55.抜刀の曲(120.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
〜 試合終了後・村上サイド 〜
「あっ!?鋼くん、試合お疲れ様〜!!中々良かったと思うよ〜」
「…………だが、結局負けた。……済まない荒船、折角色々相談に乗ってくれていたのに、あまり役に立てられなかった(ズーン)」
「あ〜、……アレは仕方ねぇよ。あそこまでトリガー構成を変えられちゃ初見とほぼ同じだ。恐らく鶴ヶ峰による能力対策、だとは思うが………(ガシガシ)野々村の奴、一体どんな構成にしてやがるんだよ?!俺にも分からねぇぞ?」
「興味があるなら出水達の元に行ってみろ、何やら野々村の勝ち越しが決まった辺りから考察しているから、そろそろ答えが出ている筈だ」
「………そう言えば今日の露払いはあの二人でしたね、行ってみます。……犬飼と鋼はどうする?」
「ん?……俺は見たいもの見れたから退散するよ。野々村ちゃんは姪っ子ちゃんとは"別な理由"で辻ちゃんには丁度良さそうな子だから、軽く囃し立てて実力向上を図らせようと思うしさ〜。……じゃあ、お先に失礼します(フリフリ、…スタスタスタ)」
「…相変わらずだな犬飼は、……で、鋼はどうす…「おっと!?まさかまさかの事態になったぞーー!!ナニやら太刀川と野々村ちゃんがランク戦するらしいご様子!……これは引き続き実況しなくてはっ!!………ってな訳だから風間くんと村上くんや、解説ヨロシク〜!!?」………巽さんからのご指名だ。ま、頑張れ(ポン、…スタスタ)」
「な、何で俺が解説を??!」
「ん?そりゃあ、君は両者との戦闘経験あるだろ?特に野々村ちゃんに関しては二刀流な彼女と唯一刃を交えた存在だ、……戦った者にしか分からない感覚ってのがあるだろうから、まぁそれを語るだけでも十分に役に立つんで!!ま、後は何事も経験さ。………君はトップアタッカーの一翼となる、そう言実は断言した。なら、文武両道とはまた意味合いが違うが解説もこなせなきゃ、……ねぇ?」
「(ポン)ま、肩肘張らず思った事を話せば良い。解説に必要な内容が漏れていたら俺が補足する」
「…………分かりました、未熟者ですのでご指導ご鞭撻宜しくお願いします(ペコリ)」
- -
-
「……(ヒョコリ)どうだ笹森、野々村のトリガー構成の予測は順調か?」
「!?あ、あ、あ、あ、荒船先輩っ!??いきなり声を掛けないで下さいよ!吃驚するじゃないですかぁ〜!!」
「……生身なら兎も角、トリオン体でこの程度で驚くとは注意散漫だぞ?何か作業をしていても常に周囲にも気を配れ、そうでないと……(キョロキョロ)…簡単に鶴ヶ峰を見失うぞ?(露払いの二人は居るか諏訪さんが居ない、なら大丈夫か?)」
「!!?(キョロキョロ、キョロキョロ……ガクリ)マジだ。あ〜、駄目だな俺〜。……野々村のトリガー構成も分からないし、鶴ヶ峰は見失うし。ってか、戻って来た筈の野々村はいつの間にか太刀川さんと戦ってるし………色々自信なくしますよ。(…ハァ〜)……とりあえず諏訪さんが居ないから鶴ヶ峰は、…多分大丈夫だとしても、野々村のトリガー構成……誰に聞けば良いんだろ?多分あの二人の試合、長引きますよね?」
「……………それなら、市河に聞いてみたらどうだ?アイツなら幼馴染みのトリガー構成とかにも詳しいだろ?」
「(フルフル)……市河は此処数日学校もボーダーも休んでいるので、今のトリガー構成は多分知らないと思います。数年前に片目を大怪我して、………アイツよく鶴ヶ峰と触れ合っていますから…、何となくですが【過去の出来事に感覚が引っ張られている】気がして、……完治した筈の古傷が痛み出したみたいで今は自宅療養中です(無い筈の……目に見えない傷、…まるで心の傷みたいだな)……何もしてあげれないってのは(ギュッ!)…かなり、堪えますね」
「………(コツン)だからって、何もしないつもりか?鶴ヶ峰だけじゃねぇ、市河に対してもだ。先ずは何か行動を起こしてみろ、"失敗"とか"手段を間違えたら"とか考えるのは後にしろ。思い付かねぇなら【市河なら、鶴ヶ峰なら、どんな事をするか】でも最初は構わねぇ。(ポン)先ずは動く事を身につけろ、修正は幾らでも出来る筈だ」
「…………はい!!有難う御座います、荒船先輩!!で、野々村のトリガー構成何ですが、とりあえずメインが【弧月(太刀)・旋空】サブに【弧月(小刀)・旋空・スコーピオン】は確定とは推測出来たんです。で、少し前までは"両方にシールド"を入れていたんですが、……どうやら村上先輩対戦専用構成らしくて"シールドなし"みたいなんですよね〜。だから更に分からなくなって」
「鋼専用で、シールドなし………なら、"バックワームは入れてないだろうな"。アタッカー相手に装着する意味がない。となると残りはカメレオンとグラスホッパーだな。……普通に考えたら"両方サブ"だろうが、それだと規定数をオーバーする。が、メインの弧月有りの状態で両方使っていた以上やはりサブでしか……」
「おっ?!そこまで分かっているとは流石荒船だな〜。なら一つ聞くが【野々村は今回左で旋空を放ったか?】……ないならそれが答えだ」
「えっ??!……普通"弧月と旋空はセット"で入れるものじゃ…「とも限らないな、実際の所野々村が旋空を使ったのは今回が初めてだ。巽さん曰く【オプショントリガーの存在をきちんと理解していなかった】らしい」…………あ、もしかして鶴ヶ峰が野々村が更に強くなれるって言った理由がソレだったのか?ってか、……何で当真さんは試合見てないのに野々村のトリガー構成把握しているんですか??!」
「ん?(…カサッ)つる姐にすれ違いざまに渡された紙に書いてあったに過ぎねぇよ。ま、あくまでも"今回限定の構成"だろうな。今後はどんな相手にも対象出来る構成にする必要があるのは確定だ。何せ……あの太刀川さんとも互角に殺り合ってる以上、挑んで来る輩は確実に増える。アイツの性格上"女だから"って理由で負けたり、難癖付けられる隙はもう作らねぇさ。負ければ手を貸してくれた"二人の鶴ヶ峰"の株まで落としちまうからな(眠れる獅子が目覚めた以上、頼もしくはあるが無茶して倒れないか心配でもあるがな)………お!そうだった!……なぁ、荒船。カゲに【次の定休日に店貸してくれ】って頼めねぇか?それを頼む為に俺は此処に来たんだよな〜」
「……カゲにか?何でまた…」
「柚紀に約束してるんだよ、【カゲと四人目の黒服新人であるユズルを何時か紹介する】ってな。……近い内に俺は遠征任務で此処を離れる。勿論死ぬつもりはねぇが、"絶対じゃねぇ"以上叶えられる約束は済ませちまわねぇとな!!丁度ユズルがカゲの隊に入ったし、ゾエとは顔合わせ済み!後は、……アイツを外に連れ出す口実か?寒くなって来たせいか、室内に引き籠もる時間が増えたらしくてな………適度に出さねぇとマジでアイツは何処にも行けなくなりそうだし、逆に"この街に留まれなくなる可能性がある"って隊長が愚痴ってたからな〜。そんな訳だから笹森も協力しろよ?想い人が居なくなるとか、嫌だろ?」
「「………………」」
「あっ!?鋼くん、試合お疲れ様〜!!中々良かったと思うよ〜」
「…………だが、結局負けた。……済まない荒船、折角色々相談に乗ってくれていたのに、あまり役に立てられなかった(ズーン)」
「あ〜、……アレは仕方ねぇよ。あそこまでトリガー構成を変えられちゃ初見とほぼ同じだ。恐らく鶴ヶ峰による能力対策、だとは思うが………(ガシガシ)野々村の奴、一体どんな構成にしてやがるんだよ?!俺にも分からねぇぞ?」
「興味があるなら出水達の元に行ってみろ、何やら野々村の勝ち越しが決まった辺りから考察しているから、そろそろ答えが出ている筈だ」
「………そう言えば今日の露払いはあの二人でしたね、行ってみます。……犬飼と鋼はどうする?」
「ん?……俺は見たいもの見れたから退散するよ。野々村ちゃんは姪っ子ちゃんとは"別な理由"で辻ちゃんには丁度良さそうな子だから、軽く囃し立てて実力向上を図らせようと思うしさ〜。……じゃあ、お先に失礼します(フリフリ、…スタスタスタ)」
「…相変わらずだな犬飼は、……で、鋼はどうす…「おっと!?まさかまさかの事態になったぞーー!!ナニやら太刀川と野々村ちゃんがランク戦するらしいご様子!……これは引き続き実況しなくてはっ!!………ってな訳だから風間くんと村上くんや、解説ヨロシク〜!!?」………巽さんからのご指名だ。ま、頑張れ(ポン、…スタスタ)」
「な、何で俺が解説を??!」
「ん?そりゃあ、君は両者との戦闘経験あるだろ?特に野々村ちゃんに関しては二刀流な彼女と唯一刃を交えた存在だ、……戦った者にしか分からない感覚ってのがあるだろうから、まぁそれを語るだけでも十分に役に立つんで!!ま、後は何事も経験さ。………君はトップアタッカーの一翼となる、そう言実は断言した。なら、文武両道とはまた意味合いが違うが解説もこなせなきゃ、……ねぇ?」
「(ポン)ま、肩肘張らず思った事を話せば良い。解説に必要な内容が漏れていたら俺が補足する」
「…………分かりました、未熟者ですのでご指導ご鞭撻宜しくお願いします(ペコリ)」
- -
-
「……(ヒョコリ)どうだ笹森、野々村のトリガー構成の予測は順調か?」
「!?あ、あ、あ、あ、荒船先輩っ!??いきなり声を掛けないで下さいよ!吃驚するじゃないですかぁ〜!!」
「……生身なら兎も角、トリオン体でこの程度で驚くとは注意散漫だぞ?何か作業をしていても常に周囲にも気を配れ、そうでないと……(キョロキョロ)…簡単に鶴ヶ峰を見失うぞ?(露払いの二人は居るか諏訪さんが居ない、なら大丈夫か?)」
「!!?(キョロキョロ、キョロキョロ……ガクリ)マジだ。あ〜、駄目だな俺〜。……野々村のトリガー構成も分からないし、鶴ヶ峰は見失うし。ってか、戻って来た筈の野々村はいつの間にか太刀川さんと戦ってるし………色々自信なくしますよ。(…ハァ〜)……とりあえず諏訪さんが居ないから鶴ヶ峰は、…多分大丈夫だとしても、野々村のトリガー構成……誰に聞けば良いんだろ?多分あの二人の試合、長引きますよね?」
「……………それなら、市河に聞いてみたらどうだ?アイツなら幼馴染みのトリガー構成とかにも詳しいだろ?」
「(フルフル)……市河は此処数日学校もボーダーも休んでいるので、今のトリガー構成は多分知らないと思います。数年前に片目を大怪我して、………アイツよく鶴ヶ峰と触れ合っていますから…、何となくですが【過去の出来事に感覚が引っ張られている】気がして、……完治した筈の古傷が痛み出したみたいで今は自宅療養中です(無い筈の……目に見えない傷、…まるで心の傷みたいだな)……何もしてあげれないってのは(ギュッ!)…かなり、堪えますね」
「………(コツン)だからって、何もしないつもりか?鶴ヶ峰だけじゃねぇ、市河に対してもだ。先ずは何か行動を起こしてみろ、"失敗"とか"手段を間違えたら"とか考えるのは後にしろ。思い付かねぇなら【市河なら、鶴ヶ峰なら、どんな事をするか】でも最初は構わねぇ。(ポン)先ずは動く事を身につけろ、修正は幾らでも出来る筈だ」
「…………はい!!有難う御座います、荒船先輩!!で、野々村のトリガー構成何ですが、とりあえずメインが【弧月(太刀)・旋空】サブに【弧月(小刀)・旋空・スコーピオン】は確定とは推測出来たんです。で、少し前までは"両方にシールド"を入れていたんですが、……どうやら村上先輩対戦専用構成らしくて"シールドなし"みたいなんですよね〜。だから更に分からなくなって」
「鋼専用で、シールドなし………なら、"バックワームは入れてないだろうな"。アタッカー相手に装着する意味がない。となると残りはカメレオンとグラスホッパーだな。……普通に考えたら"両方サブ"だろうが、それだと規定数をオーバーする。が、メインの弧月有りの状態で両方使っていた以上やはりサブでしか……」
「おっ?!そこまで分かっているとは流石荒船だな〜。なら一つ聞くが【野々村は今回左で旋空を放ったか?】……ないならそれが答えだ」
「えっ??!……普通"弧月と旋空はセット"で入れるものじゃ…「とも限らないな、実際の所野々村が旋空を使ったのは今回が初めてだ。巽さん曰く【オプショントリガーの存在をきちんと理解していなかった】らしい」…………あ、もしかして鶴ヶ峰が野々村が更に強くなれるって言った理由がソレだったのか?ってか、……何で当真さんは試合見てないのに野々村のトリガー構成把握しているんですか??!」
「ん?(…カサッ)つる姐にすれ違いざまに渡された紙に書いてあったに過ぎねぇよ。ま、あくまでも"今回限定の構成"だろうな。今後はどんな相手にも対象出来る構成にする必要があるのは確定だ。何せ……あの太刀川さんとも互角に殺り合ってる以上、挑んで来る輩は確実に増える。アイツの性格上"女だから"って理由で負けたり、難癖付けられる隙はもう作らねぇさ。負ければ手を貸してくれた"二人の鶴ヶ峰"の株まで落としちまうからな(眠れる獅子が目覚めた以上、頼もしくはあるが無茶して倒れないか心配でもあるがな)………お!そうだった!……なぁ、荒船。カゲに【次の定休日に店貸してくれ】って頼めねぇか?それを頼む為に俺は此処に来たんだよな〜」
「……カゲにか?何でまた…」
「柚紀に約束してるんだよ、【カゲと四人目の黒服新人であるユズルを何時か紹介する】ってな。……近い内に俺は遠征任務で此処を離れる。勿論死ぬつもりはねぇが、"絶対じゃねぇ"以上叶えられる約束は済ませちまわねぇとな!!丁度ユズルがカゲの隊に入ったし、ゾエとは顔合わせ済み!後は、……アイツを外に連れ出す口実か?寒くなって来たせいか、室内に引き籠もる時間が増えたらしくてな………適度に出さねぇとマジでアイツは何処にも行けなくなりそうだし、逆に"この街に留まれなくなる可能性がある"って隊長が愚痴ってたからな〜。そんな訳だから笹森も協力しろよ?想い人が居なくなるとか、嫌だろ?」
「「………………」」