57.和解の曲〜赤星一等星編〜(122.
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「油断大敵だ、諏訪。見慣れない敵が居て気にするのは分かるが、何時もの敵だって居るのを忘れるな。特にこの姿を消す奴は一番厄介だろ?」
「か、風間っ!!いつの間にっ!………もしかして今の防衛任務ってお前の担当なのか?!」
- ジャキィーン -
「(スタン!)そうですが何か?ってか僕達数日後には遠征任務を控えているのに、何で普通に防衛任務に組み込まれているんですかねぇ〜。……普通なら英気を養う的な感じで休ませて貰えそうですが」
『大事な任務だからこそ、通常通りの生活の方が無駄に力んだりせぬと思うのは私だけか?それに大半は移動で日数や時間を浪費してあまり動けないと聞く。今の内に体を動かしておけ、いざと言う時に動けぬ……なんてヘマを打たぬ様にな』
「だそうだ、そう文句を言うなよ菊地原。……所で何故彼女、……鶴ヶ峰を連れて来たんですか?それも眠っているみたいですし、…………言実さん大丈夫ですか?」
風間が諏訪を狙っていた敵を倒し、別方向から言実達に接近していたのは菊地原と歌川により排除された事によって危機は脱した。そして歌川の質問には『移動しながら話す』と断った後に強行突破を言実は決断する。影浦を先頭に殿を諏訪、風間隊の三人はカメレオンを用いて放置は危険と判断した敵を始末する様に指示を出す。そしてゲートも開かなくなり敵もあらかた片付いたのを確認し、移動しながら歌川の質問に答える
『……柚紀の精神状態が正常なら眠っていれば私のトリオンを吸収されるのだが、………今のこの子は"眠りながらも体内でトリオンを作り続け、蓄積量が許容量オーバーを起こしており漏れ出ている状態だ"。故に私に対して危険性はないが、………この子はかなり危険な状況だ。これで"食欲があれば"まだ良いのだが、数日前から明らかに減っている。だから諏訪達と外食に行けばそれなりに食べると期待したが……』
「一般女子がどの位食べるか、俺は知りませんが………お好み焼き一枚と少しではやはり少ない気がします。カゲ的にもそう思うよな?」
「チッ!!………比較対象が少なすぎてウンなの分かるかってんだ!!だが、……明らかに軽過ぎるだろソイツ。少し力を込めたら折れちまうじゃねぇかって位だったぜ?……………ナニかコイツを生き長させているんだ??」
『………柚紀には"まだ知りたい事ややりたい事が多数ある"。故にその思いが……サイドエフェクトがこの子の命を繋ぎ止めておる。が、肉体的に限界が近づきつつあるせいで、もう猶予は限られておる。このままでは……』
影浦の発言に菊地原が突っ掛かりそうになったが、今は危険区域に入り更には【柚紀の命が危うい状況】と知ってそれ所ではなくなる始末だ。そして言実の纏う雰囲気が変わったのを眠りながらも感じた柚紀が身動ぎし、意識が覚醒しそうになったその時
- ドドドドド…ドドドドド…
ドドドドド…ドドドドド!! -
「ゲッ!?この音はっ!?……言実さん、土竜が来ます!!?」
『!!全員散れっ!?(ブォン…バッ!!)……おいヒナっ!きちんとナビゲートしろっ!!?』
❲文句言わないでよ言実っ!!何か本部長がかなりお疲れな感じだったから今日はもう帰って貰って、今私が全域見てるんだよー!?とりあえず全滅しそうな部隊はないけど、……宇佐美ちゃん!調子はどう??❳
❲だ、駄目です!?辛うじて風間さん達の位置や通信は繋がりますが"敵の種類や所在地までは分からない状況です"!!ついさっきまで正常だったし、妨害型の被害だって受けていないのに、………まさか、……柚紀ちゃんから漏れ出しているトリオンのせい?❳
菊地原のお陰で土竜強襲を回避出来たが、職務怠慢な巽に悪態をつく。が、向こうにも事情があるらしく弁解した後に風間隊が居るならオペレーターの宇佐美もこの状況を把握している筈では?と思った矢先、何やら機材トラブルが発生しているらしい。その原因を半信半疑で口にすれば……言実が明らかに表情を歪ませる
『(ストン!)(……やはり、精神状態が異常なせいで柚紀の"トリオン性質が変化"しておるのか?普通の人とて状況に応じて色んな"ホルモン"を脳から出されており、それにより体に何かと変化が生じる)……色んなパターンのトリオン反応を登録する必要があるとは、些か面倒だな。が、……全て柚紀が発しておるのなら、仕方ないか。(後、此処は"担当区域の境目"。………ならば)』
「おいっ!?ナニ黄昏れて嫌がるんだよつる姐っ!!?コイツ…土竜がまだ居るんだぞ?!誰にヘイトを集めるか指示しろよっ!!!」
『…………(ギロッ)五月蠅い、私にとって敵を誰が倒しても関係ない。道を阻むなら排除するまでだ。が、……連携を考慮するとそうも言っては居られぬか。………………殺れ、"お前達"』
ただ回避を続けながら"この後の事"を考えている言実に、思わず怒鳴りつける諏訪。これに対して"ピクリ"と柚紀が反応したのを見て鋭い眼孔で睨みつけながら返事を返せば、誰かに後始末を指示。名を呼ばれなかったので風間すら動くのを躊躇していると
「「……旋空弧月」」
- キィイーン……ズシャッ! -
- キイィーン…………ザシュッ、シュパッ!! -
「(ストン!)お〜、何か諏訪さん以外は実力者が集まっている感じか?どうも、迅に言われてお迎えに上がりましたよつる姐。ってか、……野々村お前ってさ旋空の射程なんぼよ?俺より長くねぇか?」
「あ〜、……一般のアタッカーよりは長えな。一応居合いも剣技にあるんでね。それより、……事情は道がてら陽菜さんに聞いた。俺も混ざりに来たぜ、親友がヤベえのを知っているのにナニもしねぇって選択肢は俺には有り得ねぇって事位、つる姐だって分かるだろ?」
「か、風間っ!!いつの間にっ!………もしかして今の防衛任務ってお前の担当なのか?!」
- ジャキィーン -
「(スタン!)そうですが何か?ってか僕達数日後には遠征任務を控えているのに、何で普通に防衛任務に組み込まれているんですかねぇ〜。……普通なら英気を養う的な感じで休ませて貰えそうですが」
『大事な任務だからこそ、通常通りの生活の方が無駄に力んだりせぬと思うのは私だけか?それに大半は移動で日数や時間を浪費してあまり動けないと聞く。今の内に体を動かしておけ、いざと言う時に動けぬ……なんてヘマを打たぬ様にな』
「だそうだ、そう文句を言うなよ菊地原。……所で何故彼女、……鶴ヶ峰を連れて来たんですか?それも眠っているみたいですし、…………言実さん大丈夫ですか?」
風間が諏訪を狙っていた敵を倒し、別方向から言実達に接近していたのは菊地原と歌川により排除された事によって危機は脱した。そして歌川の質問には『移動しながら話す』と断った後に強行突破を言実は決断する。影浦を先頭に殿を諏訪、風間隊の三人はカメレオンを用いて放置は危険と判断した敵を始末する様に指示を出す。そしてゲートも開かなくなり敵もあらかた片付いたのを確認し、移動しながら歌川の質問に答える
『……柚紀の精神状態が正常なら眠っていれば私のトリオンを吸収されるのだが、………今のこの子は"眠りながらも体内でトリオンを作り続け、蓄積量が許容量オーバーを起こしており漏れ出ている状態だ"。故に私に対して危険性はないが、………この子はかなり危険な状況だ。これで"食欲があれば"まだ良いのだが、数日前から明らかに減っている。だから諏訪達と外食に行けばそれなりに食べると期待したが……』
「一般女子がどの位食べるか、俺は知りませんが………お好み焼き一枚と少しではやはり少ない気がします。カゲ的にもそう思うよな?」
「チッ!!………比較対象が少なすぎてウンなの分かるかってんだ!!だが、……明らかに軽過ぎるだろソイツ。少し力を込めたら折れちまうじゃねぇかって位だったぜ?……………ナニかコイツを生き長させているんだ??」
『………柚紀には"まだ知りたい事ややりたい事が多数ある"。故にその思いが……サイドエフェクトがこの子の命を繋ぎ止めておる。が、肉体的に限界が近づきつつあるせいで、もう猶予は限られておる。このままでは……』
影浦の発言に菊地原が突っ掛かりそうになったが、今は危険区域に入り更には【柚紀の命が危うい状況】と知ってそれ所ではなくなる始末だ。そして言実の纏う雰囲気が変わったのを眠りながらも感じた柚紀が身動ぎし、意識が覚醒しそうになったその時
- ドドドドド…ドドドドド…
ドドドドド…ドドドドド!! -
「ゲッ!?この音はっ!?……言実さん、土竜が来ます!!?」
『!!全員散れっ!?(ブォン…バッ!!)……おいヒナっ!きちんとナビゲートしろっ!!?』
❲文句言わないでよ言実っ!!何か本部長がかなりお疲れな感じだったから今日はもう帰って貰って、今私が全域見てるんだよー!?とりあえず全滅しそうな部隊はないけど、……宇佐美ちゃん!調子はどう??❳
❲だ、駄目です!?辛うじて風間さん達の位置や通信は繋がりますが"敵の種類や所在地までは分からない状況です"!!ついさっきまで正常だったし、妨害型の被害だって受けていないのに、………まさか、……柚紀ちゃんから漏れ出しているトリオンのせい?❳
菊地原のお陰で土竜強襲を回避出来たが、職務怠慢な巽に悪態をつく。が、向こうにも事情があるらしく弁解した後に風間隊が居るならオペレーターの宇佐美もこの状況を把握している筈では?と思った矢先、何やら機材トラブルが発生しているらしい。その原因を半信半疑で口にすれば……言実が明らかに表情を歪ませる
『(ストン!)(……やはり、精神状態が異常なせいで柚紀の"トリオン性質が変化"しておるのか?普通の人とて状況に応じて色んな"ホルモン"を脳から出されており、それにより体に何かと変化が生じる)……色んなパターンのトリオン反応を登録する必要があるとは、些か面倒だな。が、……全て柚紀が発しておるのなら、仕方ないか。(後、此処は"担当区域の境目"。………ならば)』
「おいっ!?ナニ黄昏れて嫌がるんだよつる姐っ!!?コイツ…土竜がまだ居るんだぞ?!誰にヘイトを集めるか指示しろよっ!!!」
『…………(ギロッ)五月蠅い、私にとって敵を誰が倒しても関係ない。道を阻むなら排除するまでだ。が、……連携を考慮するとそうも言っては居られぬか。………………殺れ、"お前達"』
ただ回避を続けながら"この後の事"を考えている言実に、思わず怒鳴りつける諏訪。これに対して"ピクリ"と柚紀が反応したのを見て鋭い眼孔で睨みつけながら返事を返せば、誰かに後始末を指示。名を呼ばれなかったので風間すら動くのを躊躇していると
「「……旋空弧月」」
- キィイーン……ズシャッ! -
- キイィーン…………ザシュッ、シュパッ!! -
「(ストン!)お〜、何か諏訪さん以外は実力者が集まっている感じか?どうも、迅に言われてお迎えに上がりましたよつる姐。ってか、……野々村お前ってさ旋空の射程なんぼよ?俺より長くねぇか?」
「あ〜、……一般のアタッカーよりは長えな。一応居合いも剣技にあるんでね。それより、……事情は道がてら陽菜さんに聞いた。俺も混ざりに来たぜ、親友がヤベえのを知っているのにナニもしねぇって選択肢は俺には有り得ねぇって事位、つる姐だって分かるだろ?」