5.友達の曲(70.
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「(あ~、……俺マジで諏訪さんに頭が上がらないかも)うん、そう言う事。因みに俺は市河とボーダー本部で会った事はないけど【風間さんみたいな容姿で俺とタメな女子が巽の姐さんの弟子に一人居る】って聞いたから、……髪色は兎も角赤い瞳をした女子は少なくとも市河しか、俺は知らなかったから。…間違えじゃなくて良かったわ」
「あ、諏訪さんは風間さんとも知り合いでしたね。……私、この容姿にコンプレックスがあって…入隊初日にその、同期の人に絡まれた事あって、"あまりにも"って思ったらしくて裏で機械操作をしていた諏訪さんに助けて貰いました。その後に言実さんを紹介して貰って、戦闘員よりオペレーターを勧められてヒナ先輩を紹介されて…みたいな感じです。でもまた絡まれるのが嫌で、……"トリオン体の時に髪色だけ黒に変えて"いるんです。本当は瞳も変えたかったんですが…【黒髪に紅い瞳を持つ腕の良いアタッカーが居るから、変に絡まれる心配はない】って言実さんに言われたので。……実際困っている時に風間さん本人に助けて貰いましたから、それで現在もって感じです」
「ふ~ん、……ま、シロがあたしが居ないのに頑張ってボーダー続けられている理由的な存在な訳だから、好い人達みたいね」
市河女子とボーダーについて大体分かった辺りで柚紀達の話も済み「さ、笹森っ!?よ、用事が終わったし教室に戻ろうぜっ!!早くっ!!?」と青褪めた表情をしたC級隊員少年が、ナニかから逃げるかの様に笹森を引っ張って強制的に屋上を後にしていったのだった。理由が分からない柚紀と市河女子が首を傾げている中、佐鳥が"やり過ぎたかな?でも満足"的な表情を浮かべているのを見て、残り三人は理由を察したのだった
一応時枝が無言で頭を叩いて反省を促し、叩かれた場所を擦りながら、ふとナニかを思い出したらしく口を開く
「あ!?ねぇとっきー、…今日柚紀ちゃん放課後、とりまると一緒に安売りスーパーで買い物するらしいんだけど……【荷物運び引き受けてくれそうで、住所知られても問題ない、ボーダーの人】って言ったら…誰だと思う?………出来れば先輩で(なぁ~んか笹森には知られたくないんだよな~、柚紀ちゃんのマンションとか、腕の怪我とか)」
「ん~………、…出水先輩かな?太刀川さんがマンションの場所を知っている以上、…無いとは思うけど万が一防衛任務サボった際に居そうな場所、だからね。後、オマケで米屋先輩も来そうだけど、……京介大丈夫?(菊地原達でもとは考えたけど、…多分鶴ヶ峰さん的には年上の人の方が頼りにしやすいよね?後、話題提供的な理由でも)」
「……二人がそう判断するならそれで構わないが、…この二人じゃ駄目なのか?市河はもう友達だろ?野々村は…「悪いけどあたしはまだこの子と友達になるか迷っている所だ」……そうなのか?」
「で、でもノンちゃん!?鶴ヶ峰さんは好い人だよ?!絶対ノンちゃんの事も分かってくれるよ?…きっと否定なんてしない、"ありのままのノンちゃん"を受け入れてくれるよ?ね?」
腕の怪我や柚紀の性格等を考慮して誰かに"助っ人"を頼もうとする二人。……自分達はこの後、防衛任務があり終わった後も"別の仕事"があるので手伝えないからだ。それに対して柚紀は特に断ろうともせず人物選定を一任する中、烏丸が"第三者の介入"よりこの場に居る女子二人ではと提案するが、野々村女子が断ってしまう。それを何とか説得しようとする市河女子の言い分を聞いて少し考えると、柚紀を見据えてこう口にした
「……アンタだって気づいているよね?あたしが"一度もちゃんと名前を呼んでいない"って事を。…別に丸っきり仲良くする気がない訳じゃない。ただ、……決定打が欲しいんだよね。【アンタが信用信頼に値する相手】だって分かるさ。で、悪いけど一つ……試させて貰っても良いかい?」
『………私は野々村さんと仲良く、…友達になりたい。だからその課題をクリアして納得してくれるなら、…努力します。それで何をすれば??』
「……シロとはもう連絡先を交換しただろ?で、フルネームも知った筈だ。…………【この子の名前の呼び方とその由来若しくは分かった理由】、これが答えれたらアンタを認めてあげるよ。…どう?期限はナシ、…今まで答えれた人居ないからね」
「!!待ってノンちゃん、それは…『(スッ)大丈夫だよ市河さん、……分かった。ちゃんと考えるよ、当てずっぽじゃ野々村さんが納得しないだろうからね』………鶴ヶ峰さん、でもっ」
「決まりね。(クルッ)……あ、三人は口出ししたら承知しないからそのつもりで。…先に教室に戻らせて貰うよ(テクテク)」
野々村女子と柚紀との間に交わされた"試練"や"挑戦"をただ男三人は見守っていた。…他人が口出しすべき事じゃないし、柚紀が助けを求めない事も理解していたのだ。そんな一人先に行ってしまった幼馴染みを心配して「あ、わ、私も先に行くねっ!?」と、市河女子も後を追っていったのだった
………いつの間にか屋上に四人しか居ないのを確認した後に佐鳥と時枝は深く溜め息を漏らしたのであった
「……野々村の件はおれ達は手助け出来ない、これは前に話しているから良いけどさ。…京介、可能な限りで良いから鶴ヶ峰さんのフォロー宜しく。そろそろ防衛任務があるからおれ達は行かないといけないから。出水先輩にはおれから連絡入れておくけど、集合場所とかは京介に連絡行くと思う。……例の件で鶴ヶ峰さんの携帯、今修繕中だから」
「あぁ、迅さんからも【フォロー宜しく】ってメール来ていたから、それとなく気にかけておく。ただ、………"アレ"は大丈夫か?」
「う~~~、心配だよ~?!佐鳥達が居ない間にナニかないかとかさ~!!とりまるが信用出来ないとかじゃないけど、……離れたくないよ~柚紀ちゃ~ん!!?(ギュッ~~~!!)」
『あ、あぅ~~。さ、さ、佐鳥くんっ!は、恥ずかしいから離してほ、欲しいです!?ち、ちゃんと防衛任務行かなきゃ駄目だよ!!嵐山さんや綾辻先輩が困っちゃうでしょ?!……と、と、時枝くんっ。佐鳥くんをどうにかしてくださ~~いっ!!?』
柚紀に対する不安事を烏丸に漏らして後の事を任せる時枝に対して、不満や不安を柚紀本人に隠すことなくぶつけきつく抱き締めている佐鳥。……流石のコレには顔を赤くさせてはいるが困っているのが明白だった。その証拠に柚紀の瞳にうっすら涙が溜まっているのに気付いた時枝が、容赦なく本日二回目となる佐鳥の頭を先程以上に思いっきり叩き、怯んだ隙に柚紀を奪還して烏丸に身柄をパスした。……下手すると自分も彼女を腕の中に閉じ込めてしまいそうだったからである
「あ、諏訪さんは風間さんとも知り合いでしたね。……私、この容姿にコンプレックスがあって…入隊初日にその、同期の人に絡まれた事あって、"あまりにも"って思ったらしくて裏で機械操作をしていた諏訪さんに助けて貰いました。その後に言実さんを紹介して貰って、戦闘員よりオペレーターを勧められてヒナ先輩を紹介されて…みたいな感じです。でもまた絡まれるのが嫌で、……"トリオン体の時に髪色だけ黒に変えて"いるんです。本当は瞳も変えたかったんですが…【黒髪に紅い瞳を持つ腕の良いアタッカーが居るから、変に絡まれる心配はない】って言実さんに言われたので。……実際困っている時に風間さん本人に助けて貰いましたから、それで現在もって感じです」
「ふ~ん、……ま、シロがあたしが居ないのに頑張ってボーダー続けられている理由的な存在な訳だから、好い人達みたいね」
市河女子とボーダーについて大体分かった辺りで柚紀達の話も済み「さ、笹森っ!?よ、用事が終わったし教室に戻ろうぜっ!!早くっ!!?」と青褪めた表情をしたC級隊員少年が、ナニかから逃げるかの様に笹森を引っ張って強制的に屋上を後にしていったのだった。理由が分からない柚紀と市河女子が首を傾げている中、佐鳥が"やり過ぎたかな?でも満足"的な表情を浮かべているのを見て、残り三人は理由を察したのだった
一応時枝が無言で頭を叩いて反省を促し、叩かれた場所を擦りながら、ふとナニかを思い出したらしく口を開く
「あ!?ねぇとっきー、…今日柚紀ちゃん放課後、とりまると一緒に安売りスーパーで買い物するらしいんだけど……【荷物運び引き受けてくれそうで、住所知られても問題ない、ボーダーの人】って言ったら…誰だと思う?………出来れば先輩で(なぁ~んか笹森には知られたくないんだよな~、柚紀ちゃんのマンションとか、腕の怪我とか)」
「ん~………、…出水先輩かな?太刀川さんがマンションの場所を知っている以上、…無いとは思うけど万が一防衛任務サボった際に居そうな場所、だからね。後、オマケで米屋先輩も来そうだけど、……京介大丈夫?(菊地原達でもとは考えたけど、…多分鶴ヶ峰さん的には年上の人の方が頼りにしやすいよね?後、話題提供的な理由でも)」
「……二人がそう判断するならそれで構わないが、…この二人じゃ駄目なのか?市河はもう友達だろ?野々村は…「悪いけどあたしはまだこの子と友達になるか迷っている所だ」……そうなのか?」
「で、でもノンちゃん!?鶴ヶ峰さんは好い人だよ?!絶対ノンちゃんの事も分かってくれるよ?…きっと否定なんてしない、"ありのままのノンちゃん"を受け入れてくれるよ?ね?」
腕の怪我や柚紀の性格等を考慮して誰かに"助っ人"を頼もうとする二人。……自分達はこの後、防衛任務があり終わった後も"別の仕事"があるので手伝えないからだ。それに対して柚紀は特に断ろうともせず人物選定を一任する中、烏丸が"第三者の介入"よりこの場に居る女子二人ではと提案するが、野々村女子が断ってしまう。それを何とか説得しようとする市河女子の言い分を聞いて少し考えると、柚紀を見据えてこう口にした
「……アンタだって気づいているよね?あたしが"一度もちゃんと名前を呼んでいない"って事を。…別に丸っきり仲良くする気がない訳じゃない。ただ、……決定打が欲しいんだよね。【アンタが信用信頼に値する相手】だって分かるさ。で、悪いけど一つ……試させて貰っても良いかい?」
『………私は野々村さんと仲良く、…友達になりたい。だからその課題をクリアして納得してくれるなら、…努力します。それで何をすれば??』
「……シロとはもう連絡先を交換しただろ?で、フルネームも知った筈だ。…………【この子の名前の呼び方とその由来若しくは分かった理由】、これが答えれたらアンタを認めてあげるよ。…どう?期限はナシ、…今まで答えれた人居ないからね」
「!!待ってノンちゃん、それは…『(スッ)大丈夫だよ市河さん、……分かった。ちゃんと考えるよ、当てずっぽじゃ野々村さんが納得しないだろうからね』………鶴ヶ峰さん、でもっ」
「決まりね。(クルッ)……あ、三人は口出ししたら承知しないからそのつもりで。…先に教室に戻らせて貰うよ(テクテク)」
野々村女子と柚紀との間に交わされた"試練"や"挑戦"をただ男三人は見守っていた。…他人が口出しすべき事じゃないし、柚紀が助けを求めない事も理解していたのだ。そんな一人先に行ってしまった幼馴染みを心配して「あ、わ、私も先に行くねっ!?」と、市河女子も後を追っていったのだった
………いつの間にか屋上に四人しか居ないのを確認した後に佐鳥と時枝は深く溜め息を漏らしたのであった
「……野々村の件はおれ達は手助け出来ない、これは前に話しているから良いけどさ。…京介、可能な限りで良いから鶴ヶ峰さんのフォロー宜しく。そろそろ防衛任務があるからおれ達は行かないといけないから。出水先輩にはおれから連絡入れておくけど、集合場所とかは京介に連絡行くと思う。……例の件で鶴ヶ峰さんの携帯、今修繕中だから」
「あぁ、迅さんからも【フォロー宜しく】ってメール来ていたから、それとなく気にかけておく。ただ、………"アレ"は大丈夫か?」
「う~~~、心配だよ~?!佐鳥達が居ない間にナニかないかとかさ~!!とりまるが信用出来ないとかじゃないけど、……離れたくないよ~柚紀ちゃ~ん!!?(ギュッ~~~!!)」
『あ、あぅ~~。さ、さ、佐鳥くんっ!は、恥ずかしいから離してほ、欲しいです!?ち、ちゃんと防衛任務行かなきゃ駄目だよ!!嵐山さんや綾辻先輩が困っちゃうでしょ?!……と、と、時枝くんっ。佐鳥くんをどうにかしてくださ~~いっ!!?』
柚紀に対する不安事を烏丸に漏らして後の事を任せる時枝に対して、不満や不安を柚紀本人に隠すことなくぶつけきつく抱き締めている佐鳥。……流石のコレには顔を赤くさせてはいるが困っているのが明白だった。その証拠に柚紀の瞳にうっすら涙が溜まっているのに気付いた時枝が、容赦なく本日二回目となる佐鳥の頭を先程以上に思いっきり叩き、怯んだ隙に柚紀を奪還して烏丸に身柄をパスした。……下手すると自分も彼女を腕の中に閉じ込めてしまいそうだったからである