55.抜刀の曲(120.
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流石に左一本で村上に勝てるわけもなく一敗した後は最初から二刀流の構えを見せるフブキ
「……二刀流、それがお前の本気なのか?」
「ん?…………どっちが本気かって言われてもな〜、一刀流も二刀流も俺が振るう剣には変わりねぇし。まぁ、攻撃だけを考えれば(ブン!)やっぱり二刀流の方が攻め手が単純に二倍になるからそうなるのか?ま、それはさておき……(スッ)…こっからは負けてやるつもりはないから、覚悟しろよ村上」
「(……これではサイドエフェクトや荒船との作戦会議が意味をなさないが)(……フッ)やはりお前は面白い奴だな。だが、俺も簡単に負けてやるつもりはないぞ?」
「上等!!ならば改めて………(スゥー)【護身七武術剣技一刀流……通称"弧月流"並びに二刀流"双月流"免許皆伝】野々村風音、…推して参る!!」
- - -
- -
-
画面に映し出された二人がとても楽しそうに戦っている姿を見て、うっすらと笑みを浮かべている柚紀。そんな最中フブキが隙を作る為に旋空を放った辺りで、笹森が唸り声を上げたのが気になり、相変わらず膝上に乗って観戦していたので一番近くにいる太刀川の服を引っ張ってアイコンタクトを取る。その意図を察したお兄ちゃん(義理で更に予定)は笹森に話すように促せば
「えっとさ、……野々村のトリガー構成が分からなくなってきたんだよな。"どう考えても八つ以上セットしている"気がしてさ。………木崎さんじゃないから、それはないよな流石に」
【……どうして木崎さんが出てくるの?………諏訪さん教えて下さい_(._.)_】
「んあ?……あ〜、まぁ知らなくて当然か。……彼奴はボーダーで唯一完璧万能手 ……アタッカー・ガンナー・スナイパートリガーを満遍なく扱える奴を示す言葉な。で、ホルダー改造してて確か十四までセットが可能なんだよ。オールラウンダーが少ない理由が複数の武器を極めるのに時間を要するのも一因だが、"セットトリガー数の制限がキツい"ってのもある。大体トリガー構成は固定するのが基本だ、でなきゃ咄嗟の時に間違えちまうからな。後は……(ガシガシ)そもそもトリガーを弄れる隊員がほぼ居ねぇから簡単に変更が出来ねぇんだよ。大体オペレーターが担うが専門家じゃねぇ、だからこそエンジニアが居るとも言える訳だ。そんな感じだな」
【フムフム成る程!だから笹森くんが困惑ᕙ(⇀‸↼‶)ᕗした訳なんだね!!えっと(チラッ、…ゴソゴソ……ピリッ、ピリッ、ピリッ)因みにどんなトリガー構成か皆さんは分かりますか?出水先輩、米屋先輩、笹森くん、予想してみてよ。因みに私は"どんな構成かは知らないけど予想はついてるよ"?……私にすらフブキは教えてくれなくてさ、知ってるのは本人を除けば言実さんだけだもん!!٩(๑`^´๑)۶】
木崎の新たな情報を聞きつつ"ボーダーの常識"を一つ学んだ柚紀は【フブキのトリガー構成はどんなのでしょう?】的なクイズを出題する。因みに太刀川は"前半戦を見ていない可能性"を考慮して対象から除外し、諏訪は興味がないと手の仕草で示されたので紙を渡さずにいたのだった。(笹森は訓練室でのフブキを見ているので多分大丈夫と判断した)
そして周囲の一般隊員も何人かフブキのトリガー構成を考察する中、試合は進んでおり後一本で終わりに差し掛かる。……この時点でフブキが勝ち越しており勝敗は確定しているので試合を見ていない者も現れ始め柚紀の余興に参加しているのであった。そんな比較的和やかな雰囲気が漂う会場を見渡していた柚紀は、不意に"赤いジャケットを着た少女"が恐る恐るやって来たのを目敏く見つければ太刀川の膝上から抜け出して嬉しそうな表情を浮かべながら一直線に走り出し、それを反射的に諏訪が追随する。その少女は勿論
- タタタタタタタタタタ -
【木虎ちゃ〜ん!!久し振り〜!?ヽ(=´▽`=)ノ=3……あ、もしかしてフブキの試合を見に来た(…ガクッ!)!!?(@_@;)】
「(…ガシッ!?)もう、危ないじゃないですか鶴ヶ峰先輩っ!!!両手でタブレットを持ちながら走られるから、今みたいに咄嗟の判断が出来なくなるんですよ?!(…スッ)……声出せないのは仕方ないですが、せめて片手は使える様にするべきですよ全く!!?」
【アハハ、イゴ、キヲツケマス(^o^;……で、木虎ちゃんもランク戦目的?それとも観戦??因みにフブキと村上先輩との試合はもう終わるよ?】
「……………どちらかと言うなら前者、ですね。今日フブキ先輩が村上先輩と戦うのは知っていましたが、試合ならROMで後程見れます。ですが、戦うには先輩がいらっしゃらないと無理ですからね。……因みに戦いたいのはフブキ先輩です、村上先輩は……やはりレイガスト攻略の糸口が見つかっていない状態で戦うのは無謀なので」
両手が塞がって危うく転倒しかけた柚紀を木虎が支える。……距離的に諏訪の方が近かったが助けたのは木虎であった。それから体制を整えて色々話している二人だが、木虎の言葉を聞いて表情もだがタブレットも【(((・・;)))】と複雑な気持ちを示す柚紀に気づいた諏訪が「どうしたんだ?野々村が木虎に負ける気がするのか?」と具体的に訊ねる。それを聞いて明らかに不機嫌そうにする木虎を見て慌てる柚紀は【そうじゃなくて!!】とタブレットを使って説明をし始める。その驚くべき内容はと言うと
「…はあぁあっ?!?!あれは"対村上用"にセットしたトリガー構成だから【シールドを入れていない】だとっ?!うんな馬鹿な事あるかっ!!?シールドを使っていない隊員なんて今まで一人も居ねぇから!!」
【…………じゃあ、逆に訊ねますが諏訪さんは"フブキがシールドを使った所"一度でも見た事ありますか?他の方に確認しても良いですが……多分いない筈ですよ?】
「そんな訳………おい、出水に米屋、それと日佐人!!お前等も野々村がシールドを使った所を一度も見た事ねぇとは言わないよな?!って、話を聞けやゴラ"ッ!!!?」
まさかの事実にトリガー構成を推測していた三人は"一から考え直す羽目"となり、諏訪の声が届いていない様子である。そしてふと"気になる事"が出来た柚紀は木虎に訊ねる。それは
【……じゃあ、木虎ちゃんは誰から今日二人が戦うって聞いたの?フブキ本人が話したのなら"この後木虎ちゃんと戦う可能性"を考慮してシールドを入れてそうだよな〜。流石に飛び道具持ちにシールドなしで挑む程フブキは馬鹿じゃないし…………ねぇ、誰なの(・・?】
「……二刀流、それがお前の本気なのか?」
「ん?…………どっちが本気かって言われてもな〜、一刀流も二刀流も俺が振るう剣には変わりねぇし。まぁ、攻撃だけを考えれば(ブン!)やっぱり二刀流の方が攻め手が単純に二倍になるからそうなるのか?ま、それはさておき……(スッ)…こっからは負けてやるつもりはないから、覚悟しろよ村上」
「(……これではサイドエフェクトや荒船との作戦会議が意味をなさないが)(……フッ)やはりお前は面白い奴だな。だが、俺も簡単に負けてやるつもりはないぞ?」
「上等!!ならば改めて………(スゥー)【護身七武術剣技一刀流……通称"弧月流"並びに二刀流"双月流"免許皆伝】野々村風音、…推して参る!!」
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画面に映し出された二人がとても楽しそうに戦っている姿を見て、うっすらと笑みを浮かべている柚紀。そんな最中フブキが隙を作る為に旋空を放った辺りで、笹森が唸り声を上げたのが気になり、相変わらず膝上に乗って観戦していたので一番近くにいる太刀川の服を引っ張ってアイコンタクトを取る。その意図を察したお兄ちゃん(義理で更に予定)は笹森に話すように促せば
「えっとさ、……野々村のトリガー構成が分からなくなってきたんだよな。"どう考えても八つ以上セットしている"気がしてさ。………木崎さんじゃないから、それはないよな流石に」
【……どうして木崎さんが出てくるの?………諏訪さん教えて下さい_(._.)_】
「んあ?……あ〜、まぁ知らなくて当然か。……彼奴はボーダーで唯一
【フムフム成る程!だから笹森くんが困惑ᕙ(⇀‸↼‶)ᕗした訳なんだね!!えっと(チラッ、…ゴソゴソ……ピリッ、ピリッ、ピリッ)因みにどんなトリガー構成か皆さんは分かりますか?出水先輩、米屋先輩、笹森くん、予想してみてよ。因みに私は"どんな構成かは知らないけど予想はついてるよ"?……私にすらフブキは教えてくれなくてさ、知ってるのは本人を除けば言実さんだけだもん!!٩(๑`^´๑)۶】
木崎の新たな情報を聞きつつ"ボーダーの常識"を一つ学んだ柚紀は【フブキのトリガー構成はどんなのでしょう?】的なクイズを出題する。因みに太刀川は"前半戦を見ていない可能性"を考慮して対象から除外し、諏訪は興味がないと手の仕草で示されたので紙を渡さずにいたのだった。(笹森は訓練室でのフブキを見ているので多分大丈夫と判断した)
そして周囲の一般隊員も何人かフブキのトリガー構成を考察する中、試合は進んでおり後一本で終わりに差し掛かる。……この時点でフブキが勝ち越しており勝敗は確定しているので試合を見ていない者も現れ始め柚紀の余興に参加しているのであった。そんな比較的和やかな雰囲気が漂う会場を見渡していた柚紀は、不意に"赤いジャケットを着た少女"が恐る恐るやって来たのを目敏く見つければ太刀川の膝上から抜け出して嬉しそうな表情を浮かべながら一直線に走り出し、それを反射的に諏訪が追随する。その少女は勿論
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【木虎ちゃ〜ん!!久し振り〜!?ヽ(=´▽`=)ノ=3……あ、もしかしてフブキの試合を見に来た(…ガクッ!)!!?(@_@;)】
「(…ガシッ!?)もう、危ないじゃないですか鶴ヶ峰先輩っ!!!両手でタブレットを持ちながら走られるから、今みたいに咄嗟の判断が出来なくなるんですよ?!(…スッ)……声出せないのは仕方ないですが、せめて片手は使える様にするべきですよ全く!!?」
【アハハ、イゴ、キヲツケマス(^o^;……で、木虎ちゃんもランク戦目的?それとも観戦??因みにフブキと村上先輩との試合はもう終わるよ?】
「……………どちらかと言うなら前者、ですね。今日フブキ先輩が村上先輩と戦うのは知っていましたが、試合ならROMで後程見れます。ですが、戦うには先輩がいらっしゃらないと無理ですからね。……因みに戦いたいのはフブキ先輩です、村上先輩は……やはりレイガスト攻略の糸口が見つかっていない状態で戦うのは無謀なので」
両手が塞がって危うく転倒しかけた柚紀を木虎が支える。……距離的に諏訪の方が近かったが助けたのは木虎であった。それから体制を整えて色々話している二人だが、木虎の言葉を聞いて表情もだがタブレットも【(((・・;)))】と複雑な気持ちを示す柚紀に気づいた諏訪が「どうしたんだ?野々村が木虎に負ける気がするのか?」と具体的に訊ねる。それを聞いて明らかに不機嫌そうにする木虎を見て慌てる柚紀は【そうじゃなくて!!】とタブレットを使って説明をし始める。その驚くべき内容はと言うと
「…はあぁあっ?!?!あれは"対村上用"にセットしたトリガー構成だから【シールドを入れていない】だとっ?!うんな馬鹿な事あるかっ!!?シールドを使っていない隊員なんて今まで一人も居ねぇから!!」
【…………じゃあ、逆に訊ねますが諏訪さんは"フブキがシールドを使った所"一度でも見た事ありますか?他の方に確認しても良いですが……多分いない筈ですよ?】
「そんな訳………おい、出水に米屋、それと日佐人!!お前等も野々村がシールドを使った所を一度も見た事ねぇとは言わないよな?!って、話を聞けやゴラ"ッ!!!?」
まさかの事実にトリガー構成を推測していた三人は"一から考え直す羽目"となり、諏訪の声が届いていない様子である。そしてふと"気になる事"が出来た柚紀は木虎に訊ねる。それは
【……じゃあ、木虎ちゃんは誰から今日二人が戦うって聞いたの?フブキ本人が話したのなら"この後木虎ちゃんと戦う可能性"を考慮してシールドを入れてそうだよな〜。流石に飛び道具持ちにシールドなしで挑む程フブキは馬鹿じゃないし…………ねぇ、誰なの(・・?】