6.決断の曲~自分らしくあれ~(71.
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「「「!!?」」」」
「あ、赤い瞳をした風間さんと兄妹に以前間違われてたオペレーターの(ピタッ)…………君、髪色違くない?何で黒じゃないのさ?声からして同一人物だって僕は分かるけど」
「…………そうか、トリオン体で髪色を。…一応確認するけど、君は市河白輝(イチカワスピカ)さんで間違えないないかい?」
「は、はい!合ってはいま…!!……の、のの、ノンちゃんっ!?(バサバサバサバサ)お、お、怒らないでぇぇ~!!?歌川くんは"例の約束"知らないからぁぁ~~~!!!(タタタタタ)」
更に、野々村女子に待機を食らっていた市河女子が一人で此処まで辿り着き参戦してきたのだ。……何故か五人分の鞄を一人で抱えて。その少女を見て苛めっ子集団と笹森、更には時枝が驚きを露にする。だが佐鳥は「あ~、うん。来そうな気はしてた」と感覚的に納得して『まぁ、市河さんの性格からすれば……うん』と柚紀は"遅くなれば何れ…"と思っていたらしく苦笑いを浮かべていた
さて、どうやら風間隊の二人は市河女子を知っていたらしいが会ったのはあくまでも"ボーダー本部"で会ったが故に、菊地原は見た目の違いをはっきりと指摘し、歌川は何故違うかを"柚紀の例"もあるのですんなり納得はしたが、人違いではないかを念のため確認するために"フルネーム"で訊ねてしまう。それは正解だったが野々村女子が「見知らぬ野郎に邪魔された」とかなりご立腹で歌川を睨み付けているのに気づいた市河女子が、慌てて諌め様と鞄をその場に置いて(落として)近寄るのであった
さてさて、混沌とした空気が漂うこの場をどうするかと考えていた時枝の目に、"ある人物"の姿を捉えて軽く目を見張る。その変化に佐鳥と柚紀が気づきそちらを見て……同じく驚きを示す。因みに笹森は(あ、市河の下の名前そう読むのか)と感心し、苛めっ子集団は……状況変化について行けず呆然としていた。それで、新たな来訪者はと言うと
‐ ……ザンッ! ‐
「……迅さんから連絡来てマスターに断って来てみれば、…もう大丈夫そうか?とりあえず時枝、この騒動を終息させるぞ。が、俺は状況を掴めないから傍観者に徹する。……(チラリ)居るだけで効果がありそうだからな」
「とりまる~!わざわざ来てくれて有り難うね~!!マスターって事は……あ、今日は大木が目印の例の喫茶店のバイトだったんだ。あそこ一寸した隠れ家的な店だよね~、また遊びに行くね~」
「佐鳥、今はソレ関係ないだろ?………流石にもう疑わないだろうし、これだけのボーダー隊員が来たんだ。…(スッ)無駄な抵抗は諦める事だね、実力行使何てもっての他。で、……彼女に見た目の外傷もないし、おれ達は受験生。……内申書に影響を出したくないなら"妙な事"はしない事だよ、そっちがこれ以上何もして来なければこちらも今回の件は水に流すよ。……(クルッ)で、大丈夫?」
『(コクコク)』
第三者となる烏丸が迅と同じ色合いのジャケット……トリオン体で到来したのだった。それを見て苛めっ子集団(特に女子)が顔色を悪くさせる中、佐鳥の無駄な情報はさておき時枝が総括に入る。……本当なら教員にこの事を話すべきなのだが、…恐らく"柚紀がそれを望まない"と考え温情を与える事に。念のため少女も頷いているから良いが……あの言実がそれで納得するとは思えない。そんな中、柚紀のセコムである諏訪を上司に持つ笹森がこう口を開いた
「ま、鶴ヶ峰本人がそれで良いなら口を出さない……つもりだけど(スッ)一応"警告"だ。…彼女の保護者にアラートが作動した通知が行っている。ボーダーでの実力もだけど、立場も"かなり上の人"に値する。その人から【念のため、姪にちょっかいを出した者"全員の"写真に撮ってこい】って言われてさ、悪いけど撮らせて貰っている。……彼女に今後不用意に近づいたり、変化が出た場合、コレを保護者に提出させてもらう。……俺だって無闇に同じ学校の奴を窮地に陥れるつもりはない、が……(ピッ)今携帯を手にしている奴は、進学校に通う俺とタメの隊員。…保険として今撮ったデータを送ってある。………俺にナニか妙な事をしても無駄って事を理解してくれ。逆に立場が悪くなるのはソッチ、…一般人とA級隊員なら、発言力はどっちが上かなんて分かるだろ?」
「…………(チラリ…プイッ!)」
「「……(コクン)」」
笹森が携帯片手に軽く"脅し紛い"な発言をした。これはモールでの時に小佐野が犬飼相手にしていた手段だ、ならば同級生にも有効だと考えた。更に"自分だけ"あまりボーダー隊員としては有名じゃないので"万が一甘く見られたら"と考え、タイミング良く携帯を操作していた菊地原を利用して悪足掻きを防止。その菊地原は持ち前の耳で会話内容が聴こえては居るが、肯定も否定もしないが不機嫌さや警戒心を抱いているのは明らかなので、丸め込むのは無理と判断し完全に意気消沈したのであった
もう警戒する必要もないと判断した野々村女子が「ならとっととこの場から去れ、…不愉快だ」と不機嫌なままそう断言されて、そそくさと退散しようとした集団に『ま、待って!!』と柚紀が呼び止めて、二人より前に出てくる。…"一部の者達"が動こうとしたが佐鳥・時枝が目や仕種で"問題ない・大丈夫"と伝えればその場に留まったのであった。そして、集団一人一人をちゃんと見ながら柚紀は今言える自分の気持ちを伝えるために口を開く
『あの、……女子の皆さんの気持ちは、分かります。…いきなりやって来た転校生が人気者の皆に、……気にされてる姿やチヤホヤされているのを見たら、嫌な気分になるのは当たり前、ですから。だけど、……私にも事情があります、それを彼等や…市河さんも知っている・体験しているから気に掛けてくれている状態で、………だから、…互いに知った上で"友達になってくれる"なら…………私は嬉しいです。でも……(チラリ)…ごめんなさい、男子の人達とは、無理です。本当に私と仲良くする気があるなら、……"名前を聞いたり訊ねたりする筈"です。初対面なら当たり前の行動かと、…それすらせずそちらの言い分だけ通そうとする人は、………私は、嫌いです。…否定はさせません、私はちゃんと、……痛いや嫌だと、言いましたから。それに…そこの彼方、………断りもなく勝手に人の顔を触れたり腕を力任せに掴んだり、更には……下の名前で勝手に呼んだりとか、…貴方の様な身勝手な人は……私は一番嫌いです。ですから、今後近づかないで下さい。同じクラスでないですから、関わる必要はない筈ですし、関わるつもりも私は……一切ありません。…お忘れなさらないで下さいね』
「あ、赤い瞳をした風間さんと兄妹に以前間違われてたオペレーターの(ピタッ)…………君、髪色違くない?何で黒じゃないのさ?声からして同一人物だって僕は分かるけど」
「…………そうか、トリオン体で髪色を。…一応確認するけど、君は市河白輝(イチカワスピカ)さんで間違えないないかい?」
「は、はい!合ってはいま…!!……の、のの、ノンちゃんっ!?(バサバサバサバサ)お、お、怒らないでぇぇ~!!?歌川くんは"例の約束"知らないからぁぁ~~~!!!(タタタタタ)」
更に、野々村女子に待機を食らっていた市河女子が一人で此処まで辿り着き参戦してきたのだ。……何故か五人分の鞄を一人で抱えて。その少女を見て苛めっ子集団と笹森、更には時枝が驚きを露にする。だが佐鳥は「あ~、うん。来そうな気はしてた」と感覚的に納得して『まぁ、市河さんの性格からすれば……うん』と柚紀は"遅くなれば何れ…"と思っていたらしく苦笑いを浮かべていた
さて、どうやら風間隊の二人は市河女子を知っていたらしいが会ったのはあくまでも"ボーダー本部"で会ったが故に、菊地原は見た目の違いをはっきりと指摘し、歌川は何故違うかを"柚紀の例"もあるのですんなり納得はしたが、人違いではないかを念のため確認するために"フルネーム"で訊ねてしまう。それは正解だったが野々村女子が「見知らぬ野郎に邪魔された」とかなりご立腹で歌川を睨み付けているのに気づいた市河女子が、慌てて諌め様と鞄をその場に置いて(落として)近寄るのであった
さてさて、混沌とした空気が漂うこの場をどうするかと考えていた時枝の目に、"ある人物"の姿を捉えて軽く目を見張る。その変化に佐鳥と柚紀が気づきそちらを見て……同じく驚きを示す。因みに笹森は(あ、市河の下の名前そう読むのか)と感心し、苛めっ子集団は……状況変化について行けず呆然としていた。それで、新たな来訪者はと言うと
‐ ……ザンッ! ‐
「……迅さんから連絡来てマスターに断って来てみれば、…もう大丈夫そうか?とりあえず時枝、この騒動を終息させるぞ。が、俺は状況を掴めないから傍観者に徹する。……(チラリ)居るだけで効果がありそうだからな」
「とりまる~!わざわざ来てくれて有り難うね~!!マスターって事は……あ、今日は大木が目印の例の喫茶店のバイトだったんだ。あそこ一寸した隠れ家的な店だよね~、また遊びに行くね~」
「佐鳥、今はソレ関係ないだろ?………流石にもう疑わないだろうし、これだけのボーダー隊員が来たんだ。…(スッ)無駄な抵抗は諦める事だね、実力行使何てもっての他。で、……彼女に見た目の外傷もないし、おれ達は受験生。……内申書に影響を出したくないなら"妙な事"はしない事だよ、そっちがこれ以上何もして来なければこちらも今回の件は水に流すよ。……(クルッ)で、大丈夫?」
『(コクコク)』
第三者となる烏丸が迅と同じ色合いのジャケット……トリオン体で到来したのだった。それを見て苛めっ子集団(特に女子)が顔色を悪くさせる中、佐鳥の無駄な情報はさておき時枝が総括に入る。……本当なら教員にこの事を話すべきなのだが、…恐らく"柚紀がそれを望まない"と考え温情を与える事に。念のため少女も頷いているから良いが……あの言実がそれで納得するとは思えない。そんな中、柚紀のセコムである諏訪を上司に持つ笹森がこう口を開いた
「ま、鶴ヶ峰本人がそれで良いなら口を出さない……つもりだけど(スッ)一応"警告"だ。…彼女の保護者にアラートが作動した通知が行っている。ボーダーでの実力もだけど、立場も"かなり上の人"に値する。その人から【念のため、姪にちょっかいを出した者"全員の"写真に撮ってこい】って言われてさ、悪いけど撮らせて貰っている。……彼女に今後不用意に近づいたり、変化が出た場合、コレを保護者に提出させてもらう。……俺だって無闇に同じ学校の奴を窮地に陥れるつもりはない、が……(ピッ)今携帯を手にしている奴は、進学校に通う俺とタメの隊員。…保険として今撮ったデータを送ってある。………俺にナニか妙な事をしても無駄って事を理解してくれ。逆に立場が悪くなるのはソッチ、…一般人とA級隊員なら、発言力はどっちが上かなんて分かるだろ?」
「…………(チラリ…プイッ!)」
「「……(コクン)」」
笹森が携帯片手に軽く"脅し紛い"な発言をした。これはモールでの時に小佐野が犬飼相手にしていた手段だ、ならば同級生にも有効だと考えた。更に"自分だけ"あまりボーダー隊員としては有名じゃないので"万が一甘く見られたら"と考え、タイミング良く携帯を操作していた菊地原を利用して悪足掻きを防止。その菊地原は持ち前の耳で会話内容が聴こえては居るが、肯定も否定もしないが不機嫌さや警戒心を抱いているのは明らかなので、丸め込むのは無理と判断し完全に意気消沈したのであった
もう警戒する必要もないと判断した野々村女子が「ならとっととこの場から去れ、…不愉快だ」と不機嫌なままそう断言されて、そそくさと退散しようとした集団に『ま、待って!!』と柚紀が呼び止めて、二人より前に出てくる。…"一部の者達"が動こうとしたが佐鳥・時枝が目や仕種で"問題ない・大丈夫"と伝えればその場に留まったのであった。そして、集団一人一人をちゃんと見ながら柚紀は今言える自分の気持ちを伝えるために口を開く
『あの、……女子の皆さんの気持ちは、分かります。…いきなりやって来た転校生が人気者の皆に、……気にされてる姿やチヤホヤされているのを見たら、嫌な気分になるのは当たり前、ですから。だけど、……私にも事情があります、それを彼等や…市河さんも知っている・体験しているから気に掛けてくれている状態で、………だから、…互いに知った上で"友達になってくれる"なら…………私は嬉しいです。でも……(チラリ)…ごめんなさい、男子の人達とは、無理です。本当に私と仲良くする気があるなら、……"名前を聞いたり訊ねたりする筈"です。初対面なら当たり前の行動かと、…それすらせずそちらの言い分だけ通そうとする人は、………私は、嫌いです。…否定はさせません、私はちゃんと、……痛いや嫌だと、言いましたから。それに…そこの彼方、………断りもなく勝手に人の顔を触れたり腕を力任せに掴んだり、更には……下の名前で勝手に呼んだりとか、…貴方の様な身勝手な人は……私は一番嫌いです。ですから、今後近づかないで下さい。同じクラスでないですから、関わる必要はない筈ですし、関わるつもりも私は……一切ありません。…お忘れなさらないで下さいね』