59.お悩み相談の曲〜ツインスナイパー編〜(124.
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そんな木崎の問に『私も詳しくは知らぬし、上層部の会議にはあまり参加しておらぬ。……柚紀関連のものの議題に私が居れば話し合いが進まぬ故にな、"最低限の条件"を満たすのを城戸さんと約束しているから悪い様にはならぬだろう』と、言実にしてはかなり曖昧であり"らしくない"反応が帰ってきた事に、違和感を覚える太刀川だが【今は柚紀の為にも、あまり城戸一派と対立したくない】と察するのであった。その後、出水の所在を聞いた辺りで会議を終えた諏訪が再びやって来て"作戦内容を説明"してシロ……とフブキを送る為に車を取りに行こうとする。が、木崎に「車ならある、後野々村の荷物も回収済みだ」と言われたので足を止める代わりに
「じゃあ俺の代わりに頼むわレイジ!!……本当ならつる姐と交代してアイツ等を見守ってやりたいが、…………(サスサス)どうも俺自身も"洗脳障害"を引き起こしちまってるみてぇでな、今は平気だが、ふとした時に"何しれかすか分かんねぇわ"俺。こんな状態で鶴ヶ峰の側には居られねぇよ、……アイツ等の信頼を失うのもだが"新たな傷を負わせるリスク"は避けねぇとな。………暫くすれば風間が来る筈だ、疲れているならちゃんと交代しろよつる姐〜(ヒラヒラヒラ)」
- キイィー………パタン -
「洗脳障害……今一番問題になっている亜種によりモノ…か。本来この街……玄界の者は"戦いを義務付けられた環境で育っていない"、そう言う意味では"きちんと戦う意思が備わって居ない者"が簡単に精神攻撃の餌食になっても仕方ないが、今は戦闘中ではない。なのに……諏訪は何故"鶴ヶ峰達に危害を加える"と感じたんだ?」
『この手の攻撃は受けた直後より"改善されるまでの方が大変"なのを諏訪は知っている。そして、………あの子が常に放つ微量のトリオンには"癒やし効果"がある。本来なら逆に側に居た方が症状は改善されるが、今は性質が変異しておる。そして他二人も差はあれど諏訪を信頼しておるが、一度信頼を失ったり柚紀に危害を加えれば仲の修繕は難しい。それ等を考慮して…………諏訪は判断したのだろうが、暫くは柚紀の側に行かぬ腹積もりか?後で連絡ぐらいしろと(- ガチャ……キイィー -)…言っとけよ風間。私は口出しせぬ、これも逆効果になりそう故にな』
「……風間さんがいきなり現れるのは戦闘時にもあるが、それを感知出来るアンタも相変わらずスゲぇよなつる姐(だから皆、無意識に癒やしを求めて柚紀に引き寄せられているのか?大人になればそれだけ苦労や……その価値を一段と認識出来るってか?)」
かなり不安定な柚紀から諏訪を引き離すのは得策ではない、だがその諏訪が危害を加えれば更に状況が悪化する。それに今は自分以外にも頼りになるお兄ちゃん的存在が多数居るので、恐らく大丈夫だろうと踏んでの行動をするのであった。が、"説明不足は佐鳥の二の舞"なのも感じている言実は【共に来ているであろう】風間にサポートを依頼する。……木崎は表情はあまり変わらないから不明だが、太刀川は似た光景を何度も見ているので慣れてしまい別の事を考えたりしたが、直ぐに切り替える。損得関係無し…と言えば嘘になるが自分が柚紀や言実の側に居るのは、理屈ではないのだから
そしてニ、三程風間と言葉を交わした言実はやはり疲労感を感じているのか退室を決意し、太刀川と……きちんと休むか心配で様子を見に来た迅に連れられて部屋を後にする。それからフブキとシロが目覚めるまで、風間不在の間にこの部屋で語られた事を木崎によって共有されたのである
- -
-
〜中学校・柚紀達のクラスにて〜
日直よりも早く学校に来たシロとフブキは、朝のHRまで一緒に居たいが為に早々クラスにお邪魔していた。何故シロのクラスかと言うと………
- テクテクテク…… -
「………ん?(ピタッ、…ヒョコッ)あ!!やっぱり見間違えじゃなかった!!おはよう風音ちゃん!市河ちゃんも今日から登校再開何だね、…良かった〜!やっぱり中一の件があるから、佐鳥は少し心配だったんだよ?」
「おはよう佐鳥くん、……心配してくれて有難う。こんな早い時間から学校に来たって事は……………今日は日直なの?」
「そうそう!数日はボーダー関連で遅刻とか早退する予定はないから、この機会にって事で先生に頼んで日直を回して貰った訳!!……やっぱりきちんと役割を果たさないとね、特別扱いされるのを佐鳥は望んでないし…………って、あの〜……風音ちゃん?何か凄く不機嫌そうなのは…………気のせい?」
「…………………(プイッ!)」
「もうフウちゃん!佐鳥くんに八つ当たりしちゃ駄目だよ全く!!………ごめんね、昨晩"フウちゃんと仲が良いフリーB級の子が防衛任務に当たってたんだけど、…例の洗脳被害に遇っていたのを伏せた状態で戦闘したせいで症状が再発。部隊はほぼ壊滅したのに加えて、夜中にチーム単位で動かしづらくて数合わせに言実さんからの招集を受けて"……まぁ、色んな理由で機嫌が悪いの。だからソッとしてあげて欲しいの」
フブキのクラスでの日直が佐鳥だったのだ。同じクラスだから顔を合わせるのは仕方ないと分かっているが、……親友である柚紀をあそこまで追い詰めたのが気に食わなくて出来るだけ会わないようにしたつもりが、目敏く気づかれたのであった。そして不機嫌な理由をちゃんと理解しているシロが"半分嘘で半分本当な作り話"を使って佐鳥を納得させる。少女の性格や交友関係、更には"深夜労働は防衛任務でも、幾分か給料が上乗せされる"と噂で聞いた事があり、一人暮らしのフブキなら……と疑う事は無かったのだ。そして未だに居座る佐鳥に「さっさと日直の仕事をしろ」とキツめの口調で退室を促され、そそくさと退散したのを見て重い溜め息を漏らした幼馴染みに「お疲れ様、我慢して偉い偉い」と頭を撫でるシロ。恥ずかしいのか不貞腐れてかは不明だな机に突っ伏したフブキにこれ以上刺激を与えず、シロは休み中の遅れを取り戻す為に自習を始めるのであった
「じゃあ俺の代わりに頼むわレイジ!!……本当ならつる姐と交代してアイツ等を見守ってやりたいが、…………(サスサス)どうも俺自身も"洗脳障害"を引き起こしちまってるみてぇでな、今は平気だが、ふとした時に"何しれかすか分かんねぇわ"俺。こんな状態で鶴ヶ峰の側には居られねぇよ、……アイツ等の信頼を失うのもだが"新たな傷を負わせるリスク"は避けねぇとな。………暫くすれば風間が来る筈だ、疲れているならちゃんと交代しろよつる姐〜(ヒラヒラヒラ)」
- キイィー………パタン -
「洗脳障害……今一番問題になっている亜種によりモノ…か。本来この街……玄界の者は"戦いを義務付けられた環境で育っていない"、そう言う意味では"きちんと戦う意思が備わって居ない者"が簡単に精神攻撃の餌食になっても仕方ないが、今は戦闘中ではない。なのに……諏訪は何故"鶴ヶ峰達に危害を加える"と感じたんだ?」
『この手の攻撃は受けた直後より"改善されるまでの方が大変"なのを諏訪は知っている。そして、………あの子が常に放つ微量のトリオンには"癒やし効果"がある。本来なら逆に側に居た方が症状は改善されるが、今は性質が変異しておる。そして他二人も差はあれど諏訪を信頼しておるが、一度信頼を失ったり柚紀に危害を加えれば仲の修繕は難しい。それ等を考慮して…………諏訪は判断したのだろうが、暫くは柚紀の側に行かぬ腹積もりか?後で連絡ぐらいしろと(- ガチャ……キイィー -)…言っとけよ風間。私は口出しせぬ、これも逆効果になりそう故にな』
「……風間さんがいきなり現れるのは戦闘時にもあるが、それを感知出来るアンタも相変わらずスゲぇよなつる姐(だから皆、無意識に癒やしを求めて柚紀に引き寄せられているのか?大人になればそれだけ苦労や……その価値を一段と認識出来るってか?)」
かなり不安定な柚紀から諏訪を引き離すのは得策ではない、だがその諏訪が危害を加えれば更に状況が悪化する。それに今は自分以外にも頼りになるお兄ちゃん的存在が多数居るので、恐らく大丈夫だろうと踏んでの行動をするのであった。が、"説明不足は佐鳥の二の舞"なのも感じている言実は【共に来ているであろう】風間にサポートを依頼する。……木崎は表情はあまり変わらないから不明だが、太刀川は似た光景を何度も見ているので慣れてしまい別の事を考えたりしたが、直ぐに切り替える。損得関係無し…と言えば嘘になるが自分が柚紀や言実の側に居るのは、理屈ではないのだから
そしてニ、三程風間と言葉を交わした言実はやはり疲労感を感じているのか退室を決意し、太刀川と……きちんと休むか心配で様子を見に来た迅に連れられて部屋を後にする。それからフブキとシロが目覚めるまで、風間不在の間にこの部屋で語られた事を木崎によって共有されたのである
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〜中学校・柚紀達のクラスにて〜
日直よりも早く学校に来たシロとフブキは、朝のHRまで一緒に居たいが為に早々クラスにお邪魔していた。何故シロのクラスかと言うと………
- テクテクテク…… -
「………ん?(ピタッ、…ヒョコッ)あ!!やっぱり見間違えじゃなかった!!おはよう風音ちゃん!市河ちゃんも今日から登校再開何だね、…良かった〜!やっぱり中一の件があるから、佐鳥は少し心配だったんだよ?」
「おはよう佐鳥くん、……心配してくれて有難う。こんな早い時間から学校に来たって事は……………今日は日直なの?」
「そうそう!数日はボーダー関連で遅刻とか早退する予定はないから、この機会にって事で先生に頼んで日直を回して貰った訳!!……やっぱりきちんと役割を果たさないとね、特別扱いされるのを佐鳥は望んでないし…………って、あの〜……風音ちゃん?何か凄く不機嫌そうなのは…………気のせい?」
「…………………(プイッ!)」
「もうフウちゃん!佐鳥くんに八つ当たりしちゃ駄目だよ全く!!………ごめんね、昨晩"フウちゃんと仲が良いフリーB級の子が防衛任務に当たってたんだけど、…例の洗脳被害に遇っていたのを伏せた状態で戦闘したせいで症状が再発。部隊はほぼ壊滅したのに加えて、夜中にチーム単位で動かしづらくて数合わせに言実さんからの招集を受けて"……まぁ、色んな理由で機嫌が悪いの。だからソッとしてあげて欲しいの」
フブキのクラスでの日直が佐鳥だったのだ。同じクラスだから顔を合わせるのは仕方ないと分かっているが、……親友である柚紀をあそこまで追い詰めたのが気に食わなくて出来るだけ会わないようにしたつもりが、目敏く気づかれたのであった。そして不機嫌な理由をちゃんと理解しているシロが"半分嘘で半分本当な作り話"を使って佐鳥を納得させる。少女の性格や交友関係、更には"深夜労働は防衛任務でも、幾分か給料が上乗せされる"と噂で聞いた事があり、一人暮らしのフブキなら……と疑う事は無かったのだ。そして未だに居座る佐鳥に「さっさと日直の仕事をしろ」とキツめの口調で退室を促され、そそくさと退散したのを見て重い溜め息を漏らした幼馴染みに「お疲れ様、我慢して偉い偉い」と頭を撫でるシロ。恥ずかしいのか不貞腐れてかは不明だな机に突っ伏したフブキにこれ以上刺激を与えず、シロは休み中の遅れを取り戻す為に自習を始めるのであった