48.鎮護の曲〜荒ぶる気よ、鎮まり給え〜(113.
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〜 柚紀と迅が眠った後 〜
(寺島以外)「……ハァ〜」
「とりあえずお疲れ。特に東さんは鶴ヶ峰が凄く精神的に不安定な中、生身でアチラに行かれたので例の重圧による負担も大きかったのではないですか?(カタカタ)……諏訪も生身で重圧体験しただろうけど、あの時より二倍まではいかないが、かなり差があったからね」
「……はあぁっ?!?アレよりもっとスゲェ中って………おっさんも無茶するよな〜。ってか、何でそんな無謀とも言える行動を?アンタらしくないだろ?」
「…………(トントン、ゴキッ)無茶をしたとは俺も自覚している。だが、……多少無理をしても諏訪…【お前や風間並の信用信頼を俺も彼女から得る必要がある】…そう思ったから動いただけだ。所謂【吊り橋効果若しくは擦り込み用法】だが、とりあえず上手く行ったみたいだな、迅が来るまで俺に彼女はベッタリだったし」
「……………………まさかだとは思いますが、東さんって…………………ロリコンとか、言わないですよね?」
「……………」(寺島以外さり気なく東から距離を取る)
「菊地原、……その想像力は悪くないがそれは正解じゃない。もし俺が"その手の感情持ちなら"恐らく彼女は何かしらの反応を示す、……"拒絶的な反応"をな。鶴ヶ峰は【過去の経験から年上の相手を慕っても"恋愛感情"は抱かない、……正確に言えば抱けない】筈だ。……皆知っているよな?彼女が被写体になるのを嫌っている理由を」
「餓鬼二人は知らねぇが、俺と風間は知っているぜ?此処に来る以前にあの姫様は……"ストーカー被害"に遭っててその内容の一つに"盗撮行為"があったからだ。ってか、アイツが【気配に敏感な理由や、暗い所が苦手な事、更に言えば未知の地域に一人で行きたがらない】のだって、コレ等のせいとも言えるだろうが………コレに関しては確信はねぇな(ガシガシ)って、話が逸れたか。で、何が理由で鶴ヶ峰と親しくなる必要が出来たんだ?……………流石に【弟子二人の内、どっちかが姫様相手に"ほの字"】になった、とかじゃねぇだろ?」
「(クスッ)流石にそれは違うぞ?二人は鶴ヶ峰をあくまでも"同級生の女友達"や"頭脳明晰でアイディアを豊富に所持しているご意見番"的な立ち位置に捉えて居る。が、【弟子関連】って言うのは強ち間違えではないな。架け橋になる必要があると思ったからだ、鶴ヶ峰と……"元弟子二人"とのな」
「「………(中学生二人フリーズ中)」」
「"元弟子"で、それも"二人"……………三輪と二宮、ですか?」
「あぁ。秀次も二宮も彼女の事について知る為に俺の所に訊ねて来たんだが、……今回の件で古寺以外の三輪隊メンバー間の距離がかなり危うくなりそうなのと、二宮に関しては…………一種の"罪滅ぼし"だな。例の…女王達が出没したあの日、鶴ヶ峰について聞きたいと二宮に言われてラウンジで待ち合わせしていたんだ。俺も時折"先生役"を務めていたし、大学生隊員のレポートや課題の助言も時々していたから、二人で居ても不審に思われないと思ってな。……だが、彼奴に会う前にスナイパーの訓練施設に顔を出したのは良く無かった。最近昇格した子にトリガー関連の相談を受けてしまって……」
「で、一人二宮がラウンジを徘徊していた時に犬飼達を見つけて近づいたら……鶴ヶ峰が居たって訳か。遭遇経由は何であれ【二人の関係性が悪化させたのは自分でありどうにかするべき】と、考えるのは分かるが……何で現実的な方法じゃ無くて博打打ち的な手を使ったんだよ?アンタの麻雀スタイルだって、そんな無謀な打ち方しないだろう?」
「!!……女王って確か、僕が再び寝込む羽目になったあの日の事ですよね?歌川がたまには"ボーダー以外の理由で外に出ろ"とか言って強引に連れ出されて、……外出先でまた彼女の声が聴こえたせいで気分悪くなって色々大変だったんですからね!!?ってか、何であの時僕達を招集しなかったんですか?"鶴ヶ峰の知り合いほぼ全員集められた"のとか後で市河に聞いて知りましたよ?(ブーブー)」
「……あの日は数少ない非番の日だったからな。俺達は防衛任務以外にも遠征に向けて訓練を受けている身、休める時に休むべきと俺が判断した。あの時は"お前達が居ないと駄目"な状況でも、招集理由も他の奴等でも役目を担える内容だったから呼ばなかった。………呼んだ所で来れなかっただろ?迅にも【菊地原は呼ばない方が良い、あの鈴の音に耳がヤラれるから】と言われたのも理由の一つだ」
「鈴って……トリオンに反応する例の、…確か蒔かれた初日に鶴ヶ峰の発するオトに反応するかのテストをして【危険及び放置区域全域で鳴り響いて凄かった】って野々村から聞きましたが……確かにそんな所に菊地原は居れませんね」
「……………そう言えば、お前言ってたな【近い内に遠征任務で大学を休むから、その間の講義ノート見せろ。それを誕生日プレゼント代わりにしてやる】とか。……あ〜、だからか?【A級トップチーム以外のA級隊員とあの姫様がある程度の関係性を築く必要がある】……東さんはそう思った。大体の隊員は鶴ヶ峰に対して友好的な印象を抱いているが"全員"じゃねぇ。あの実力テストで接し方間違えた奴とか、一部の年上隊員に対しては相変わらず警戒してるのは俺でも見てて分かる。それに【人は順応性のある生き物だ】慣れてくるとエンブレムの服による抑止力も低くなるし、丁度お前達が遠征で不在となる。……【別の抑止力】として三輪隊と…二宮隊を仲間に引き込む必要があるってか?ん?………インパクトなら影浦の方が良くねぇか?彼奴だって能力持ちだぞ?」
「(カタカタ…)そこはタイミングを言実さんが見計らっているらしいよ?影浦の能力的にも"無理矢理鶴ヶ峰と安易に接触させるのは危険"だからね。で、彼奴の見た目や態度や口調とか色々攻撃的だから……」
「……ま、無理に接触させるのは避けるべきなのは僕も賛成です。鈴鳴に入ったサイドエフェクト持ちの先輩、…村上先輩でしたっけ?あの人はあまり鶴ヶ峰と接触していないからまだ大丈夫そうですが、………きっと【彼女限定で色々大変な目に遭います】から。僕迅さんとあまり接する機会ないですが、あれだけ疲れを露わにしているのは初めてですよ?隈凄いですし………ってか、彼女…トリオン体のあの人を見て何で【疲れている】って分かったんだろ?」
「………(ガシガシ)それこそつる姐を長年一緒に居れば、的な感じじゃねぇか?こればかりは本人に聞かなきゃ分かんねぇがな。……此処に居てもやる事ねぇし、俺はそろそろ行くぜ?ラウンジで日佐人達に先に食ってろって言って置いて来たから、行かねぇとアイツ等がこっちに押し掛けて来そうだから」
- キイィー……ガチャン -
「俺も小荒井達を回収しに行くが、……風間達はどうする?」
「………(シュウゥ-)作戦室に顔を出しに行きます。後日、洗脳型の正体の情報公開はありそうですが、事前に知るべきかと思います。(ハァ〜)…姪の事になると他への対処があの人も些か疎かになりますから(米屋が出水に今日の事を話すだろうし、冬島さんなら鶴ヶ峰の数値変動でナニか遭ったと察するだろうが、……嵐山達には"対処法のみ"伝えて"確立した経緯"は語らないだろう。恐らく、だがな)……寺島、お前はどうする?」
「俺は此処に残って数値や機械操作と……二人の眠りを妨げる馬鹿が来ない様に守り人に徹するさ。食欲は満たされているし、此処を無人にする訳にも行かないからね。夜通しになっても研究で完徹するのには慣れているから、監視は俺一人で十分。……二人は風間と一緒に行きなよ、情報差がチーム間であるのは良くないからね」
「分かった、コッチは任せたぞ。……行くぞお前等、今はあの二人を見守る事より"この後"に備えて色々知っておくべきだ。違うか?」
「「……(シュウゥ-)………了解しました」」
(寺島以外)「……ハァ〜」
「とりあえずお疲れ。特に東さんは鶴ヶ峰が凄く精神的に不安定な中、生身でアチラに行かれたので例の重圧による負担も大きかったのではないですか?(カタカタ)……諏訪も生身で重圧体験しただろうけど、あの時より二倍まではいかないが、かなり差があったからね」
「……はあぁっ?!?アレよりもっとスゲェ中って………おっさんも無茶するよな〜。ってか、何でそんな無謀とも言える行動を?アンタらしくないだろ?」
「…………(トントン、ゴキッ)無茶をしたとは俺も自覚している。だが、……多少無理をしても諏訪…【お前や風間並の信用信頼を俺も彼女から得る必要がある】…そう思ったから動いただけだ。所謂【吊り橋効果若しくは擦り込み用法】だが、とりあえず上手く行ったみたいだな、迅が来るまで俺に彼女はベッタリだったし」
「……………………まさかだとは思いますが、東さんって…………………ロリコンとか、言わないですよね?」
「……………」(寺島以外さり気なく東から距離を取る)
「菊地原、……その想像力は悪くないがそれは正解じゃない。もし俺が"その手の感情持ちなら"恐らく彼女は何かしらの反応を示す、……"拒絶的な反応"をな。鶴ヶ峰は【過去の経験から年上の相手を慕っても"恋愛感情"は抱かない、……正確に言えば抱けない】筈だ。……皆知っているよな?彼女が被写体になるのを嫌っている理由を」
「餓鬼二人は知らねぇが、俺と風間は知っているぜ?此処に来る以前にあの姫様は……"ストーカー被害"に遭っててその内容の一つに"盗撮行為"があったからだ。ってか、アイツが【気配に敏感な理由や、暗い所が苦手な事、更に言えば未知の地域に一人で行きたがらない】のだって、コレ等のせいとも言えるだろうが………コレに関しては確信はねぇな(ガシガシ)って、話が逸れたか。で、何が理由で鶴ヶ峰と親しくなる必要が出来たんだ?……………流石に【弟子二人の内、どっちかが姫様相手に"ほの字"】になった、とかじゃねぇだろ?」
「(クスッ)流石にそれは違うぞ?二人は鶴ヶ峰をあくまでも"同級生の女友達"や"頭脳明晰でアイディアを豊富に所持しているご意見番"的な立ち位置に捉えて居る。が、【弟子関連】って言うのは強ち間違えではないな。架け橋になる必要があると思ったからだ、鶴ヶ峰と……"元弟子二人"とのな」
「「………(中学生二人フリーズ中)」」
「"元弟子"で、それも"二人"……………三輪と二宮、ですか?」
「あぁ。秀次も二宮も彼女の事について知る為に俺の所に訊ねて来たんだが、……今回の件で古寺以外の三輪隊メンバー間の距離がかなり危うくなりそうなのと、二宮に関しては…………一種の"罪滅ぼし"だな。例の…女王達が出没したあの日、鶴ヶ峰について聞きたいと二宮に言われてラウンジで待ち合わせしていたんだ。俺も時折"先生役"を務めていたし、大学生隊員のレポートや課題の助言も時々していたから、二人で居ても不審に思われないと思ってな。……だが、彼奴に会う前にスナイパーの訓練施設に顔を出したのは良く無かった。最近昇格した子にトリガー関連の相談を受けてしまって……」
「で、一人二宮がラウンジを徘徊していた時に犬飼達を見つけて近づいたら……鶴ヶ峰が居たって訳か。遭遇経由は何であれ【二人の関係性が悪化させたのは自分でありどうにかするべき】と、考えるのは分かるが……何で現実的な方法じゃ無くて博打打ち的な手を使ったんだよ?アンタの麻雀スタイルだって、そんな無謀な打ち方しないだろう?」
「!!……女王って確か、僕が再び寝込む羽目になったあの日の事ですよね?歌川がたまには"ボーダー以外の理由で外に出ろ"とか言って強引に連れ出されて、……外出先でまた彼女の声が聴こえたせいで気分悪くなって色々大変だったんですからね!!?ってか、何であの時僕達を招集しなかったんですか?"鶴ヶ峰の知り合いほぼ全員集められた"のとか後で市河に聞いて知りましたよ?(ブーブー)」
「……あの日は数少ない非番の日だったからな。俺達は防衛任務以外にも遠征に向けて訓練を受けている身、休める時に休むべきと俺が判断した。あの時は"お前達が居ないと駄目"な状況でも、招集理由も他の奴等でも役目を担える内容だったから呼ばなかった。………呼んだ所で来れなかっただろ?迅にも【菊地原は呼ばない方が良い、あの鈴の音に耳がヤラれるから】と言われたのも理由の一つだ」
「鈴って……トリオンに反応する例の、…確か蒔かれた初日に鶴ヶ峰の発するオトに反応するかのテストをして【危険及び放置区域全域で鳴り響いて凄かった】って野々村から聞きましたが……確かにそんな所に菊地原は居れませんね」
「……………そう言えば、お前言ってたな【近い内に遠征任務で大学を休むから、その間の講義ノート見せろ。それを誕生日プレゼント代わりにしてやる】とか。……あ〜、だからか?【A級トップチーム以外のA級隊員とあの姫様がある程度の関係性を築く必要がある】……東さんはそう思った。大体の隊員は鶴ヶ峰に対して友好的な印象を抱いているが"全員"じゃねぇ。あの実力テストで接し方間違えた奴とか、一部の年上隊員に対しては相変わらず警戒してるのは俺でも見てて分かる。それに【人は順応性のある生き物だ】慣れてくるとエンブレムの服による抑止力も低くなるし、丁度お前達が遠征で不在となる。……【別の抑止力】として三輪隊と…二宮隊を仲間に引き込む必要があるってか?ん?………インパクトなら影浦の方が良くねぇか?彼奴だって能力持ちだぞ?」
「(カタカタ…)そこはタイミングを言実さんが見計らっているらしいよ?影浦の能力的にも"無理矢理鶴ヶ峰と安易に接触させるのは危険"だからね。で、彼奴の見た目や態度や口調とか色々攻撃的だから……」
「……ま、無理に接触させるのは避けるべきなのは僕も賛成です。鈴鳴に入ったサイドエフェクト持ちの先輩、…村上先輩でしたっけ?あの人はあまり鶴ヶ峰と接触していないからまだ大丈夫そうですが、………きっと【彼女限定で色々大変な目に遭います】から。僕迅さんとあまり接する機会ないですが、あれだけ疲れを露わにしているのは初めてですよ?隈凄いですし………ってか、彼女…トリオン体のあの人を見て何で【疲れている】って分かったんだろ?」
「………(ガシガシ)それこそつる姐を長年一緒に居れば、的な感じじゃねぇか?こればかりは本人に聞かなきゃ分かんねぇがな。……此処に居てもやる事ねぇし、俺はそろそろ行くぜ?ラウンジで日佐人達に先に食ってろって言って置いて来たから、行かねぇとアイツ等がこっちに押し掛けて来そうだから」
- キイィー……ガチャン -
「俺も小荒井達を回収しに行くが、……風間達はどうする?」
「………(シュウゥ-)作戦室に顔を出しに行きます。後日、洗脳型の正体の情報公開はありそうですが、事前に知るべきかと思います。(ハァ〜)…姪の事になると他への対処があの人も些か疎かになりますから(米屋が出水に今日の事を話すだろうし、冬島さんなら鶴ヶ峰の数値変動でナニか遭ったと察するだろうが、……嵐山達には"対処法のみ"伝えて"確立した経緯"は語らないだろう。恐らく、だがな)……寺島、お前はどうする?」
「俺は此処に残って数値や機械操作と……二人の眠りを妨げる馬鹿が来ない様に守り人に徹するさ。食欲は満たされているし、此処を無人にする訳にも行かないからね。夜通しになっても研究で完徹するのには慣れているから、監視は俺一人で十分。……二人は風間と一緒に行きなよ、情報差がチーム間であるのは良くないからね」
「分かった、コッチは任せたぞ。……行くぞお前等、今はあの二人を見守る事より"この後"に備えて色々知っておくべきだ。違うか?」
「「……(シュウゥ-)………了解しました」」