53.再確認の曲〜親友の定義とは〜(118.
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「(キイィーン)っ!?ち、ちょっと鶴ヶ峰っ!!いきなり大声出すな……って、はあぁっ?!何で君、声…」
「!!?…いきなりモニターも照明が消えた?!コッチも真っ暗だし、どうなってるんですか諏訪さん」
「全部の答えはこの姫様のサイドエフェクトだ!って、(カタカタ)"システムまでダウンしてやがる"!?操作は出来るが復旧させるとか俺には無理だぞ?!!って、それより……(ポンポン)…落ち着け鶴ヶ峰、お前だってアレがニセモノだって知っているだろ?(ポンポン)後、無理に声を出すな。……【本当に出せなくなるぞ?】」
「「「えっ?!!」」」
柚紀が悲鳴じみた声を発するのと同時にシステムダウンと機械室内がブラックアウトを起こす。聴覚の良い菊地原は文句を言いながらも何故と問い、歌川はフブキ含めた使用者の安否を気にし、機械を触っている諏訪に原因を訊ねる。それに答えながら機械の方はお手上げ状態だったので今自分に出来る事……柚紀を落ち着かせる事に専念する。その時に聞き捨てならない言葉を聞いて弧月使いの三人が問いかけようとした矢先
- ………パッ! -
「…こちら機械室だ。新人入隊式以外に此処まで訓練室を長期間連続で稼働をあまりしていなかった影響で、システム管理しているサーバーでエラーが発生した。復旧までさほど掛からないが、そこから出れないのと仮想モードも使えない状態となっている。……暫くは大人しくしていろ、特にB級はベイルアウト機能が室内で発生した場合どんな挙動になるか不明だ。変な事を一人でもしたら他の奴に迷惑が掛かると肝に命じる事だ。………先に一人で使用している奴から順番に開放させる。指示があるまで待機してろ(プチッ)」
「「「か、風間さんっ?!?」」」
「風間テメェ何時から居やがったんだ?!(ポンポン)」
「………(チラッ)つい今だが?言実さんに用があってラボに行ったら、システムエラーの通知が入って事態収束の為にあの人に問答無用で此処に飛ばされた。((そんな事よりお前はソレを泣き止ませろ、髪色からして"サイドエフェクトが今も稼働中"だ。無駄にトリオンを使わせるな、それでは治るものも治らなくなる))」
照明が復活するのと同時に出現した風間が淡々とアナウンスで状況説明や指示出しをする。……中学生達は状況を受け入れられずにいるが今は無視、"最優先事項"である柚紀を宥めるのが先決なのだ。が、幾ら諏訪があやしても一向に泣き止みそうにもないのを見て【泣かせた本人にどうにかしてもらおう】と答えを出した風間がフブキにだけ聞こえる様に再度呼び掛ける
「……いい加減認めろ野々村、"自分一人で、それも弧月だけでは対処するのに限界がある"のを。こだわったり努力するのも工夫するのも悪くはない。だが…………頑固になり過ぎて【守るべきモノが傷ついたら意味がない】。それこそ本末転倒だ」
❲傷つける?俺が?そんな事した覚えは…『(ヒック)いや、……イヤ、嫌だよ…そんなのっ(ヒック、ヒック)イヤだっ』!!……この声は、ユズ、なのか?それも、…………泣いている、よな?………俺のせい、で❳
「……もうお前はB級でシールドだって装備可能だ。普段の生活……剣術でそんなの使わないから"セットしてないだろ?"……違いや戦う理由をもう一度見直せ、全て同じに考えるな。だが、忘れるな……………【自分が何の為にその剣を振るうのか】をな(プチッ)…………諏訪」
「ヘイヘイ、……野々村にこの泣き虫姫様を託せば良いんだろ?(ヒョイッ、スクッ)((で、この後のメンテの見物させてもらうぜ?実際にシステムダウンしたが【あの人が意図的に落した可能性だってある】。………除け者にされるのは御免だ、馬鹿な俺でもある程度知るべき事だろ?何かとこの機械操作に関係しているしな))……行くぞお前等(スタスタ)」
完全に中学生達は置いてけぼりだが、弧月三人は此処に居ても意味がないと察しているので諏訪に追随。歌川と菊地原は風間と共に機械室に残る事に。そして訓練室から無事に出てきたフブキに柚紀を託せば「メンテに立ち合ってくっからそっちは任せたぞ〜」と来た道を戻って行く諏訪。それを呆然と見送る男子達を無視して女子二人はと言うと
『(ポカポカポカ)バカバカ馬鹿っ!!フブキの馬鹿ぁ〜!!?(ポカポカポカ)攻守バランス良く考えなきゃ駄目じゃん!!?幾らトリオン体でも無敵じゃないし、同じ仲間が沢山居るんだよ?!(ポカ、ポカ、ポカ)……誰かを、守るなら、それに……自分も含めなきゃ、駄目だよっ?無茶したら、居なくなったら、…駄目。……そんなの、誰も、望んでない(…ポタポタ、ポタポタ)』
「…………おう、……そうだな。(ナデナデ)……俺も、"置いていかれる辛さ"を知っているんだ。それを他人にさせちゃ、駄目だよな?(ナデナデ)俺がボーダーに入った理由が【自分と同じ様な思いをさせる奴を作らない為】だ。確かにこれじゃあ本末転倒だ、……意味がねぇ。(ナデナデ、ポン)大丈夫だユズ、もう無茶はしねぇ。新しいトリガーを持つ気はねぇが……一人で、どうにかするのは止める。そんな訳だから、……(クルッ、ニカッ)ヤバそうになったら止めるか、若しくは助けてくれよ?その辺の判断はお前等の方が上だろ?」
「…………(コリコリ)頼りにされるのは嬉しいけど、野々村って先へ先へ行っちゃうだろ?コッチのペースに合わせてくれよ?見える範囲に居てくれないと、助けたくても助けれねぇからさ」
「「うんうん」」
泣いている柚紀を宥めながら自分が如何に愚かか反省したフブキ。そして素直に"また暴走したらヨロシク"と軽いノリで男子に助力を求める。これに対して"意外と何でも一人で出来てしまう"フブキに頼りにされて嬉しいが複雑な表情をする笹森とその言い分に同意する二人である
さて、フブキの考えを改めさせたのと和やかな雰囲気になり柚紀も泣き止み落ち着くのと同時に髪色が元に戻っていくと……無茶して声を出した影響か気を失ってしまう。それを支えるフブキだが例の重圧やらトリオン吸収を受けて徐々に力が入らなくなって行く。……此処も訓練室内なのでとりあえず皆で協力して廊下に出た所で、フブキが自主的に換装を解除。壁に背を預けて何とか柚紀を支えているが動けない状態に。………この状態打破の為に意を決して笹森がナニかを言おうとしたその時
「うぃ〜すお前等〜。荒ぶる姫様を回収に来てやったぞ〜!!ってか"鋼"、よく此処に居るって分かったな。事前に野々村に聞いてたのか?」
「いや、…………何となく、だな」
「「「!??」」」
「……当真先輩と、…………村上?」
学校帰りらしい学ラン姿の当真と村上にばったり遭遇したのであった
「!!?…いきなりモニターも照明が消えた?!コッチも真っ暗だし、どうなってるんですか諏訪さん」
「全部の答えはこの姫様のサイドエフェクトだ!って、(カタカタ)"システムまでダウンしてやがる"!?操作は出来るが復旧させるとか俺には無理だぞ?!!って、それより……(ポンポン)…落ち着け鶴ヶ峰、お前だってアレがニセモノだって知っているだろ?(ポンポン)後、無理に声を出すな。……【本当に出せなくなるぞ?】」
「「「えっ?!!」」」
柚紀が悲鳴じみた声を発するのと同時にシステムダウンと機械室内がブラックアウトを起こす。聴覚の良い菊地原は文句を言いながらも何故と問い、歌川はフブキ含めた使用者の安否を気にし、機械を触っている諏訪に原因を訊ねる。それに答えながら機械の方はお手上げ状態だったので今自分に出来る事……柚紀を落ち着かせる事に専念する。その時に聞き捨てならない言葉を聞いて弧月使いの三人が問いかけようとした矢先
- ………パッ! -
「…こちら機械室だ。新人入隊式以外に此処まで訓練室を長期間連続で稼働をあまりしていなかった影響で、システム管理しているサーバーでエラーが発生した。復旧までさほど掛からないが、そこから出れないのと仮想モードも使えない状態となっている。……暫くは大人しくしていろ、特にB級はベイルアウト機能が室内で発生した場合どんな挙動になるか不明だ。変な事を一人でもしたら他の奴に迷惑が掛かると肝に命じる事だ。………先に一人で使用している奴から順番に開放させる。指示があるまで待機してろ(プチッ)」
「「「か、風間さんっ?!?」」」
「風間テメェ何時から居やがったんだ?!(ポンポン)」
「………(チラッ)つい今だが?言実さんに用があってラボに行ったら、システムエラーの通知が入って事態収束の為にあの人に問答無用で此処に飛ばされた。((そんな事よりお前はソレを泣き止ませろ、髪色からして"サイドエフェクトが今も稼働中"だ。無駄にトリオンを使わせるな、それでは治るものも治らなくなる))」
照明が復活するのと同時に出現した風間が淡々とアナウンスで状況説明や指示出しをする。……中学生達は状況を受け入れられずにいるが今は無視、"最優先事項"である柚紀を宥めるのが先決なのだ。が、幾ら諏訪があやしても一向に泣き止みそうにもないのを見て【泣かせた本人にどうにかしてもらおう】と答えを出した風間がフブキにだけ聞こえる様に再度呼び掛ける
「……いい加減認めろ野々村、"自分一人で、それも弧月だけでは対処するのに限界がある"のを。こだわったり努力するのも工夫するのも悪くはない。だが…………頑固になり過ぎて【守るべきモノが傷ついたら意味がない】。それこそ本末転倒だ」
❲傷つける?俺が?そんな事した覚えは…『(ヒック)いや、……イヤ、嫌だよ…そんなのっ(ヒック、ヒック)イヤだっ』!!……この声は、ユズ、なのか?それも、…………泣いている、よな?………俺のせい、で❳
「……もうお前はB級でシールドだって装備可能だ。普段の生活……剣術でそんなの使わないから"セットしてないだろ?"……違いや戦う理由をもう一度見直せ、全て同じに考えるな。だが、忘れるな……………【自分が何の為にその剣を振るうのか】をな(プチッ)…………諏訪」
「ヘイヘイ、……野々村にこの泣き虫姫様を託せば良いんだろ?(ヒョイッ、スクッ)((で、この後のメンテの見物させてもらうぜ?実際にシステムダウンしたが【あの人が意図的に落した可能性だってある】。………除け者にされるのは御免だ、馬鹿な俺でもある程度知るべき事だろ?何かとこの機械操作に関係しているしな))……行くぞお前等(スタスタ)」
完全に中学生達は置いてけぼりだが、弧月三人は此処に居ても意味がないと察しているので諏訪に追随。歌川と菊地原は風間と共に機械室に残る事に。そして訓練室から無事に出てきたフブキに柚紀を託せば「メンテに立ち合ってくっからそっちは任せたぞ〜」と来た道を戻って行く諏訪。それを呆然と見送る男子達を無視して女子二人はと言うと
『(ポカポカポカ)バカバカ馬鹿っ!!フブキの馬鹿ぁ〜!!?(ポカポカポカ)攻守バランス良く考えなきゃ駄目じゃん!!?幾らトリオン体でも無敵じゃないし、同じ仲間が沢山居るんだよ?!(ポカ、ポカ、ポカ)……誰かを、守るなら、それに……自分も含めなきゃ、駄目だよっ?無茶したら、居なくなったら、…駄目。……そんなの、誰も、望んでない(…ポタポタ、ポタポタ)』
「…………おう、……そうだな。(ナデナデ)……俺も、"置いていかれる辛さ"を知っているんだ。それを他人にさせちゃ、駄目だよな?(ナデナデ)俺がボーダーに入った理由が【自分と同じ様な思いをさせる奴を作らない為】だ。確かにこれじゃあ本末転倒だ、……意味がねぇ。(ナデナデ、ポン)大丈夫だユズ、もう無茶はしねぇ。新しいトリガーを持つ気はねぇが……一人で、どうにかするのは止める。そんな訳だから、……(クルッ、ニカッ)ヤバそうになったら止めるか、若しくは助けてくれよ?その辺の判断はお前等の方が上だろ?」
「…………(コリコリ)頼りにされるのは嬉しいけど、野々村って先へ先へ行っちゃうだろ?コッチのペースに合わせてくれよ?見える範囲に居てくれないと、助けたくても助けれねぇからさ」
「「うんうん」」
泣いている柚紀を宥めながら自分が如何に愚かか反省したフブキ。そして素直に"また暴走したらヨロシク"と軽いノリで男子に助力を求める。これに対して"意外と何でも一人で出来てしまう"フブキに頼りにされて嬉しいが複雑な表情をする笹森とその言い分に同意する二人である
さて、フブキの考えを改めさせたのと和やかな雰囲気になり柚紀も泣き止み落ち着くのと同時に髪色が元に戻っていくと……無茶して声を出した影響か気を失ってしまう。それを支えるフブキだが例の重圧やらトリオン吸収を受けて徐々に力が入らなくなって行く。……此処も訓練室内なのでとりあえず皆で協力して廊下に出た所で、フブキが自主的に換装を解除。壁に背を預けて何とか柚紀を支えているが動けない状態に。………この状態打破の為に意を決して笹森がナニかを言おうとしたその時
「うぃ〜すお前等〜。荒ぶる姫様を回収に来てやったぞ〜!!ってか"鋼"、よく此処に居るって分かったな。事前に野々村に聞いてたのか?」
「いや、…………何となく、だな」
「「「!??」」」
「……当真先輩と、…………村上?」
学校帰りらしい学ラン姿の当真と村上にばったり遭遇したのであった