52.決断の曲(117.
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〜 悲しみに濡れた月が静かに
大地を赤く赤く染めて消える 〜
「(ザシュッ!)!?この歌声は…柚紀かっ?!ってかこれ、あの時【好きな曲歌え】的な感じに言ったのと同じ"聞こえ方"だよな?こう……頭に直接流れてくる的な奴じゃねぇし…………どう思う?出水」
「(キイィーン)……ですね!これと言ってトリオン体や弾に変化がありません。…………つまり、【俺達のパワーアップの為に歌っていない】のは分かりますが…(- ドドドド -)……敵は明らかに動きが鈍くなっている?って言うより脆くなったか?」
- ドーン! -
《…………今、柚紀には多少無理を強いっておる故に能力コントロールが疎かになり、【歌姫に対する耐性がない敵にのみ】弊害が出ておる。今現場に出ている隊員は皆"一度はあの子の歌を聞いた覚えのあるモノ"のみだからな。……奴等が当真がおる本部目掛けて集まり出した。それを利用して歌が終える前に………殲滅しろ》
風間隊が呼ばれたのであればA級一位チームが現場に出ていない訳もなく、太刀川達も敵の殲滅に参戦していた。そして、言実の通信内容を聞き【あの少女の負担をこれ以上増やさない為にも】と、能力向上されていないにも関わらずより一層攻撃に鋭さが加わる二人であった
〜 僕の声が聞こえますか
殺伐としたこの時代で
僕は僕でいられますか
ココロ溢れ出す涙は
きっと未来を求めてる証なの
今の無力を嘆かないで前を見つめて
You can get it over
Over the clouds 〜
「(ザシュッ!)ったく、あの馬鹿鶴ヶ峰!?……こんな歌、僕は聞きたくないんだけど〜!歌いたくないなら歌わないでよね〜!?…………君の声は嫌でも聞こえちゃうんだから!?」
「……なら例の"抑制アイテム"を使えば良いだろ?俺には聞こえな…「……聞こえないのはテメェにとってユズはその程度の存在だからじゃねぇのか?ま、別に"崇めろ"とか強要されてねぇから個人差があるのは仕方ねぇか」……えっ?この声は」
「(野々村か?姿が見えないって事は、カメレオンを使っているのか?)……居るなら出て来い、誤って攻撃がお前に当たるかも知れない。そして何をしに来たが説明しろ」
- シュン!……ザンッ!! -
「どうも、風間隊のお三方。勝手ながらこの戦いに混ざりに来たぜ!?……あのデカブツの相手は俺には無理でも、(…ザシュッ!)普段の奴等なら、まぁどうにかなるってもんだ!!それに……(キイィーン)…コレの試運転には"隊員相手より"コイツ等の方が気楽だしな。ってな訳で、そっちの邪魔はしねぇ。だが強くなりたい俺の邪魔も…スンナよ?」
別区域で戦闘をしている風間隊にも先程の言実の通信もだが、柚紀の歌声もきっちり届いていた。それに対して悪態を放つ菊地原に意見する歌川の様子からして"聴覚による情報共有"はされていないらしい。そんな彼の背後からいきなりフブキが現れて"隠密型"を始末する。巨体の亜種に目が行きがちでだが、通常サイズの亜種も健在なのだ。そんな中でも冷静さを失わない風間がB級の少女がこの激戦地にナニをしに来たのか問う。すると【もっと強くなる為の経験を積みに】と簡潔に答えた後に、"新たなトリガー"を構えて戦闘を開始するフブキであった
〜 季節を移ろう風のざわめき
終わりの見えない戦いへの序曲
人はなぜに忘れてくの
ありきたりのこの日常に
かけがえのないものがあると 〜
「ちょっと京介っ!!さっきのつる姐の通信内容や迅からの通信内容からして、……アンタが柚紀ちゃんを現場に連れて来たんでしょ?ならコッチにくるんじゃなくて、あの子を守りなさいよ!!?」
「落ち着いて下さい小南先輩、……迅さんと当真さんが彼女の側に居ますから大丈夫ですよ。それにこの敵を沢山倒した隊にはもれなく【鶴ヶ峰と交流を深める機会を与えられる】……と、迅さんが言っていましたよ?」
「えっ?!!本当っ!?……よし!?京介っ!!レイジさんっ!!?太刀川や他の隊に負けない位頑張って敵を倒すわよ!!?」
「(……ソレは、夏休みの時の奴な気が。それにさっき陽菜さんから"俺だけに届いた通信内容が本当なら"………確かに玉狛に招きやすくはなるな)……(シャキーン)兎に角、敵を倒す事に集中しろ」
玉狛第一……木崎隊も別区域で敵を殲滅に勤しんでいた。そして未だに柚紀に会えていない小南が念願のご対面の為により一層武器を握る手に力が篭もり、些かヤル気が無かったエースの機嫌が烏丸の言葉で戻ったのを見て隊長である木崎は"その言葉の意味"を知るが故に複雑な心情を抱くが、……気持ちを切り替えて敵を倒しにかかるのであった
〜 ボロボロになった羽根でも
誰かを想うその気持ちがあるなら
どんな苦しみに向かっても飛んで行けるさ
You can get it over
Over the clouds 〜
「(……何故、あの娘は此処まで自らを犠牲に出来る?司令や言実さんに命じられたから?………いや、理由は違えど鶴ヶ峰の能力を考えれば逆に"何もさせない方が被害が少ない"のでは?)……(ドーン、ドーン)」
「………うわぁ〜。秀次の奴、考え事しながらよく弾当てれるよな〜。まぁ、的が大きいから楽勝(ザシュッ!)なのかもな!!」
❲陽介、あまり油断するな。あの女王や兵隊蟻の時は例の汚染トリオンが見えなかったのも要因の一つだが、甘さが現場では命取りだ(ドーン!)❳
❲そうよ?あの時私も色々頑張ったのに、未だに歌姫ちゃんに会えないし……ねぇ、古寺くん。同級生のよしみであの子と連絡取れたりしない?❳
❲えっ?!……俺は、彼女の連絡先、知らないです。ウチの隊ですと米屋先輩しか、やり取りしていないので………す、すみませんっ!!?(ドーン!)❳
更に別地域を担当していた三輪隊。ほぼ無心で銃を打ち込む三輪といつも通りに米屋。因みに当真が最初に撃ち抜いた敵が偶然にも巨大化する亜種のオリジナルだったらしく、続々と身近な隊員を無視して本部に進行しているお陰でスナイパー二人も狙われるのを気にせず狙撃を始めるのであった
大地を赤く赤く染めて消える 〜
「(ザシュッ!)!?この歌声は…柚紀かっ?!ってかこれ、あの時【好きな曲歌え】的な感じに言ったのと同じ"聞こえ方"だよな?こう……頭に直接流れてくる的な奴じゃねぇし…………どう思う?出水」
「(キイィーン)……ですね!これと言ってトリオン体や弾に変化がありません。…………つまり、【俺達のパワーアップの為に歌っていない】のは分かりますが…(- ドドドド -)……敵は明らかに動きが鈍くなっている?って言うより脆くなったか?」
- ドーン! -
《…………今、柚紀には多少無理を強いっておる故に能力コントロールが疎かになり、【歌姫に対する耐性がない敵にのみ】弊害が出ておる。今現場に出ている隊員は皆"一度はあの子の歌を聞いた覚えのあるモノ"のみだからな。……奴等が当真がおる本部目掛けて集まり出した。それを利用して歌が終える前に………殲滅しろ》
風間隊が呼ばれたのであればA級一位チームが現場に出ていない訳もなく、太刀川達も敵の殲滅に参戦していた。そして、言実の通信内容を聞き【あの少女の負担をこれ以上増やさない為にも】と、能力向上されていないにも関わらずより一層攻撃に鋭さが加わる二人であった
〜 僕の声が聞こえますか
殺伐としたこの時代で
僕は僕でいられますか
ココロ溢れ出す涙は
きっと未来を求めてる証なの
今の無力を嘆かないで前を見つめて
You can get it over
Over the clouds 〜
「(ザシュッ!)ったく、あの馬鹿鶴ヶ峰!?……こんな歌、僕は聞きたくないんだけど〜!歌いたくないなら歌わないでよね〜!?…………君の声は嫌でも聞こえちゃうんだから!?」
「……なら例の"抑制アイテム"を使えば良いだろ?俺には聞こえな…「……聞こえないのはテメェにとってユズはその程度の存在だからじゃねぇのか?ま、別に"崇めろ"とか強要されてねぇから個人差があるのは仕方ねぇか」……えっ?この声は」
「(野々村か?姿が見えないって事は、カメレオンを使っているのか?)……居るなら出て来い、誤って攻撃がお前に当たるかも知れない。そして何をしに来たが説明しろ」
- シュン!……ザンッ!! -
「どうも、風間隊のお三方。勝手ながらこの戦いに混ざりに来たぜ!?……あのデカブツの相手は俺には無理でも、(…ザシュッ!)普段の奴等なら、まぁどうにかなるってもんだ!!それに……(キイィーン)…コレの試運転には"隊員相手より"コイツ等の方が気楽だしな。ってな訳で、そっちの邪魔はしねぇ。だが強くなりたい俺の邪魔も…スンナよ?」
別区域で戦闘をしている風間隊にも先程の言実の通信もだが、柚紀の歌声もきっちり届いていた。それに対して悪態を放つ菊地原に意見する歌川の様子からして"聴覚による情報共有"はされていないらしい。そんな彼の背後からいきなりフブキが現れて"隠密型"を始末する。巨体の亜種に目が行きがちでだが、通常サイズの亜種も健在なのだ。そんな中でも冷静さを失わない風間がB級の少女がこの激戦地にナニをしに来たのか問う。すると【もっと強くなる為の経験を積みに】と簡潔に答えた後に、"新たなトリガー"を構えて戦闘を開始するフブキであった
〜 季節を移ろう風のざわめき
終わりの見えない戦いへの序曲
人はなぜに忘れてくの
ありきたりのこの日常に
かけがえのないものがあると 〜
「ちょっと京介っ!!さっきのつる姐の通信内容や迅からの通信内容からして、……アンタが柚紀ちゃんを現場に連れて来たんでしょ?ならコッチにくるんじゃなくて、あの子を守りなさいよ!!?」
「落ち着いて下さい小南先輩、……迅さんと当真さんが彼女の側に居ますから大丈夫ですよ。それにこの敵を沢山倒した隊にはもれなく【鶴ヶ峰と交流を深める機会を与えられる】……と、迅さんが言っていましたよ?」
「えっ?!!本当っ!?……よし!?京介っ!!レイジさんっ!!?太刀川や他の隊に負けない位頑張って敵を倒すわよ!!?」
「(……ソレは、夏休みの時の奴な気が。それにさっき陽菜さんから"俺だけに届いた通信内容が本当なら"………確かに玉狛に招きやすくはなるな)……(シャキーン)兎に角、敵を倒す事に集中しろ」
玉狛第一……木崎隊も別区域で敵を殲滅に勤しんでいた。そして未だに柚紀に会えていない小南が念願のご対面の為により一層武器を握る手に力が篭もり、些かヤル気が無かったエースの機嫌が烏丸の言葉で戻ったのを見て隊長である木崎は"その言葉の意味"を知るが故に複雑な心情を抱くが、……気持ちを切り替えて敵を倒しにかかるのであった
〜 ボロボロになった羽根でも
誰かを想うその気持ちがあるなら
どんな苦しみに向かっても飛んで行けるさ
You can get it over
Over the clouds 〜
「(……何故、あの娘は此処まで自らを犠牲に出来る?司令や言実さんに命じられたから?………いや、理由は違えど鶴ヶ峰の能力を考えれば逆に"何もさせない方が被害が少ない"のでは?)……(ドーン、ドーン)」
「………うわぁ〜。秀次の奴、考え事しながらよく弾当てれるよな〜。まぁ、的が大きいから楽勝(ザシュッ!)なのかもな!!」
❲陽介、あまり油断するな。あの女王や兵隊蟻の時は例の汚染トリオンが見えなかったのも要因の一つだが、甘さが現場では命取りだ(ドーン!)❳
❲そうよ?あの時私も色々頑張ったのに、未だに歌姫ちゃんに会えないし……ねぇ、古寺くん。同級生のよしみであの子と連絡取れたりしない?❳
❲えっ?!……俺は、彼女の連絡先、知らないです。ウチの隊ですと米屋先輩しか、やり取りしていないので………す、すみませんっ!!?(ドーン!)❳
更に別地域を担当していた三輪隊。ほぼ無心で銃を打ち込む三輪といつも通りに米屋。因みに当真が最初に撃ち抜いた敵が偶然にも巨大化する亜種のオリジナルだったらしく、続々と身近な隊員を無視して本部に進行しているお陰でスナイパー二人も狙われるのを気にせず狙撃を始めるのであった