57.和解の曲〜赤星一等星編〜(122.
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『……遅い』
「あのなぁつる姐さんよぉ!?俺達はカメレオンねぇんだからあんまりスピード出して走る訳にも行かねぇだろ?!屋根上を走れば流石に目立つし、…でだ、………………色々聞きてぇが先ず一番気になったのが…何でその姫様抱えた状態で一緒に消えれるんだ?出来ねぇだろ普通は、日佐人で前に試した事あるが無理だったぜ?」
『……うっすらとは言えど、今の柚紀はトリオンを放出しておる。更に私のトリオン体はこの子と臨時接続と同調しやすくする為に手を加えている。故に私が抱えたままでカメレオンを使えばこの子も共に消えた訳だ。まぁ、あくまでも私限定の性能だから他者に施すつもりはないがな』
丁度放置区域を少し入った一角にて言実は諏訪達を待っていた。悪態と疑問をぶつけながら二人の周囲を見ると数体敵の亡骸が転がっており、やはり今の柚紀に敵が引き寄せられていると察するのだった。そして再度移動する前に当真がある事を訊ねる
「で、姐さん。何処で敵を迎撃するんだよ?多分だが、下手に今の柚紀を本部に連れ込めば土竜強襲待ったなしだぜ?まぁ、あの部屋に隊長に飛ばして貰うのも一つの手だし、一番安全な気がするが、距離は……かなりあるな。でも、二人なら何とかなるだろ?だが実行しないって事は………何かを危惧しているんだよな?有り得そうなのがこの姫様が寝ててもトリオン放出とか、今まで無かった点とかか?。ってか、……まさかだと思うが【姐さんがスイッチボックスで飛ばされるのが嫌だから頼まない】とか言わないよな?」
『…………否定はせぬ、あの手のはどうも苦手意識が強くてな……冬島さんを信頼はしておる。が、今の柚紀の状況を考えると無闇に飛ぶのは危険だ。恐らく指定した場所とは異なる所に着地するだろう。で、場所はそうだな………"始まりの地"、これでお前は察するだろう?』
「始まりの地、ねぇ〜。……!…あ〜、成る程。アソコか!!うんじゃあ、俺は先に待機してますよ?道中はこの面子でどうにかなるだろうから、隊長に連絡入れて色々準備しておきますんで。………そう言えばこの時間帯の防衛任務って何処か俺は知らないな。……"巻き込んでも問題ない"んですか?」
『…………何とかなるだろう。トリオン体のまま私が基地を出ているのはヒナは知っておる、ならば何かしらの手は打っておろう。もし何もしてなくとも………迅がおる、故に問題ない。行くなら早く行け、……、何時ゲートが開くは解らぬぞ?』
何度も柚紀を回収する為に使用されているスイッチボックスによるワープ機能、だがそれを言実は自ら使おうとはしない。このお方でも苦手な物事は存在するらしく、多少リスクがあっても安全性はやはり移動時間や距離は短い方が良いのだが……"ナニかあるのか"結局はこのまま移動となった。そして当真を先行させ、姿が見えなくなってから四人も動き出す。が、やはり気になる事があるらしく、先ずは村上が口を開く
「あの言実さん。……どうやってトリオン放出を止めるつもりですか?鶴ヶ峰と臨時接続されている貴女が止める…ではないのは俺にも分かりますが」
『……方法は主に二つ。一つは【放出されているトリオンを私達が戦闘で用いて消化する方法】だ。が、………あまり推奨は出来ぬがな。この子にコチラが干渉する場合、生身だろうとトリオン体であろうと"機械…緩衝材なし"はかなり危険だ。しかし、今のこの子から私は離れられぬ。"迅クラス"の実力と信頼度を得ている者でなければ、トリオン暴発待ったなしだ。故に』
「わざと危険な状況下に身を起き、該当者を集結させてソイツに預けた隙に自分が鶴ヶ峰のトリオンコントロールを制御する。………こんな感じか?なら、影浦や村上を連れて来た理由無くねぇか?」
『………縁が結ばれてしまった以上、二人にはある程度柚紀に関して知る必要があると私が思ったからだ。が、ただ話を聞いているだけでは理解するのは難しい。故に実際にどんな状況かを見た方が早い。……二人の性格やら能力を考慮すると、な』
移動しながら話していると前方にゲート複数出現する。通過しようとも思ったが背後から攻撃されるのも面倒なのでが立ち止まりトリオン弾を生成して迎撃体制に言実は入る。姿を現した敵に速攻で弾を打ち込む、が
- キイィーン……ガガガ -
『!……ヒトと、…イヌか?それを模した敵とは初めて見る種類だな、それもご丁寧にシールド持ちとは。(キイィーン……)諏訪、お前は撃ち続けろ!村上は私達をレイガストで守ってくれ、影浦は……"あの程度のシールドなら関係なかろう"…なぁ?(ババババ……キュイン)』
- ドドドドド -
「(ダダダダダダダダ)……相変わらずキレッキレなバイパーの動きだなぁ姐さん!!おい影浦も負けんなよ!!見せてやれ現役の隊員の腕前をな!!?」
「けっ!!?……言われなくても敵をぶった斬れば良いんだろ?!(ガジュツ……ズサッ……シュゥー)…んあっ?意外と簡単に斬れたな、シールドさえ何とかすれば問題ねぇなコイツ」
- シュゥー -
『……恐らく量産する為、一体だけならそこまで苦労しないのだろう。これこそ使い捨て目的であり捨て駒、か?(若しくは"最初から敵を倒す事や拐うのを目的にしていない可能性もある"……玉砕覚悟で偵察、情報集めが目的か?)が、油断せずに着実に潰せ!………ヒナ、この地域の担当部隊を応援に寄越してくれ。突破出来なくはないが、…この子が居る状態では些か不安だ』
言実のバイパー、影浦のマンティスを用いてヒトの形をしたトリオン兵・アイドラとイヌ形のドグを始末して行く。が、データにない種類の為か些か倒すのに手間取っている。その間も柚紀を狙って断続的に敵が増え続けているのを感じた言実は巽に援軍要請を出す。そして了承と一緒に❲隠密型接近中!警戒して!!❳と通信が入るが、いつの間にか背後に隠密型が姿を現し、一番近くにいた諏訪に凶刃が迫る。その時
- シュン!………ザシュッ!! -
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『……遅い』
「あのなぁつる姐さんよぉ!?俺達はカメレオンねぇんだからあんまりスピード出して走る訳にも行かねぇだろ?!屋根上を走れば流石に目立つし、…でだ、………………色々聞きてぇが先ず一番気になったのが…何でその姫様抱えた状態で一緒に消えれるんだ?出来ねぇだろ普通は、日佐人で前に試した事あるが無理だったぜ?」
『……うっすらとは言えど、今の柚紀はトリオンを放出しておる。更に私のトリオン体はこの子と臨時接続と同調しやすくする為に手を加えている。故に私が抱えたままでカメレオンを使えばこの子も共に消えた訳だ。まぁ、あくまでも私限定の性能だから他者に施すつもりはないがな』
丁度放置区域を少し入った一角にて言実は諏訪達を待っていた。悪態と疑問をぶつけながら二人の周囲を見ると数体敵の亡骸が転がっており、やはり今の柚紀に敵が引き寄せられていると察するのだった。そして再度移動する前に当真がある事を訊ねる
「で、姐さん。何処で敵を迎撃するんだよ?多分だが、下手に今の柚紀を本部に連れ込めば土竜強襲待ったなしだぜ?まぁ、あの部屋に隊長に飛ばして貰うのも一つの手だし、一番安全な気がするが、距離は……かなりあるな。でも、二人なら何とかなるだろ?だが実行しないって事は………何かを危惧しているんだよな?有り得そうなのがこの姫様が寝ててもトリオン放出とか、今まで無かった点とかか?。ってか、……まさかだと思うが【姐さんがスイッチボックスで飛ばされるのが嫌だから頼まない】とか言わないよな?」
『…………否定はせぬ、あの手のはどうも苦手意識が強くてな……冬島さんを信頼はしておる。が、今の柚紀の状況を考えると無闇に飛ぶのは危険だ。恐らく指定した場所とは異なる所に着地するだろう。で、場所はそうだな………"始まりの地"、これでお前は察するだろう?』
「始まりの地、ねぇ〜。……!…あ〜、成る程。アソコか!!うんじゃあ、俺は先に待機してますよ?道中はこの面子でどうにかなるだろうから、隊長に連絡入れて色々準備しておきますんで。………そう言えばこの時間帯の防衛任務って何処か俺は知らないな。……"巻き込んでも問題ない"んですか?」
『…………何とかなるだろう。トリオン体のまま私が基地を出ているのはヒナは知っておる、ならば何かしらの手は打っておろう。もし何もしてなくとも………迅がおる、故に問題ない。行くなら早く行け、……、何時ゲートが開くは解らぬぞ?』
何度も柚紀を回収する為に使用されているスイッチボックスによるワープ機能、だがそれを言実は自ら使おうとはしない。このお方でも苦手な物事は存在するらしく、多少リスクがあっても安全性はやはり移動時間や距離は短い方が良いのだが……"ナニかあるのか"結局はこのまま移動となった。そして当真を先行させ、姿が見えなくなってから四人も動き出す。が、やはり気になる事があるらしく、先ずは村上が口を開く
「あの言実さん。……どうやってトリオン放出を止めるつもりですか?鶴ヶ峰と臨時接続されている貴女が止める…ではないのは俺にも分かりますが」
『……方法は主に二つ。一つは【放出されているトリオンを私達が戦闘で用いて消化する方法】だ。が、………あまり推奨は出来ぬがな。この子にコチラが干渉する場合、生身だろうとトリオン体であろうと"機械…緩衝材なし"はかなり危険だ。しかし、今のこの子から私は離れられぬ。"迅クラス"の実力と信頼度を得ている者でなければ、トリオン暴発待ったなしだ。故に』
「わざと危険な状況下に身を起き、該当者を集結させてソイツに預けた隙に自分が鶴ヶ峰のトリオンコントロールを制御する。………こんな感じか?なら、影浦や村上を連れて来た理由無くねぇか?」
『………縁が結ばれてしまった以上、二人にはある程度柚紀に関して知る必要があると私が思ったからだ。が、ただ話を聞いているだけでは理解するのは難しい。故に実際にどんな状況かを見た方が早い。……二人の性格やら能力を考慮すると、な』
移動しながら話していると前方にゲート複数出現する。通過しようとも思ったが背後から攻撃されるのも面倒なのでが立ち止まりトリオン弾を生成して迎撃体制に言実は入る。姿を現した敵に速攻で弾を打ち込む、が
- キイィーン……ガガガ -
『!……ヒトと、…イヌか?それを模した敵とは初めて見る種類だな、それもご丁寧にシールド持ちとは。(キイィーン……)諏訪、お前は撃ち続けろ!村上は私達をレイガストで守ってくれ、影浦は……"あの程度のシールドなら関係なかろう"…なぁ?(ババババ……キュイン)』
- ドドドドド -
「(ダダダダダダダダ)……相変わらずキレッキレなバイパーの動きだなぁ姐さん!!おい影浦も負けんなよ!!見せてやれ現役の隊員の腕前をな!!?」
「けっ!!?……言われなくても敵をぶった斬れば良いんだろ?!(ガジュツ……ズサッ……シュゥー)…んあっ?意外と簡単に斬れたな、シールドさえ何とかすれば問題ねぇなコイツ」
- シュゥー -
『……恐らく量産する為、一体だけならそこまで苦労しないのだろう。これこそ使い捨て目的であり捨て駒、か?(若しくは"最初から敵を倒す事や拐うのを目的にしていない可能性もある"……玉砕覚悟で偵察、情報集めが目的か?)が、油断せずに着実に潰せ!………ヒナ、この地域の担当部隊を応援に寄越してくれ。突破出来なくはないが、…この子が居る状態では些か不安だ』
言実のバイパー、影浦のマンティスを用いてヒトの形をしたトリオン兵・アイドラとイヌ形のドグを始末して行く。が、データにない種類の為か些か倒すのに手間取っている。その間も柚紀を狙って断続的に敵が増え続けているのを感じた言実は巽に援軍要請を出す。そして了承と一緒に❲隠密型接近中!警戒して!!❳と通信が入るが、いつの間にか背後に隠密型が姿を現し、一番近くにいた諏訪に凶刃が迫る。その時
- シュン!………ザシュッ!! -