56.鉄板焼の曲(121.
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それから一枚目が無事に焼けて、いざ仕上げをしようとした村上に柚紀がタブレットを見せてナニかをお願いする。それを見て作業の手を止めてヘラで切り分けこそするが、それ以上は手を加えずに手を引く村上。向かいの諏訪達は"普通に鉄板焼のお好み焼き"を作っおり、その違いに笹森は首を傾げる
「ん??……村上先輩、ソースやマヨネーズは掛けないのですか?と、言うよりコレは鶴ヶ峰の分ですよね?……先輩は??」
「…………俺は三人が来る前に予行練習で焼いて食べているから問題ない。さっきだってカゲにコツや家でも美味しく作れる秘策をコッソリ厨房で教わっていた。…だから鶴ヶ峰は気にせずに食べて構わない『(コクリ、チョンチョン……モグモグモグ)』……で、ソース類を掛けなかったのは鶴ヶ峰本人の希望だ。【素材本来の味を楽しみたいからソースとかは自分で調節して食べます】と言われたからな」
「………あ、柚紀はこってり系苦手だったな。食えねぇ訳じゃねぇが薄味やら塩系とかさっぱり系が好きだっけか?お好み焼きで本場の味を楽しまねぇのは勿体ねぇが……ま、楽しみ方は人それぞれって訳だ。………美味いか?」
『(コクコク、……モグモグモグ)』
自分しか女子が居ない環境だがマイペースに一枚目を完食する。因みにこの間に北添は二枚完食済みだったりする。そして馴染みのない影浦隊メンバーと仲良くさせようと当真がいきなり席替えを提案するのであった。流石に柚紀は難色を示したが「直ぐ近くに居るんだから平気だろ?後、次は本場の味を堪能してみろ。全部食うのが無理ならゾエにやれば良い」と言われてしまうと反論が出来なくなり渋々……恐る恐る北添達が居る席に移動。その際に穂刈が諏訪達が居るテーブルに移動し、諏訪と笹森は次のお好み焼きがそろそろ焼けそうな感じで、柚紀の分の新しいお好み焼きは荒船が焼く流れに。村上と当真は影浦が居るテーブルとは別の、柚紀がちゃんと見えるのテーブル席に移動してそれ等を見守る
- ジュー、ジュー、ジュー -
「確か鶴ヶ峰は海鮮好きだろ?さっきはシンプルな豚玉だったから、次は海鮮玉にしたぜ。ってか、家で普通に料理するなら火傷とかしなさそうだが、………言実さんは何を危惧されていらっしゃるんだ?」
【えっと、ですね。家庭用のプレートとかなら料理に使った事あるにはありますが、……こう言う業務用のと言いますか、…………アレは炭火だったかな?小さい頃、天気が良い日で寒い冬以外だと、ご近所さんと外でバーベキュー的なのを頻繁にしたりしたのですが………その、理由や原因様々ではありましまが、ほぼ毎回私が火傷やら怪我をしたのを未だに心配してるんです。もう、子どもじゃないんだから大丈夫なのにさ〜(●`ε´●)】
「ん〜、でも言実さんから見たら柚紀ちゃんはまだまだ子どもだから、心配なんだよきっと!あの人の事を分かりづらいって言う人が結構居るけど、ちゃんとゾエさん達の事を見てくれてるし、言動にはちゃんとした理由があるよ?説明をあまりしないだけで」
「理由か、……そう言えばお店では『酒を飲むな、少なくとも私が行くまで』って言われたが、………もしかしてバーベキュー時にお酒を飲んだ酔っ払いのせいで怪我した事があるから、か?」
「かもしれねぇが、……過保護過ぎねぇ?諏訪さんの酒癖が悪いとかなら分かるが、……違うよな?(にしても、"火傷"ね。もし背中のがコレが原因なら、姐さんが気にするのは分かるが……幾らなんでも月日が経ち過ぎてねぇか?共同生活時にコッソリ本人には内緒で市河に確認させたが、トリオン汚染による変色は治ったが背中のは、…少しはマシになったらしいが完治はしてないって言っていた。…ナニが原因なんだ?アレは)」
言実が諏訪に告げた注意事項を話し、各自でその意味や理由の考察に入る。(当真の言い分を聞いて諏訪がキレているがスルーされている)そんな最中もお好み焼きは順調に焼かれており、自分の分を食べ終えた絵馬が恐る恐る話し掛ける
「鶴ヶ峰先輩、と呼んで大丈夫ですか?流石に下の名前で女性を呼ぶのには俺には抵抗があるので。………先輩が例の"歌姫"だと言うのは主に当真先輩から窺っていますが、……喉、大丈夫ですか?例の洗脳亜種の被害者治療に能力を使い、喉を酷使し過ぎて暫く話せないとは聞いてますが……」
(ゴクゴク…)【あ、呼び方はお任せするよ?それと、私は君を"絵馬くん"と呼ばせて頂きます_(._.)_で、喉に関しては……どうだろ?この時期って風邪が流行り始めたり空気が乾燥するせいで、一度喉を痛めると中々治らないんだよね〜。とは言っても使わなさ過ぎると、逆に"声の出し方"を忘れちゃいそうだから、様子見つつ言実さんが側に居る時限定でちょっとだけ話すようにしてます(^_^;)あ、呼び方何ですが………お二人の事を"ゾエ先輩とカゲ先輩"って呼んで大丈夫、ですか?北添先輩・影浦先輩呼びも出来なくはないですが…………周りの方達からそうお二人が呼ばれているので、その……"ひっぱられそう"で】
「ひっぱられる???」
「……人は【ナニかを意識して記憶する際に"書いて覚えたり、聞いて覚える"の手法を主に用いる】だろ?俺達が一番分かりやすい例だと、【敵を倒す為に"頭でイメージしてから実践"する奴と"とことん戦って体に叩き込む"奴】が居るのはゾエでも何となく分かるだろ?名前を覚える際は【相手に名を聞き、それを自ら口にして、相手が反応する】……これの繰り返しとも言えるが、今の鶴ヶ峰は声を出せない。で、タブレットは話したい内容を頭で考え、それを反映させている。あまり"呼び方を意識させ過ぎると"脳の負担が増えてそれすら不可能になる。だから"声が出るようになっても同じ呼び方をする為に"………こんな理由だろうな。因みにコレを持っているだけで出来ているのはコイツの体質が理由で、"生身の奴"には無理な芸当だ。ま、……トリオン体なら、話は変わるがな(クルッ…ポフッ)……あ、体質を簡単に説明すると"カゲの逆"が一番分かりやすいか?詳しく説明すると、長くなるから今は聞くな。……焦がしたら一大事だ」
鉄板の熱気でやはり暑くなってきたのか、飲み物を飲みながら焼けるのを待っている柚紀は、喉に関しては簡潔に回答して、呼び方に関してはキッチリ話し込む。……丁度コチラを見ている影浦が目に入り"ついでに"と承諾を窺う。特に異論はないが、気になるワードがあり訊ねる北添に対して返答したのは荒船。………柚紀の"主語なしの感覚的な言動"にも慣れて来たらしく、ナニが言いたいのかを出来るだけ分かりやすく説明するのであった。慣れもあるが諏訪や当真による助言も理解出来ている要因の一つなのと、ありきたりな理由でサイドエフェクト関連の説明を打ち切った事は此処では割愛。そんな荒船に【でも、普段は言えない事も言いやすくなったりもします。……勉強を教えてくれたり色々助けてくれたりしてくれる"哲にぃ"は頼りになるしお世話になってます(o・ω・o)】と、タブレットを見せて不本意ながら動揺させてしまい、あわや大惨事になりかけたのであった
「ん??……村上先輩、ソースやマヨネーズは掛けないのですか?と、言うよりコレは鶴ヶ峰の分ですよね?……先輩は??」
「…………俺は三人が来る前に予行練習で焼いて食べているから問題ない。さっきだってカゲにコツや家でも美味しく作れる秘策をコッソリ厨房で教わっていた。…だから鶴ヶ峰は気にせずに食べて構わない『(コクリ、チョンチョン……モグモグモグ)』……で、ソース類を掛けなかったのは鶴ヶ峰本人の希望だ。【素材本来の味を楽しみたいからソースとかは自分で調節して食べます】と言われたからな」
「………あ、柚紀はこってり系苦手だったな。食えねぇ訳じゃねぇが薄味やら塩系とかさっぱり系が好きだっけか?お好み焼きで本場の味を楽しまねぇのは勿体ねぇが……ま、楽しみ方は人それぞれって訳だ。………美味いか?」
『(コクコク、……モグモグモグ)』
自分しか女子が居ない環境だがマイペースに一枚目を完食する。因みにこの間に北添は二枚完食済みだったりする。そして馴染みのない影浦隊メンバーと仲良くさせようと当真がいきなり席替えを提案するのであった。流石に柚紀は難色を示したが「直ぐ近くに居るんだから平気だろ?後、次は本場の味を堪能してみろ。全部食うのが無理ならゾエにやれば良い」と言われてしまうと反論が出来なくなり渋々……恐る恐る北添達が居る席に移動。その際に穂刈が諏訪達が居るテーブルに移動し、諏訪と笹森は次のお好み焼きがそろそろ焼けそうな感じで、柚紀の分の新しいお好み焼きは荒船が焼く流れに。村上と当真は影浦が居るテーブルとは別の、柚紀がちゃんと見えるのテーブル席に移動してそれ等を見守る
- ジュー、ジュー、ジュー -
「確か鶴ヶ峰は海鮮好きだろ?さっきはシンプルな豚玉だったから、次は海鮮玉にしたぜ。ってか、家で普通に料理するなら火傷とかしなさそうだが、………言実さんは何を危惧されていらっしゃるんだ?」
【えっと、ですね。家庭用のプレートとかなら料理に使った事あるにはありますが、……こう言う業務用のと言いますか、…………アレは炭火だったかな?小さい頃、天気が良い日で寒い冬以外だと、ご近所さんと外でバーベキュー的なのを頻繁にしたりしたのですが………その、理由や原因様々ではありましまが、ほぼ毎回私が火傷やら怪我をしたのを未だに心配してるんです。もう、子どもじゃないんだから大丈夫なのにさ〜(●`ε´●)】
「ん〜、でも言実さんから見たら柚紀ちゃんはまだまだ子どもだから、心配なんだよきっと!あの人の事を分かりづらいって言う人が結構居るけど、ちゃんとゾエさん達の事を見てくれてるし、言動にはちゃんとした理由があるよ?説明をあまりしないだけで」
「理由か、……そう言えばお店では『酒を飲むな、少なくとも私が行くまで』って言われたが、………もしかしてバーベキュー時にお酒を飲んだ酔っ払いのせいで怪我した事があるから、か?」
「かもしれねぇが、……過保護過ぎねぇ?諏訪さんの酒癖が悪いとかなら分かるが、……違うよな?(にしても、"火傷"ね。もし背中のがコレが原因なら、姐さんが気にするのは分かるが……幾らなんでも月日が経ち過ぎてねぇか?共同生活時にコッソリ本人には内緒で市河に確認させたが、トリオン汚染による変色は治ったが背中のは、…少しはマシになったらしいが完治はしてないって言っていた。…ナニが原因なんだ?アレは)」
言実が諏訪に告げた注意事項を話し、各自でその意味や理由の考察に入る。(当真の言い分を聞いて諏訪がキレているがスルーされている)そんな最中もお好み焼きは順調に焼かれており、自分の分を食べ終えた絵馬が恐る恐る話し掛ける
「鶴ヶ峰先輩、と呼んで大丈夫ですか?流石に下の名前で女性を呼ぶのには俺には抵抗があるので。………先輩が例の"歌姫"だと言うのは主に当真先輩から窺っていますが、……喉、大丈夫ですか?例の洗脳亜種の被害者治療に能力を使い、喉を酷使し過ぎて暫く話せないとは聞いてますが……」
(ゴクゴク…)【あ、呼び方はお任せするよ?それと、私は君を"絵馬くん"と呼ばせて頂きます_(._.)_で、喉に関しては……どうだろ?この時期って風邪が流行り始めたり空気が乾燥するせいで、一度喉を痛めると中々治らないんだよね〜。とは言っても使わなさ過ぎると、逆に"声の出し方"を忘れちゃいそうだから、様子見つつ言実さんが側に居る時限定でちょっとだけ話すようにしてます(^_^;)あ、呼び方何ですが………お二人の事を"ゾエ先輩とカゲ先輩"って呼んで大丈夫、ですか?北添先輩・影浦先輩呼びも出来なくはないですが…………周りの方達からそうお二人が呼ばれているので、その……"ひっぱられそう"で】
「ひっぱられる???」
「……人は【ナニかを意識して記憶する際に"書いて覚えたり、聞いて覚える"の手法を主に用いる】だろ?俺達が一番分かりやすい例だと、【敵を倒す為に"頭でイメージしてから実践"する奴と"とことん戦って体に叩き込む"奴】が居るのはゾエでも何となく分かるだろ?名前を覚える際は【相手に名を聞き、それを自ら口にして、相手が反応する】……これの繰り返しとも言えるが、今の鶴ヶ峰は声を出せない。で、タブレットは話したい内容を頭で考え、それを反映させている。あまり"呼び方を意識させ過ぎると"脳の負担が増えてそれすら不可能になる。だから"声が出るようになっても同じ呼び方をする為に"………こんな理由だろうな。因みにコレを持っているだけで出来ているのはコイツの体質が理由で、"生身の奴"には無理な芸当だ。ま、……トリオン体なら、話は変わるがな(クルッ…ポフッ)……あ、体質を簡単に説明すると"カゲの逆"が一番分かりやすいか?詳しく説明すると、長くなるから今は聞くな。……焦がしたら一大事だ」
鉄板の熱気でやはり暑くなってきたのか、飲み物を飲みながら焼けるのを待っている柚紀は、喉に関しては簡潔に回答して、呼び方に関してはキッチリ話し込む。……丁度コチラを見ている影浦が目に入り"ついでに"と承諾を窺う。特に異論はないが、気になるワードがあり訊ねる北添に対して返答したのは荒船。………柚紀の"主語なしの感覚的な言動"にも慣れて来たらしく、ナニが言いたいのかを出来るだけ分かりやすく説明するのであった。慣れもあるが諏訪や当真による助言も理解出来ている要因の一つなのと、ありきたりな理由でサイドエフェクト関連の説明を打ち切った事は此処では割愛。そんな荒船に【でも、普段は言えない事も言いやすくなったりもします。……勉強を教えてくれたり色々助けてくれたりしてくれる"哲にぃ"は頼りになるしお世話になってます(o・ω・o)】と、タブレットを見せて不本意ながら動揺させてしまい、あわや大惨事になりかけたのであった