6.決断の曲~自分らしくあれ~(71.
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‐ の、野々村ぁっ!??そ、そのか、か、か、髪型はっ!!?…一年の時にやらかしたあの時と同じ!!! ‐
‐ あ、……幼馴染みの市河さんが上級生に絡まれて、…不登校にさせられた際に"仕返し"したって言うあの?! ‐
‐ イヤアァァァー!!!か、風音ちゃんっ!!そんな男っぽい話し方ヤメテ~!!? ‐
野々村女子の登場や発言に柚紀も驚いたが、それ以上に苛めっ子集団男女共に阿鼻叫喚な状況に陥っていた。……状況が掴めず呆然としてしまうが、とりあえず前方の二人のジャケットの裾を控えめに摑んで引っ張り『アレ、ナニ?』と聞けば「あはは、…見てれば分かるよ」とから笑いする佐鳥と苦笑いして同意する時枝。…なので一先ず様子を見ることに
「髪型って、ただ結びを解いただけだろ?ま、(キュッキュッ)……邪魔になるから結ぶがな。で、(ギロッ)一年の出来事を覚えているとは大した記憶力だな~。三年になってから"未遂"でそれも"同級生"が同じ過ちを犯したのを、当事者であるウチのクラスの馬鹿男子はすっっっっかり忘れていやがるって言うのにさ~。ま、一年のあれは……流石にやり過ぎたな。あの後シロやシロの家族から【ボーダーに入隊するまで大人しく女の子らしくしていなさい】って言われたから、仕方なく従った。…親戚と縁を切られたに等しい俺の後継人だし、色々世話になってるからな~」
「よ、よく分かんねぇぞ?!そもそも、なら何でボーダーに未だ入っていね~んだよ?べ、別に試験難しくない筈だ!現に"入るだけなら"そこの二人ほど有名じゃないが複数ボーダーに所属している奴が……」
「……シロの親父に【お前まであんな化け物と戦うつもりかっ?!】って猛反発食らったんだよ。爺さんは許してくれたのにさ、……で、"とある条件"をクリアして数日後やっと入隊出来る訳。…だから同じクラスの勝手に設立されていた俺のファンクラブの会長さんに言ってやったよ。【一年の俺が"本来の姿"だ。勝手に騒ぐのは良いが人様に迷惑をかけたり、勝手に妄想や期待したり違えば勝手に絶望するのは迷惑でしかない】とな。ま、佐鳥は一年からずっと"風音ちゃん"呼びだ。……変える気ねぇだろ?」
「(ニコッ)勿論!!君が男っぽくても、名に似合った女の子らしくしていても…君は君でしかないからね!……変えないよオレは、"とっきーみたいに"は、ね」
この様に野々村女子が自分の事を昔含め色々語っていく。はっきりと一切の迷いなく、暴露していく最中、時枝が彼女だけ呼び捨てにしている理由を察した柚紀は"無意識"に安堵のため息を漏らしはしたが……まだ相手側に"反論の予知"が残されている。実際に「学校とボーダーは別問題」やら「まだ正式に入隊していないならお前は部外者だ」、はたまた「ボーダーになんか入らないで~」と我が儘を言う者さえいる始末だ。……この状況に"現ボーダー隊員達"が口を開く
「ボーダーに入りたいと志望したのは野々村本人だ、…それに仮入隊の時点で将来有望と言われる程の才能と実力を持っている。……だから、彼女達には既に"鶴ヶ峰さんの事情"を話してある。………ボーダーに関する事は基本機密事項なのは知っているだろ?」
「それでもまだ疑うなら証拠見せてあげるよ、佐鳥達以外にも彼女を気にしているボーダー隊員がちゃんと居るって事をね。………お~い居るんだろ?出てこいよお前等?!」
『???(コテン)』
柚紀は不思議そうに首を傾げた。二人の言い分は確かに嘘ではないが、野々村女子が"何処まで知っているか"が分からない点と、腕時計のアラード機能は知っているが"居場所や指令通知が誰にまで報せが行くのか"が分からないのだ。そして佐鳥の言い草からして"既に複数のボーダー隊員が側に居る"らしいが、誰なのかが分からないのだ。………そして、その答えは
‐ スウゥッ ‐
「笹森現着!これより対処に移ります!?って、……何で野々村まで居るんだよ!!?」
「仕方ないだろ、コレの原因の一つが俺にあるんだ。なら責任を持って対処するのは当たり前だろ??」
「『「さ、笹森(っ??!/くんっ!?)」』」
先ずは同じ学校に通う笹森がカメレオンを解除して姿を現した。通信で誰かとやり取りした後、まさかの存在に各自反応を示す中、野々村女子だけ冷静に受け答えをしていた。……さて残りはと言うと
‐ …スウゥッ ‐
「全く、…この後僕達防衛任務なんだけどさ~。たまたま少し早めに集合して時間があって風間さん宛に通知が来たら【同級生のよしみだ、助けに行ってこい】だなんて。…何で僕達二人も居るのって思ったよ、時枝達が居るなら鶴ヶ峰は大丈夫だって言うのにさ~。………歌川だってそう思っただろ?」
‐ ……スウゥッ ‐
「仕方ないさ菊地原、…風間さんは大学生……所謂大人なんだ。なら子ども同士のいざこざに無闇に介入すべきじゃない、…ボーダーでは未成年問わず隊長や俺達みたいにA級を勤めている。……鶴ヶ峰だって立場上そうなる必要があるけど、…"あんな連絡"が来たら流石の風間さんでも派遣したくなるよ」
『菊地原くんに、歌川くんまで?!それにあんな連絡??(どう言う意味なんだろ?だってそんな仕種一度も……確かにトリオン体には通信機能があるのを知ってるよ?でも、佐鳥くんも時枝くんもしていない、筈……じゃあ誰が?)』
次に現れたのは菊地原と歌川の二人だった。……始業式の騒動を風間が後始末したのだ、ならば暫くは自分を気にかけるのは分かる。…責任感の強い厳しくはあるが優しい人と柚紀は知っているからだ。だが、その風間に"誰が現状連絡をしたか"…これが分からなかったのだが
「わ、わ、……私、だよ!私が連絡しました!?…私もボーダーでサポート職に就いています。も、もう二年位っで、戦闘員のみ、皆さん程目立ちませんが、…情報の大切さや状況把握する事なら、………柚紀ちゃんにだって、負けません!!だ、だから隊長さんの連絡先位、知ってます!こ、怖いとか言ってられない、私だってボーダー隊員です!!そ、それに……と、友達を助けたいと思うのに理屈や理由はいらない筈です!!?」
‐ あ、……幼馴染みの市河さんが上級生に絡まれて、…不登校にさせられた際に"仕返し"したって言うあの?! ‐
‐ イヤアァァァー!!!か、風音ちゃんっ!!そんな男っぽい話し方ヤメテ~!!? ‐
野々村女子の登場や発言に柚紀も驚いたが、それ以上に苛めっ子集団男女共に阿鼻叫喚な状況に陥っていた。……状況が掴めず呆然としてしまうが、とりあえず前方の二人のジャケットの裾を控えめに摑んで引っ張り『アレ、ナニ?』と聞けば「あはは、…見てれば分かるよ」とから笑いする佐鳥と苦笑いして同意する時枝。…なので一先ず様子を見ることに
「髪型って、ただ結びを解いただけだろ?ま、(キュッキュッ)……邪魔になるから結ぶがな。で、(ギロッ)一年の出来事を覚えているとは大した記憶力だな~。三年になってから"未遂"でそれも"同級生"が同じ過ちを犯したのを、当事者であるウチのクラスの馬鹿男子はすっっっっかり忘れていやがるって言うのにさ~。ま、一年のあれは……流石にやり過ぎたな。あの後シロやシロの家族から【ボーダーに入隊するまで大人しく女の子らしくしていなさい】って言われたから、仕方なく従った。…親戚と縁を切られたに等しい俺の後継人だし、色々世話になってるからな~」
「よ、よく分かんねぇぞ?!そもそも、なら何でボーダーに未だ入っていね~んだよ?べ、別に試験難しくない筈だ!現に"入るだけなら"そこの二人ほど有名じゃないが複数ボーダーに所属している奴が……」
「……シロの親父に【お前まであんな化け物と戦うつもりかっ?!】って猛反発食らったんだよ。爺さんは許してくれたのにさ、……で、"とある条件"をクリアして数日後やっと入隊出来る訳。…だから同じクラスの勝手に設立されていた俺のファンクラブの会長さんに言ってやったよ。【一年の俺が"本来の姿"だ。勝手に騒ぐのは良いが人様に迷惑をかけたり、勝手に妄想や期待したり違えば勝手に絶望するのは迷惑でしかない】とな。ま、佐鳥は一年からずっと"風音ちゃん"呼びだ。……変える気ねぇだろ?」
「(ニコッ)勿論!!君が男っぽくても、名に似合った女の子らしくしていても…君は君でしかないからね!……変えないよオレは、"とっきーみたいに"は、ね」
この様に野々村女子が自分の事を昔含め色々語っていく。はっきりと一切の迷いなく、暴露していく最中、時枝が彼女だけ呼び捨てにしている理由を察した柚紀は"無意識"に安堵のため息を漏らしはしたが……まだ相手側に"反論の予知"が残されている。実際に「学校とボーダーは別問題」やら「まだ正式に入隊していないならお前は部外者だ」、はたまた「ボーダーになんか入らないで~」と我が儘を言う者さえいる始末だ。……この状況に"現ボーダー隊員達"が口を開く
「ボーダーに入りたいと志望したのは野々村本人だ、…それに仮入隊の時点で将来有望と言われる程の才能と実力を持っている。……だから、彼女達には既に"鶴ヶ峰さんの事情"を話してある。………ボーダーに関する事は基本機密事項なのは知っているだろ?」
「それでもまだ疑うなら証拠見せてあげるよ、佐鳥達以外にも彼女を気にしているボーダー隊員がちゃんと居るって事をね。………お~い居るんだろ?出てこいよお前等?!」
『???(コテン)』
柚紀は不思議そうに首を傾げた。二人の言い分は確かに嘘ではないが、野々村女子が"何処まで知っているか"が分からない点と、腕時計のアラード機能は知っているが"居場所や指令通知が誰にまで報せが行くのか"が分からないのだ。そして佐鳥の言い草からして"既に複数のボーダー隊員が側に居る"らしいが、誰なのかが分からないのだ。………そして、その答えは
‐ スウゥッ ‐
「笹森現着!これより対処に移ります!?って、……何で野々村まで居るんだよ!!?」
「仕方ないだろ、コレの原因の一つが俺にあるんだ。なら責任を持って対処するのは当たり前だろ??」
「『「さ、笹森(っ??!/くんっ!?)」』」
先ずは同じ学校に通う笹森がカメレオンを解除して姿を現した。通信で誰かとやり取りした後、まさかの存在に各自反応を示す中、野々村女子だけ冷静に受け答えをしていた。……さて残りはと言うと
‐ …スウゥッ ‐
「全く、…この後僕達防衛任務なんだけどさ~。たまたま少し早めに集合して時間があって風間さん宛に通知が来たら【同級生のよしみだ、助けに行ってこい】だなんて。…何で僕達二人も居るのって思ったよ、時枝達が居るなら鶴ヶ峰は大丈夫だって言うのにさ~。………歌川だってそう思っただろ?」
‐ ……スウゥッ ‐
「仕方ないさ菊地原、…風間さんは大学生……所謂大人なんだ。なら子ども同士のいざこざに無闇に介入すべきじゃない、…ボーダーでは未成年問わず隊長や俺達みたいにA級を勤めている。……鶴ヶ峰だって立場上そうなる必要があるけど、…"あんな連絡"が来たら流石の風間さんでも派遣したくなるよ」
『菊地原くんに、歌川くんまで?!それにあんな連絡??(どう言う意味なんだろ?だってそんな仕種一度も……確かにトリオン体には通信機能があるのを知ってるよ?でも、佐鳥くんも時枝くんもしていない、筈……じゃあ誰が?)』
次に現れたのは菊地原と歌川の二人だった。……始業式の騒動を風間が後始末したのだ、ならば暫くは自分を気にかけるのは分かる。…責任感の強い厳しくはあるが優しい人と柚紀は知っているからだ。だが、その風間に"誰が現状連絡をしたか"…これが分からなかったのだが
「わ、わ、……私、だよ!私が連絡しました!?…私もボーダーでサポート職に就いています。も、もう二年位っで、戦闘員のみ、皆さん程目立ちませんが、…情報の大切さや状況把握する事なら、………柚紀ちゃんにだって、負けません!!だ、だから隊長さんの連絡先位、知ってます!こ、怖いとか言ってられない、私だってボーダー隊員です!!そ、それに……と、友達を助けたいと思うのに理屈や理由はいらない筈です!!?」