52.決断の曲(117.
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〜 騒動・亜種討伐後、夜のラウンジ 〜
「………こんな時間に呼び出して済まない。特に三人とも今日は各自色々大変だっただろ?」
「んふ、私は全然大丈夫ですよ?噂のあの子にも会えましたし、久し振りに二宮くんを弄れて楽しかったので。あ、逆恨みとかしないでよ?チームメイトが居なくて困っていたキミをちゃんと助けて、一緒に亜種討伐してあげたんだからね」
「……フン。…………それで東さん、こんな時間に俺達を呼び出してどうしたんですか?……………特に三輪は明日も学校あると言うのに」
「そこは問題ない。例のトリオン汚染に関する定期検査と銘打って、今日の泊まりと明日は休むと連絡済みだ。……ほぼ完治している筈だが、潜伏していないとは限らないからな」
「…………俺の事はさておき、本題に入りませんか?東さん、俺達を集めた理由は……"歌姫の渾名を持つあの少女について"、ですよね?」
「「(…ピクリ)」」
「そうだ秀次、お前達三人を呼んだのは他でもない……言実さんの姪にして現在ボーダーで発生する騒動の渦中にほぼ必ず存在する"鶴ヶ峰柚紀"に関する情報共有の為に俺の判断で呼んだ。あの子と仲良くするか関係なく、ある程度の認識は必要だと思ったからな」
「独断………俺は会って話すのすらアレのSECOM勢に止められます。……そんな事をして平気なんですか?」
「ん?………ま、大丈夫だろう。此処(ボーダー基地内)での俺の行動はほぼ、…あの人にはお見通しな筈。今だって恐らく……監視の目がコチラを気にしているだろうさ」
「監視って!……俺達を信用していない…「なら、こんな風に集めるのすら言実さんは妨害する筈よ?ま、そんな事より……柚紀ちゃんのナニを教えて下さるのかが私は気になるわ。貴方は違うの?」………東さん、話を窺います」
「…………結論から言うと【彼女に対して特別な事をしろとか、手を貸せとは言わない。が、"勘違い"だけはしないで欲しい】……そう思ったから話の場を設けた。あの子は対人関係に問題を抱えていて中々自分の事を他人に話せない、アレは人見知りとか恥ずかしがり屋や猫被りなんて生半可な理由ではなく【過去の経験から来るトラウマ】だ。が、他人より時間が掛かるが慣れや、一対一でなければある程度話せる様になる。………あまり焦らせないでやって欲しい、動揺…精神が乱れればトリオン操作が疎かになり周囲への影響や被害が出てしまう」
「……………………」
「【じゃあ自分には何故あんな反応をするんだ?】かしら?……二宮くんさ、"初対面な人に対する礼儀作法"ちゃ〜んとしている?自分は知っている・相手も知っているだろうって省略してないかしら?あ・と・は、……"二宮くんの味方の子"、話している時に側に居なかったんじゃない?中間役……仲を取り持ってくれる子の事よ?三輪くんで言うなら米屋くん的なポジションで、………貴方の場合だと犬飼くんや堤くん、後は……………太刀川くんかしら?それナシであの繊細な子とゴリ押し戦法を得意とする君が話すのは無理に等しいわよ?」
「……………そう言うお前はどうなんだ加古、……聞いた話によるとあの娘と今日初対面らしいが」
「あら?私に意見を求めるなんて珍しいわね!!天変地異の前触れじゃなきゃ良いけど」
「加古……、…異性と同性とでは反応の度合いが違うし、俺が居たのもある。後は無闇に色々話しかけなかったし、自分の考えをあの子に押し付けなかった。寧ろ数少ないシューターで女性隊員だったから、控え目だが鶴ヶ峰から話し掛けた位だ。何かあの子が興味を抱く話題を持ち合わせていれば……少しは話しやすくなるが…………」
「……少し、難しいですね。男でシューターなら身近に出水が居ます。それに二宮さんは独特のトリガー構成やトリオン体の隊服てはありませんし。……因みに今の例は俺が実際に鶴ヶ峰から訊ねられた事です。レッドバレットについてと隊服やエンブレムのコンセプトや意味は何かと、………そう言えば彼女は"蛇が苦手"みたいですね。【理由も分からず追っ払っても何度も襲われた。それを見兼ねた大人がその蛇を殺した際に、始末の仕方も残虐的であり血が服や手にこびりついてとても嫌な思いをした】と。……その出来事は昔の事たが、エンブレム…ただのイラストにすらそんな反応を示す奴ですから、二宮さん。…………貴方は無闇に彼女に近付くべきじゃないと俺も思います。【アレが危険動物の一種で、宥めれる自信がなければ下手に刺激を与えるのは危険。見ているだけなら可愛いのにな】……と、太刀川さんが言っていたと出水から聞きました」
「太刀川らしい解釈だが、間違えではないな。……別に二宮が特別悪い訳じゃない。鶴ヶ峰は【白衣やスーツを着た成人男性】には昔の経験が理由で反射的に警戒心や恐怖心を抱くらしい。色んな偶然が重なってお前とは仲良くしづらいだけだ。あの子は辻の唯一の弱点と言える"異性に対する対処法"の改善に必ず一役買う筈だし、……上手く行けば鳩原の"問題を解決する糸口"にもなる可能性がある。【争いや無駄な殺生を嫌う子】だからな。他には「はい、そこまでだよ東くん。それ以上のアドバイスはお姉さんが認めません!!」……通信でなく直接いらっしゃるとは、予想外でした。お疲れなら無理して来なくても良かったのでは?」
「腹が減っては戦は出来ぬ、だよ!まぁ、ゼリーでも良かったんだけどさ〜………ついでに冬島さんの所に差し入れに行こうかと。丁度"二人も"意識戻ったからね〜」
「!!……なら俺も運ぶの手伝いますよ?お一人で"四人分"運ぶのは難しいでしょうからね。………俺が言いたい事は伝えれたし、このまま解散するぞ。後は自由にして構わない(スタスタスタスタ)」
「ん〜、久し振りに陽菜さんに会えた事だし私はついて行きます。何か楽しい事ありそうですから!?(タタタタ……)」
「………俺は朝から検査らしいので仮眠室で寝てきます。……あまり気にしない方が良いですよ?現段階では彼女はボーダー部外者、必ず関わらなきゃいけない訳じゃない、ただ………言実さんと一定以上の距離に貴方が居るから東さんが心配して、だと思いますから(……にしても四人分、……あと一人は…誰宛何だ?)(スタスタスタスタ)」
「…………………………フン…(…カツ、カツカツ、)」
「………こんな時間に呼び出して済まない。特に三人とも今日は各自色々大変だっただろ?」
「んふ、私は全然大丈夫ですよ?噂のあの子にも会えましたし、久し振りに二宮くんを弄れて楽しかったので。あ、逆恨みとかしないでよ?チームメイトが居なくて困っていたキミをちゃんと助けて、一緒に亜種討伐してあげたんだからね」
「……フン。…………それで東さん、こんな時間に俺達を呼び出してどうしたんですか?……………特に三輪は明日も学校あると言うのに」
「そこは問題ない。例のトリオン汚染に関する定期検査と銘打って、今日の泊まりと明日は休むと連絡済みだ。……ほぼ完治している筈だが、潜伏していないとは限らないからな」
「…………俺の事はさておき、本題に入りませんか?東さん、俺達を集めた理由は……"歌姫の渾名を持つあの少女について"、ですよね?」
「「(…ピクリ)」」
「そうだ秀次、お前達三人を呼んだのは他でもない……言実さんの姪にして現在ボーダーで発生する騒動の渦中にほぼ必ず存在する"鶴ヶ峰柚紀"に関する情報共有の為に俺の判断で呼んだ。あの子と仲良くするか関係なく、ある程度の認識は必要だと思ったからな」
「独断………俺は会って話すのすらアレのSECOM勢に止められます。……そんな事をして平気なんですか?」
「ん?………ま、大丈夫だろう。此処(ボーダー基地内)での俺の行動はほぼ、…あの人にはお見通しな筈。今だって恐らく……監視の目がコチラを気にしているだろうさ」
「監視って!……俺達を信用していない…「なら、こんな風に集めるのすら言実さんは妨害する筈よ?ま、そんな事より……柚紀ちゃんのナニを教えて下さるのかが私は気になるわ。貴方は違うの?」………東さん、話を窺います」
「…………結論から言うと【彼女に対して特別な事をしろとか、手を貸せとは言わない。が、"勘違い"だけはしないで欲しい】……そう思ったから話の場を設けた。あの子は対人関係に問題を抱えていて中々自分の事を他人に話せない、アレは人見知りとか恥ずかしがり屋や猫被りなんて生半可な理由ではなく【過去の経験から来るトラウマ】だ。が、他人より時間が掛かるが慣れや、一対一でなければある程度話せる様になる。………あまり焦らせないでやって欲しい、動揺…精神が乱れればトリオン操作が疎かになり周囲への影響や被害が出てしまう」
「……………………」
「【じゃあ自分には何故あんな反応をするんだ?】かしら?……二宮くんさ、"初対面な人に対する礼儀作法"ちゃ〜んとしている?自分は知っている・相手も知っているだろうって省略してないかしら?あ・と・は、……"二宮くんの味方の子"、話している時に側に居なかったんじゃない?中間役……仲を取り持ってくれる子の事よ?三輪くんで言うなら米屋くん的なポジションで、………貴方の場合だと犬飼くんや堤くん、後は……………太刀川くんかしら?それナシであの繊細な子とゴリ押し戦法を得意とする君が話すのは無理に等しいわよ?」
「……………そう言うお前はどうなんだ加古、……聞いた話によるとあの娘と今日初対面らしいが」
「あら?私に意見を求めるなんて珍しいわね!!天変地異の前触れじゃなきゃ良いけど」
「加古……、…異性と同性とでは反応の度合いが違うし、俺が居たのもある。後は無闇に色々話しかけなかったし、自分の考えをあの子に押し付けなかった。寧ろ数少ないシューターで女性隊員だったから、控え目だが鶴ヶ峰から話し掛けた位だ。何かあの子が興味を抱く話題を持ち合わせていれば……少しは話しやすくなるが…………」
「……少し、難しいですね。男でシューターなら身近に出水が居ます。それに二宮さんは独特のトリガー構成やトリオン体の隊服てはありませんし。……因みに今の例は俺が実際に鶴ヶ峰から訊ねられた事です。レッドバレットについてと隊服やエンブレムのコンセプトや意味は何かと、………そう言えば彼女は"蛇が苦手"みたいですね。【理由も分からず追っ払っても何度も襲われた。それを見兼ねた大人がその蛇を殺した際に、始末の仕方も残虐的であり血が服や手にこびりついてとても嫌な思いをした】と。……その出来事は昔の事たが、エンブレム…ただのイラストにすらそんな反応を示す奴ですから、二宮さん。…………貴方は無闇に彼女に近付くべきじゃないと俺も思います。【アレが危険動物の一種で、宥めれる自信がなければ下手に刺激を与えるのは危険。見ているだけなら可愛いのにな】……と、太刀川さんが言っていたと出水から聞きました」
「太刀川らしい解釈だが、間違えではないな。……別に二宮が特別悪い訳じゃない。鶴ヶ峰は【白衣やスーツを着た成人男性】には昔の経験が理由で反射的に警戒心や恐怖心を抱くらしい。色んな偶然が重なってお前とは仲良くしづらいだけだ。あの子は辻の唯一の弱点と言える"異性に対する対処法"の改善に必ず一役買う筈だし、……上手く行けば鳩原の"問題を解決する糸口"にもなる可能性がある。【争いや無駄な殺生を嫌う子】だからな。他には「はい、そこまでだよ東くん。それ以上のアドバイスはお姉さんが認めません!!」……通信でなく直接いらっしゃるとは、予想外でした。お疲れなら無理して来なくても良かったのでは?」
「腹が減っては戦は出来ぬ、だよ!まぁ、ゼリーでも良かったんだけどさ〜………ついでに冬島さんの所に差し入れに行こうかと。丁度"二人も"意識戻ったからね〜」
「!!……なら俺も運ぶの手伝いますよ?お一人で"四人分"運ぶのは難しいでしょうからね。………俺が言いたい事は伝えれたし、このまま解散するぞ。後は自由にして構わない(スタスタスタスタ)」
「ん〜、久し振りに陽菜さんに会えた事だし私はついて行きます。何か楽しい事ありそうですから!?(タタタタ……)」
「………俺は朝から検査らしいので仮眠室で寝てきます。……あまり気にしない方が良いですよ?現段階では彼女はボーダー部外者、必ず関わらなきゃいけない訳じゃない、ただ………言実さんと一定以上の距離に貴方が居るから東さんが心配して、だと思いますから(……にしても四人分、……あと一人は…誰宛何だ?)(スタスタスタスタ)」
「…………………………フン…(…カツ、カツカツ、)」