5.友達の曲(70.
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それから放課後、時枝が任務で早退してしまい日直業務を一人でこなす市河女子を手助けをし、終了した頃には待ち合わせ時間となり、中学校門前で待ち合わせしていた出水・米屋と合流した柚紀と烏丸だったが、制服のまま団体で買い物は何かと目立つので全員私服に着替えてから柚紀が住むマンション近くにある公園で再度待ち合わせとなった。その際に「例の歓迎会程じゃなくて構わないから、一寸だけお洒落してくれないか?」と出水に懇願されたので、髪をお団子にして秋っぽいコーデ+翠の石を披露すれば満足されたのであった
それから主婦の戦場と化している激安スーパーのタイムセールスにてそこそこ成果を上げた。……この時慣れている二人に加えて地味に米屋が頑張った事を記載しておこう、因みに出水は柚紀の補助兼護衛的立ち位置であったので側に居るだけで大丈夫であった。その後"お一人様◎点まで"の商品を烏丸に譲ったり、二人暮らしでは多いのを小分けする為に三人をマンションに招待(言実には連絡・了承許可貰った上で)し、……何故か流れでコロッケを大量に作ることになり 、途中で定時退勤して帰宅した言実に小言を貰いながら一緒に晩御飯準備をし、コロッケを三人に食べてもらったり烏丸にはお土産としても渡したりして解散となったのだった
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『……で、ご飯の後に腕の怪我を見せたら【暫く家事は私がする、…完治するまで無理はするな】と釘を刺されました。……朝弱い言実さんがちゃんと起きて朝御飯もだけど、このお弁当も作ってくれたんだよ?…ちょっと申し訳ないな~』
「で、でも言実さんは面倒見良い人だよ?ヒナ先輩って確かにオペレーターとしての腕は良いけど……私生活がダメダメだもん。仕事なければずっと引き篭もるし、ネット廃人だから徹夜だってお手の物だし、食事だって栄養ドリンクとかゼリーが主流だよ?……時折外に連れ出したり、食事に行ったりして健康面とか気にされていますから!」
「へぇ~、巽の姐さんって干物女だったんだ~意外!!話を聞く限りだと【おつるちゃん並みに美人で仕事もきちんとこなすお姉様】って感じらしいからね。あ、玉子焼き頂戴(ヒョイッ)」
「佐鳥、行儀が悪いよ全く。それと……一応巽さんは目上の人なんだから言葉を選びなよ?…見た目は黒目黒髪らしいけど、"あくまでもトリオン体"だから実際は違うかもね。………二人みたいに珍しい容姿だからあまり外に出たがらないって可能性もありそうだし」
次の日のお昼、柚紀と市河女子更には佐鳥と時枝の四人は屋上で昨日どんな事があったかを話ながらご飯を食べていた。話に出てきた事を証明するかの様に、今日の柚紀のお弁当は"お箸を使わずに食べれる様な"構成で大半が冷食となっていた。実際はお握りにおかずはフォークや手掴みで食べれるものであり、佐鳥は思わずつまみ食いする始末だ。……因みに市河女子は昨日はボーダーには行かず自宅で色々していたらしく、佐鳥達は任務や仕事をこなして帰宅した様だ。………今日は野々村女子が居ないのでボーダー関係の話も気兼ねなく出来るのだ。話をした際に柚紀は市河女子がオペレーターをしているとちゃんと把握して内心にあった"モヤモヤ感"がなくなりスッキリしていた。烏丸に関しては同じクラスメートにお昼を誘われたのでこちらには不参加であった
「それにしてもノンちゃんと一緒じゃないお昼……あんまり無かったから変な感じだな~。あ、鶴ヶ峰さんや時枝くん達が居るから寂しくはないよ?!」
『……そうなんだ、…仲良しだもんね二人は。でも学校には来ているんだよね?………私のせい、かな?(シュン)』
「…………多分違うよ。昨日の事があっただけじゃ野々村はきっとお昼一緒に食べるのを拒んだりはしない、…かなり割り切った性格の持ち主らしいからね彼女は」
「ま、見た目に反して"男勝りな一面"があるからね~。それでスポーツ万能だから女子の中には彼女に対して"熱狂的なファン"が居る位。で、…(チラッ)同じクラスにも居てその子に捕まっちゃったから風音ちゃんは此処に来れなかった訳。……少し、面倒な事になっててさ~(コリコリ)」
野々村女子が居なくて寂しそうにする市河女子を見て"自分のせい"と落ち込んでしまう柚紀を見て、時枝がフォローをし更には佐鳥が詳細を説明する表情はかなり険しくなっており、三人も複雑な表情を浮かべていた
佐鳥の担任は所謂"熱血系"で昨日の体育での事を知らされてHRに説教をし、更に今日朝イチに騒動の主犯数人が佐鳥を伴ってクラスを訪れて二人に謝罪、更にはその担任が担当する授業がある授業を始める前に「鶴ヶ峰!市河!!ウチの生徒が迷惑をかけてすまんかった!!!」と自ら謝罪したのだった。で、話が完結したのだが……
「あの先生は指導熱心なのは良いんだけど、……今回の件は"佐鳥のクラスの女子達"にとっては完全にとばっちり扱いを食らった訳だからね。【自分達は悪くない、なにもしていないのに怒られた】的な感じかな?」
「今のクラスは二年から変わっていない。…だから団結力は強いし、ノンちゃんの性格だって同じクラスメートなら把握しているから問題はない。だけど……(チラッ)」
「……一緒のクラスなら自然と柚紀ちゃんの性格とか優しさとかを理解出来るけど、…別のクラスじゃそうは行かない。………気をつけて柚紀ちゃん、佐鳥達と仲が良い事はある程度"学年中に"浸透しているけど…必ずしも安全とは言い切れない。出来るだけ、一人にならないようにしてね?」
『(…コクン)……分かった気をつけよ。…出来るだけ市河さんや時枝くん達と一緒に居るね。それでその、今日は委員長さんと掃除について色々習う予定で、その後……ボーダーに行きたいから待っていて欲しい、な。【腕に関しての簡易的な検査とちょっとした実験をする】って言実さんに言われたから。駄目、かな?』
「「勿論、大丈夫だよ」」
三者三様な理由で【柚紀を一人にするのは危険】と判断し警戒を佐鳥にすら促され、柚紀本人も"似たような嫌な体験"を経験済みなので、すんなり了承すれば放課後の予定を話して自然な流れで視線が男子二人に向き同伴を求める。それを快諾してホッと安堵した柚紀は、蚊帳の外状態にしてしまった市河女子に謝罪。それを聞いて「男子の方がこの手は頼りになるからね。…私の場合はノンちゃんが"そうだった"から」と、気にしておらず"三人を"見ながら優しく微笑みながらそう告げていた。その笑みを既視感を抱いた二人はこう思った
‐ ……彼女にもバレたかも、自分が抱く想いに。…似ているから、歓迎会の時に女性陣が浮かべた笑みに ‐
それから主婦の戦場と化している激安スーパーのタイムセールスにてそこそこ成果を上げた。……この時慣れている二人に加えて地味に米屋が頑張った事を記載しておこう、因みに出水は柚紀の補助兼護衛的立ち位置であったので側に居るだけで大丈夫であった。その後"お一人様◎点まで"の商品を烏丸に譲ったり、二人暮らしでは多いのを小分けする為に三人をマンションに招待(言実には連絡・了承許可貰った上で)し、……何故か流れでコロッケを大量に作ることになり 、途中で定時退勤して帰宅した言実に小言を貰いながら一緒に晩御飯準備をし、コロッケを三人に食べてもらったり烏丸にはお土産としても渡したりして解散となったのだった
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『……で、ご飯の後に腕の怪我を見せたら【暫く家事は私がする、…完治するまで無理はするな】と釘を刺されました。……朝弱い言実さんがちゃんと起きて朝御飯もだけど、このお弁当も作ってくれたんだよ?…ちょっと申し訳ないな~』
「で、でも言実さんは面倒見良い人だよ?ヒナ先輩って確かにオペレーターとしての腕は良いけど……私生活がダメダメだもん。仕事なければずっと引き篭もるし、ネット廃人だから徹夜だってお手の物だし、食事だって栄養ドリンクとかゼリーが主流だよ?……時折外に連れ出したり、食事に行ったりして健康面とか気にされていますから!」
「へぇ~、巽の姐さんって干物女だったんだ~意外!!話を聞く限りだと【おつるちゃん並みに美人で仕事もきちんとこなすお姉様】って感じらしいからね。あ、玉子焼き頂戴(ヒョイッ)」
「佐鳥、行儀が悪いよ全く。それと……一応巽さんは目上の人なんだから言葉を選びなよ?…見た目は黒目黒髪らしいけど、"あくまでもトリオン体"だから実際は違うかもね。………二人みたいに珍しい容姿だからあまり外に出たがらないって可能性もありそうだし」
次の日のお昼、柚紀と市河女子更には佐鳥と時枝の四人は屋上で昨日どんな事があったかを話ながらご飯を食べていた。話に出てきた事を証明するかの様に、今日の柚紀のお弁当は"お箸を使わずに食べれる様な"構成で大半が冷食となっていた。実際はお握りにおかずはフォークや手掴みで食べれるものであり、佐鳥は思わずつまみ食いする始末だ。……因みに市河女子は昨日はボーダーには行かず自宅で色々していたらしく、佐鳥達は任務や仕事をこなして帰宅した様だ。………今日は野々村女子が居ないのでボーダー関係の話も気兼ねなく出来るのだ。話をした際に柚紀は市河女子がオペレーターをしているとちゃんと把握して内心にあった"モヤモヤ感"がなくなりスッキリしていた。烏丸に関しては同じクラスメートにお昼を誘われたのでこちらには不参加であった
「それにしてもノンちゃんと一緒じゃないお昼……あんまり無かったから変な感じだな~。あ、鶴ヶ峰さんや時枝くん達が居るから寂しくはないよ?!」
『……そうなんだ、…仲良しだもんね二人は。でも学校には来ているんだよね?………私のせい、かな?(シュン)』
「…………多分違うよ。昨日の事があっただけじゃ野々村はきっとお昼一緒に食べるのを拒んだりはしない、…かなり割り切った性格の持ち主らしいからね彼女は」
「ま、見た目に反して"男勝りな一面"があるからね~。それでスポーツ万能だから女子の中には彼女に対して"熱狂的なファン"が居る位。で、…(チラッ)同じクラスにも居てその子に捕まっちゃったから風音ちゃんは此処に来れなかった訳。……少し、面倒な事になっててさ~(コリコリ)」
野々村女子が居なくて寂しそうにする市河女子を見て"自分のせい"と落ち込んでしまう柚紀を見て、時枝がフォローをし更には佐鳥が詳細を説明する表情はかなり険しくなっており、三人も複雑な表情を浮かべていた
佐鳥の担任は所謂"熱血系"で昨日の体育での事を知らされてHRに説教をし、更に今日朝イチに騒動の主犯数人が佐鳥を伴ってクラスを訪れて二人に謝罪、更にはその担任が担当する授業がある授業を始める前に「鶴ヶ峰!市河!!ウチの生徒が迷惑をかけてすまんかった!!!」と自ら謝罪したのだった。で、話が完結したのだが……
「あの先生は指導熱心なのは良いんだけど、……今回の件は"佐鳥のクラスの女子達"にとっては完全にとばっちり扱いを食らった訳だからね。【自分達は悪くない、なにもしていないのに怒られた】的な感じかな?」
「今のクラスは二年から変わっていない。…だから団結力は強いし、ノンちゃんの性格だって同じクラスメートなら把握しているから問題はない。だけど……(チラッ)」
「……一緒のクラスなら自然と柚紀ちゃんの性格とか優しさとかを理解出来るけど、…別のクラスじゃそうは行かない。………気をつけて柚紀ちゃん、佐鳥達と仲が良い事はある程度"学年中に"浸透しているけど…必ずしも安全とは言い切れない。出来るだけ、一人にならないようにしてね?」
『(…コクン)……分かった気をつけよ。…出来るだけ市河さんや時枝くん達と一緒に居るね。それでその、今日は委員長さんと掃除について色々習う予定で、その後……ボーダーに行きたいから待っていて欲しい、な。【腕に関しての簡易的な検査とちょっとした実験をする】って言実さんに言われたから。駄目、かな?』
「「勿論、大丈夫だよ」」
三者三様な理由で【柚紀を一人にするのは危険】と判断し警戒を佐鳥にすら促され、柚紀本人も"似たような嫌な体験"を経験済みなので、すんなり了承すれば放課後の予定を話して自然な流れで視線が男子二人に向き同伴を求める。それを快諾してホッと安堵した柚紀は、蚊帳の外状態にしてしまった市河女子に謝罪。それを聞いて「男子の方がこの手は頼りになるからね。…私の場合はノンちゃんが"そうだった"から」と、気にしておらず"三人を"見ながら優しく微笑みながらそう告げていた。その笑みを既視感を抱いた二人はこう思った
‐ ……彼女にもバレたかも、自分が抱く想いに。…似ているから、歓迎会の時に女性陣が浮かべた笑みに ‐