食べている時が一番楽しそうだし、意外と警戒心強い点とか……色々」
「うっ!そ、それは佐鳥も嫌だし、……リスっぽいのも分かるよ?そこまで運動が嫌いって訳じゃないし、寒いのが苦手なのもソックリ!!って、そうじゃない!!?……今さ、携帯を持っていたみたいだけど、(スウゥー)…寝顔を盗撮とか、してないよね?」
「そんなわけ無いでしょ?佐鳥じゃあるまいし。……放課後の防衛任務に出れるか微妙だから嵐山さんに連絡をしようとしただけ。ま、迅さんのお陰でその心配は無くなったにしろ………今は何時彼女が目覚めるかも、迎えが来るかも分からない状態だ。…………一人にさせれる訳がないのは、佐鳥にも分かるだろ?」
既に届いていたメッセージに疑問を感じつつ、時枝は理由を推測する。そもそも自分がこれだけ悩む羽目になった原因は……そう思い返していると、いきなりドアの開く音と共に佐鳥が怒鳴りながら入室してくる。……佐鳥のせいだと結論に達するとため息を漏らして携帯を戻し、軽く睨みつけながら佐鳥を注意する。それが正論でたじろぐ佐鳥だが、携帯を戻す動作が隠すかの様な仕草に見えたらしく少しばかり眼孔が鋭くなる。これをサラッと躱して更に正論を突きつければ「まぁ、うん。分かるけどさ……」とコチラも携帯を確認し歯切れ悪くしながら近づき……手を握っている姿を見れば明らかに不機嫌そうにして、こう口にする
「でも残るのは別にとっきーである必要はないだろ?……代わるからさっさと帰って休んだら?今は大部分マシになったけど、朝とかかなり疲労感漂わせてたよ。………明日から太刀川さん達が居なくなってオレ達がしっかりしなきゃならないのに、……平気なの?」
「余計なお世話だよ佐鳥。……彼女と久し振りに話せたお陰で、答えが見つかった。(……スッ- ギュッ -)……ご覧の通り、おれが手を離しても彼女が握って来る。これを振り解いてまで帰る気はないよ。それ以上に、…………おれ自身が彼女…柚紀の側に居たいと思っている。悪いけどこれだけは譲れない、何れは一番の……唯一無二の存在になれたらとは思うけど、それらを決めるのは彼女だ。……お前じゃない、佐鳥」
「っ!?…………あーあ、やっぱりこうなったか〜!!?とっきーの事だから、絶対に自分なりの答え見つける気がしたんだよな〜。ま、今回はその手を握る権利譲ってあげるけどさ、……オレだって柚紀の側に居たいし、前以上にどんどんアタックするよ!!で、万が一噂が立っても………否定はしない。オレが柚紀の事が好きなのは事実だからね、本人には言えなくても他人には牽制する意味合いを込めて言うつもり。……相変わらず口に出さない"弱虫な充"には負けるつもりはないから、覚悟してよ?」
「……前にも似た事言った気がするけど、コレは…恋愛はゲームじゃない。駆け引き的なのはあるけど勝負する事じゃない。"遊び半分で考えている賢"に、彼女は渡さない。…………柚紀に襲いかかる脅威、…世間の常識や城戸一派を中心にしたボーダー組織及びルールから、守れるの?おれは、……口では反論出来ないかもだけど、側に居る事や嫌な視線から守る事位は出来る。そっちはどうなのさ?」
「ん?……世間の常識がオレの常識や考えと違っても、それで良いと自分で納得すれば平気平気!!ボーダーに関しては、……まぁ出来ればルールを破ったり内部紛争は避けたいけど、……それが柚紀の為に必要ならオレは迷わない。…………あ、今の内に嵐山さんや本部長に言った方が良いかな?"迷惑を掛けるかも知れない、そうなったら見捨てても構わない"ってさ!」
- ……ピシピシピシ、…パキィィーン -
佐鳥と時枝が互いに思っている事を偽りなく口にしているその時、三度何かが壊れる音が鳴り響く。その音源や意味を察した二人は"実際に見て確認するべきか"と躊躇してしまう。……寝返りを打って二人の方に転がって来た柚紀のもう片方の手をちゃっかり佐鳥も握っていたからだ。………そんな中
- ……………パサッ -
『ならば柚紀の持つ携帯若しくはタブレットで首元を取れば良い、……恐らく痣が写る故にな。それと、嵐山や忍田さんに対する気遣いは不要だ。上司たる者、部下の失態を被るのも仕事のうち。……違うか、諏訪』
「ま、そんなもんだろうな。が、最初から自分や相手に多大な被害が被るのが分かっていれば事前に手を打ったりするが、………誰がどう言おうともこれだけは譲れない。そう決意を示されれば、こっちだって覚悟を決めるさ。年上が年下に格好悪い姿は見せたくねぇ。…そういうもんだよ大人や長男はな」
「お、おつる、ちゃん」
「……………諏訪さん」
眼鏡にロングコートを靡かせ完全な私服姿の言実とこちらも私服で……珍しく小佐野が何時も食べている様な飴を口にしている諏訪が入り口前に立っており、二人の名を呼び柚紀を庇い対峙する様に見つめ返して互いに動かずにいた
「【別部隊に任務を肩代わりして貰ったから、今日はのんびりしていろ】?…………迅さん、かな?もしかして視えて先に手を打った感じか??(そして、今日中に彼女との修繕を謀った。だって遠征は…)
- バーーン!! -
「オイコラとっきー!?オレの兎ちゃんに変な事をしてないだろうな?!!」……(ハァ〜〜……ゴソッ…ギロッ)ウルサイよ佐鳥。その声で彼女が起きたらどうするのさ?…また前みたいに五感が過敏になったり、低下すれば危ないの位、分かるだろ?それと……彼女を兎に例えるたくなる気持ちは分かるけど、ちゃんと名前で呼んであげなよ。あくまでも彼女の名前は鶴ヶ峰柚紀、なんだからさ。後、おれ的には最近リス…ハムスターにも似てるかなって思うけど?食べている時が一番楽しそうだし、意外と警戒心強い点とか……色々」
「うっ!そ、それは佐鳥も嫌だし、……リスっぽいのも分かるよ?そこまで運動が嫌いって訳じゃないし、寒いのが苦手なのもソックリ!!って、そうじゃない!!?……今さ、携帯を持っていたみたいだけど、(スウゥー)…寝顔を盗撮とか、してないよね?」
「そんなわけ無いでしょ?佐鳥じゃあるまいし。……放課後の防衛任務に出れるか微妙だから嵐山さんに連絡をしようとしただけ。ま、迅さんのお陰でその心配は無くなったにしろ………今は何時彼女が目覚めるかも、迎えが来るかも分からない状態だ。…………一人にさせれる訳がないのは、佐鳥にも分かるだろ?」
既に届いていたメッセージに疑問を感じつつ、時枝は理由を推測する。そもそも自分がこれだけ悩む羽目になった原因は……そう思い返していると、いきなりドアの開く音と共に佐鳥が怒鳴りながら入室してくる。……佐鳥のせいだと結論に達するとため息を漏らして携帯を戻し、軽く睨みつけながら佐鳥を注意する。それが正論でたじろぐ佐鳥だが、携帯を戻す動作が隠すかの様な仕草に見えたらしく少しばかり眼孔が鋭くなる。これをサラッと躱して更に正論を突きつければ「まぁ、うん。分かるけどさ……」とコチラも携帯を確認し歯切れ悪くしながら近づき……手を握っている姿を見れば明らかに不機嫌そうにして、こう口にする
「でも残るのは別にとっきーである必要はないだろ?……代わるからさっさと帰って休んだら?今は大部分マシになったけど、朝とかかなり疲労感漂わせてたよ。………明日から太刀川さん達が居なくなってオレ達がしっかりしなきゃならないのに、……平気なの?」
「余計なお世話だよ佐鳥。……彼女と久し振りに話せたお陰で、答えが見つかった。(……スッ- ギュッ -)……ご覧の通り、おれが手を離しても彼女が握って来る。これを振り解いてまで帰る気はないよ。それ以上に、…………おれ自身が彼女…柚紀の側に居たいと思っている。悪いけどこれだけは譲れない、何れは一番の……唯一無二の存在になれたらとは思うけど、それらを決めるのは彼女だ。……お前じゃない、佐鳥」
「っ!?…………あーあ、やっぱりこうなったか〜!!?とっきーの事だから、絶対に自分なりの答え見つける気がしたんだよな〜。ま、今回はその手を握る権利譲ってあげるけどさ、……オレだって柚紀の側に居たいし、前以上にどんどんアタックするよ!!で、万が一噂が立っても………否定はしない。オレが柚紀の事が好きなのは事実だからね、本人には言えなくても他人には牽制する意味合いを込めて言うつもり。……相変わらず口に出さない"弱虫な充"には負けるつもりはないから、覚悟してよ?」
「……前にも似た事言った気がするけど、コレは…恋愛はゲームじゃない。駆け引き的なのはあるけど勝負する事じゃない。"遊び半分で考えている賢"に、彼女は渡さない。…………柚紀に襲いかかる脅威、…世間の常識や城戸一派を中心にしたボーダー組織及びルールから、守れるの?おれは、……口では反論出来ないかもだけど、側に居る事や嫌な視線から守る事位は出来る。そっちはどうなのさ?」
「ん?……世間の常識がオレの常識や考えと違っても、それで良いと自分で納得すれば平気平気!!ボーダーに関しては、……まぁ出来ればルールを破ったり内部紛争は避けたいけど、……それが柚紀の為に必要ならオレは迷わない。…………あ、今の内に嵐山さんや本部長に言った方が良いかな?"迷惑を掛けるかも知れない、そうなったら見捨てても構わない"ってさ!」
- ……ピシピシピシ、…パキィィーン -
佐鳥と時枝が互いに思っている事を偽りなく口にしているその時、三度何かが壊れる音が鳴り響く。その音源や意味を察した二人は"実際に見て確認するべきか"と躊躇してしまう。……寝返りを打って二人の方に転がって来た柚紀のもう片方の手をちゃっかり佐鳥も握っていたからだ。………そんな中
- ……………パサッ -
『ならば柚紀の持つ携帯若しくはタブレットで首元を取れば良い、……恐らく痣が写る故にな。それと、嵐山や忍田さんに対する気遣いは不要だ。上司たる者、部下の失態を被るのも仕事のうち。……違うか、諏訪』
「ま、そんなもんだろうな。が、最初から自分や相手に多大な被害が被るのが分かっていれば事前に手を打ったりするが、………誰がどう言おうともこれだけは譲れない。そう決意を示されれば、こっちだって覚悟を決めるさ。年上が年下に格好悪い姿は見せたくねぇ。…そういうもんだよ大人や長男はな」
「お、おつる、ちゃん」
「……………諏訪さん」
眼鏡にロングコートを靡かせ完全な私服姿の言実とこちらも私服で……珍しく小佐野が何時も食べている様な飴を口にしている諏訪が入り口前に立っており、二人の名を呼び柚紀を庇い対峙する様に見つめ返して互いに動かずにいた