49.療養の曲(114.
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次の日、トリオン量も精神的にも回復した柚紀は何時もの時間帯に目覚める。隣に寝ている言実の頭を一撫ですれば、ガラスの向こうにいる冬島に手を振り挨拶。これに対して❲おはようさん、とりあえずシャワーでも浴びたらどうだ?着替えも数着そっちに置いたままだしさ❳と勧めれば素直に従い着替えを用意して脱衣所に向かう。上がった辺りで言実も目覚めて、髪の毛を乾かすのが苦手な姪に代わってドライヤーをした後に、こちらは冬島が持参した予備の白衣のみ羽織り三人で食堂へ。その際に携帯を返した後に【何処まで覚えているか】を確認する
『…………つまり、ベイルアウトしてあの部屋に飛んでから迅と眠るまでの記憶はあるのだな』
『ぅ、うん。……あぅ〜、し、暫くその場に居合わせた人に会いたくないかも。特に東さんに……………思いっきり甘えてしまったよ〜。は、恥ずかしい、です(プシュ〜)』
「(ナデナデ)そこは気にする必要ないと思うぜ?本人は何も言っていないが、麻雀の際に話す"自分が知る柚紀ちゃんの意外な一面"的な時に東はずっと聞き役だったからな〜。(ナデナデ)多分頼りにされて彼奴だって嬉しかったんだと俺は推測するが?」
『ま、お前は子どもなのだからもう少し大人に頼ったり甘えたりしろ。"頑張るな"とは言わぬが、"無理をし過ぎる"のはやはり良くない。適度に努力して適度に息抜きをしろ。……それと、寝ている間に佐鳥から連絡が来て【朝イチで迎えに行く】と言っておったぞ?』
まだまだ他人に甘えるのもその場面を見られるのに慣れなく恥ずかしそうにしている柚紀に、寝ている間にあった事でこの子が気にする事と直ぐに発生する事を言実が話せば更に慌てふためき『えっ?!!……ただマンションに帰るだけだと思ったから、服適当な奴にしちゃった!!で、でも外に出ても恥ずかしくないし上着着るから、平気……かな?』と、更に年相当の…"恋する乙女"的な不安を口にする少女を大人二人は優しい眼差しで見守るのであった
そして朝食を食堂で食べている最中に佐鳥・時枝、そして烏丸が制服姿で現れて柚紀が更にプチパニックを起こしたが、これは言実が手早く諌めそして食べ終えるとラボに姪の荷物等を取りに一時離席。佐鳥以外の二人に何故と訊ねれば「佐鳥に〜」「迅さんに〜」と有りきたりな理由が帰って来てすんなり納得したのであった。そして食べ終わるのと同時に言実が荷物を持って戻ってくると、冬島が換装を解き外出出来る格好に
「そんじゃあ、おっちゃんがマンションと学校まで送ってやるよ。(チャリーン)五人までなら乗れるし、制服に着替えるにしてもそこそこ身支度に時間掛かるだろ?(ナデナデ)急がずに安心して用意して大丈夫だからな」
『あ、有り難う御座います!!……五人、…言実さんは?帰らないの??』
『あぁ、……昨日非番だった忍田さんに亜種に関する報告をする必要がある。それが済めば今日は帰宅する故に、晩御飯は私が作ろう。リクエストはあるか?それと、(スッ)食堂の方にお昼のお弁当を拵えてもらったぞ』
『リクエスト…………た、炊き込みご飯が…食べたいかな?茸沢山使ったの!!って、……お弁当の存在忘れてた。お礼を私の代わりにお願いして良いですか?………話し込みそうだから』
こんな感じで叔母と姪とのやり取りもそこそこに食堂を後にする五人。切られていた携帯の電源をオンにすれば怒涛のメッセージ着信量やら長さに、慌てて携帯を落としかけるがそこは時枝がキャッチして落下を防ぐ。そんな慌てた声に冬島と、先を歩いていた佐鳥がUターンしてきて「大丈夫?」と訊ねてきたので首を降るだけで解答をする。……久し振りの凡ミスを侵して顔を赤くして恥ずかしそうにしている少女を見て、二人は特に追求はしなかった。そして駐車場に到着して車の助手席に座ってから内容を確認していると、新たな着信が入る。差出人は
【京介には昨日の事を"正確に"伝えてあるから、安心して。ただ佐鳥達には洗脳型に関する事は一切言ってないから気を付けて、話すかは君次第だけどね。あっ!少しでも辛くなったら無理しちゃ駄目だよ!!ま、……その前に強制送還しそうだけどさ言実さんなら。因みにお迎えは誰が良い?希望があるなら今の内に教えてね
実力派エリート兼君のお兄ちゃんより】
迅からのメールを見て嬉しそうに笑う柚紀。その表情がばっちり見える位置に居る佐鳥(と烏丸)は気になり「だ〜れから?」と体を前屈みにして携帯を覗き込む。すると慌てて画面を伏せて『ひ、秘密っ!?ってか勝手に覗くのはマナー違反だよ?!』とちょっぴり
恥ずかしそうにしつつ頬を膨らませて不機嫌さをアピール。そんな新たな一面を見て嬉し恥ずかしくなった佐鳥は「あ、……うん。ごめんなさい」と席に戻る。烏丸は(多分迅さんかな?)と当りを付け、時枝は……柚紀が空元気をしていないかと心配で注意深く観察するに留まるのであった
『…………つまり、ベイルアウトしてあの部屋に飛んでから迅と眠るまでの記憶はあるのだな』
『ぅ、うん。……あぅ〜、し、暫くその場に居合わせた人に会いたくないかも。特に東さんに……………思いっきり甘えてしまったよ〜。は、恥ずかしい、です(プシュ〜)』
「(ナデナデ)そこは気にする必要ないと思うぜ?本人は何も言っていないが、麻雀の際に話す"自分が知る柚紀ちゃんの意外な一面"的な時に東はずっと聞き役だったからな〜。(ナデナデ)多分頼りにされて彼奴だって嬉しかったんだと俺は推測するが?」
『ま、お前は子どもなのだからもう少し大人に頼ったり甘えたりしろ。"頑張るな"とは言わぬが、"無理をし過ぎる"のはやはり良くない。適度に努力して適度に息抜きをしろ。……それと、寝ている間に佐鳥から連絡が来て【朝イチで迎えに行く】と言っておったぞ?』
まだまだ他人に甘えるのもその場面を見られるのに慣れなく恥ずかしそうにしている柚紀に、寝ている間にあった事でこの子が気にする事と直ぐに発生する事を言実が話せば更に慌てふためき『えっ?!!……ただマンションに帰るだけだと思ったから、服適当な奴にしちゃった!!で、でも外に出ても恥ずかしくないし上着着るから、平気……かな?』と、更に年相当の…"恋する乙女"的な不安を口にする少女を大人二人は優しい眼差しで見守るのであった
そして朝食を食堂で食べている最中に佐鳥・時枝、そして烏丸が制服姿で現れて柚紀が更にプチパニックを起こしたが、これは言実が手早く諌めそして食べ終えるとラボに姪の荷物等を取りに一時離席。佐鳥以外の二人に何故と訊ねれば「佐鳥に〜」「迅さんに〜」と有りきたりな理由が帰って来てすんなり納得したのであった。そして食べ終わるのと同時に言実が荷物を持って戻ってくると、冬島が換装を解き外出出来る格好に
「そんじゃあ、おっちゃんがマンションと学校まで送ってやるよ。(チャリーン)五人までなら乗れるし、制服に着替えるにしてもそこそこ身支度に時間掛かるだろ?(ナデナデ)急がずに安心して用意して大丈夫だからな」
『あ、有り難う御座います!!……五人、…言実さんは?帰らないの??』
『あぁ、……昨日非番だった忍田さんに亜種に関する報告をする必要がある。それが済めば今日は帰宅する故に、晩御飯は私が作ろう。リクエストはあるか?それと、(スッ)食堂の方にお昼のお弁当を拵えてもらったぞ』
『リクエスト…………た、炊き込みご飯が…食べたいかな?茸沢山使ったの!!って、……お弁当の存在忘れてた。お礼を私の代わりにお願いして良いですか?………話し込みそうだから』
こんな感じで叔母と姪とのやり取りもそこそこに食堂を後にする五人。切られていた携帯の電源をオンにすれば怒涛のメッセージ着信量やら長さに、慌てて携帯を落としかけるがそこは時枝がキャッチして落下を防ぐ。そんな慌てた声に冬島と、先を歩いていた佐鳥がUターンしてきて「大丈夫?」と訊ねてきたので首を降るだけで解答をする。……久し振りの凡ミスを侵して顔を赤くして恥ずかしそうにしている少女を見て、二人は特に追求はしなかった。そして駐車場に到着して車の助手席に座ってから内容を確認していると、新たな着信が入る。差出人は
【京介には昨日の事を"正確に"伝えてあるから、安心して。ただ佐鳥達には洗脳型に関する事は一切言ってないから気を付けて、話すかは君次第だけどね。あっ!少しでも辛くなったら無理しちゃ駄目だよ!!ま、……その前に強制送還しそうだけどさ言実さんなら。因みにお迎えは誰が良い?希望があるなら今の内に教えてね
実力派エリート兼君のお兄ちゃんより】
迅からのメールを見て嬉しそうに笑う柚紀。その表情がばっちり見える位置に居る佐鳥(と烏丸)は気になり「だ〜れから?」と体を前屈みにして携帯を覗き込む。すると慌てて画面を伏せて『ひ、秘密っ!?ってか勝手に覗くのはマナー違反だよ?!』とちょっぴり
恥ずかしそうにしつつ頬を膨らませて不機嫌さをアピール。そんな新たな一面を見て嬉し恥ずかしくなった佐鳥は「あ、……うん。ごめんなさい」と席に戻る。烏丸は(多分迅さんかな?)と当りを付け、時枝は……柚紀が空元気をしていないかと心配で注意深く観察するに留まるのであった