51.消失の曲〜無くして気づく大切さ〜(116.
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「……佐鳥先輩は本当に歌が聞きたいのですか?まさか、"迅さんと先輩との会話を聞きたい"なんて言いませんよね?と、言いますかコレを聞いた理由は【噂の現象になるか】の検証ですよ?それを聞く必要ありますか?」
「(ドキッ!)……だ、だって佐鳥は気になるもん。柚紀ちゃんが自分以外の誰かとどんな内容を話すとか!……何時も佐鳥が話をしていて、彼女から進んで話すのは稀、かな?内容も当たり障りのない世間話ばかり…………って話が逸れちゃったか。そう言う木虎はどうだったのさ?」
「…………私は【両方とも鶴ヶ峰先輩の声に聞こえましたし、どちらを実際に歌われたか判断も出来ました】。……時枝先輩は如何でしたか?(少し、甘く見てました。トリオン体なら"歌声補正"的なのが働いて、あれだけのモノを生み出していたかと思いましたが……先輩の歌声は、…"本物"ですね)」
「………確かに、ちゃんと鶴ヶ峰さんの声が聞き取れたけど…………どうしてかな?同じ人が歌ったせいで、おれには日本語と英語…どちらを歌ったのかが分からなかった。ちゃんと判別出来ると思ったんだが……(迅さんと彼女との会話か、……聞いてみたいけど何故と問われたら佐鳥みたいに答えれる自身がないな。…後で京介に聞いてみるか)」
「………やはり判別の差があるみたいだな、だが同じ曲を同じ場所で聞いているのに違いが現れるのは一体どうしてなのか、(クルッ)鶴ヶ峰はわか………鶴ヶ峰?」
佐鳥の反応を見て辛口な反応を見せる木虎。その発言に便乗する佐鳥に木虎から怪訝そうな表情を向けられるが無視。自分に辛口な事を言うのは日常茶飯事だし、【言いたくない事を隠す為に、わざと木虎の勘違いを肯定する】のもアリと思ったからだ。実際気にならないかと言われたら……………気になる事なので。それは時枝も同様だがハッキリとそれを口にする勇気がなく、とりあえず検証結果のみ口にするのであった。佐鳥は明白にしていないが結果がバラバラな理由を本人に訊ねようと振り返った烏丸は"予想外な姿"を見て驚きを顕にする。因みに今は佐鳥と時枝、烏丸と木虎が対面する形で立っており些か小柄な柚紀は烏丸の後ろに隠れていて姿が見えないのだが、木虎も振り返った事に隙間が出来て二人にも少女が見える様になったのだ。そこには……
- ポタ、ポタポタ、…ポタポタポタポタ…… -
『なんで、答え、言ってくれないの?(スッ)……なんで、分からないの?(ススッ)……トリオン体なら、…絶対に、分かってくれると、……思った、のに!(スススッ)……遠くにいても、…私の声が、君達には届いていた筈なのに!?……あんな時間やタイミングで場所で、歌う馬鹿は私しか居ない!!だからなのっ?だから"歌を辿れば私の元にたどり着ける"と、……例えそれが私の声かは関係ない?!!そうなの??!(ポタポタ、ポタポタ)』
「っ!!?(ダッ!)ち、違うっ!?そんなんじゃ……「(バッ!!)ならちゃんと答えてくださいよ佐鳥先輩、……貴方は先程どう聞こえたのかを。言わない方をこの先にお通し出来ません、先輩があーなってしまったのは先輩のせいですので」っ!?何で木虎はオレにだけ当たりがキツいのさ!!嵐山さんやとっきーは普通に接しているのにっ!!?」
「(歌を、辿る?……太刀川さん達と外に出ていたあの時、佐鳥はそれで居場所を特定していた?………でもおれには…)「(ポン)黙っていたら鶴ヶ峰が不安がるぞ?何か反応してやれ。それとも、……全てでないにしろ当たっている言い分があって返事が返せない、のか?」………………おれには、ちゃんと君の声が聞こえているよ?でも"全部が"じゃない、……確実に聞こえていない時も何故かある。何でそうなっているのか、分からない。"ちゃんと知りたい"君の気持ちに、おれは……答えてあげれない。だから………言うべきか、迷ってしまった。…………ごめん」
佐鳥と木虎は口論に発展し、烏丸と時枝は何時もと変わらない様に見えているが…………あきらかに時枝は何処か悔しそうな…辛そうな表情を浮かべていた。それらを見て泣きながら"どちらに駆け寄るべきか"悩んでいた柚紀だが、木虎に勘に触る事を言われたらしい佐鳥の表情に怒りが顕になり、彼女に手を伸ばしている姿を見た瞬間
- ダッ!!……バッ! -
『駄目っ?!佐鳥くんっ!!年下に……女の子に手を上げちゃっ!!!(……ガタガタ)』
「「「!!?」」」
「っ!!!?(マズいっ!止めれないっ!?)((誰でも良いから佐鳥を止めてっ!!このままじゃ"彼女を傷つける"、そんなの嫌だ!!オレに対してなら多少手荒にしても良いからっ!!?))(そうだよ、例えトリオン体だろうと木虎が生意気で強気な性格であろうと年下……後輩なんだから、柚紀ちゃんが庇う可能性あるのを忘れてた!………もっと自分を大切にして欲しいけど、どうしたら…いいんだろう?)」
自分以外がトリオン体とか色んな事を一切無視して反射的に木虎の前に躍り出て両手を広げて対峙する柚紀。まさかの行動やら反射速度等に驚く三人と、殴る気はないが柚紀が震えているのに気づき"今の状況は彼女のトラウマを刺激する"と察した佐鳥が三人に呼び掛ける。が、かなり佐鳥と柚紀の距離が近く、時枝達とは微妙な距離があり今からじゃ間に合わず、木虎に関しては【柚紀が自分を…"恋敵"を何故庇う】と勝手な思い違いやら予想外な行動をしたせいで、動けず仕舞いだった。そんな中、佐鳥の手が柚紀に触れそうになり、……怖くて目を瞑ったその時
- パアァー…(クイッ!ポイッ!!)……ガターン!!(ピタッ) -
- 仮想空間システム 解除します -
「((…(フン)……全く、油断しすぎたお前達。木虎以外は鶴ヶ峰のお転婆…暴走っぷりをそれなりに体感しているだろう?常に気をつけないと同じ事を何度も繰り返すのをいい加減学べ。例え自分がトリオン体で鶴ヶ峰が生身だとしても、コイツの能力の前では"性能差は無意味に等しい"のも理解しろ))(シュン!)……特に基地内では体質上かなりの無茶が出来るだろうが、リバウンド……跳ね返ってくる代価も相当だ。鶴ヶ峰本人が無茶をしなければ一番だが……………恐らく無理だな、無理矢理感情や行動を制限させたり抑え込むのは【コイツの病 を悪化させ、最悪命に関わる】。改善策……【病 を抑えたり治せるであろう特効薬 】が見つからない限りは、コチラが気にかけるしかない。……これが言実さんの考えだ」
「(ドキッ!)……だ、だって佐鳥は気になるもん。柚紀ちゃんが自分以外の誰かとどんな内容を話すとか!……何時も佐鳥が話をしていて、彼女から進んで話すのは稀、かな?内容も当たり障りのない世間話ばかり…………って話が逸れちゃったか。そう言う木虎はどうだったのさ?」
「…………私は【両方とも鶴ヶ峰先輩の声に聞こえましたし、どちらを実際に歌われたか判断も出来ました】。……時枝先輩は如何でしたか?(少し、甘く見てました。トリオン体なら"歌声補正"的なのが働いて、あれだけのモノを生み出していたかと思いましたが……先輩の歌声は、…"本物"ですね)」
「………確かに、ちゃんと鶴ヶ峰さんの声が聞き取れたけど…………どうしてかな?同じ人が歌ったせいで、おれには日本語と英語…どちらを歌ったのかが分からなかった。ちゃんと判別出来ると思ったんだが……(迅さんと彼女との会話か、……聞いてみたいけど何故と問われたら佐鳥みたいに答えれる自身がないな。…後で京介に聞いてみるか)」
「………やはり判別の差があるみたいだな、だが同じ曲を同じ場所で聞いているのに違いが現れるのは一体どうしてなのか、(クルッ)鶴ヶ峰はわか………鶴ヶ峰?」
佐鳥の反応を見て辛口な反応を見せる木虎。その発言に便乗する佐鳥に木虎から怪訝そうな表情を向けられるが無視。自分に辛口な事を言うのは日常茶飯事だし、【言いたくない事を隠す為に、わざと木虎の勘違いを肯定する】のもアリと思ったからだ。実際気にならないかと言われたら……………気になる事なので。それは時枝も同様だがハッキリとそれを口にする勇気がなく、とりあえず検証結果のみ口にするのであった。佐鳥は明白にしていないが結果がバラバラな理由を本人に訊ねようと振り返った烏丸は"予想外な姿"を見て驚きを顕にする。因みに今は佐鳥と時枝、烏丸と木虎が対面する形で立っており些か小柄な柚紀は烏丸の後ろに隠れていて姿が見えないのだが、木虎も振り返った事に隙間が出来て二人にも少女が見える様になったのだ。そこには……
- ポタ、ポタポタ、…ポタポタポタポタ…… -
『なんで、答え、言ってくれないの?(スッ)……なんで、分からないの?(ススッ)……トリオン体なら、…絶対に、分かってくれると、……思った、のに!(スススッ)……遠くにいても、…私の声が、君達には届いていた筈なのに!?……あんな時間やタイミングで場所で、歌う馬鹿は私しか居ない!!だからなのっ?だから"歌を辿れば私の元にたどり着ける"と、……例えそれが私の声かは関係ない?!!そうなの??!(ポタポタ、ポタポタ)』
「っ!!?(ダッ!)ち、違うっ!?そんなんじゃ……「(バッ!!)ならちゃんと答えてくださいよ佐鳥先輩、……貴方は先程どう聞こえたのかを。言わない方をこの先にお通し出来ません、先輩があーなってしまったのは先輩のせいですので」っ!?何で木虎はオレにだけ当たりがキツいのさ!!嵐山さんやとっきーは普通に接しているのにっ!!?」
「(歌を、辿る?……太刀川さん達と外に出ていたあの時、佐鳥はそれで居場所を特定していた?………でもおれには…)「(ポン)黙っていたら鶴ヶ峰が不安がるぞ?何か反応してやれ。それとも、……全てでないにしろ当たっている言い分があって返事が返せない、のか?」………………おれには、ちゃんと君の声が聞こえているよ?でも"全部が"じゃない、……確実に聞こえていない時も何故かある。何でそうなっているのか、分からない。"ちゃんと知りたい"君の気持ちに、おれは……答えてあげれない。だから………言うべきか、迷ってしまった。…………ごめん」
佐鳥と木虎は口論に発展し、烏丸と時枝は何時もと変わらない様に見えているが…………あきらかに時枝は何処か悔しそうな…辛そうな表情を浮かべていた。それらを見て泣きながら"どちらに駆け寄るべきか"悩んでいた柚紀だが、木虎に勘に触る事を言われたらしい佐鳥の表情に怒りが顕になり、彼女に手を伸ばしている姿を見た瞬間
- ダッ!!……バッ! -
『駄目っ?!佐鳥くんっ!!年下に……女の子に手を上げちゃっ!!!(……ガタガタ)』
「「「!!?」」」
「っ!!!?(マズいっ!止めれないっ!?)((誰でも良いから佐鳥を止めてっ!!このままじゃ"彼女を傷つける"、そんなの嫌だ!!オレに対してなら多少手荒にしても良いからっ!!?))(そうだよ、例えトリオン体だろうと木虎が生意気で強気な性格であろうと年下……後輩なんだから、柚紀ちゃんが庇う可能性あるのを忘れてた!………もっと自分を大切にして欲しいけど、どうしたら…いいんだろう?)」
自分以外がトリオン体とか色んな事を一切無視して反射的に木虎の前に躍り出て両手を広げて対峙する柚紀。まさかの行動やら反射速度等に驚く三人と、殴る気はないが柚紀が震えているのに気づき"今の状況は彼女のトラウマを刺激する"と察した佐鳥が三人に呼び掛ける。が、かなり佐鳥と柚紀の距離が近く、時枝達とは微妙な距離があり今からじゃ間に合わず、木虎に関しては【柚紀が自分を…"恋敵"を何故庇う】と勝手な思い違いやら予想外な行動をしたせいで、動けず仕舞いだった。そんな中、佐鳥の手が柚紀に触れそうになり、……怖くて目を瞑ったその時
- パアァー…(クイッ!ポイッ!!)……ガターン!!(ピタッ) -
- 仮想空間システム 解除します -
「((…(フン)……全く、油断しすぎたお前達。木虎以外は鶴ヶ峰のお転婆…暴走っぷりをそれなりに体感しているだろう?常に気をつけないと同じ事を何度も繰り返すのをいい加減学べ。例え自分がトリオン体で鶴ヶ峰が生身だとしても、コイツの能力の前では"性能差は無意味に等しい"のも理解しろ))(シュン!)……特に基地内では体質上かなりの無茶が出来るだろうが、リバウンド……跳ね返ってくる代価も相当だ。鶴ヶ峰本人が無茶をしなければ一番だが……………恐らく無理だな、無理矢理感情や行動を制限させたり抑え込むのは【コイツの