50.幻想の曲〜私の声は聞こえてますか?〜(115.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
金髪のロングヘアーに黒と紫を使った隊服を着ている蝶とKのエンブレムを抱くこのお方・加古望が一緒なのだ。理由は【ある程度中近距離で戦える隊員】で【現段階で言実の次に強いであろう"女性隊員"】が彼女だからである。沢村もアタッカーとしては強いだろうが、前線から退いでかなり時が経過しておりA級部隊の隊長を務める加古なら実力やセットトリガー的にも臨機応変に対応可能であり、東とは元同じチームを組んでいたので仲も問題なし。……ただ、加古は太刀川から柚紀について色々聞いていたらしく興味津々なご様子。対して柚紀は初対面であり、かなりグイグイ来る加古がちょっぴり苦手らしく相手が同性ながら東の後ろ(時には横)に隠れる始末だ。そんな二人の仲を取り持ちつつ弟子二人を気にし、周囲の警戒を怠らずきちんと地理説明をこなす辺りは流石元A級一位の隊長である、と言えおう
そんな自分を警戒している柚紀を見て「ちょっと堤くんにネタないか、聞いてくるわね」と一時離脱する加古。……無意識にため息を漏らす少女の頭を撫でながら東が話し始める
「……(ナデナデ)鶴ヶ峰には苦手なタイプかも知れないが嫌わないでやってくれ。悪い奴じゃないし、腕は確かだから頼りになる筈だ。(ナデナデ)それに秀次は兎も角、苦手な二宮に対して有効な対処手段の一つになるだろう。異性にも言実さんにも頼りづらい時が今後あるかも知れないからね」
『………分かって、います。色々訊ねてこられますが、間合いもですがちゃんと"一線を越さない"様にされているって分かりますから。私に話し掛ける際も"是非だけ"の返答でも、加古さんは文句を言わないでいた。……………"深入りしたら危険"と分かっていらっしゃるから、ですよね?多分』
「……………………さぁ、こればかりは本人に聞かないと判断は難しいからな。………時に鶴ヶ峰、最近【外国の歌ひいては和英化された曲ばかり歌っている】と諏訪から聞いたが、……ナニかあったのか?(冬島さんに見せてもらった"歌姫用の曲一覧"には確かに外国の曲はあったが、数は圧倒的に少ない。その時の状況に応じて"その場に合った歌を歌う"彼女が、何故そんな事を?)」
東の言い分を素直に聞き入れている柚紀だが、何やら表情が優れない。事実を受け入れる際も確かに辛そうな表情をする少女だが最後には笑うのだ。"きちんと受け入れた"と相手に分かるように、なのに何故……そう考える東は【仲良くなった"先にある事"で柚紀が気にしそうな事】関連で【最近変化があった事柄はないか】と考えた際に【歌のチョイスに変化があった】のを小耳に挟んでいたのを思い出して訊ねてみる。すると"当たり"だったらしく、表情が迷子の子どもみたいな不安げなモノとなる。それを見て東はバックワームを着た状態のまま柚紀を引き寄せ包む様に抱き締めれば、背中を叩いて落ち着かせる。この際に((全員警戒しろ、……鶴ヶ峰が揺らいでいる。もしかしたらゲートが発生するかも知れない))と通信で警戒を促す。これは現場隊員だけでなく作戦室にもオペレーター経由で通達しており《ならば東隊はそのまま本部に帰還しろ、諏訪達はどうするかの判断は任せる。加古がおれば戦闘になっても問題なかろう》と駐在していた言実からの指示が来たのであった
それを聞いて「言実さんから帰還命令が出たから、戻るとしよう」と移動を促せば胸元に蹲っていた柚紀が幾分か落ち着いたらしく顔を上げて頷いたのである。そんな中
- ……ダン!、ダン! -
「っと!!……意外と"グラスホッパー"で建物登るのって難しいな〜。何時もちょっとした移動補助的な感じで使っているから、感覚が違うせいで危うく落ちかけた。………奥寺はどんな感じだよ?」
「ん〜……戦闘中は素早い動きが求められるが、今はそこまで急かされていないから慌てずに自分の踏みやすい高さや場所に設置する様にすれば良くないか?確か鶴ヶ峰も"能力抑制アイテム"を今は身に着けているだろ?なら簡単に君が原因でゲートは開かないと俺は思うけど……………違いますか?東さん」
「それは移動しながら話そうか、……俺はグラスホッパーないから…(…ヒョイ)鶴ヶ峰に誘導して貰うとしようか。さて此処から一番近い秘密経路の入口は、何処か覚えているか"おさらい"と行こう」
『へ、へあっ?!!?えっと、えっと………(…スッ- チャリーン -)と、と、とりあえずあっちに進んで下さいっ!!で、基本屋上や屋根伝いで移動で………トリオン体性能でも飛び移れなさそうなら、グラスホッパーでサポートします((し、失敗したら嫌なので先程の質問の答えは戻ってからでお願いします))』
狙撃ポイントである高層建築物に居た二人の元にグラスホッパーを用いて合流を果たす小荒井・奥寺の二人。会話内容からしてまだグラスホッパーに不慣れな感じが伺えるがそこは一端保留とし、言実からの指示もあり退却する東だが"有りきたりな理由"を付けて何時もの様な動きが出来ない可能性のある柚紀を抱えても弟子に悟られないひと工夫をし、基地に入るまでの間に"余計な事を考えさせない様に"少し難題を出すのであった。それに対して【質問された事にはきちんと答える】律儀な性格をしている少女は内部通話でその件についてもちゃんと返答した後に移動を開始するのであった
そんな自分を警戒している柚紀を見て「ちょっと堤くんにネタないか、聞いてくるわね」と一時離脱する加古。……無意識にため息を漏らす少女の頭を撫でながら東が話し始める
「……(ナデナデ)鶴ヶ峰には苦手なタイプかも知れないが嫌わないでやってくれ。悪い奴じゃないし、腕は確かだから頼りになる筈だ。(ナデナデ)それに秀次は兎も角、苦手な二宮に対して有効な対処手段の一つになるだろう。異性にも言実さんにも頼りづらい時が今後あるかも知れないからね」
『………分かって、います。色々訊ねてこられますが、間合いもですがちゃんと"一線を越さない"様にされているって分かりますから。私に話し掛ける際も"是非だけ"の返答でも、加古さんは文句を言わないでいた。……………"深入りしたら危険"と分かっていらっしゃるから、ですよね?多分』
「……………………さぁ、こればかりは本人に聞かないと判断は難しいからな。………時に鶴ヶ峰、最近【外国の歌ひいては和英化された曲ばかり歌っている】と諏訪から聞いたが、……ナニかあったのか?(冬島さんに見せてもらった"歌姫用の曲一覧"には確かに外国の曲はあったが、数は圧倒的に少ない。その時の状況に応じて"その場に合った歌を歌う"彼女が、何故そんな事を?)」
東の言い分を素直に聞き入れている柚紀だが、何やら表情が優れない。事実を受け入れる際も確かに辛そうな表情をする少女だが最後には笑うのだ。"きちんと受け入れた"と相手に分かるように、なのに何故……そう考える東は【仲良くなった"先にある事"で柚紀が気にしそうな事】関連で【最近変化があった事柄はないか】と考えた際に【歌のチョイスに変化があった】のを小耳に挟んでいたのを思い出して訊ねてみる。すると"当たり"だったらしく、表情が迷子の子どもみたいな不安げなモノとなる。それを見て東はバックワームを着た状態のまま柚紀を引き寄せ包む様に抱き締めれば、背中を叩いて落ち着かせる。この際に((全員警戒しろ、……鶴ヶ峰が揺らいでいる。もしかしたらゲートが発生するかも知れない))と通信で警戒を促す。これは現場隊員だけでなく作戦室にもオペレーター経由で通達しており《ならば東隊はそのまま本部に帰還しろ、諏訪達はどうするかの判断は任せる。加古がおれば戦闘になっても問題なかろう》と駐在していた言実からの指示が来たのであった
それを聞いて「言実さんから帰還命令が出たから、戻るとしよう」と移動を促せば胸元に蹲っていた柚紀が幾分か落ち着いたらしく顔を上げて頷いたのである。そんな中
- ……ダン!、ダン! -
「っと!!……意外と"グラスホッパー"で建物登るのって難しいな〜。何時もちょっとした移動補助的な感じで使っているから、感覚が違うせいで危うく落ちかけた。………奥寺はどんな感じだよ?」
「ん〜……戦闘中は素早い動きが求められるが、今はそこまで急かされていないから慌てずに自分の踏みやすい高さや場所に設置する様にすれば良くないか?確か鶴ヶ峰も"能力抑制アイテム"を今は身に着けているだろ?なら簡単に君が原因でゲートは開かないと俺は思うけど……………違いますか?東さん」
「それは移動しながら話そうか、……俺はグラスホッパーないから…(…ヒョイ)鶴ヶ峰に誘導して貰うとしようか。さて此処から一番近い秘密経路の入口は、何処か覚えているか"おさらい"と行こう」
『へ、へあっ?!!?えっと、えっと………(…スッ- チャリーン -)と、と、とりあえずあっちに進んで下さいっ!!で、基本屋上や屋根伝いで移動で………トリオン体性能でも飛び移れなさそうなら、グラスホッパーでサポートします((し、失敗したら嫌なので先程の質問の答えは戻ってからでお願いします))』
狙撃ポイントである高層建築物に居た二人の元にグラスホッパーを用いて合流を果たす小荒井・奥寺の二人。会話内容からしてまだグラスホッパーに不慣れな感じが伺えるがそこは一端保留とし、言実からの指示もあり退却する東だが"有りきたりな理由"を付けて何時もの様な動きが出来ない可能性のある柚紀を抱えても弟子に悟られないひと工夫をし、基地に入るまでの間に"余計な事を考えさせない様に"少し難題を出すのであった。それに対して【質問された事にはきちんと答える】律儀な性格をしている少女は内部通話でその件についてもちゃんと返答した後に移動を開始するのであった