46.探検の曲(111.
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『(ピン!)……"シールド!"(…ダン!……チリーン)……つまりはこうです』
「(ザシュッ!)………弾いて飛ばした鈴がシールドに当たって、軌道が変わった?!?」
「でもさっきの鈴は"かなり早く飛んでいた"気がするけど、……あれはどうやったの?」
『さっきのは"グラスホッパー"を途中で挟んでいますから、速度が上がった感じです。まぁ本来なら出来ない事……だとは思いますが、鈴に込めたトリオンも二つのトリガーを作り出したのも"両方私"なのと…………そこはサイドエフェクトを使ってと言う事で深く考えないでください』
鈴が当たって動きが止まった敵を笹森が斬るが、まさかの芸当に二人とも驚きを隠せない。そんな表情を見て苦笑いしてしまう柚紀は"戦場での余計な考え事は命取り"と諭させるのであった
それを遠目で見ていた隊長二人、諏訪も驚いているが何処か納得しており那須は何やら楽しそうにしていた
「……(ガシガシ)流石、と言うべきだろうか?標的の弱点とかの情報さえあれば鶴ヶ峰なら"どうすればいいかやこうしたい"ってイメージが出来ちまう。そうすりゃあ後は能力が自動的に発動するって訳なのか?」
「フフフ、補助や能力があるにしてもあんな事が出来るなんて……柚紀ちゃんが正式にボーダーに入隊してポジションがシューターだったら…きっと良いバイパー使いになるわね。"楽しみだわ"」
「ん?どう言う意味だ那須………あ〜、なる程な。サイドエフェクトがある程度制御出来てきたから"次のステップ"って訳か(……そう言えば東さんも言っていたな【柚紀は隊長や参謀の素質がある、あれをサポートポジションだけに留めておくのは勿体ない】って。……つる姐も最初からそのつもりだったのか?)」
と、次を見越した話をしながら敵を倒していた。柚紀が取り乱したので普通ならゲート発生率が上がってしまうのだが、"全域に散布しているあの鈴が"抑制しており多少増えた程度となっていたのであった。なのでこの位平気と全員が油断していた……故に、きちんと確認していなかった
- シュル、……シュルシュルル -
『!?(…ザザッ!!)……げっ?!土竜がまだ倒せて居なかったの??なら"もう一つ試したい事を"(- ズキッ! -)っ!?……"目がっっ!…痛いっ"!!?』
「「鶴ヶ峰っ!??/柚紀っ?!!」」
きちんと止めを刺していなかった土竜が再び動き出したのであった。ならばと鈴を持って身構えようとする柚紀だが、いきなり視覚支援を受けている利き目に痛みを感じて動きが止まってしまう。そんな柚紀を熊谷が抱き寄せ、二人を庇うかの様に笹森が前に出て弧月を構える。そして触手が伸びてきたその時
- ドーン! -
❲先輩大丈夫ですか?!トリオンが豊富だからと言って無理しないでくださいね?!❳
『(パチパチ)……だ、大丈夫だよ。心配してくれて有り難う茜ちゃん。って!……土竜倒しちゃったからヘイトがっ!!…堤さんっ!!』
❲分かっているよ鶴ヶ峰!?土竜はコッチに来ないだろうし、隠密型はおサノに警戒して貰っているから……"予想外な事"がなければ合流まで日浦をサポート出来る筈だ!ゲートが新たに開かなければこれで片付くは❲つつみんっ!!警戒して!?……"隠密型が接近してる"!!!❳……世の中は上手く行かないみたいだね❳
『隠密型なら……多方向から攻撃されない様に注意してください!?"攻撃される方向が限定されれば"そちらに向かって撃てば何とかなりますから!?』
日浦の狙撃が土竜の弱点に命中して倒されたのを見て安堵する柚紀に《視覚支援はやはり負担が大きいから切るぞ》と言実に言われてそれを内部通話で了承する。……実は何かと無茶をする姪に"痛覚を完全にOFFな状態は危険"と判断した言実は【トリオン量が減少するに伴い生身と同様に疲労や痛みを感じるように】トリオン体を調節しているのだった。これに対して柚紀も一応反論はしたが『どの位平気か分かるまで我慢しろ。……このままでは私は兎も角、冬島さんが過労で倒れる』と言われてしまい、渋々といった感じで納得している。因みにその調節内容をアタッカー二人は知らないので本気で心配したのであった
さて、以前佐鳥が柚紀を助ける為に土竜を仕留めた時と同じになり、周囲の敵が日浦が居るであろう方角に移動をし始めた。……数は多くはないが、隠密型も二人に接近してるとなると話が変わる。隠密型は苦手意識を持つ柚紀はアドバイスを堤に伝えつつ負担を減らせないかと考える。そして、先程の土竜を自分で仕留められなかった点も考慮して……"ある策"を実行に移す事に、それは
- ブォン……ダン!! -
『言実さんっ!私達の周囲に"隠密型"は居ますか?目視出来る敵だけですか?』
《……隠密型はお前の側には居ないが、…………ナニをするつもりだ?》
『……倒せなくても、動きを最低でも封じれれば良いかなと考えに至ったので、それを実行してみます!!(……イメージはクナイ…小さな投げナイフかな?で、鈴の種がそれに育つイメージをして)(キイィーン)……目的地は全員同じなら、私でもある程度動きの予測が出来る!!(シュパパパ)』
グラスホッパーで空中に飛び上がれば"射程範囲の敵は全て視認出来るモノのみか"を言実に確認した柚紀はサイドエフェクトを用いて"鈴から敵に命中すれば刺さる刃物"に変形変化させ、弱点を狙う訳でなく"ただ敵に命中させる"事のみに集中して投げていく
空中に滞在出来ないので、何度も飛び上がっては投げるのを繰り返している柚紀。本人は集中して気づいていないが……
「………多分鶴ヶ峰は一生懸命にただやっているのは分かるが、……何でこう"絵になっているんだ?"見る奴の感覚次第では"無駄な動き"とか思いそうだが…」
「………何だか見惚れちゃいますね。柚紀ちゃんが楽しそうにしているからかしら?それにまるで踊っているみたいにも見えるし」
「歌姫……歌っている時ならまだ体が曲に合わせて動くのは分かるけど、今柚紀は歌っていない。でもサイドエフェクトを使用しながら動くあの姿に、敢えて名をつけるなら………」
「……………【舞姫】…ですかね?」
日浦達と合流する為にこちらも移動をしている諏訪達は、柚紀がナニを企んでいるかは不明だがその下準備をしているのは理解できている。そして空中では体制が定まらず色んな姿勢ながら体幹が強いのか何処かブレない状態で投げるその姿が何処か優雅で、"守られてばかりでなく自分も戦える"嬉しさに表情が綻ぶ柚紀の姿が【歌姫使用時の姿】を彷彿させ、佐鳥に対抗すかの様に笹森が新たな渾名を口ずさみそれを聞いていた三人は"成る程"と納得したのであった
「(ザシュッ!)………弾いて飛ばした鈴がシールドに当たって、軌道が変わった?!?」
「でもさっきの鈴は"かなり早く飛んでいた"気がするけど、……あれはどうやったの?」
『さっきのは"グラスホッパー"を途中で挟んでいますから、速度が上がった感じです。まぁ本来なら出来ない事……だとは思いますが、鈴に込めたトリオンも二つのトリガーを作り出したのも"両方私"なのと…………そこはサイドエフェクトを使ってと言う事で深く考えないでください』
鈴が当たって動きが止まった敵を笹森が斬るが、まさかの芸当に二人とも驚きを隠せない。そんな表情を見て苦笑いしてしまう柚紀は"戦場での余計な考え事は命取り"と諭させるのであった
それを遠目で見ていた隊長二人、諏訪も驚いているが何処か納得しており那須は何やら楽しそうにしていた
「……(ガシガシ)流石、と言うべきだろうか?標的の弱点とかの情報さえあれば鶴ヶ峰なら"どうすればいいかやこうしたい"ってイメージが出来ちまう。そうすりゃあ後は能力が自動的に発動するって訳なのか?」
「フフフ、補助や能力があるにしてもあんな事が出来るなんて……柚紀ちゃんが正式にボーダーに入隊してポジションがシューターだったら…きっと良いバイパー使いになるわね。"楽しみだわ"」
「ん?どう言う意味だ那須………あ〜、なる程な。サイドエフェクトがある程度制御出来てきたから"次のステップ"って訳か(……そう言えば東さんも言っていたな【柚紀は隊長や参謀の素質がある、あれをサポートポジションだけに留めておくのは勿体ない】って。……つる姐も最初からそのつもりだったのか?)」
と、次を見越した話をしながら敵を倒していた。柚紀が取り乱したので普通ならゲート発生率が上がってしまうのだが、"全域に散布しているあの鈴が"抑制しており多少増えた程度となっていたのであった。なのでこの位平気と全員が油断していた……故に、きちんと確認していなかった
- シュル、……シュルシュルル -
『!?(…ザザッ!!)……げっ?!土竜がまだ倒せて居なかったの??なら"もう一つ試したい事を"(- ズキッ! -)っ!?……"目がっっ!…痛いっ"!!?』
「「鶴ヶ峰っ!??/柚紀っ?!!」」
きちんと止めを刺していなかった土竜が再び動き出したのであった。ならばと鈴を持って身構えようとする柚紀だが、いきなり視覚支援を受けている利き目に痛みを感じて動きが止まってしまう。そんな柚紀を熊谷が抱き寄せ、二人を庇うかの様に笹森が前に出て弧月を構える。そして触手が伸びてきたその時
- ドーン! -
❲先輩大丈夫ですか?!トリオンが豊富だからと言って無理しないでくださいね?!❳
『(パチパチ)……だ、大丈夫だよ。心配してくれて有り難う茜ちゃん。って!……土竜倒しちゃったからヘイトがっ!!…堤さんっ!!』
❲分かっているよ鶴ヶ峰!?土竜はコッチに来ないだろうし、隠密型はおサノに警戒して貰っているから……"予想外な事"がなければ合流まで日浦をサポート出来る筈だ!ゲートが新たに開かなければこれで片付くは❲つつみんっ!!警戒して!?……"隠密型が接近してる"!!!❳……世の中は上手く行かないみたいだね❳
『隠密型なら……多方向から攻撃されない様に注意してください!?"攻撃される方向が限定されれば"そちらに向かって撃てば何とかなりますから!?』
日浦の狙撃が土竜の弱点に命中して倒されたのを見て安堵する柚紀に《視覚支援はやはり負担が大きいから切るぞ》と言実に言われてそれを内部通話で了承する。……実は何かと無茶をする姪に"痛覚を完全にOFFな状態は危険"と判断した言実は【トリオン量が減少するに伴い生身と同様に疲労や痛みを感じるように】トリオン体を調節しているのだった。これに対して柚紀も一応反論はしたが『どの位平気か分かるまで我慢しろ。……このままでは私は兎も角、冬島さんが過労で倒れる』と言われてしまい、渋々といった感じで納得している。因みにその調節内容をアタッカー二人は知らないので本気で心配したのであった
さて、以前佐鳥が柚紀を助ける為に土竜を仕留めた時と同じになり、周囲の敵が日浦が居るであろう方角に移動をし始めた。……数は多くはないが、隠密型も二人に接近してるとなると話が変わる。隠密型は苦手意識を持つ柚紀はアドバイスを堤に伝えつつ負担を減らせないかと考える。そして、先程の土竜を自分で仕留められなかった点も考慮して……"ある策"を実行に移す事に、それは
- ブォン……ダン!! -
『言実さんっ!私達の周囲に"隠密型"は居ますか?目視出来る敵だけですか?』
《……隠密型はお前の側には居ないが、…………ナニをするつもりだ?》
『……倒せなくても、動きを最低でも封じれれば良いかなと考えに至ったので、それを実行してみます!!(……イメージはクナイ…小さな投げナイフかな?で、鈴の種がそれに育つイメージをして)(キイィーン)……目的地は全員同じなら、私でもある程度動きの予測が出来る!!(シュパパパ)』
グラスホッパーで空中に飛び上がれば"射程範囲の敵は全て視認出来るモノのみか"を言実に確認した柚紀はサイドエフェクトを用いて"鈴から敵に命中すれば刺さる刃物"に変形変化させ、弱点を狙う訳でなく"ただ敵に命中させる"事のみに集中して投げていく
空中に滞在出来ないので、何度も飛び上がっては投げるのを繰り返している柚紀。本人は集中して気づいていないが……
「………多分鶴ヶ峰は一生懸命にただやっているのは分かるが、……何でこう"絵になっているんだ?"見る奴の感覚次第では"無駄な動き"とか思いそうだが…」
「………何だか見惚れちゃいますね。柚紀ちゃんが楽しそうにしているからかしら?それにまるで踊っているみたいにも見えるし」
「歌姫……歌っている時ならまだ体が曲に合わせて動くのは分かるけど、今柚紀は歌っていない。でもサイドエフェクトを使用しながら動くあの姿に、敢えて名をつけるなら………」
「……………【舞姫】…ですかね?」
日浦達と合流する為にこちらも移動をしている諏訪達は、柚紀がナニを企んでいるかは不明だがその下準備をしているのは理解できている。そして空中では体制が定まらず色んな姿勢ながら体幹が強いのか何処かブレない状態で投げるその姿が何処か優雅で、"守られてばかりでなく自分も戦える"嬉しさに表情が綻ぶ柚紀の姿が【歌姫使用時の姿】を彷彿させ、佐鳥に対抗すかの様に笹森が新たな渾名を口ずさみそれを聞いていた三人は"成る程"と納得したのであった