54.対戦の曲〜黒服同期編〜(119.
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処置が終わり柚紀は特に苦しんでいる訳でもなく、穏やかな寝顔なのを見て全員が安堵し、話題は村上が抱えるサイドエフェクト関連の悩み相談となる。その内容を聞いて隊員達は頭を悩ませている中、言実は口を挟まずにただ柚紀の頭を撫でながら聞きに徹していた。……解決策はあるが、それを無償で提供する訳には行かないのだ。贔屓は村上を辛い立場に追いやり孤立させてさしまう可能性があるのを知っている言実はそれは避けたい事案である。そんな中
『…………んっ、……(……パチリ……パチ、パチ………キョロ、キョロ)…!…(……ぁ、…アレ?……言実、さん??)』
『!……(ナデナデ)目が覚めたか柚紀、気分はどうだ?特に喉に違和感はないか?(ナデナデ…コツン)全く、訓練室に現れる敵はホンモノでない位自身が一番良く知っておるだろうに。………もう少し冷静さを保つ様に心掛けろ、が、……心を殺せとは言わぬ。分かったか?(クイッ………スッ、…ストン)』
『……(コクリ…スッ)【き、境界線がイマイチ分からないけど、……ど、努力はします。ってか私を運んだのって誰ですか?気を失ったのだって"自分に施した枷を破って無理矢理話した"せいでトリオンが無くなったから……な気がするし。その場合、生身の人じゃないと運べないよね?でも諏訪さんじゃないのは分かるよ?▼・ᴥ・▼クンクン………うん、煙草の臭いがしない。後は歌川くんならワンチャンありそうだけど、堤さんみたいに彼はあんまり私に触ろうとしないし……】(ピタッ………ススス)』
「「ん?どうした??鶴ヶ峰???/ユズ???」」
意外と早く目覚めた柚紀に、言実が軽くお説教をした後に腕を引っ張って上半身を起こしてタブレットを渡し背もたれ代わりにとベッドに腰掛ける。そしてタブレットで聞きたい事を訊ねていると不意に顔をタブレットで隠してしまう
……此処で各メンバーの位置情報やら家具配置の情報を少し記載すると、言実のラボで訪問者と会話する応接室には長方形テーブルを四方のソファーで囲まれており、辺の長さが短い面には"背もたれありの一人掛け"を置いてありフブキと笹森はこの椅子に座り(入り口に近い方に笹森が居ます)、長い面で給湯スペース側には背もたれなしで一人用にも分離可能なタイプ"を配置しており"反対側は背もたれありの三人掛けのを置き、真ん中を開けてフブキ側に村上、笹森側に当真が座っており、柚紀が横になっていたベッドは三人掛けの後ろ側で頭位置はフブキの座っている位置から椅子ニ個分、仮眠室側にズレた位置にあった。そして最初は言実にタブレットを見せており、徐々に視線をフブキ達の方に向け、……"フブキの次に視界に映ったのは人"を見て、顔を隠したのだ。そしてタブレットには【(´;ω;`)】の顔文字が浮かんでおり、経験からして"犯人は当真?"と思った中学生二人が無言で見つめ、流石の当真も自分のせいではないと理解しているが理由が分からず肩を竦める。そして実際タブレットの裏側で涙目な姪の頭を撫でながら『きちんと説明しろ、誰も怒ったり呆れたりはせぬ。……したら私が何とかする』と励まされ、タブレットに文字が浮かび上がってくる。その内容は
【うぅう〜〜(´;ω;`)………運ばれたかは不明ですが、村上先輩に…寝顔見られたぁ〜!!私その……男性に寝顔見られるのに些か抵抗があるんです。理由は…………話せないけど(´・ω・`)】
「男性に寝顔って、……じゃあ俺とか当真さんはどうなんだ?何度も見てるけど、……特に文句やら泣いたりしてないだろ?(見られるのが嫌って、……何が原因何だよ?)」
「見られたくねぇ理由……それもトラウマ関連か?あ!詳しく話せとは言わねぇが…………それつる姐やシロは知っているのか?(誰かに言えねぇ……分かって貰えない事はユズが特に恐れている事だ。サイアク無理にでも聞き出す必要があるよなコレ)」
【……笹森くん達の場合は不可抗力と言いますか、アレは仕方ないって割り切ってます。後は"一度見られているし"と開き直っている感じです。で、トラウマ関連かって言われたら………一応、そうかな?内容に関しては……シロは分からないけど、言実さんは知ってるよ。あっ!?∑(゜o゜;……あ、あのっ!?べ、別に村上先輩が怖いとか警戒してとか、仲間外れにするつもりじゃなくて!!?たかが寝顔を見られただけで嫌いにはなりませんよ私は!?あまり接する機会はありませんが、優しい方なのは分かりますし、フブキとも仲が良いし互いに切磋琢磨しているのも話に聞きます、その時凄くイキイキと楽しそうに話しているし、何より数少ないサイドエフェクト持ちな人だし、だからえっとヽ(・_・;)ノ=アタフタ】(パタパタ)
【柚紀が嫌がる事は大抵トラウマ関連】の法則が分かってきたので、追求をしない代わりに各自で思考を巡らせる。そんなのも露知らず話せる事を淡々と告げている柚紀は、ふと村上が"寂しそうにしている"気がして、タブレットを片手に持ったまま纏まらない思考の状態で頑張って自分の気持ちを伝えようとする。そんな慌てっぷりに「タブレットがブレまくって読めねぇぞ〜」と茶々を入れる当真に対して、村上はソファーから立ち上がり柚紀の側に近寄り膝を付いて視線を低くすれば
- ポン……ナデナデ -
「………分かっている、鶴ヶ峰が俺を蔑ろにしようとも嘘を言っていないのも、自分の気持ちを上手く伝えるのが下手な事も。野々村がお前に俺の事を話す様に、……俺も鶴ヶ峰の事を多少なりとも聞いている。これは野々村だけじゃなくて"お前をある程度知る奴"全員に、だがな。(ナデナデ)……皆、心配してくれている。【この能力のせいで苦労はしてないか】と、………理解してくれる人が身近に居るのは、(フワッ)良いものだな」
(………へニャリ)【ですね!同じ体験をして貰うのは無理……と言うより、出来てもさせたくはないですが、分かってくれる人が居るだけで……………救われる感じがします(*^_^*)】
サイドエフェクト持ち同士が感じる"些細な幸せ"を共有して、ほのぼのとした雰囲気を放つ二人。それを嬉しそうに見守るフブキに対して、それを見て些か面白くないが柚紀が笑っているから…と無理矢理納得させる笹森を「アレは仕方ねぇから気に病むな」と珍しく励ます当真。そして二人の仲が良くなったのを見計らいさり気なく背後から抜け出し、起きた姪の為に飲み物を用意する言実。……数秒後、背もたれが無くなりバランスを崩しかけた柚紀を咄嗟に村上が支えてひと悶着があったが……割愛(口でも叔母さまの最強っぷりは健在なので、子どもが束になっても中々勝てません!!)
『…………んっ、……(……パチリ……パチ、パチ………キョロ、キョロ)…!…(……ぁ、…アレ?……言実、さん??)』
『!……(ナデナデ)目が覚めたか柚紀、気分はどうだ?特に喉に違和感はないか?(ナデナデ…コツン)全く、訓練室に現れる敵はホンモノでない位自身が一番良く知っておるだろうに。………もう少し冷静さを保つ様に心掛けろ、が、……心を殺せとは言わぬ。分かったか?(クイッ………スッ、…ストン)』
『……(コクリ…スッ)【き、境界線がイマイチ分からないけど、……ど、努力はします。ってか私を運んだのって誰ですか?気を失ったのだって"自分に施した枷を破って無理矢理話した"せいでトリオンが無くなったから……な気がするし。その場合、生身の人じゃないと運べないよね?でも諏訪さんじゃないのは分かるよ?▼・ᴥ・▼クンクン………うん、煙草の臭いがしない。後は歌川くんならワンチャンありそうだけど、堤さんみたいに彼はあんまり私に触ろうとしないし……】(ピタッ………ススス)』
「「ん?どうした??鶴ヶ峰???/ユズ???」」
意外と早く目覚めた柚紀に、言実が軽くお説教をした後に腕を引っ張って上半身を起こしてタブレットを渡し背もたれ代わりにとベッドに腰掛ける。そしてタブレットで聞きたい事を訊ねていると不意に顔をタブレットで隠してしまう
……此処で各メンバーの位置情報やら家具配置の情報を少し記載すると、言実のラボで訪問者と会話する応接室には長方形テーブルを四方のソファーで囲まれており、辺の長さが短い面には"背もたれありの一人掛け"を置いてありフブキと笹森はこの椅子に座り(入り口に近い方に笹森が居ます)、長い面で給湯スペース側には背もたれなしで一人用にも分離可能なタイプ"を配置しており"反対側は背もたれありの三人掛けのを置き、真ん中を開けてフブキ側に村上、笹森側に当真が座っており、柚紀が横になっていたベッドは三人掛けの後ろ側で頭位置はフブキの座っている位置から椅子ニ個分、仮眠室側にズレた位置にあった。そして最初は言実にタブレットを見せており、徐々に視線をフブキ達の方に向け、……"フブキの次に視界に映ったのは人"を見て、顔を隠したのだ。そしてタブレットには【(´;ω;`)】の顔文字が浮かんでおり、経験からして"犯人は当真?"と思った中学生二人が無言で見つめ、流石の当真も自分のせいではないと理解しているが理由が分からず肩を竦める。そして実際タブレットの裏側で涙目な姪の頭を撫でながら『きちんと説明しろ、誰も怒ったり呆れたりはせぬ。……したら私が何とかする』と励まされ、タブレットに文字が浮かび上がってくる。その内容は
【うぅう〜〜(´;ω;`)………運ばれたかは不明ですが、村上先輩に…寝顔見られたぁ〜!!私その……男性に寝顔見られるのに些か抵抗があるんです。理由は…………話せないけど(´・ω・`)】
「男性に寝顔って、……じゃあ俺とか当真さんはどうなんだ?何度も見てるけど、……特に文句やら泣いたりしてないだろ?(見られるのが嫌って、……何が原因何だよ?)」
「見られたくねぇ理由……それもトラウマ関連か?あ!詳しく話せとは言わねぇが…………それつる姐やシロは知っているのか?(誰かに言えねぇ……分かって貰えない事はユズが特に恐れている事だ。サイアク無理にでも聞き出す必要があるよなコレ)」
【……笹森くん達の場合は不可抗力と言いますか、アレは仕方ないって割り切ってます。後は"一度見られているし"と開き直っている感じです。で、トラウマ関連かって言われたら………一応、そうかな?内容に関しては……シロは分からないけど、言実さんは知ってるよ。あっ!?∑(゜o゜;……あ、あのっ!?べ、別に村上先輩が怖いとか警戒してとか、仲間外れにするつもりじゃなくて!!?たかが寝顔を見られただけで嫌いにはなりませんよ私は!?あまり接する機会はありませんが、優しい方なのは分かりますし、フブキとも仲が良いし互いに切磋琢磨しているのも話に聞きます、その時凄くイキイキと楽しそうに話しているし、何より数少ないサイドエフェクト持ちな人だし、だからえっとヽ(・_・;)ノ=アタフタ】(パタパタ)
【柚紀が嫌がる事は大抵トラウマ関連】の法則が分かってきたので、追求をしない代わりに各自で思考を巡らせる。そんなのも露知らず話せる事を淡々と告げている柚紀は、ふと村上が"寂しそうにしている"気がして、タブレットを片手に持ったまま纏まらない思考の状態で頑張って自分の気持ちを伝えようとする。そんな慌てっぷりに「タブレットがブレまくって読めねぇぞ〜」と茶々を入れる当真に対して、村上はソファーから立ち上がり柚紀の側に近寄り膝を付いて視線を低くすれば
- ポン……ナデナデ -
「………分かっている、鶴ヶ峰が俺を蔑ろにしようとも嘘を言っていないのも、自分の気持ちを上手く伝えるのが下手な事も。野々村がお前に俺の事を話す様に、……俺も鶴ヶ峰の事を多少なりとも聞いている。これは野々村だけじゃなくて"お前をある程度知る奴"全員に、だがな。(ナデナデ)……皆、心配してくれている。【この能力のせいで苦労はしてないか】と、………理解してくれる人が身近に居るのは、(フワッ)良いものだな」
(………へニャリ)【ですね!同じ体験をして貰うのは無理……と言うより、出来てもさせたくはないですが、分かってくれる人が居るだけで……………救われる感じがします(*^_^*)】
サイドエフェクト持ち同士が感じる"些細な幸せ"を共有して、ほのぼのとした雰囲気を放つ二人。それを嬉しそうに見守るフブキに対して、それを見て些か面白くないが柚紀が笑っているから…と無理矢理納得させる笹森を「アレは仕方ねぇから気に病むな」と珍しく励ます当真。そして二人の仲が良くなったのを見計らいさり気なく背後から抜け出し、起きた姪の為に飲み物を用意する言実。……数秒後、背もたれが無くなりバランスを崩しかけた柚紀を咄嗟に村上が支えてひと悶着があったが……割愛(口でも叔母さまの最強っぷりは健在なので、子どもが束になっても中々勝てません!!)