53.再確認の曲〜親友の定義とは〜(118.
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❲……あークソっ!!!やっぱりコイツだけが倒すのがムズいな〜!?………コツは掴みつつあるが、実際はこう上手くは行かねぇだろうなぁ〜❳
「実際は一対一でコイツ等と戦わないから、確かに難しいかもな。と、言うより防衛任務は一人でやる事はないから野々村一人で敵を対処する必要なくないか?」
❲………ユズかざ、声が戻って歌いたくなったとしても、今は誰かに頼らないと自由に歌えない現状だろ?で、歌川が言った通りに基本チーム単位で"そう言う時"は動くもん。……なのは分かるが、やっぱりいきなり都合がつく訳じゃねぇ。で、俺なら大体暇だしフリーな状態だからさ……ある程度対処出来ればつる姐だって一曲分、数分位なら許可してくれるかなって。(スーパー…)ま、考えが甘いってのも自覚しているが今はとりあえず【よく出没する亜種対策】を体に身につけるのが先!……同じ奴、頼む❳
そんな感じでやり取りをしている所に「なら実践的な訓練したら?誰かさん用に色んな敵がランダムに出てくるシステムあるし。ま、新人の野々村でも何とかなる数と制限時間にして上げるから、とりあえずやってみなよ」と菊地原が横やりを入れる。内容を聞いてフブキも了承はしたが、実際にそのシステムを起動させた事が学生達にはなく……"経験者二人"によって準備を開始する。因みに二人は柚紀と諏訪を指し、前者が訓練受講であり後者が機械操作の経験者である。その際に椅子に座って色々動かしている諏訪の……膝に柚紀が座っているがスルーで(B級学生三人はツッコミかけたが)
そして実践を見据えた擬似戦闘が開始され、皆で動きをチェックする
「………へぇ〜、意外と様になってるじゃん。背後の警戒だって怠ってないし、下手に自分から攻撃しようともしないで相手の動きを見ているし。…………ま、最初は上手くできても後でバテそうだけど」
「バテるって、トリオン体だからそれは無くねぇか?それに野々村って弧月の扱いは…まぁ、上手いのは当たり前だけど"補助系の使い方"も意外と上手いのをさ、菊地原は知らないの?」
「(ナデナデ)ん?……野々村が訓練室使って鍛錬してるのは知ってたが、そんなになのか?たまーに堤が操作補助してやってたみてぇだからな。後、日佐人も時々手合わせしてるだろ?(ナデナデ)ってかアイツ、弧月以外ナニ使って………って、はあぁー?!??」
【フブキちゃんが、消えたっ!!?\(◎o◎)/……あ、カメレオンか!だから笹森くんな訳だね!!】
色んな方角に、まるでわんこ蕎麦の様に一定のテンポで敵が湧いてくるらしく、それに合わせてフブキも近寄って来る順番に敵を倒していく。が、金剛型が入り混じっていたせいでテンポが崩れて四方から襲われかける。その時、いきなりフブキが一瞬姿が消えたかと思えば敵の輪から離れた場所に現れて孤立していた敵を倒していた。……何となく"結末が見えている"諏訪は柚紀が揺らがない様にと膝上に座らせて頭を撫でているのだった。そして、柚紀が此処に来るきっかけとなった笹森はやっと経緯を語り出す
「……アイツ、野々村さ………やっぱり弧月以外攻撃系トリガー使う気ないみたいで、でも何回か任務とか鶴ヶ峰の手助けで現場に出て【このままじゃ足手まといのまま】って痛感したらしい。……それで【補助系を使って戦いやすくする】って考えに至り、今のトリガー構成になった。………カメレオンと言えば風間隊だけど、亜種とか色々多忙そうだから俺に白羽の矢を立てたって感じ。因みにカメレオンは奇襲と言うより"相手の視界から消えて撹乱・陽動"目的で長時間使用しないからトリオン消費は最低限に留めている状態。で、後使ってるのが……」
「"グラスホッパー"で、先生に俺と奥寺が抜擢された訳!!……洗脳型の影響で任務に就けなくて、でもなぁ〜んか体を動かさないと腕が訛りそうだし、気分も滅入る感じがして悪循環に陥りそうで…………あ!B級ランク戦は、一部の隊員が俺達と同じ状況になったのや、急に人手が必要になる事態にまたならないとも限らないから【今シーズンは中止】になっちゃってC級ランク戦ロビーは連日人で沢山!!」
「……で、人が集まれば色々いざこざやアクシデントが起きやすくなるし、…………これも洗脳型の影響で人混みの中に長時間居づらくなってさ、東さんからのアドバイスで此処に来たら笹森と野々村の特訓現場に遭遇して、いつの間にか一緒に体を動かしている感じに。ただ、あんな感じで擬似戦闘の時は一人でやるんだよな〜野々村。確かに一度は共闘をしようとしたけど………呼吸が合わないと言うか"レベルが違うせいか"互いに足を引っ張る始末で、早々に諦めた。基本やコツを教えたらアイツ今じゃ俺達以上に補助系を使いこなしているし……俺達はこれ以上手助けは無理に等しい、でも本人はもっと強くなりたがってる。…だから君に来てもらったの。俺達が見落としている"ナニか"を見つけてくれそうだから」
三人のが説明をしている間もフブキの戦闘は続いており、グラスホッパーで空中に逃げたり妨害型の触手を避けるために手元に出現させて急な方向転換をしてみせたりする。今の所、敵からの攻撃を受けてはいないが何回か"同じ光景を見ている三人"はそろそろ問題の場面に入ると感じていた。それは……
- ドーン! -
『(ビクッ!)(バ、バンダーの砲撃っ?!マズいっ?!フブキちゃんに近距離以外での攻撃手段はない、………訳じゃないけど、……あれ?)(……スッ)【ねぇ、もしかして誰もアレ教えてないの?】』
「「「アレって?」」」
「……アレが何かは分からないけど、とりあえず猪突猛進な野々村を止めてよ。僕達や年上である諏訪さんの言葉は聞こえては居るけど、"ほぼ聞き流している"感じらしい。本人だってこのままじゃ駄目なのは分かっているだろうけど、弧月以外のトリガーを使う気はない。……いい加減自覚して諦めてもらわないとコッチにまで迷惑を被りそうだよ。あ、理由はカメレオンについて歌川に色々聞いたり、こうやって個人訓練に付き合わされている事ね。……何度もあったら自分の時間が無くなるよ全くさ」
バンダーの砲撃一発で形勢が一変してしまい、フブキが追い込まれてしまう。確かにモールモッドが近くに居る状態で中遠距離の攻撃が来たら手も足も出なくなる。だが、"弧月で倒せない訳ではない"。何故弧月使いの三人は教えていないのかと疑問を抱く柚紀と、菊地原の言葉に(ならお前は来なきゃいいんじゃ…)と突っ込みを入れる三人に諏訪。(歌川はフブキの戦闘を見るのに集中していて聞こえていない様子)……そして、発生したその一瞬の隙に警戒が疎かになった背後から隠密型が現れ凶刃が彼女に迫る。その瞬間
『……ぁ、……あ、ぃ…イヤっ…嫌っ!………嫌あぁぁーーーー!!!?フブキィィーー!!!!』
- ジリジリジリ……ガターン!?バッ!! -
「実際は一対一でコイツ等と戦わないから、確かに難しいかもな。と、言うより防衛任務は一人でやる事はないから野々村一人で敵を対処する必要なくないか?」
❲………ユズかざ、声が戻って歌いたくなったとしても、今は誰かに頼らないと自由に歌えない現状だろ?で、歌川が言った通りに基本チーム単位で"そう言う時"は動くもん。……なのは分かるが、やっぱりいきなり都合がつく訳じゃねぇ。で、俺なら大体暇だしフリーな状態だからさ……ある程度対処出来ればつる姐だって一曲分、数分位なら許可してくれるかなって。(スーパー…)ま、考えが甘いってのも自覚しているが今はとりあえず【よく出没する亜種対策】を体に身につけるのが先!……同じ奴、頼む❳
そんな感じでやり取りをしている所に「なら実践的な訓練したら?誰かさん用に色んな敵がランダムに出てくるシステムあるし。ま、新人の野々村でも何とかなる数と制限時間にして上げるから、とりあえずやってみなよ」と菊地原が横やりを入れる。内容を聞いてフブキも了承はしたが、実際にそのシステムを起動させた事が学生達にはなく……"経験者二人"によって準備を開始する。因みに二人は柚紀と諏訪を指し、前者が訓練受講であり後者が機械操作の経験者である。その際に椅子に座って色々動かしている諏訪の……膝に柚紀が座っているがスルーで(B級学生三人はツッコミかけたが)
そして実践を見据えた擬似戦闘が開始され、皆で動きをチェックする
「………へぇ〜、意外と様になってるじゃん。背後の警戒だって怠ってないし、下手に自分から攻撃しようともしないで相手の動きを見ているし。…………ま、最初は上手くできても後でバテそうだけど」
「バテるって、トリオン体だからそれは無くねぇか?それに野々村って弧月の扱いは…まぁ、上手いのは当たり前だけど"補助系の使い方"も意外と上手いのをさ、菊地原は知らないの?」
「(ナデナデ)ん?……野々村が訓練室使って鍛錬してるのは知ってたが、そんなになのか?たまーに堤が操作補助してやってたみてぇだからな。後、日佐人も時々手合わせしてるだろ?(ナデナデ)ってかアイツ、弧月以外ナニ使って………って、はあぁー?!??」
【フブキちゃんが、消えたっ!!?\(◎o◎)/……あ、カメレオンか!だから笹森くんな訳だね!!】
色んな方角に、まるでわんこ蕎麦の様に一定のテンポで敵が湧いてくるらしく、それに合わせてフブキも近寄って来る順番に敵を倒していく。が、金剛型が入り混じっていたせいでテンポが崩れて四方から襲われかける。その時、いきなりフブキが一瞬姿が消えたかと思えば敵の輪から離れた場所に現れて孤立していた敵を倒していた。……何となく"結末が見えている"諏訪は柚紀が揺らがない様にと膝上に座らせて頭を撫でているのだった。そして、柚紀が此処に来るきっかけとなった笹森はやっと経緯を語り出す
「……アイツ、野々村さ………やっぱり弧月以外攻撃系トリガー使う気ないみたいで、でも何回か任務とか鶴ヶ峰の手助けで現場に出て【このままじゃ足手まといのまま】って痛感したらしい。……それで【補助系を使って戦いやすくする】って考えに至り、今のトリガー構成になった。………カメレオンと言えば風間隊だけど、亜種とか色々多忙そうだから俺に白羽の矢を立てたって感じ。因みにカメレオンは奇襲と言うより"相手の視界から消えて撹乱・陽動"目的で長時間使用しないからトリオン消費は最低限に留めている状態。で、後使ってるのが……」
「"グラスホッパー"で、先生に俺と奥寺が抜擢された訳!!……洗脳型の影響で任務に就けなくて、でもなぁ〜んか体を動かさないと腕が訛りそうだし、気分も滅入る感じがして悪循環に陥りそうで…………あ!B級ランク戦は、一部の隊員が俺達と同じ状況になったのや、急に人手が必要になる事態にまたならないとも限らないから【今シーズンは中止】になっちゃってC級ランク戦ロビーは連日人で沢山!!」
「……で、人が集まれば色々いざこざやアクシデントが起きやすくなるし、…………これも洗脳型の影響で人混みの中に長時間居づらくなってさ、東さんからのアドバイスで此処に来たら笹森と野々村の特訓現場に遭遇して、いつの間にか一緒に体を動かしている感じに。ただ、あんな感じで擬似戦闘の時は一人でやるんだよな〜野々村。確かに一度は共闘をしようとしたけど………呼吸が合わないと言うか"レベルが違うせいか"互いに足を引っ張る始末で、早々に諦めた。基本やコツを教えたらアイツ今じゃ俺達以上に補助系を使いこなしているし……俺達はこれ以上手助けは無理に等しい、でも本人はもっと強くなりたがってる。…だから君に来てもらったの。俺達が見落としている"ナニか"を見つけてくれそうだから」
三人のが説明をしている間もフブキの戦闘は続いており、グラスホッパーで空中に逃げたり妨害型の触手を避けるために手元に出現させて急な方向転換をしてみせたりする。今の所、敵からの攻撃を受けてはいないが何回か"同じ光景を見ている三人"はそろそろ問題の場面に入ると感じていた。それは……
- ドーン! -
『(ビクッ!)(バ、バンダーの砲撃っ?!マズいっ?!フブキちゃんに近距離以外での攻撃手段はない、………訳じゃないけど、……あれ?)(……スッ)【ねぇ、もしかして誰もアレ教えてないの?】』
「「「アレって?」」」
「……アレが何かは分からないけど、とりあえず猪突猛進な野々村を止めてよ。僕達や年上である諏訪さんの言葉は聞こえては居るけど、"ほぼ聞き流している"感じらしい。本人だってこのままじゃ駄目なのは分かっているだろうけど、弧月以外のトリガーを使う気はない。……いい加減自覚して諦めてもらわないとコッチにまで迷惑を被りそうだよ。あ、理由はカメレオンについて歌川に色々聞いたり、こうやって個人訓練に付き合わされている事ね。……何度もあったら自分の時間が無くなるよ全くさ」
バンダーの砲撃一発で形勢が一変してしまい、フブキが追い込まれてしまう。確かにモールモッドが近くに居る状態で中遠距離の攻撃が来たら手も足も出なくなる。だが、"弧月で倒せない訳ではない"。何故弧月使いの三人は教えていないのかと疑問を抱く柚紀と、菊地原の言葉に(ならお前は来なきゃいいんじゃ…)と突っ込みを入れる三人に諏訪。(歌川はフブキの戦闘を見るのに集中していて聞こえていない様子)……そして、発生したその一瞬の隙に警戒が疎かになった背後から隠密型が現れ凶刃が彼女に迫る。その瞬間
『……ぁ、……あ、ぃ…イヤっ…嫌っ!………嫌あぁぁーーーー!!!?フブキィィーー!!!!』
- ジリジリジリ……ガターン!?バッ!! -