56.鉄板焼の曲(121.
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- ピュウーー、グルグル、…(クイッ)、ピュゥーー……ポフン! -
「(チリチリ、…ビリリ)くっ!!?……おい、何を悩んでいるかは知らねぇし、何でそんな事を考えてるかも俺には分からねぇが(チリチリ)っ!!……(ポンポン)………とりあえず、落ち着け。このままじゃ周囲に迷惑がかかるぞ(こんな餓鬼一人に店潰されるとか、洒落にならねぇよ。ったく!)」
(全)「「「「カゲ(っ?!/さん??)/影浦(っ?!!/せ、先輩っ!!!?)」」」」
目を瞑り両手で両耳を塞いで俯いていた柚紀の片腕に、影浦独自に編み出した技"マンティス"を絡めて、一本釣りするかの要領で少女を引き寄せて腕の中に閉じ込め落ち着かせようとする。が、放出されているトリオンはかなり攻撃性を有しているせいかサイドエフェクト効果が加わり、かなりキツそうな表情を浮かべる影浦。……たがそれでも柚紀を離そうとしないのだ。全員がそんな奇想天外な行動に驚く中、影浦はこう答えた
((ウルセェなぁー!!あんまジロジロこっち見んな!!?また餓鬼が暴走すんぞ!……別に、何も話さねぇし今日初対面のコイツがどうなろうと知ったこっちゃないが、……店が無くなるのは困るんだよ。ジジババや兄貴がな!!?それに………確かに体に負担が生じているが、"外傷はねぇ"だろ?もし、これ以上負荷を掛ければこの餓鬼は俺達を"敵"と認識して、このトリオンが"物理的に有効な攻撃性を有する"可能性だってある。そんな事になれば店が滅茶苦茶になる、……俺達はトリオン体だ。ただ換装が解けるだけだが、時間が経てばまた使える。だがな…………店の再建にはかなりの時間を有するんだ。その原因が餓鬼一人による"摩訶不思議な能力"とか……言えるか?普通。……ウチは理解できても客は無理だろうな、体験した事がねぇ奴にとってはそれこそ"お伽噺や漫画アニメ"の"妄想の域"でしかねぇ))
そんな影浦の言葉に諏訪ですら反論出来なくただ見守る事に。たが、ふと気づくのだ。……自らにのしかかっていた重圧が無くなったのを。そしてその理由を察した諏訪が行動に移そうとしたそんな時
- ガラガラガラ………パサッ -
『全員無事かっ?!!……って、…柚紀と、……影浦?………(…コツコツ、コツコツ、コツコツ……スッ、ナデ……ジャラッ)……柚紀、私の声が聞こえておるか?』
『(……スウゥー)……!!?…言実、さっ!な……でこ…っ?!!…えっ?……カ…せんっ!??……っ!!!(ゲホゲホ……ヒュゥー)』
『(ナデナデ)……無理して話すな、喉を痛める。それと落ち着け、……影浦はお前を傷つけたりはせぬ、私が保証する。が、……互いに慣れぬだろうからコッチに来い(- ……ギュッ! -)(…ポンポン)((…一先ず誰か"温かい飲み物"を用意しろ、冷たいのはあまり良くない。……ヒナ、どうなっておる?))』
❲ちょっと待ってて。今計測中なんだけど、……うわぁ〜。トリオン数値が"測定不能"を叩き出してる!えっ?どうなっているのさ??お店に影響が出る程放出したなら、減少してるでしょ普通!?…………その子にナニが起きているのさ?❳
白衣姿の言実が颯爽と現れると姪の元に一直線に向かう。そしてポケットから取り出した"あの翠の石"を首に下げれば髪色が元に戻り、正気に戻ったのは良いが無理に話そうとして咳込んでしまい、更には妙な呼吸音まで聞こえてきたのだった。そんな異常な状態でも冷静さを失わない言実は柚紀を落ち着かせながら各自に指示出しをする。そして影浦が白湯を差し出し、北添に足止めされていた仁礼を呼び寄せると『すまぬが少しの間この子を頼む。……お前しか出来ぬ事だ』と柚紀の世話を頼めば快くお世話を開始する。…念の為北添が側で見守っている
白湯を口にした姪を確認してからその場にいる全員を一瞥してから口を開く
『………柚紀の暴発に巻き込んでしまって済まない。…特に影浦隊の三人はこの子についてほぼ知らぬと言うのに…』
「とか言ってるがつる姐アンタ……"遅かれ早かれ影浦にコイツを会わせるつもりだったろ"?互いにイイ関係を結べそうなのはあの菊地原の奴で実証済み。それにだ、……分かってただろ?【影浦は体質の影響で鶴ヶ峰から発したトリオンを他人より吸収しやすく、今回みたいに暴発した際も一手に受け止めれて被害を最小限に出来る】ってのをな。………だから荒船とも最初から会わせようとした。……違うか?」
『………………否定はしない、そう考えていたのも事実故にな。が、……そうせねば成らぬと"あのゲート騒動後"から考えておった。出来ればなって欲しくなかった事態に…今の柚紀は陥っておるのだからな』
「なって欲しくなかった事態??……声が出なくなった事、ですか?でも丸っきり話せない訳ではない。…けど、どうやったら治るのですか?原因は【精神的なモノ】つまりはサイドエフェクトですよね?今の鶴ヶ峰は学校で遅刻早退欠席をしても明白な理由があるから怒られないし、言実さんだって自由にさせている。……ストレスとは無縁な生活な気がするんですが…」
やはりこのメンバーでは諏訪と笹森が柚紀について知っているので言実との会話は二人を中心に進められる。当真も二人と同じ位だが諏訪が今は居るので口を挟まず、未だに顔色が優れない柚紀とこの雰囲気に慣れない絵馬を注意深く見守る事にしていた。荒船が"何故言実が自分と柚紀を引き合わせようとしたかの理由"を理解・判明して納得する傍ら、……この少女が今現在どんな状況かを推測する
「……ストレスがない生活だからこそ、ですかね?鶴ヶ峰は"平凡な日常"を何よりも望んでいる節があります。ストレスなんて日常茶飯事であり……適度なストレスや期待は集中力を高めたり、意欲持続に繋がります。そんなの本人だって分かりそうですが……!…まさか、……"そんな普通の生活すら送れない事態になっている"んですか?一体何が鶴ヶ峰をそこまで追い詰めていると言うのですか?」
「(チリチリ、…ビリリ)くっ!!?……おい、何を悩んでいるかは知らねぇし、何でそんな事を考えてるかも俺には分からねぇが(チリチリ)っ!!……(ポンポン)………とりあえず、落ち着け。このままじゃ周囲に迷惑がかかるぞ(こんな餓鬼一人に店潰されるとか、洒落にならねぇよ。ったく!)」
(全)「「「「カゲ(っ?!/さん??)/影浦(っ?!!/せ、先輩っ!!!?)」」」」
目を瞑り両手で両耳を塞いで俯いていた柚紀の片腕に、影浦独自に編み出した技"マンティス"を絡めて、一本釣りするかの要領で少女を引き寄せて腕の中に閉じ込め落ち着かせようとする。が、放出されているトリオンはかなり攻撃性を有しているせいかサイドエフェクト効果が加わり、かなりキツそうな表情を浮かべる影浦。……たがそれでも柚紀を離そうとしないのだ。全員がそんな奇想天外な行動に驚く中、影浦はこう答えた
((ウルセェなぁー!!あんまジロジロこっち見んな!!?また餓鬼が暴走すんぞ!……別に、何も話さねぇし今日初対面のコイツがどうなろうと知ったこっちゃないが、……店が無くなるのは困るんだよ。ジジババや兄貴がな!!?それに………確かに体に負担が生じているが、"外傷はねぇ"だろ?もし、これ以上負荷を掛ければこの餓鬼は俺達を"敵"と認識して、このトリオンが"物理的に有効な攻撃性を有する"可能性だってある。そんな事になれば店が滅茶苦茶になる、……俺達はトリオン体だ。ただ換装が解けるだけだが、時間が経てばまた使える。だがな…………店の再建にはかなりの時間を有するんだ。その原因が餓鬼一人による"摩訶不思議な能力"とか……言えるか?普通。……ウチは理解できても客は無理だろうな、体験した事がねぇ奴にとってはそれこそ"お伽噺や漫画アニメ"の"妄想の域"でしかねぇ))
そんな影浦の言葉に諏訪ですら反論出来なくただ見守る事に。たが、ふと気づくのだ。……自らにのしかかっていた重圧が無くなったのを。そしてその理由を察した諏訪が行動に移そうとしたそんな時
- ガラガラガラ………パサッ -
『全員無事かっ?!!……って、…柚紀と、……影浦?………(…コツコツ、コツコツ、コツコツ……スッ、ナデ……ジャラッ)……柚紀、私の声が聞こえておるか?』
『(……スウゥー)……!!?…言実、さっ!な……でこ…っ?!!…えっ?……カ…せんっ!??……っ!!!(ゲホゲホ……ヒュゥー)』
『(ナデナデ)……無理して話すな、喉を痛める。それと落ち着け、……影浦はお前を傷つけたりはせぬ、私が保証する。が、……互いに慣れぬだろうからコッチに来い(- ……ギュッ! -)(…ポンポン)((…一先ず誰か"温かい飲み物"を用意しろ、冷たいのはあまり良くない。……ヒナ、どうなっておる?))』
❲ちょっと待ってて。今計測中なんだけど、……うわぁ〜。トリオン数値が"測定不能"を叩き出してる!えっ?どうなっているのさ??お店に影響が出る程放出したなら、減少してるでしょ普通!?…………その子にナニが起きているのさ?❳
白衣姿の言実が颯爽と現れると姪の元に一直線に向かう。そしてポケットから取り出した"あの翠の石"を首に下げれば髪色が元に戻り、正気に戻ったのは良いが無理に話そうとして咳込んでしまい、更には妙な呼吸音まで聞こえてきたのだった。そんな異常な状態でも冷静さを失わない言実は柚紀を落ち着かせながら各自に指示出しをする。そして影浦が白湯を差し出し、北添に足止めされていた仁礼を呼び寄せると『すまぬが少しの間この子を頼む。……お前しか出来ぬ事だ』と柚紀の世話を頼めば快くお世話を開始する。…念の為北添が側で見守っている
白湯を口にした姪を確認してからその場にいる全員を一瞥してから口を開く
『………柚紀の暴発に巻き込んでしまって済まない。…特に影浦隊の三人はこの子についてほぼ知らぬと言うのに…』
「とか言ってるがつる姐アンタ……"遅かれ早かれ影浦にコイツを会わせるつもりだったろ"?互いにイイ関係を結べそうなのはあの菊地原の奴で実証済み。それにだ、……分かってただろ?【影浦は体質の影響で鶴ヶ峰から発したトリオンを他人より吸収しやすく、今回みたいに暴発した際も一手に受け止めれて被害を最小限に出来る】ってのをな。………だから荒船とも最初から会わせようとした。……違うか?」
『………………否定はしない、そう考えていたのも事実故にな。が、……そうせねば成らぬと"あのゲート騒動後"から考えておった。出来ればなって欲しくなかった事態に…今の柚紀は陥っておるのだからな』
「なって欲しくなかった事態??……声が出なくなった事、ですか?でも丸っきり話せない訳ではない。…けど、どうやったら治るのですか?原因は【精神的なモノ】つまりはサイドエフェクトですよね?今の鶴ヶ峰は学校で遅刻早退欠席をしても明白な理由があるから怒られないし、言実さんだって自由にさせている。……ストレスとは無縁な生活な気がするんですが…」
やはりこのメンバーでは諏訪と笹森が柚紀について知っているので言実との会話は二人を中心に進められる。当真も二人と同じ位だが諏訪が今は居るので口を挟まず、未だに顔色が優れない柚紀とこの雰囲気に慣れない絵馬を注意深く見守る事にしていた。荒船が"何故言実が自分と柚紀を引き合わせようとしたかの理由"を理解・判明して納得する傍ら、……この少女が今現在どんな状況かを推測する
「……ストレスがない生活だからこそ、ですかね?鶴ヶ峰は"平凡な日常"を何よりも望んでいる節があります。ストレスなんて日常茶飯事であり……適度なストレスや期待は集中力を高めたり、意欲持続に繋がります。そんなの本人だって分かりそうですが……!…まさか、……"そんな普通の生活すら送れない事態になっている"んですか?一体何が鶴ヶ峰をそこまで追い詰めていると言うのですか?」