51.消失の曲〜無くして気づく大切さ〜(116.
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確かに烏丸の言い分に一理ありと感じた三人は頷き"是"と示す。ただ三人に聞かせる前に柚紀本人にイヤフォンを装着した上で自分が歌ったモノかの確認の為に試聴してもらい、一分も経過せずに『うん、……私が歌った奴だね』と太鼓判を押す。……その短い時間とは言えどかなりの至近距離に二人が居たのを見て三人はかなり複雑な気分になったが、コードがそこまで長くないから仕方のない…必要事項と何とか各自自分に言い聞かせるのである。そしてちゃんと聞こえる様に烏丸が三人の側により、柚紀は彼の後方で行く末を見守るのであった
そしていざ流れ出した"前奏部分"を聞いて佐鳥と時枝は表情を変え、心なしかうっすら二人とも微笑んでいるのが見てわかり柚紀もホッと安堵する。……そう、初日に歌ったあの曲なのだから二人は知っているのだ。だが………
〜 You are an ocean of waves
Weaving a dream
Like thoughts, become a river stream
Yet may the tide ever change
Flowing like time
To the path, yours to climb 〜
「……へっ?え、英語っ?!何でいきなり?!!だってコレ日本語の曲じゃ…(…ゴツン!)いっ?!……ちょっ、と、とっきーっ!?何でいきなり叩くのさっ!!?」
「……佐鳥のせいで歌が聞こえなくなったからだよ全く。でも京介、……コレどうやって手に入れたのさ?少なくともおれは【彼女が海外の曲を歌う姿】は見た事がない。全部の曲を聞いた訳じゃないけど、…………いや、あの時の会話時点で訊ねるべきだった。お前は【初日に基地には居なかったが彼女の録音した歌声を聞いた事がある】とは聞いたが、……そんな都合良く録音出来るモノなのか?アレは唐突に行った事で、……………………………………提供者は、迅さん。そう言う事なのか?」
「そう言う事だ。因みに今のは"昨夜歌ったモノ"らしい、…今日の散策は奥寺達のリハビリを兼ねたもの。なら安全の為に幾つかの予防策を鶴ヶ峰が講じるの位、二人だって分かるだろ?英語の歌詞なのは流石に俺も驚いたが迅さん曰く【勉強の一環として】らしい。………もう一度聞くか?但し、今流した所以降は"会話やら戦闘音入り"になるがな」
「「………(コクリ)」」
『(えっ?戦闘音は分かるけど迅さんとの会話内容入っているの??だってあの時は内部通話で話していたし、内容は………(ポン!)わわわ!?アレを烏丸くんに聞かれたのっ??!さ、流石に恥ずかしいからっ!!?ってか三人に聞かれたくないな〜!ど、どうしよう〜〜!!!?)』
予想外な歌詞が流れてきて素直に驚く佐鳥に苦言を言う時枝。そして"そもそも自分も持っていない柚紀の録音データを誰から貰ったのか"が気になり烏丸に訊ねるが自己完結させるのであった。そしてそれをただ聞いている柚紀は【迅が録音データを持っている事には驚かなかった】。……本人からきちんと"疲れた時に聞いて活力にしたい"と理由込みで了承を請われ許可しているからだ。が、予想外の内容を聞いてコロコロ表情が変化させる柚紀が心配になった木虎が「……大丈夫ですか先輩?」と近くに寄り、生身の相手には内部通話出来ないのでコッソリと動揺している理由を訊ねる。………柚紀の心の声が木虎には聞こえており"烏丸に聞かれて恥ずかしい事、自分達には聞かれたくない内容"が気になるのだ。………まだ自覚はないが、やはり木虎も年頃の女の子であり、柚紀と同じ様な感情を抱くのは当たり前なのだ
そしてさり気なく木虎に触れて"内部通信モドキ"にて
- 佐鳥・時枝に関するちょっとした悩みを迅に打ち上げており、それを本人達に聞かれるのに抵抗がある -
と、顔をうっすら赤くさせながら答えたのであった。その仕草や不安げな表情で年上である筈の柚紀が"幼い子"に見えてしまった木虎が"先輩として"一つ、とある提案をする。【柚紀のプライベート時の歌の実力を知りたいのが半分、原曲……日本語で聞いてみたいが半分的な気持ちで】。その内容にちょっとだけ不思議そうにしたが"二人なら……"と期待を込めて、了承したのだ。そして再度前奏が流れると柚紀は呼吸を整えて"歌う用意をする"。因みに前奏の時点で違いが分かる柚紀には"どちらが流れるか"容易に判断出来るので、間違えることなく……
〜ユラリ ユルレリ
泡沫
想い 廻る 秤
伝う 水脈
その手が
拓く 未来は 〜
携帯から流れ出てきたのとは違う語源の方を、メロディー・音階・メリハリから息づきのタイミングまで全て一致にして歌い上げて見せたのだった。これには提案者の木虎は勿論だが、あまり表情が変わらない烏丸ですら驚きを隠せず思わず音を止めてしまい、"偉業"をやり遂げた少女を見つめていたのだった。が、
「えっ?ちょっ!??い、いきなり歌わないでよ柚紀ちゃん!!吃驚するじゃんか!!まさかの合唱のせいで佐鳥の理解力が追いつけないなら!?ってか、とりまるも何で曲止めちゃっているのさ??!全部聞きたいから続き聞かせてよ!!(………言えない、"英語の曲を初めて聞いたせいか他人の声に聞こえた"なんて、……言えないよオレは)」
そしていざ流れ出した"前奏部分"を聞いて佐鳥と時枝は表情を変え、心なしかうっすら二人とも微笑んでいるのが見てわかり柚紀もホッと安堵する。……そう、初日に歌ったあの曲なのだから二人は知っているのだ。だが………
〜 You are an ocean of waves
Weaving a dream
Like thoughts, become a river stream
Yet may the tide ever change
Flowing like time
To the path, yours to climb 〜
「……へっ?え、英語っ?!何でいきなり?!!だってコレ日本語の曲じゃ…(…ゴツン!)いっ?!……ちょっ、と、とっきーっ!?何でいきなり叩くのさっ!!?」
「……佐鳥のせいで歌が聞こえなくなったからだよ全く。でも京介、……コレどうやって手に入れたのさ?少なくともおれは【彼女が海外の曲を歌う姿】は見た事がない。全部の曲を聞いた訳じゃないけど、…………いや、あの時の会話時点で訊ねるべきだった。お前は【初日に基地には居なかったが彼女の録音した歌声を聞いた事がある】とは聞いたが、……そんな都合良く録音出来るモノなのか?アレは唐突に行った事で、……………………………………提供者は、迅さん。そう言う事なのか?」
「そう言う事だ。因みに今のは"昨夜歌ったモノ"らしい、…今日の散策は奥寺達のリハビリを兼ねたもの。なら安全の為に幾つかの予防策を鶴ヶ峰が講じるの位、二人だって分かるだろ?英語の歌詞なのは流石に俺も驚いたが迅さん曰く【勉強の一環として】らしい。………もう一度聞くか?但し、今流した所以降は"会話やら戦闘音入り"になるがな」
「「………(コクリ)」」
『(えっ?戦闘音は分かるけど迅さんとの会話内容入っているの??だってあの時は内部通話で話していたし、内容は………(ポン!)わわわ!?アレを烏丸くんに聞かれたのっ??!さ、流石に恥ずかしいからっ!!?ってか三人に聞かれたくないな〜!ど、どうしよう〜〜!!!?)』
予想外な歌詞が流れてきて素直に驚く佐鳥に苦言を言う時枝。そして"そもそも自分も持っていない柚紀の録音データを誰から貰ったのか"が気になり烏丸に訊ねるが自己完結させるのであった。そしてそれをただ聞いている柚紀は【迅が録音データを持っている事には驚かなかった】。……本人からきちんと"疲れた時に聞いて活力にしたい"と理由込みで了承を請われ許可しているからだ。が、予想外の内容を聞いてコロコロ表情が変化させる柚紀が心配になった木虎が「……大丈夫ですか先輩?」と近くに寄り、生身の相手には内部通話出来ないのでコッソリと動揺している理由を訊ねる。………柚紀の心の声が木虎には聞こえており"烏丸に聞かれて恥ずかしい事、自分達には聞かれたくない内容"が気になるのだ。………まだ自覚はないが、やはり木虎も年頃の女の子であり、柚紀と同じ様な感情を抱くのは当たり前なのだ
そしてさり気なく木虎に触れて"内部通信モドキ"にて
- 佐鳥・時枝に関するちょっとした悩みを迅に打ち上げており、それを本人達に聞かれるのに抵抗がある -
と、顔をうっすら赤くさせながら答えたのであった。その仕草や不安げな表情で年上である筈の柚紀が"幼い子"に見えてしまった木虎が"先輩として"一つ、とある提案をする。【柚紀のプライベート時の歌の実力を知りたいのが半分、原曲……日本語で聞いてみたいが半分的な気持ちで】。その内容にちょっとだけ不思議そうにしたが"二人なら……"と期待を込めて、了承したのだ。そして再度前奏が流れると柚紀は呼吸を整えて"歌う用意をする"。因みに前奏の時点で違いが分かる柚紀には"どちらが流れるか"容易に判断出来るので、間違えることなく……
〜
携帯から流れ出てきたのとは違う語源の方を、メロディー・音階・メリハリから息づきのタイミングまで全て一致にして歌い上げて見せたのだった。これには提案者の木虎は勿論だが、あまり表情が変わらない烏丸ですら驚きを隠せず思わず音を止めてしまい、"偉業"をやり遂げた少女を見つめていたのだった。が、
「えっ?ちょっ!??い、いきなり歌わないでよ柚紀ちゃん!!吃驚するじゃんか!!まさかの合唱のせいで佐鳥の理解力が追いつけないなら!?ってか、とりまるも何で曲止めちゃっているのさ??!全部聞きたいから続き聞かせてよ!!(………言えない、"英語の曲を初めて聞いたせいか他人の声に聞こえた"なんて、……言えないよオレは)」