7.呼び名の曲(72.
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「鶴ヶ峰は意外と博識だな、星が好きなのか?それに星にも白以外にも色があるなら……赤い星もあるのか?(例の詩に"赤い星"が出てきた。が、もしあれが嵐山隊の二人を連想させたのなら"星々"になりそうだよな)」
『うん!!田舎で育ったから街灯も殆んどなくてさ、……天気が良ければ星の輝きだけで夜道を歩けたりしたし、ずっと見ていても飽きない位好きだよ!!…よく"子どもは夜更かしは駄目"とか"風邪を引くから程々にしなさい"って注意されたけど止めなかった~。…実際に風邪ひいた事もあるけど。で、赤い星だっけ?ならアンタレスだね。丁度今時期の南の空に現れる星で別名:赤星、…そろそろ見れなくなるかな?北ならまだ可能性は無くもないけど』
「……ふ~ん南、ね。……北は北極星を中心にグルグル星は回っているけど、空が明るいと星は見えないから結局他の方角同様見れなくない?(……確かに鶴ヶ峰が手を差し伸べたのは"南"ではあった。が、あのタイミングだし、そもそもあの詩は"赤い親鳥二羽"に向かって"緑の雛が鳴いた"訳だし………深読みしすぎか?)」
歌川の指摘と疑問に元気にそして笑顔で答えた柚紀の言い分を聞いて、菊地原が星に関する知識を此方も口にすれば『あ、それもそうか!』と上機嫌なまま同意をする。因みに残り四人のボーダー隊員は差はあれどそんな柚紀の笑顔に見とれていたのだった。そんな中、野々村女子がいきなり拍手をしたので全員の気がそちらに向く
「完敗だよ。ま、試そうとした時点で意思の強さは俺の負けなのは分かっていたがな。で、勝者の疑問に答えよう。……確かに俺は自分の名である"風音"はあまり好んではいない。別に嫌いではないが…申し訳なくてな、付けてくれた親にさ。……兄含め俺の周囲には男ばっかりなんだよな~、親戚然り道場然り、終いにはシロの周囲にもおばさん以外の女は居ない始末だ。……あ、陽菜さんは例外だかな。お陰でこんな性格になっちまった、女っ気何てないし、あんな女子独特の集団行動も苦手だ」
「ウチって建築や土木業の会社を営んでいて、一部の従業員が住み込みで働いているんです。……全員男性で年上で、小さい頃から可愛がられていました。だから私も名前は嫌いじゃありません、"似合っている"と言われて育ちましたので。ただ、……同学年の子達は名より見た目を気にする人が多くて"髪色は桜なのに何で渾名が白なんだ?"とか難癖付けられて、それで暫く……虐められて、…不登校にもなりました。コレには………別の理由も、ありましたが」
野々村女子に続いて市河女子も自分の事を語り始める。それも"不登校"と言う"他人と距離を置き、親しい相手を作らなかった理由"を含めて話したのだ。が、一部の者は理由まで知っていたし事実だと知っているが本人の言い方に違和感を覚えた。勿論柚紀もその一人だ。……それを見て菊地原は小さく溜め息を漏らした後「他言厳禁だからね?」と前降りをして、本人に代わって違和感の正体を答えた
「知らないだろうけど、"彼女もサイドエフェクト持ち"だよ?能力名は"シンクロ"。漢字だと【共鳴】若しくは【同調】と書く。その能力は【触れたモノと一体化したり、思考や使い方何かを読み取れてしまう】。……僕の耳同様に"一方的に受信"しちゃうし"対象はボーダーで使う機械関連から人まで"その能力は有効。のせいで秘密裏に僕と彼女は顔合わせしている訳、似ているからって理由で言実さんによってね。ま、風間さん経由でちょくちょく関わったりもしたけどさ。…で、今思えばコレって鶴ヶ峰と仲良くさせる布石だったのかもね。……似ているよね?鶴ヶ峰の能力とか作用条件だってさ、違う?」
「……………………は?……アンタもだけど、柚紀も妙な能力持ちなのか?あ、いや、不気味とか俺は思ってないぜ??シロとは餓鬼の頃からの付き合いだ。だから"そういう能力"があるって認識しているし信じているし馴れても居る。………………………だから、別にダチになる相手とシロとの共通点が更に増えたって俺は一向に構わねぇ。……あ、どうせだ!!一つ頼まれてくれないか?」
『…………………………………にゃうっ?!?あ、わ、私にでしたか??ご、ごめんなさいっ!!その、……まさか市河さんもサイドエフェクト持ちだなんて知らなくて。…言実さん、ナニも言わなかったし。えっと、の、野々村さん。頼みって何???(コテン)』
まさかの爆弾発言により市河女子と菊地原以外は驚愕して後半部はほぼ耳に入ってこない始末だった。…流石に同じくサイドエフェクト持ちな柚紀の驚きは他より軽度ではあったが、名を呼ばれなかった事もあり反応が遅くなるが視線が自分に向けられていたのに気づき、我に返れば野々村女子に同じく視線を向ければ「それだよ」と何かを指摘した後に頼み事を柚紀に話始める
「……ダチになるなら"さん付け呼び"は俺は嫌なんだよ。が、風音も女の子っぽ過ぎてイマイチな訳。だからさ、……渾名付けてくれないか?俺に新しい奴を。で、代わりに俺とシロがアンタに渾名付けてやるよ。互いに渾名呼びってさ、こう繋りが強く感じるし共通点が多い方が何かと仲良くなれる気がしないか?………と、コレは俺の考えだから、別に無理して俺に合わせる必要はないぜ?ま、シロの名前や由来が分かったんなら、俺にもピッタリな奴、アンタなら付けてくれそうかな的な感じだ。…………………どうだ?乗らないか??(ニヤリ)」
『え?……えっ??えっっ???』
そんな野々村女子からの申し出に驚きを隠せない柚紀は思わずアタフタしてしまう。理由が分からず同じく動揺する笹森を無視して、理由を知る嵐山隊の二人は頭を撫でたりして何とか落ち着かせるのに成功すれば、笑顔を浮かべて小さく頷き"是"と返す。そんな柚紀からの解答に「よし!…シロも考えろよ?」「ハイハーイ」と乗り気で考え始める二人と一緒に柚紀も考え始めた
流石に邪魔になりそうと、再び距離を置く男子六人(未だに固まっている笹森は佐鳥が連行)。…五人は色んな理由で"渾名呼び"には慣れている環境に居るので、笹森より驚きはしなかったし復帰も早かった
『うん!!田舎で育ったから街灯も殆んどなくてさ、……天気が良ければ星の輝きだけで夜道を歩けたりしたし、ずっと見ていても飽きない位好きだよ!!…よく"子どもは夜更かしは駄目"とか"風邪を引くから程々にしなさい"って注意されたけど止めなかった~。…実際に風邪ひいた事もあるけど。で、赤い星だっけ?ならアンタレスだね。丁度今時期の南の空に現れる星で別名:赤星、…そろそろ見れなくなるかな?北ならまだ可能性は無くもないけど』
「……ふ~ん南、ね。……北は北極星を中心にグルグル星は回っているけど、空が明るいと星は見えないから結局他の方角同様見れなくない?(……確かに鶴ヶ峰が手を差し伸べたのは"南"ではあった。が、あのタイミングだし、そもそもあの詩は"赤い親鳥二羽"に向かって"緑の雛が鳴いた"訳だし………深読みしすぎか?)」
歌川の指摘と疑問に元気にそして笑顔で答えた柚紀の言い分を聞いて、菊地原が星に関する知識を此方も口にすれば『あ、それもそうか!』と上機嫌なまま同意をする。因みに残り四人のボーダー隊員は差はあれどそんな柚紀の笑顔に見とれていたのだった。そんな中、野々村女子がいきなり拍手をしたので全員の気がそちらに向く
「完敗だよ。ま、試そうとした時点で意思の強さは俺の負けなのは分かっていたがな。で、勝者の疑問に答えよう。……確かに俺は自分の名である"風音"はあまり好んではいない。別に嫌いではないが…申し訳なくてな、付けてくれた親にさ。……兄含め俺の周囲には男ばっかりなんだよな~、親戚然り道場然り、終いにはシロの周囲にもおばさん以外の女は居ない始末だ。……あ、陽菜さんは例外だかな。お陰でこんな性格になっちまった、女っ気何てないし、あんな女子独特の集団行動も苦手だ」
「ウチって建築や土木業の会社を営んでいて、一部の従業員が住み込みで働いているんです。……全員男性で年上で、小さい頃から可愛がられていました。だから私も名前は嫌いじゃありません、"似合っている"と言われて育ちましたので。ただ、……同学年の子達は名より見た目を気にする人が多くて"髪色は桜なのに何で渾名が白なんだ?"とか難癖付けられて、それで暫く……虐められて、…不登校にもなりました。コレには………別の理由も、ありましたが」
野々村女子に続いて市河女子も自分の事を語り始める。それも"不登校"と言う"他人と距離を置き、親しい相手を作らなかった理由"を含めて話したのだ。が、一部の者は理由まで知っていたし事実だと知っているが本人の言い方に違和感を覚えた。勿論柚紀もその一人だ。……それを見て菊地原は小さく溜め息を漏らした後「他言厳禁だからね?」と前降りをして、本人に代わって違和感の正体を答えた
「知らないだろうけど、"彼女もサイドエフェクト持ち"だよ?能力名は"シンクロ"。漢字だと【共鳴】若しくは【同調】と書く。その能力は【触れたモノと一体化したり、思考や使い方何かを読み取れてしまう】。……僕の耳同様に"一方的に受信"しちゃうし"対象はボーダーで使う機械関連から人まで"その能力は有効。のせいで秘密裏に僕と彼女は顔合わせしている訳、似ているからって理由で言実さんによってね。ま、風間さん経由でちょくちょく関わったりもしたけどさ。…で、今思えばコレって鶴ヶ峰と仲良くさせる布石だったのかもね。……似ているよね?鶴ヶ峰の能力とか作用条件だってさ、違う?」
「……………………は?……アンタもだけど、柚紀も妙な能力持ちなのか?あ、いや、不気味とか俺は思ってないぜ??シロとは餓鬼の頃からの付き合いだ。だから"そういう能力"があるって認識しているし信じているし馴れても居る。………………………だから、別にダチになる相手とシロとの共通点が更に増えたって俺は一向に構わねぇ。……あ、どうせだ!!一つ頼まれてくれないか?」
『…………………………………にゃうっ?!?あ、わ、私にでしたか??ご、ごめんなさいっ!!その、……まさか市河さんもサイドエフェクト持ちだなんて知らなくて。…言実さん、ナニも言わなかったし。えっと、の、野々村さん。頼みって何???(コテン)』
まさかの爆弾発言により市河女子と菊地原以外は驚愕して後半部はほぼ耳に入ってこない始末だった。…流石に同じくサイドエフェクト持ちな柚紀の驚きは他より軽度ではあったが、名を呼ばれなかった事もあり反応が遅くなるが視線が自分に向けられていたのに気づき、我に返れば野々村女子に同じく視線を向ければ「それだよ」と何かを指摘した後に頼み事を柚紀に話始める
「……ダチになるなら"さん付け呼び"は俺は嫌なんだよ。が、風音も女の子っぽ過ぎてイマイチな訳。だからさ、……渾名付けてくれないか?俺に新しい奴を。で、代わりに俺とシロがアンタに渾名付けてやるよ。互いに渾名呼びってさ、こう繋りが強く感じるし共通点が多い方が何かと仲良くなれる気がしないか?………と、コレは俺の考えだから、別に無理して俺に合わせる必要はないぜ?ま、シロの名前や由来が分かったんなら、俺にもピッタリな奴、アンタなら付けてくれそうかな的な感じだ。…………………どうだ?乗らないか??(ニヤリ)」
『え?……えっ??えっっ???』
そんな野々村女子からの申し出に驚きを隠せない柚紀は思わずアタフタしてしまう。理由が分からず同じく動揺する笹森を無視して、理由を知る嵐山隊の二人は頭を撫でたりして何とか落ち着かせるのに成功すれば、笑顔を浮かべて小さく頷き"是"と返す。そんな柚紀からの解答に「よし!…シロも考えろよ?」「ハイハーイ」と乗り気で考え始める二人と一緒に柚紀も考え始めた
流石に邪魔になりそうと、再び距離を置く男子六人(未だに固まっている笹森は佐鳥が連行)。…五人は色んな理由で"渾名呼び"には慣れている環境に居るので、笹森より驚きはしなかったし復帰も早かった