48.鎮護の曲〜荒ぶる気よ、鎮まり給え〜(113.
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何とか落ち着いたのを見計らい米屋が語り始める。【自分は気にしていない。寧ろ、いきなり両手首を掴んで拘束して済まなかった】と話す傍らで【俺に発したアレは何だったんだ?】との問いかけには『多分、……不可視状態のトリオンによる衝撃波的なの』と些か曖昧な返答を風間経由でする。……今の自分はトラウマ再発の影響で上手く話せないのを自覚しているからだ。それで納得した米屋は言いたい事が無くなり、最後の人にバトンタッチする
❲……奈良坂だ、三輪がレッドバレットとは言えど君を撃っだことを気にしていた。次に会った時にでも何か言ってやって欲しい。"君が俺に危害を加えない為"に動きを制御するには、あれが最善だっただろうからな❳
「「「!!?」」」
「(……つまり、ベイルアウトさせたのは三輪ではない?)…一つ確認だが、鶴ヶ峰は何故飛んだ?諏訪は言実さんが飛ばしたと言ったが、そう簡単には操作は出来ないと俺は思うが……」
❲……あ〜、多分ですよ風間さん。………あのトリオン体って安全装置付いてますよね?ほら、初めて換装した時……って、その現場に居たのは諏訪さんだけがか。………あの時、トリオンが不足して眠ってしまった柚紀ちゃんのトリオン体が自動的に解除されたんですよ。あれに"類似した現象"だと思います。トリオン不足によるモノじゃなくてアレは……精神的に限界になったから飛んだ気がします。俺はとっきーや出水みたいにそこまで観察力良くねぇから、確信はないです❳
- ズキッ、ズキッ -
「……そうなのか?『(…コクリ)』………あの洗脳型が相手ではそうなっても仕方ないな、だから言実さんも今回の亜種の情報をお前には伏せていた。…聞けば無茶をしてでも敵を見定めるだろう事は俺でも容易に想像が出来る。万が一にもトリオンが……サイドエフェクトが暴走すればどうなるか未だに未知数に等しいからなお前は(ナデナデ)」
柚紀がベイルアウトしたのは【三輪が危険だと判断して排除したから】と殆どの者が考えていた。その内の一人である風間が、ならば何故…の問に曖昧ながら米屋が答え、柚紀に是非を問えば頷いたのを見て、とりあえず納得するのであった。そして対応に疲れたのか東に眠たいのを訴える柚紀を見て、お開きにしようと寺島に呼び掛ける風間。が、何やら向こう側が騒然としており返答が返って来ない。少ししてやっと❲ごめん、言実さんから電話が来て対応してた。……諏訪、悪いけどアレのセット宜しく❳と返答やら指示がくる。そして"トリオン供給器具"を装着させ安全性を考慮して全員が部屋を出ようとすると、……柚紀が【一人はイヤ】と愚図りだしてしまったのだ。シロ含め調節を得意とする人が居ない状態で室内に留まるのは………と、考えていると
- ウィーン -
「どうも皆さんお疲れ様です。……柚紀ちゃんも会うのは女王討伐以来かな?また無茶しちゃって、俺も気が気じゃないよ、もう〜!」
「「「じ、迅(っ?!?/さんっ!??)」」」
「……ナニをしにきた?何故、(スウゥ)鶴ヶ峰がこうなるのを防げなかったんだ?」
「そう怒らないでよ〜風間さん、……柚紀ちゃんが怖がるよ?今の彼女は"軽く赤ちゃん…子ども帰り"しちゃっているから、そう言うコワ〜イ気配には敏感何だから((亜種対応に言実さんが追われている関係で、あの人に彼女を引き渡すまでの繋ぎ、かな?))(本当ならこの役目は"あの二人がするべき"何だけど、………まだその域じゃないか)」
初めてトリオン補給したあの日と同じで何やら荷物を持った迅がやってきたのだ。意気揚々と現れた彼を見て、驚く三人を他所に風間は苛つきを露にするが迅はペースを崩さずやり取りを続ける。……実際、風間が纏う雰囲気が変わったのを感じ取った柚紀は怖くて東に縋りついているのだった。そんな二人に近づき視線を低くする為に屈んで柚紀に話し掛ける
「こんにちは、になるかな?……俺が誰か分かる?」
『……(コクリ)…じ、じんさん。だよね?ど、どうしてそんなこと、きくの?』
「……静樹さんから【精神的負担…過大なストレスによって生じる症状について】聞いたことがあるんだ。一例を上げると、睡眠障害や食欲不振、自律神経が乱れて様々な機能が麻痺して日常生活が送れなくなる。……此処までなら誰にでも起きるけど、重度になると【防衛本能が働いて】かなり特殊な状態になる。それが【子ども帰りと……二重人格】(ナデナデ)………柚紀ちゃんは我慢強い子だからさ、例の亜種のせいでそうならないか不安だったから……俺が分かればまだ大丈夫かなって」
『……そこは、だいじょうぶです。"キオク"をわすれるほど、おいこまれてはいない、から。でも……"ジセイシン"がきかない。わがまま、いって、み、みんなに(ジワッ)め、めいわくをっ』
「(ナデナデ)大丈夫、一人が嫌なのは皆同じだよ?……俺だって一人だったらきっと、…サイドエフェクトの副作用で今の性格じゃないだろうからね。(ナデナデ)……で、側に居たいのは山々だけどやっぱり言実さんが怖くてさ〜……(ゴソゴソ…ポン!)はい、今回は【柚紀ちゃんを動物に例えたら〜】って事で"うさぎちゃん"だよ!君もさ、あのお婆ちゃん先生のカフェでこの子に会った事あるよね?」
先ずは本当に子ども帰りしてないかをチェックする為に【幼い頃会った事がない自分が誰か】を訊ねる。その反応から"自分がこの様な質問をしたか"を答えて更に反応を窺い、【とりあえず柚紀はきちんと認識も理解も出来ているが、"理性"が上手く働いていない我儘な子ども状態】と迅は察したのだ。なので小さな子どもを相手にするかの様な感じて対処をし、持ってきた【灰色の毛並みに若草色の瞳をした顔二つ分位の大きさの兎のぬいぐるみ】を差し出したのだ。因みに以前渡したクジラも同じ位の大きさである
❲……奈良坂だ、三輪がレッドバレットとは言えど君を撃っだことを気にしていた。次に会った時にでも何か言ってやって欲しい。"君が俺に危害を加えない為"に動きを制御するには、あれが最善だっただろうからな❳
「「「!!?」」」
「(……つまり、ベイルアウトさせたのは三輪ではない?)…一つ確認だが、鶴ヶ峰は何故飛んだ?諏訪は言実さんが飛ばしたと言ったが、そう簡単には操作は出来ないと俺は思うが……」
❲……あ〜、多分ですよ風間さん。………あのトリオン体って安全装置付いてますよね?ほら、初めて換装した時……って、その現場に居たのは諏訪さんだけがか。………あの時、トリオンが不足して眠ってしまった柚紀ちゃんのトリオン体が自動的に解除されたんですよ。あれに"類似した現象"だと思います。トリオン不足によるモノじゃなくてアレは……精神的に限界になったから飛んだ気がします。俺はとっきーや出水みたいにそこまで観察力良くねぇから、確信はないです❳
- ズキッ、ズキッ -
「……そうなのか?『(…コクリ)』………あの洗脳型が相手ではそうなっても仕方ないな、だから言実さんも今回の亜種の情報をお前には伏せていた。…聞けば無茶をしてでも敵を見定めるだろう事は俺でも容易に想像が出来る。万が一にもトリオンが……サイドエフェクトが暴走すればどうなるか未だに未知数に等しいからなお前は(ナデナデ)」
柚紀がベイルアウトしたのは【三輪が危険だと判断して排除したから】と殆どの者が考えていた。その内の一人である風間が、ならば何故…の問に曖昧ながら米屋が答え、柚紀に是非を問えば頷いたのを見て、とりあえず納得するのであった。そして対応に疲れたのか東に眠たいのを訴える柚紀を見て、お開きにしようと寺島に呼び掛ける風間。が、何やら向こう側が騒然としており返答が返って来ない。少ししてやっと❲ごめん、言実さんから電話が来て対応してた。……諏訪、悪いけどアレのセット宜しく❳と返答やら指示がくる。そして"トリオン供給器具"を装着させ安全性を考慮して全員が部屋を出ようとすると、……柚紀が【一人はイヤ】と愚図りだしてしまったのだ。シロ含め調節を得意とする人が居ない状態で室内に留まるのは………と、考えていると
- ウィーン -
「どうも皆さんお疲れ様です。……柚紀ちゃんも会うのは女王討伐以来かな?また無茶しちゃって、俺も気が気じゃないよ、もう〜!」
「「「じ、迅(っ?!?/さんっ!??)」」」
「……ナニをしにきた?何故、(スウゥ)鶴ヶ峰がこうなるのを防げなかったんだ?」
「そう怒らないでよ〜風間さん、……柚紀ちゃんが怖がるよ?今の彼女は"軽く赤ちゃん…子ども帰り"しちゃっているから、そう言うコワ〜イ気配には敏感何だから((亜種対応に言実さんが追われている関係で、あの人に彼女を引き渡すまでの繋ぎ、かな?))(本当ならこの役目は"あの二人がするべき"何だけど、………まだその域じゃないか)」
初めてトリオン補給したあの日と同じで何やら荷物を持った迅がやってきたのだ。意気揚々と現れた彼を見て、驚く三人を他所に風間は苛つきを露にするが迅はペースを崩さずやり取りを続ける。……実際、風間が纏う雰囲気が変わったのを感じ取った柚紀は怖くて東に縋りついているのだった。そんな二人に近づき視線を低くする為に屈んで柚紀に話し掛ける
「こんにちは、になるかな?……俺が誰か分かる?」
『……(コクリ)…じ、じんさん。だよね?ど、どうしてそんなこと、きくの?』
「……静樹さんから【精神的負担…過大なストレスによって生じる症状について】聞いたことがあるんだ。一例を上げると、睡眠障害や食欲不振、自律神経が乱れて様々な機能が麻痺して日常生活が送れなくなる。……此処までなら誰にでも起きるけど、重度になると【防衛本能が働いて】かなり特殊な状態になる。それが【子ども帰りと……二重人格】(ナデナデ)………柚紀ちゃんは我慢強い子だからさ、例の亜種のせいでそうならないか不安だったから……俺が分かればまだ大丈夫かなって」
『……そこは、だいじょうぶです。"キオク"をわすれるほど、おいこまれてはいない、から。でも……"ジセイシン"がきかない。わがまま、いって、み、みんなに(ジワッ)め、めいわくをっ』
「(ナデナデ)大丈夫、一人が嫌なのは皆同じだよ?……俺だって一人だったらきっと、…サイドエフェクトの副作用で今の性格じゃないだろうからね。(ナデナデ)……で、側に居たいのは山々だけどやっぱり言実さんが怖くてさ〜……(ゴソゴソ…ポン!)はい、今回は【柚紀ちゃんを動物に例えたら〜】って事で"うさぎちゃん"だよ!君もさ、あのお婆ちゃん先生のカフェでこの子に会った事あるよね?」
先ずは本当に子ども帰りしてないかをチェックする為に【幼い頃会った事がない自分が誰か】を訊ねる。その反応から"自分がこの様な質問をしたか"を答えて更に反応を窺い、【とりあえず柚紀はきちんと認識も理解も出来ているが、"理性"が上手く働いていない我儘な子ども状態】と迅は察したのだ。なので小さな子どもを相手にするかの様な感じて対処をし、持ってきた【灰色の毛並みに若草色の瞳をした顔二つ分位の大きさの兎のぬいぐるみ】を差し出したのだ。因みに以前渡したクジラも同じ位の大きさである