63.和解の曲〜名アシスト万能手編〜(128.
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いきなり色々あり過ぎて柚紀は理解が追い付けずにいた。が、思考が追いついた瞬間……まるで林檎の様に顔を真っ赤にさせたのだった。本当は恥ずかし過ぎて時枝から離れたいが、掴んだ手を振り解けば拒絶されたと勘違いされたくなくただその場で悶絶する羽目に。そして動揺すればトリオンコントロールが乱れ、更に今の時枝はトリオン体。……つまりは
『(ぁ、あうぁ〜〜!?ちょっ!ナニ?私を悶絶死させるつもり?!……いや、本当に死んだりはしないけどさっ!!?ってか、今度は迅さんと同じ様なニュアンスの言葉を発するし、さっきは言実さんの言葉で……屋上でも同じ様な事あったし!って、思い出したら駄目だよ私っ!!………あの日から、二人を意識し始めた。で、何となく特別な存在であるのを認識したし、……女王討伐時に軽く走馬灯が横切ったあの時に、………"家族に対して抱く感情を他人に抱いたら、その感情の名が変わり"……多分【これが恋】なんだろうと理解した。そしたらもっと意識もすれば、嫉妬も……変な独占欲も産まれた。そして勝手に期待してしまった、……二人もそうであると、そうであって欲しいと。そんな高望みしたせいで、歌の聞き取りが出来ない事を知ってショックのあまりに、……声を、自ら封じてしまった。自業自得な天罰だよねコレは。って、こんなずっと無言だったら時枝くんだって困るよね?でも、まさか………"掌にキス"されるとは思わなかったから!!アレなの?犬飼先輩みたいにイマドキの男子は【キスする場所に込められた意味】はマスター済みなの?!だって、掌や……首筋って)「……犬飼先輩?太刀川さんが歓迎会の時に指先に遊び半分でソレしたのは知っているけど、あの人にもナニかされたの?後、場所でそこまで意味合い変わるの?と言うより鶴ヶ峰さんは犬飼先輩に初めて会ったのって……何時?」っ?!!!!……マ、マタ、ヤラカシタカンジ??』
そう、時枝に思考が流れ込んでしまったのだ。因みにシロ以外にこの現象が起きる条件として
①相手がトリオン体であり、少女との面識があり、一定以上の信頼関係を築いている事
②動揺等の理由でトリオンコントロールが疎かになっている事(若しくは能力操作を考慮せず思いっきり歌った時も該当)
③………柚紀が相手に対して自分を曝け出して良いと思っており、相手側も"少女の本心を知りたい"と願っている事
以上の三点を満たす必要がある。以前、佐鳥には歌声が聴こえて時枝には聴こえなかった現象の理由は【内申では柚紀の本音を聞くのを何処か恐れていた】からである
さて、かなりご立腹な表情や雰囲気を醸し出す時枝を見てソレに気づいた柚紀は『ご、ご飯食べてから答えるよ!!で、キ、キス関連に関しては………タ、タブレット貸すから自分で調べて!!!』と、返答を先延ばしにする方法に出たのであった。そう言われてしまうと拒否も出来ないので渋々手を離しタブレットで調べ物をする時枝をチラチラ見ながら、柚紀も残りを食べ始める
そしてその意味を知った時枝は顔を赤くさせ「………そんなつもりは、…でもそうじゃないとも……」と途切れ途切れに独り言を漏らしながら思わず柚紀に背を向けてしまい、食べ終えた柚紀はそのままの体制で犬飼との馴れ初めと、キスに関する知識を習得した一連の出来事を語る。それが終えた直後に、喉を酷使し過ぎて咳き込んでしまう柚紀の方を向き、飲み物を与えると
- ウトウト、ウトウト……コシコシ -
「あ、目は擦っちゃ駄目だよ。えっと飲み残しの水で…(ゴソゴソ…スッ)ハンカチを濡らして……少し、眠ったら?本音を話すのって意外と疲れるでしょ?特に精神的にさ。(…ナデナデ)目元にハンカチ乗せてあげるし、寝るかは鶴ヶ峰さんに任せるけど、……休んだ方が良いよ。本能的に体が休息を求めているみたいだからさ」
『そう、する。(ポフン!- スッ -)……ねぇ、ときえだくん。ひとつだけ、おねがい、…ワガママいっても、いい?』
「…………ナニ?おれにも出来る事?」
『おねがいは、…わたしがおきるまで、……できればそばに、いて。……もし、さとりくんがもどってきたら、……かわっても、いいけど、………ひとり、いやだから。で、ワガママは………よびかた、……べつがいい』
「(……ギュッ)側にいるのは全然構わないけど、……呼び方?……歌姫じゃない、新しい渾名的なのが欲しいの?」
泣いたせいで少し目が充血してしまった状態で更に刺激を与えたり、目を使わせるのは良くない気がして精神的にもだが目を休ませる意味合いも含めて横になる様に時枝は柚紀に提案。これを素直に受け入れ、目元にハンカチが被さり……相手の顔が見えないので、少しだけ本音を漏らしやすくなり睡魔と戦いながら願望を口にして、見えないから不安となり空を彷徨う手を時枝は握れば先を促す
『……きっと、きみは、………ほんねも、なかなか、はなして、くれない。……すぐに、むりなのは、わかるよ。きみの、ペースで、………かわりたいと、ねがうなら、……………そう、あのとき、…いってくれたし、……わたしも、そうおもう。…でね、…………なまえ、の……よびかた、……さいしょは、…きみだけだったけど、………こでら、くんや、いちぶのこが、……おなじよびかた、するの。…………いやじゃない、…でも………"とくべつかん"が、なく、なって……ちょっと、だけ、…………さみしい、かな?…………コレ、も………きょうせい、…じゃないよ?でも……………せめて、…なにか……ほしい、な。……わかり、やすくて…………わたしが、…とく、べつと、…わかる、………ナニか、……………が…………………すぅ、…すぅ』
- ズシッ! -
「っ!?(それってさ、まるで自分にとっておれは特別な存在って言っているのと同じ、だよね?………………おれは)……まだ、この気持ちを君に伝えれる勇気もないし、そのタイミングでもないのも、理解している。でも、何時か言うから。………それまで、君の側に居るよ可能な限り。君から嫌だと拒絶されるまで、……君が本当に好きな人が誰か分かるまで。誰かに言われたからじゃなくて、……おれ自身がそれを、望んでいるから。…………今は、おやすみ。良い夢が見れたらイイね…………………柚紀(…シュウゥーー)」
『(ぁ、あうぁ〜〜!?ちょっ!ナニ?私を悶絶死させるつもり?!……いや、本当に死んだりはしないけどさっ!!?ってか、今度は迅さんと同じ様なニュアンスの言葉を発するし、さっきは言実さんの言葉で……屋上でも同じ様な事あったし!って、思い出したら駄目だよ私っ!!………あの日から、二人を意識し始めた。で、何となく特別な存在であるのを認識したし、……女王討伐時に軽く走馬灯が横切ったあの時に、………"家族に対して抱く感情を他人に抱いたら、その感情の名が変わり"……多分【これが恋】なんだろうと理解した。そしたらもっと意識もすれば、嫉妬も……変な独占欲も産まれた。そして勝手に期待してしまった、……二人もそうであると、そうであって欲しいと。そんな高望みしたせいで、歌の聞き取りが出来ない事を知ってショックのあまりに、……声を、自ら封じてしまった。自業自得な天罰だよねコレは。って、こんなずっと無言だったら時枝くんだって困るよね?でも、まさか………"掌にキス"されるとは思わなかったから!!アレなの?犬飼先輩みたいにイマドキの男子は【キスする場所に込められた意味】はマスター済みなの?!だって、掌や……首筋って)「……犬飼先輩?太刀川さんが歓迎会の時に指先に遊び半分でソレしたのは知っているけど、あの人にもナニかされたの?後、場所でそこまで意味合い変わるの?と言うより鶴ヶ峰さんは犬飼先輩に初めて会ったのって……何時?」っ?!!!!……マ、マタ、ヤラカシタカンジ??』
そう、時枝に思考が流れ込んでしまったのだ。因みにシロ以外にこの現象が起きる条件として
①相手がトリオン体であり、少女との面識があり、一定以上の信頼関係を築いている事
②動揺等の理由でトリオンコントロールが疎かになっている事(若しくは能力操作を考慮せず思いっきり歌った時も該当)
③………柚紀が相手に対して自分を曝け出して良いと思っており、相手側も"少女の本心を知りたい"と願っている事
以上の三点を満たす必要がある。以前、佐鳥には歌声が聴こえて時枝には聴こえなかった現象の理由は【内申では柚紀の本音を聞くのを何処か恐れていた】からである
さて、かなりご立腹な表情や雰囲気を醸し出す時枝を見てソレに気づいた柚紀は『ご、ご飯食べてから答えるよ!!で、キ、キス関連に関しては………タ、タブレット貸すから自分で調べて!!!』と、返答を先延ばしにする方法に出たのであった。そう言われてしまうと拒否も出来ないので渋々手を離しタブレットで調べ物をする時枝をチラチラ見ながら、柚紀も残りを食べ始める
そしてその意味を知った時枝は顔を赤くさせ「………そんなつもりは、…でもそうじゃないとも……」と途切れ途切れに独り言を漏らしながら思わず柚紀に背を向けてしまい、食べ終えた柚紀はそのままの体制で犬飼との馴れ初めと、キスに関する知識を習得した一連の出来事を語る。それが終えた直後に、喉を酷使し過ぎて咳き込んでしまう柚紀の方を向き、飲み物を与えると
- ウトウト、ウトウト……コシコシ -
「あ、目は擦っちゃ駄目だよ。えっと飲み残しの水で…(ゴソゴソ…スッ)ハンカチを濡らして……少し、眠ったら?本音を話すのって意外と疲れるでしょ?特に精神的にさ。(…ナデナデ)目元にハンカチ乗せてあげるし、寝るかは鶴ヶ峰さんに任せるけど、……休んだ方が良いよ。本能的に体が休息を求めているみたいだからさ」
『そう、する。(ポフン!- スッ -)……ねぇ、ときえだくん。ひとつだけ、おねがい、…ワガママいっても、いい?』
「…………ナニ?おれにも出来る事?」
『おねがいは、…わたしがおきるまで、……できればそばに、いて。……もし、さとりくんがもどってきたら、……かわっても、いいけど、………ひとり、いやだから。で、ワガママは………よびかた、……べつがいい』
「(……ギュッ)側にいるのは全然構わないけど、……呼び方?……歌姫じゃない、新しい渾名的なのが欲しいの?」
泣いたせいで少し目が充血してしまった状態で更に刺激を与えたり、目を使わせるのは良くない気がして精神的にもだが目を休ませる意味合いも含めて横になる様に時枝は柚紀に提案。これを素直に受け入れ、目元にハンカチが被さり……相手の顔が見えないので、少しだけ本音を漏らしやすくなり睡魔と戦いながら願望を口にして、見えないから不安となり空を彷徨う手を時枝は握れば先を促す
『……きっと、きみは、………ほんねも、なかなか、はなして、くれない。……すぐに、むりなのは、わかるよ。きみの、ペースで、………かわりたいと、ねがうなら、……………そう、あのとき、…いってくれたし、……わたしも、そうおもう。…でね、…………なまえ、の……よびかた、……さいしょは、…きみだけだったけど、………こでら、くんや、いちぶのこが、……おなじよびかた、するの。…………いやじゃない、…でも………"とくべつかん"が、なく、なって……ちょっと、だけ、…………さみしい、かな?…………コレ、も………きょうせい、…じゃないよ?でも……………せめて、…なにか……ほしい、な。……わかり、やすくて…………わたしが、…とく、べつと、…わかる、………ナニか、……………が…………………すぅ、…すぅ』
- ズシッ! -
「っ!?(それってさ、まるで自分にとっておれは特別な存在って言っているのと同じ、だよね?………………おれは)……まだ、この気持ちを君に伝えれる勇気もないし、そのタイミングでもないのも、理解している。でも、何時か言うから。………それまで、君の側に居るよ可能な限り。君から嫌だと拒絶されるまで、……君が本当に好きな人が誰か分かるまで。誰かに言われたからじゃなくて、……おれ自身がそれを、望んでいるから。…………今は、おやすみ。良い夢が見れたらイイね…………………柚紀(…シュウゥーー)」