56.鉄板焼の曲(121.
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【成る程な。"野々村の頼みとアドバイス"、それと自分含めた今までの経験から導き出した訳か。となると、……食べ物が原因で泣いたとはあんま考えにくいな。…………いや、あの状況が負担になったのは否めないか】
- カタン -
((えっ??状況が負担って【オイコラ日佐人!!物音立てるなっ!!?(`Д´)】っ!?……すいません諏訪さん。でも……俺には想像が付かなくて))
((…………、集まっていたな、視線が、鶴ヶ峰に、原因は、それだ、恐らくだが、……駄目だろ?アイツは…、………注目されるのが))
((……だろうな、それも全員が野郎だ。もしその眼差しが【悪意のあるものや、邪な感情が籠もったものなら】…………下手したら、"戻していた"可能性だってある。……(ガシガシ)…そもそもこの場に小佐野や加賀美とか"鶴ヶ峰以外の女子"が居ればそんな事はならなかった、だろうな。が、B級ランク戦が中止になった今、防衛任務以外でオペレーターの行動を制限するのは難しい。ただ、誘えば良かったのかも知れねぇが……アイツ等だってプライベート的な事もある。…難しいな、線引きが))
笹森が起したちょっとした物音で眉間に皺を寄せながら身動ぎした柚紀を、村上が落ち着かせば再び静かに眠り始める。そして穂刈の発言でまた柚紀に視線が集まりかけるが、そこも村上が自分の方に抱き寄せてガードする。その姿を見て"ムカッ"とする笹森を穂刈が落ち着かせ、さり気なく視線で制する荒船が更なる考察を講じる
諏訪以外が内部通話で話の内容が分からず蚊帳の外状態の影浦は携帯を弄っていると、不意に北添に画面を見せる。すると席を立ち上がれば店の外に出て行くのを不審そうな表情をした面々は内部通話にて話し合い、絵馬が代表して影浦をチラ見する。すると絵馬に先程北添と同じ様に携帯画面を見せる。その内容を通話で話そうとしたが
「ゾエ!!何でお店に入ったら駄目なのさ!?中にあの歌姫ちゃん居るんだろ?会わせてくれよ!!」
「お、落ち着いてよヒカリちゃん。今は彼女、気分悪くて横になってて話すのも無理なんだよ!?」
「気分が悪いだ!!!今お店に女子誰が居るのか?!もし一人ならそれって"狼の群れに可愛い兎が一匹"状態だろ?駄目じゃん!!あの子野郎が駄目なんだぞ?!ユズルは、……まぁ無害だろうけど、カゲとか大丈夫なのか?見た目アレじゃんか!!?」
「(チッ!?やっぱりヒカリの奴が来やがったか、だが……何で俺はそれを感知出来た?今までそんなの…)(…スゥ、ムクリ)『………こ、…え?』…んぁ?……起きたのか?だいじょう……鶴ヶ峰?」
外から仁礼の声が聞こえてきたのだ。何やら北添が説得に失敗して店前で口論となっていると察した影浦が"店の評判が下がる"のを危惧して外に出ようとする。が、その時寝ていた筈の柚紀が目を覚まして起き上がる。が、目は虚ろでぼんやりと自分の携帯を見つめている。起きた事に安堵する者も居るが、殆どの者が異変に気づいている。………影浦が名を呼んだのに、少女がそちらを見ないのだ。そして誰かが名を呼ぼうとした時
- パアァァー、…ズシリ!!? -
(全)「!!?」
「くっ!?コレはっ!!…影浦も換装しろっ!生身でこの重圧を受けるのはマズいっ!?……北添っ!?仁礼を絶対に店に入れんな!!?生身で普通の女子がこの空間に入ればタダじゃ済まねぇ!?つる姐っ!俺だっ!!至急来てくれ!?鶴ヶ峰がトリオンを暴発させていやがる!?下手したら、影浦の店がぶっ壊れるぞ!?」
《お前達が揃って街中でトリガーを起動させたかと思えば、……理由はそれかっ?!直ぐに向かう!可能な限り"被害を最小限に食い止めろ"!!!》
髪色が変化し、店内にあのトリオンによる加重現象が発生したのだ。この中で唯一の経験者である諏訪が【受信量増加で苦しむだろうが生身にダメージ受けるよりはマシ】と【色々男顔負けな身体機能や性格をしているフブキですら、あれだけ疲弊した】のを考慮してそれぞれに指示を出し、止める手立てがないので言実に躊躇なく連絡を入れる。そして基地外に居る姪を見守っていた叔母は直ぐに行動を開始するが、それなりに距離があるので"今すぐ"には到着するのは不可能であり、アチラも焦っているのか具体的な指示も出さずに通信が切れてしまう
そしてどうすべきか考えていると、柚紀の思考がトリオン体メンバーに流れ込んでくる。その内容は
- ワタシガ、ウタエナクナッタカラ -
- "トクベツ"ジャ、ナクナッタ? -
- カレハ、ダレニデモヤサシイヒト -
- ダッテ"スベテノオンナノコ"ガスキダッテ、ダレカガイッテタ -
- ………ドウシテ?ナンデ、ナニモイワズニ、アナタハ、ハナレテイッタノ?レンラク、クレナイノ?ワタシノ、ナニガワルイノ? -
- イッテクレタノニ、"メイワクダナンテオモワナイ"ッテ、"タヨリニサレタラウレシイ"ッテ -
- ナノニ、……ドウシテナノ?? -
「っ!?な、何だよコレっ!!!頭に直接流れ込んでくるっ「柚紀の心の声だ!?隊長曰く、コイツが不安定になると助けを求めてトリオンと共に発するらしい!が、本来は"歌同様で特定の人物にしか聞こえねぇ"!?くっ!……マジでヤベえな。ってか……あの馬鹿っ!!?悩み過ぎて他人への…コイツに対する気遣いを疎かにしやがって!!何度同じ過ちを繰り返すんだよっ!!!」っ!!!?(本来は、聞こえない?それに、さっきの言葉が鶴ヶ峰の本音なら……鶴ヶ峰が寂しがっている理由って)」
- ズシリ!! -
「っ!?…重圧が強くなってきやがったな!……おい当真!冬島のおっさんから抑制アイテム貰ったりしてねぇのか??!マジでヤバいぞ!!」
- ミシ、ミシミシ……… -
「無くは無いが、……恐らく無意味だ!此処まで暴走した柚紀のトリオンを鎮めるには、……つる姐お手製のあの、…翠の石がネェと無理だ!!?」
過去に柚紀が暴発による重圧を発生させたのはボーダー基地内のみで、街中では今まで無かった。……学校の場合は、そうなる前に迅が主に回収していたので大事になる事は無かったのだ。そして重圧が徐々に増えていき、お店も軋む音がし始めていよいよ隊員達も身の危険を感じ始めた、その時
- カタン -
((えっ??状況が負担って【オイコラ日佐人!!物音立てるなっ!!?(`Д´)】っ!?……すいません諏訪さん。でも……俺には想像が付かなくて))
((…………、集まっていたな、視線が、鶴ヶ峰に、原因は、それだ、恐らくだが、……駄目だろ?アイツは…、………注目されるのが))
((……だろうな、それも全員が野郎だ。もしその眼差しが【悪意のあるものや、邪な感情が籠もったものなら】…………下手したら、"戻していた"可能性だってある。……(ガシガシ)…そもそもこの場に小佐野や加賀美とか"鶴ヶ峰以外の女子"が居ればそんな事はならなかった、だろうな。が、B級ランク戦が中止になった今、防衛任務以外でオペレーターの行動を制限するのは難しい。ただ、誘えば良かったのかも知れねぇが……アイツ等だってプライベート的な事もある。…難しいな、線引きが))
笹森が起したちょっとした物音で眉間に皺を寄せながら身動ぎした柚紀を、村上が落ち着かせば再び静かに眠り始める。そして穂刈の発言でまた柚紀に視線が集まりかけるが、そこも村上が自分の方に抱き寄せてガードする。その姿を見て"ムカッ"とする笹森を穂刈が落ち着かせ、さり気なく視線で制する荒船が更なる考察を講じる
諏訪以外が内部通話で話の内容が分からず蚊帳の外状態の影浦は携帯を弄っていると、不意に北添に画面を見せる。すると席を立ち上がれば店の外に出て行くのを不審そうな表情をした面々は内部通話にて話し合い、絵馬が代表して影浦をチラ見する。すると絵馬に先程北添と同じ様に携帯画面を見せる。その内容を通話で話そうとしたが
「ゾエ!!何でお店に入ったら駄目なのさ!?中にあの歌姫ちゃん居るんだろ?会わせてくれよ!!」
「お、落ち着いてよヒカリちゃん。今は彼女、気分悪くて横になってて話すのも無理なんだよ!?」
「気分が悪いだ!!!今お店に女子誰が居るのか?!もし一人ならそれって"狼の群れに可愛い兎が一匹"状態だろ?駄目じゃん!!あの子野郎が駄目なんだぞ?!ユズルは、……まぁ無害だろうけど、カゲとか大丈夫なのか?見た目アレじゃんか!!?」
「(チッ!?やっぱりヒカリの奴が来やがったか、だが……何で俺はそれを感知出来た?今までそんなの…)(…スゥ、ムクリ)『………こ、…え?』…んぁ?……起きたのか?だいじょう……鶴ヶ峰?」
外から仁礼の声が聞こえてきたのだ。何やら北添が説得に失敗して店前で口論となっていると察した影浦が"店の評判が下がる"のを危惧して外に出ようとする。が、その時寝ていた筈の柚紀が目を覚まして起き上がる。が、目は虚ろでぼんやりと自分の携帯を見つめている。起きた事に安堵する者も居るが、殆どの者が異変に気づいている。………影浦が名を呼んだのに、少女がそちらを見ないのだ。そして誰かが名を呼ぼうとした時
- パアァァー、…ズシリ!!? -
(全)「!!?」
「くっ!?コレはっ!!…影浦も換装しろっ!生身でこの重圧を受けるのはマズいっ!?……北添っ!?仁礼を絶対に店に入れんな!!?生身で普通の女子がこの空間に入ればタダじゃ済まねぇ!?つる姐っ!俺だっ!!至急来てくれ!?鶴ヶ峰がトリオンを暴発させていやがる!?下手したら、影浦の店がぶっ壊れるぞ!?」
《お前達が揃って街中でトリガーを起動させたかと思えば、……理由はそれかっ?!直ぐに向かう!可能な限り"被害を最小限に食い止めろ"!!!》
髪色が変化し、店内にあのトリオンによる加重現象が発生したのだ。この中で唯一の経験者である諏訪が【受信量増加で苦しむだろうが生身にダメージ受けるよりはマシ】と【色々男顔負けな身体機能や性格をしているフブキですら、あれだけ疲弊した】のを考慮してそれぞれに指示を出し、止める手立てがないので言実に躊躇なく連絡を入れる。そして基地外に居る姪を見守っていた叔母は直ぐに行動を開始するが、それなりに距離があるので"今すぐ"には到着するのは不可能であり、アチラも焦っているのか具体的な指示も出さずに通信が切れてしまう
そしてどうすべきか考えていると、柚紀の思考がトリオン体メンバーに流れ込んでくる。その内容は
- ワタシガ、ウタエナクナッタカラ -
- "トクベツ"ジャ、ナクナッタ? -
- カレハ、ダレニデモヤサシイヒト -
- ダッテ"スベテノオンナノコ"ガスキダッテ、ダレカガイッテタ -
- ………ドウシテ?ナンデ、ナニモイワズニ、アナタハ、ハナレテイッタノ?レンラク、クレナイノ?ワタシノ、ナニガワルイノ? -
- イッテクレタノニ、"メイワクダナンテオモワナイ"ッテ、"タヨリニサレタラウレシイ"ッテ -
- ナノニ、……ドウシテナノ?? -
「っ!?な、何だよコレっ!!!頭に直接流れ込んでくるっ「柚紀の心の声だ!?隊長曰く、コイツが不安定になると助けを求めてトリオンと共に発するらしい!が、本来は"歌同様で特定の人物にしか聞こえねぇ"!?くっ!……マジでヤベえな。ってか……あの馬鹿っ!!?悩み過ぎて他人への…コイツに対する気遣いを疎かにしやがって!!何度同じ過ちを繰り返すんだよっ!!!」っ!!!?(本来は、聞こえない?それに、さっきの言葉が鶴ヶ峰の本音なら……鶴ヶ峰が寂しがっている理由って)」
- ズシリ!! -
「っ!?…重圧が強くなってきやがったな!……おい当真!冬島のおっさんから抑制アイテム貰ったりしてねぇのか??!マジでヤバいぞ!!」
- ミシ、ミシミシ……… -
「無くは無いが、……恐らく無意味だ!此処まで暴走した柚紀のトリオンを鎮めるには、……つる姐お手製のあの、…翠の石がネェと無理だ!!?」
過去に柚紀が暴発による重圧を発生させたのはボーダー基地内のみで、街中では今まで無かった。……学校の場合は、そうなる前に迅が主に回収していたので大事になる事は無かったのだ。そして重圧が徐々に増えていき、お店も軋む音がし始めていよいよ隊員達も身の危険を感じ始めた、その時