53.再確認の曲〜親友の定義とは〜(118.
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そして【有難う、もう大丈夫】と伝えて頭からシロの手が離れた後に、……かなり躊躇しながらも柚紀はタブレットをシロに向ける
【……ねぇ、シロちゃん。ずっと、気になっていた事………聞いても良い?憶測でしかないし、多分…………知っているのはごく僅かな人だろう事だろう、……隠している事を(˘・x・˘)】
「……ナニ?私ばっかりユズちゃんの秘密知っちゃっているし、………知られたくない秘密を私は持ってないよ?溜め込むと(…トントン)此処に良くないから、話してみてよ」
【…………………………シロちゃん、さ。…………………………"片目、見えてないんじゃない"?多分、左目。私やフブキちゃんが居る時は、必ず自分の左側に私達のどちらかが居る様にしている。それが無理なら無闇に近づかない。……人との距離を取っていたのは能力関係だけじゃなくコレも理由であり、出会った当初は前髪を卸していたのだって、無意識に目を守っていたからじゃないの?】
「っ!?…………能力の事は兎も角、前髪を卸していたのは、眼鏡をしていてもやっぱりこの瞳を隠せないから…だよ?…………他に、ある?私の目が見えていないとユズちゃんが勘違いを引き起こした理由("見た目じゃ"分からない筈、なら……騙し通せるかな?)」
柚紀からの問に快く反応を返すシロだったが、まさかの内容に……ほんの一瞬だけ動揺してしまう。だが、この少女も偽るのには慣れているので冷静さを直ぐに取り戻したのであった。勿論、その一瞬の変化を見逃さない柚紀は"引導を渡す"為に、決定打を繰り出す
【私が貴女を庇ってボールを受けた時、アレは"左から飛んで来て貴女は私の左側に居た"。でも、まるで反応が出来ていなかった。早くはあったよ?でもさ、……裸眼でもある程度の物体は見えているよね?あの検査室で隔離されて一緒に生活していた時、寝る前起きた直後は生身で眼鏡ナシでも、そこそこ認識していたのを私は見ている。でも一番の決め手は………(- サスッ -)女王討伐の際に、私は"ある視覚支援"をシロちゃんに内緒で陽菜さんにお願いして受けていた。最初は両目だったけど、"光景が悲惨すぎて"錯乱状態になってしまった。で、落ち着いた後に時枝くんからのアドバイスで"左にだけ"にして貰ったけど、……私はあの人にどっちが利き目か話していない。"利き足は利き手の逆"はよくあるけど、目はそうとは限らない。視界内容は共有していないから?……その可能性はあったけど、暗い建物の中に居た際に、貴女とリンク後は私の視界は生身並みに低下していた。その前まではちゃんと暗闇でも敵や、……二人を視認出来ていたのに。後、………"シロちゃんが学校を休み勝ちだった期間の長さ"も、ちょっと…ね】
「(…………………"共鳴による利点と弊害を完全に把握している点"、後は……フウちゃんやお母さん達が余計な事を話したから、…かな?)………他は?ナニか…ない?」
【へっ?ほ、他っ?!!んー、ん〜〜ん〜……………………"トリオン体を妙に過信にしている点"かな?シロちゃんってさ、生身だとかなり慎重に行動しているけど、トリオン体だと、……結構行動派になると言うが、…無茶をするよね?風間さんや冬島さんから"無茶や過信するのは二人ともソックリだ"って話していたから…………こう、病弱な那須先輩が元気になって動かれるのと同じ原理と言うが………う、上手く説明出来ないよぉ〜。゚(゚´Д`゚)゚。】
これで白状すると思っていた柚紀が、最後の悪足掻きに出るシロに対して"説得力のあるカード"が無いなりに頑張って話すが画面の顔文字同様に半泣き状態になってしまう。それを見て【自分の弱みを握る為に秘密を暴こうとしている】のではないと判断したシロは、……降参の意を示すのであった。それは
- ……ギュッ!……(共鳴 スタート) -
「(……正解だよユズちゃん、私は髪だけじゃなくて目に関してもネタにされて苛めを受けていた。で、その中でも【目が赤いなら怪我してもバレない】って楽観的な考えを持つ馬鹿な男子生徒が居た。そいつに眼球を傷つけられて、……左目はこんな感じ。…………見える?)」
『っ!?(……色は辛うじて分かるけど、形は………かなりボヤケているね。…ナニかがある、…この程度しか私も分からない。(- ……サスッ -)私さ、五感はかなり優秀なんだよね。もしかしたらサイドエフェクトが関係しているかもしれないけど、だから"色々感じ取れ過ぎちゃうから"……性能の一部を、シロちゃんに上げれれば良いのにね)』
「っ!!(…ギュッ!?)……お願いだから、冗談でも、そんな事、言わないでよ。私は、…貴女を犠牲にしてまで視力を取り戻したくない!!?嬉しくなんてないっ!?………嫌だよ私、ユズちゃんの歌声含めた何時もの声も好きだよ?そんな大好きな声だけじゃなくて……その綺麗な瞳まで失うとか、そんなの……嫌だ(ポタ、ポタポタ)」
手を繋いでリンクした事により、シロの思考と左目の感覚を共有する柚紀は思わず自虐的な事を口にしてしまう。が、サイドエフェクトによって声を失った少女の考えを聞いて、シロは泣きながら完全拒否な姿勢を示す。そして泣いてしまった友人を見て慌てながら(瞳を失うって、どう言う意味?)と問えば、涙を拭う為に片手で器用に眼鏡を外してついでに"ネタバレ"を披露する。それを見て納得した柚紀は(貴女が、……"スピカ"が嫌がるなら、私はやらないよ?だから安心して、ね?)と親友を落ち着かせるのだった
【……ねぇ、シロちゃん。ずっと、気になっていた事………聞いても良い?憶測でしかないし、多分…………知っているのはごく僅かな人だろう事だろう、……隠している事を(˘・x・˘)】
「……ナニ?私ばっかりユズちゃんの秘密知っちゃっているし、………知られたくない秘密を私は持ってないよ?溜め込むと(…トントン)此処に良くないから、話してみてよ」
【…………………………シロちゃん、さ。…………………………"片目、見えてないんじゃない"?多分、左目。私やフブキちゃんが居る時は、必ず自分の左側に私達のどちらかが居る様にしている。それが無理なら無闇に近づかない。……人との距離を取っていたのは能力関係だけじゃなくコレも理由であり、出会った当初は前髪を卸していたのだって、無意識に目を守っていたからじゃないの?】
「っ!?…………能力の事は兎も角、前髪を卸していたのは、眼鏡をしていてもやっぱりこの瞳を隠せないから…だよ?…………他に、ある?私の目が見えていないとユズちゃんが勘違いを引き起こした理由("見た目じゃ"分からない筈、なら……騙し通せるかな?)」
柚紀からの問に快く反応を返すシロだったが、まさかの内容に……ほんの一瞬だけ動揺してしまう。だが、この少女も偽るのには慣れているので冷静さを直ぐに取り戻したのであった。勿論、その一瞬の変化を見逃さない柚紀は"引導を渡す"為に、決定打を繰り出す
【私が貴女を庇ってボールを受けた時、アレは"左から飛んで来て貴女は私の左側に居た"。でも、まるで反応が出来ていなかった。早くはあったよ?でもさ、……裸眼でもある程度の物体は見えているよね?あの検査室で隔離されて一緒に生活していた時、寝る前起きた直後は生身で眼鏡ナシでも、そこそこ認識していたのを私は見ている。でも一番の決め手は………(- サスッ -)女王討伐の際に、私は"ある視覚支援"をシロちゃんに内緒で陽菜さんにお願いして受けていた。最初は両目だったけど、"光景が悲惨すぎて"錯乱状態になってしまった。で、落ち着いた後に時枝くんからのアドバイスで"左にだけ"にして貰ったけど、……私はあの人にどっちが利き目か話していない。"利き足は利き手の逆"はよくあるけど、目はそうとは限らない。視界内容は共有していないから?……その可能性はあったけど、暗い建物の中に居た際に、貴女とリンク後は私の視界は生身並みに低下していた。その前まではちゃんと暗闇でも敵や、……二人を視認出来ていたのに。後、………"シロちゃんが学校を休み勝ちだった期間の長さ"も、ちょっと…ね】
「(…………………"共鳴による利点と弊害を完全に把握している点"、後は……フウちゃんやお母さん達が余計な事を話したから、…かな?)………他は?ナニか…ない?」
【へっ?ほ、他っ?!!んー、ん〜〜ん〜……………………"トリオン体を妙に過信にしている点"かな?シロちゃんってさ、生身だとかなり慎重に行動しているけど、トリオン体だと、……結構行動派になると言うが、…無茶をするよね?風間さんや冬島さんから"無茶や過信するのは二人ともソックリだ"って話していたから…………こう、病弱な那須先輩が元気になって動かれるのと同じ原理と言うが………う、上手く説明出来ないよぉ〜。゚(゚´Д`゚)゚。】
これで白状すると思っていた柚紀が、最後の悪足掻きに出るシロに対して"説得力のあるカード"が無いなりに頑張って話すが画面の顔文字同様に半泣き状態になってしまう。それを見て【自分の弱みを握る為に秘密を暴こうとしている】のではないと判断したシロは、……降参の意を示すのであった。それは
- ……ギュッ!……(
「(……正解だよユズちゃん、私は髪だけじゃなくて目に関してもネタにされて苛めを受けていた。で、その中でも【目が赤いなら怪我してもバレない】って楽観的な考えを持つ馬鹿な男子生徒が居た。そいつに眼球を傷つけられて、……左目はこんな感じ。…………見える?)」
『っ!?(……色は辛うじて分かるけど、形は………かなりボヤケているね。…ナニかがある、…この程度しか私も分からない。(- ……サスッ -)私さ、五感はかなり優秀なんだよね。もしかしたらサイドエフェクトが関係しているかもしれないけど、だから"色々感じ取れ過ぎちゃうから"……性能の一部を、シロちゃんに上げれれば良いのにね)』
「っ!!(…ギュッ!?)……お願いだから、冗談でも、そんな事、言わないでよ。私は、…貴女を犠牲にしてまで視力を取り戻したくない!!?嬉しくなんてないっ!?………嫌だよ私、ユズちゃんの歌声含めた何時もの声も好きだよ?そんな大好きな声だけじゃなくて……その綺麗な瞳まで失うとか、そんなの……嫌だ(ポタ、ポタポタ)」
手を繋いでリンクした事により、シロの思考と左目の感覚を共有する柚紀は思わず自虐的な事を口にしてしまう。が、サイドエフェクトによって声を失った少女の考えを聞いて、シロは泣きながら完全拒否な姿勢を示す。そして泣いてしまった友人を見て慌てながら(瞳を失うって、どう言う意味?)と問えば、涙を拭う為に片手で器用に眼鏡を外してついでに"ネタバレ"を披露する。それを見て納得した柚紀は(貴女が、……"スピカ"が嫌がるなら、私はやらないよ?だから安心して、ね?)と親友を落ち着かせるのだった