44.親睦の曲~立食パーティー~(109.
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「えっと、……柚紀ちゃんで呼び方良いかな?うん、ゾエさんはカゲと同じチームだよ。一ヶ月前の実力テストには出てないから分からなかったよね。でも何でカゲを知っているの?会ったこと無いよね?あ!!それこそヒカリちゃんか?!ん??でも確か柚紀ちゃんと野々村ちゃんはゾエさん達の二つ下だから、ヒカリちゃんとの接点は何処だろ???」
「(ナデナデ)それこそ実力テストだな。野々村とつる姐との戦いをロビーで見る為に巽の姐さん所の弟子と一緒に居たら、まぁゾロゾロとオペレーター陣が集まってきた中にアイツも居たって訳だ。で、カゲとの関係を知ったのはラウンジでテスト勉強してた時にコイツがたまたま居合わせて……だとさ。それと噂で知っているとは思うが(ポン)コイツはカゲの"数少ない同胞"だ。あまり邪険にしたり無闇な詮索は控えろよ?」
「同胞?……!…あ、成る程!?了解了解!!女の子に根掘り葉掘り聞くなんて良くないし、流石に"拳で語り合う"は無理だからね~。……そんな事したら言実さんやA級B級の知り合いには勿論、……野々村ちゃんや下手するとカゲすら怒りそうだし」
『???(チラッ、チラッ……コテン)…(グーーー)(………スススス)』
話の流れが分からず不思議そうにしている柚紀。当真が話した仁礼と関わったきっかけや影浦に関しては間違えないが、後半部分は特に意味不明なのだ。ただ北添には言いたい事が通じたらしく納得した後に、知り合った男子が必ずする【言実の恐ろしさを知るが故に黄昏てしまう】場面に遭遇……までは分かるが、何故そこに影浦の名が出るかが分からないのだ。そして未だに腹の虫が鳴いているのが恥ずかしくて当真の後ろに隠れてしまう柚紀を見て、和やかな表情を浮かべる二人である
そんな中、料理を盛った皿を手にして二枚を器用に片手に携えて戻ってきたフブキが話に参戦する
「おーい、適当に取ってきたぞー!ってか同胞って、……あれか?所謂"能力持ち"か??俺ゾエさんに誘われて先輩の親が営む飯屋に行って会ったことあるが、…妙に無愛想と言うか不機嫌そうで近づきがたい雰囲気はそのせいだったのか?ま、良い人っぽいけどな、オマケしてくれたし!!……ほらよユズ」
「アレは野々村ちゃんが"牛丼の差し入れ"くれたから、そのお礼だってカゲ言ってたよ?あの時は嬉しかったな~!!もうゾエさんお腹ペコペコだったからね~。……あ、食べても良いかな?」
『あ、はい!私に気にせずに食べて下さい。あ、有り難うフブキちゃん!それにしても、フブキちゃんが"良い人"って言うなら益々そのカゲ先輩に会ってみたいな~。……頂きます(モグモグ)』
「っておい野々村!?俺の分はねぇのかよ!?気が利かねぇな~ったく!!……それもだが、何でゾエと顔見知り何だよ?鋼は同期だから良いとして、接点なくねぇか?…………おい柚紀、どう思う??」
影浦の事も気になるが、空腹だった柚紀はフブキに差し出されたお皿を受け取り食べ始めてしまう。北添も美味しそうに食べる姿を見つつ、自分だけ皿なしを愚痴る当真だがそれより気になったのは"フブキと北添の知り合ったきっかけ"だ。……性格的な事や行動派なフブキが男子と知り合っても何も問題はないが、米屋達とは違って北添はあまりランク戦をしている印象がない当真。やはりそれなりに気になるのだった。が、検討もつかないので柚紀に早々に匙を投げるが、美味しそうに食べている友達を気遣い本人が話すことに
「(モグモグ、ゴックン)あ、ユズは食べてて構わねぇぜ?俺の事だから自分で話す。『(コクン、モグモグモグモグ)』……(ナデ)…ゾエさんを見知ったきっかけはボーダーじゃなくて"とある牛丼屋"がきっかけだ。俺もアッチも【好きな食べ物が丼もの】でよ、……俺学校終わった後、週に一・二回真っ直ぐ道場に行って体を動かしてて帰宅するんだが、飯作るのも面倒だから最寄りの飯屋で食って帰るんだよな~。で、とある日に牛丼屋でゾエさんが食べようとした瞬間に本部から呼び出し食らってよ~……相手はつる姐で内容が【亜種討伐の依頼】だったらしいのが会話内容から俺は察した。ま、アレを放置はマズイだろうから急いで掻きこんで謝りながら店を出ていった。……後はゾエさんが言った言葉で想像出来るだろう?」
「………あ~、あれか?【じっくり味わえなくて"食べた気がしないと言うか物足りない"】ってお前が思ったが、相手は知らない奴。でもボーダー隊員らしいから知っているであろう姐さんに連絡入れて【ゾエについて聞いた後に"どうせだからチームメイト分も適当に買ってこい"】みたいな感じで言われて、任務から帰還後のゾエ達に【つる姐さんが事情を話した後に差し入れを渡した】………こんな感じか?」
「うん、正解だよ当真くん。その子にお礼がしたいって頼んで"見た目的な特徴と会えるであろう場所"を教えて頂いて、……こんな感じかな?でも"食べた気がしない"…って言うのは何で分かったの?ゾエさんは差し入れとしか言ってないよ??」
「そこは(ポン)コイツの"食へのこだわり"を知っていれば意外と、な。……【出されたものはきっちり美味しく完食、その際もマイペースにきちんと味わって食べる】そんな考えを持っている。俺、料理が苦手でちょくちょく教わっているからいつの間にかソレが俺にも染み付いてさ~、最初は面倒だったけど【スボラ飯】や【少量でも満腹になる食い方】や【アレンジ多彩な作りおきとか、沢山作って残した品を使って別の品を作る】的なのを教わってからかなり楽になったぜ?因みにユズの料理だって普通に旨いぜ?………そう言えば、多分だが此処(食堂)に陳列されている中に【コイツの手料理】があるから探してみたらどうだ?(ニヤリ)分かるかは、不明だがな」
北添と馴初めを話した後にソコソコ柚紀を知っている当真に、挑発的な態度を取るフブキ。これをされて"わざと自分の分を持ってこなかったなコイツ"と悟った当真は、もうお皿が空になった北添を引き連れて散策に出掛ける。それを、食べながら見送った柚紀も完食すれば『何で知っているの?』「佐鳥が自慢してたぜ?"試作品の試食した"ってな」と話を聞くと……一言断った後におかわりを取りに行く柚紀。それを特に気にせずに見送るフブキを一瞥して、小さく溜め息を漏らす。理由は
『(フブキちゃんは悪くない、私が勝手に……"妬んでいる"だけだもん。気を付けないと、意外と勘が鋭いからな~。でもやっぱり言実さんに似ているせいか………"この手の話題"には疎いのかも)…ハァ~』
つまりこんな感じであったのだった
「(ナデナデ)それこそ実力テストだな。野々村とつる姐との戦いをロビーで見る為に巽の姐さん所の弟子と一緒に居たら、まぁゾロゾロとオペレーター陣が集まってきた中にアイツも居たって訳だ。で、カゲとの関係を知ったのはラウンジでテスト勉強してた時にコイツがたまたま居合わせて……だとさ。それと噂で知っているとは思うが(ポン)コイツはカゲの"数少ない同胞"だ。あまり邪険にしたり無闇な詮索は控えろよ?」
「同胞?……!…あ、成る程!?了解了解!!女の子に根掘り葉掘り聞くなんて良くないし、流石に"拳で語り合う"は無理だからね~。……そんな事したら言実さんやA級B級の知り合いには勿論、……野々村ちゃんや下手するとカゲすら怒りそうだし」
『???(チラッ、チラッ……コテン)…(グーーー)(………スススス)』
話の流れが分からず不思議そうにしている柚紀。当真が話した仁礼と関わったきっかけや影浦に関しては間違えないが、後半部分は特に意味不明なのだ。ただ北添には言いたい事が通じたらしく納得した後に、知り合った男子が必ずする【言実の恐ろしさを知るが故に黄昏てしまう】場面に遭遇……までは分かるが、何故そこに影浦の名が出るかが分からないのだ。そして未だに腹の虫が鳴いているのが恥ずかしくて当真の後ろに隠れてしまう柚紀を見て、和やかな表情を浮かべる二人である
そんな中、料理を盛った皿を手にして二枚を器用に片手に携えて戻ってきたフブキが話に参戦する
「おーい、適当に取ってきたぞー!ってか同胞って、……あれか?所謂"能力持ち"か??俺ゾエさんに誘われて先輩の親が営む飯屋に行って会ったことあるが、…妙に無愛想と言うか不機嫌そうで近づきがたい雰囲気はそのせいだったのか?ま、良い人っぽいけどな、オマケしてくれたし!!……ほらよユズ」
「アレは野々村ちゃんが"牛丼の差し入れ"くれたから、そのお礼だってカゲ言ってたよ?あの時は嬉しかったな~!!もうゾエさんお腹ペコペコだったからね~。……あ、食べても良いかな?」
『あ、はい!私に気にせずに食べて下さい。あ、有り難うフブキちゃん!それにしても、フブキちゃんが"良い人"って言うなら益々そのカゲ先輩に会ってみたいな~。……頂きます(モグモグ)』
「っておい野々村!?俺の分はねぇのかよ!?気が利かねぇな~ったく!!……それもだが、何でゾエと顔見知り何だよ?鋼は同期だから良いとして、接点なくねぇか?…………おい柚紀、どう思う??」
影浦の事も気になるが、空腹だった柚紀はフブキに差し出されたお皿を受け取り食べ始めてしまう。北添も美味しそうに食べる姿を見つつ、自分だけ皿なしを愚痴る当真だがそれより気になったのは"フブキと北添の知り合ったきっかけ"だ。……性格的な事や行動派なフブキが男子と知り合っても何も問題はないが、米屋達とは違って北添はあまりランク戦をしている印象がない当真。やはりそれなりに気になるのだった。が、検討もつかないので柚紀に早々に匙を投げるが、美味しそうに食べている友達を気遣い本人が話すことに
「(モグモグ、ゴックン)あ、ユズは食べてて構わねぇぜ?俺の事だから自分で話す。『(コクン、モグモグモグモグ)』……(ナデ)…ゾエさんを見知ったきっかけはボーダーじゃなくて"とある牛丼屋"がきっかけだ。俺もアッチも【好きな食べ物が丼もの】でよ、……俺学校終わった後、週に一・二回真っ直ぐ道場に行って体を動かしてて帰宅するんだが、飯作るのも面倒だから最寄りの飯屋で食って帰るんだよな~。で、とある日に牛丼屋でゾエさんが食べようとした瞬間に本部から呼び出し食らってよ~……相手はつる姐で内容が【亜種討伐の依頼】だったらしいのが会話内容から俺は察した。ま、アレを放置はマズイだろうから急いで掻きこんで謝りながら店を出ていった。……後はゾエさんが言った言葉で想像出来るだろう?」
「………あ~、あれか?【じっくり味わえなくて"食べた気がしないと言うか物足りない"】ってお前が思ったが、相手は知らない奴。でもボーダー隊員らしいから知っているであろう姐さんに連絡入れて【ゾエについて聞いた後に"どうせだからチームメイト分も適当に買ってこい"】みたいな感じで言われて、任務から帰還後のゾエ達に【つる姐さんが事情を話した後に差し入れを渡した】………こんな感じか?」
「うん、正解だよ当真くん。その子にお礼がしたいって頼んで"見た目的な特徴と会えるであろう場所"を教えて頂いて、……こんな感じかな?でも"食べた気がしない"…って言うのは何で分かったの?ゾエさんは差し入れとしか言ってないよ??」
「そこは(ポン)コイツの"食へのこだわり"を知っていれば意外と、な。……【出されたものはきっちり美味しく完食、その際もマイペースにきちんと味わって食べる】そんな考えを持っている。俺、料理が苦手でちょくちょく教わっているからいつの間にかソレが俺にも染み付いてさ~、最初は面倒だったけど【スボラ飯】や【少量でも満腹になる食い方】や【アレンジ多彩な作りおきとか、沢山作って残した品を使って別の品を作る】的なのを教わってからかなり楽になったぜ?因みにユズの料理だって普通に旨いぜ?………そう言えば、多分だが此処(食堂)に陳列されている中に【コイツの手料理】があるから探してみたらどうだ?(ニヤリ)分かるかは、不明だがな」
北添と馴初めを話した後にソコソコ柚紀を知っている当真に、挑発的な態度を取るフブキ。これをされて"わざと自分の分を持ってこなかったなコイツ"と悟った当真は、もうお皿が空になった北添を引き連れて散策に出掛ける。それを、食べながら見送った柚紀も完食すれば『何で知っているの?』「佐鳥が自慢してたぜ?"試作品の試食した"ってな」と話を聞くと……一言断った後におかわりを取りに行く柚紀。それを特に気にせずに見送るフブキを一瞥して、小さく溜め息を漏らす。理由は
『(フブキちゃんは悪くない、私が勝手に……"妬んでいる"だけだもん。気を付けないと、意外と勘が鋭いからな~。でもやっぱり言実さんに似ているせいか………"この手の話題"には疎いのかも)…ハァ~』
つまりこんな感じであったのだった