44.親睦の曲~立食パーティー~(109.
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
…さて、場所は食堂。この企画の立案者である柚紀も勿論参加していた。ただ、病み上がりとも言える少女を一人にする訳もなく、今日は当真が露払い役を請け負っている。そしてお決まりの頭を乱暴に撫でられた辺りで「ほら俺達も食いに行くぞ~」と行動を開始するのであった。因みに今日の柚紀のコーデは当真と一緒なのでエンブレムの服は冬島隊のを着用(ジャケット)、これにクリーム色のタートルネックニットワンピース(丈は膝上)に黒のストッキングにショートブーツ、髪は一纏めにしてティアラをモチーフにしたバレッタで止めており、首には携帯とあの翠の石付きペンダント、腕には何時もの腕時計と言った出で立ちで流石に食事会なので手ぶらにて参加だ。対する当真も私服ではあるが珍しくこちらもエンブレム付きの服を着用。……傍目から見ると"ペアルックしている兄妹やら…恋人"に見えるが本人達は全く気にしていない。……"狙って感"は当真にはあった。これで多少は牽制材料が増えるので
「(ったく、初めて会った時は"人見知りする只の餓鬼"だったのが色々慣れてきたせいか"女らしさ"が出てきたよな~。良いことではあるが、余計な虫が寄り付かない様に排除するのが面倒だぜ全く)……(ポツリ)"恋は偉大だな"、女を此処まで綺麗にしちまう」
『???(キョトーン、…コテン)』
長い時間を共にすれば色々見えてくるもので、例えば面会や連絡してくれれば基本誰に対しても歓迎する柚紀だが、"相手に寄っては温度差が生じる"のを流石の当真も気づいていた。……言実は除外だが、特に嬉しそうだったのは友達のフブキ、そして……"あの二人"であった。因みに諏訪や風間は他と比べて接触機会が多かったので対象除外である。忍田が様子を見に来た時も柚紀は嬉しそうだったが、シロが畏縮してしまい大っぴらに喜べなかったのだった。そして当真も隔離を受けているのを自分の同級生達も知っているが、会いに来たのは柚紀が面識ある者"のみ"だったのだ
「さて、時間的にも誰か顔見知りな奴が居るとは思うが…………そう言えば、見舞いに来たのは柚紀が知ってる奴ばっかりだったな~。……さては荒船辺りが根回ししやがったか?お前の回復速度が遅くなるのを防ぐ為に」
『あ!?そう言えばそう、…ですね。いらっしゃった方も"カゲ"とか"ゾエ"とか、後……"王子"に"会長"でしたか?誰かの渾名らしい事を口に時折されていましたね。……多分全員男性、ですよね?………ちょっと会うのが怖いけど、…(ギュッ)当真先輩の友達なら大丈夫、ですよね?見た目や性格は……アレかも知れませんが、ちょっとだけ興味があります。と、特に"カゲ……先輩"に、会ってみたいです!!』
「いきなりカゲかよっ!!アレは難易度タケェし多分此処には来てねぇから諦めろ!……(ナデナデ)会う機会は何時か作ってやるからそう落ち込むなよ、な?(ナデナデ)となると……弓場隊は今任務中だからあの二人は無理だろ?後は…………お?!丁度良い感じで難易度が低くて"お助けアイテム付き"で居るな。(クイッ)……お~い、ゾエ~!!それと野々村~!?」
『ふえっっ?!!?』
"目には目を"的な感覚で"汚染理由がトリオンだったので自分のトリオンで汚染に打ち勝つ必要があったのだ"。だが、熱が下がってからはエンジニアの人が症状改善に色々試行錯誤してくれた……のだが、閉塞的な空間に言実が居ない状態でのソレは無意識に柚紀への負担となっており、シロやモニタリングしていた冬島が早期にその異変に気づき"自然治癒法"を取る事になった。その最中に女子から"ほのかな香り付きのハンドクリーム"の差し入れを貰いそれを付けると……明らかに変色改善スピードが早まったのを期にその"思い込み"使わせて貰ったりもした。……変に力ませると柚紀には良くないらしく、リラックス出来てかつ"自然体"が一番回復の近道なのだと改めて感じるのであった
………それはさておき、食べ物がズラリと並ぶテーブルの一角に、……制服以外ではほぼスカートを穿かないフブキが丈は長いが私服で着用した姿でおり、その隣には……寺島並みにふくよかな男子が沢山の料理を盛ったお皿片手に談笑している姿を確認する。そんな二人にズカズカ近づく当真に引っ張られる感じで接近する柚紀。そんな二人にほぼ同時に気づいたが先に動いたのは
「当真先輩に、……ユズっ!?お前こっちに居たのかよっ!!よく飯食う時はラウンジ使うって言うから俺てっきり……………あ、当真先輩とタメだし丁度良いから紹介するぜ。この人は北添先輩って言うんだ。皆からはゾエって呼ばれているみたいで、これでもA級だぜ!?俺みたいな男女で生意気な後輩にも優しい人だから、ユズもきっと大丈夫だと思うぞ?」
「こんにちは、君が噂の歌姫ちゃんだね。……えっと名前聞いて大丈夫かな?ヒカリちゃんは君の事を"言実さんの姪"とか"歌姫"呼びだし、野々村ちゃんのユズってのも渾名っぽいし。……あ、ゾエさんの本名は北添尋だよ」
『(……グーーー)っ!!(ススス…ヒョコッ)鶴ヶ峰柚紀、です。は、初めまして北添先輩。えっとその………ひ、ヒカリちゃんってもしかして仁礼先輩、ですか?つまりは、その……【北添先輩は影浦隊の方】で、合ってますか??だって、学年も性別も違うし、戦闘員とオペレーターってあんまり接点ないし、そ、それに何て言いますか…………こう、"共通点"ないと言いますか【先輩二人を繋げるキーワード】が見つからなくて、その…………(ジワッ)…ウゥウ~~当真先輩っ!?助けてよ~~!私先輩の事を知らないから何を話せば良いか分からないからぁ~~!?』
フブキと話をしている時は平気だが、タイミング良くお腹が鳴ったのとインパクトはあるが威圧感は無く優しいそうな雰囲気を持つ隊員・北添尋相手でもやはり当真の後ろに隠れてしまい、顔を出した状態で何とか色々話す努力をする柚紀。そしていきなり"何時もの推理"を披露すれば、北添がキョトンとしてしまい"またやってしまった"と気付き、……何も言ってくれないのが不安になった柚紀は涙目で当真に助けを求める。それを見て「な、泣かないでっ!?ちょっと驚いただけだから怒ったりはしてないよ」と焦る北添と「悪い悪い、……でも頑張って話そうとしたのは偉いぞ~。そんじゃあ仕方ねぇから俺様が助けてやるよ」と傍観体制を解除する当真。……因みにフブキは柚紀が空腹なのを察して料理を取りに少し側から離れていたのだった
「(ったく、初めて会った時は"人見知りする只の餓鬼"だったのが色々慣れてきたせいか"女らしさ"が出てきたよな~。良いことではあるが、余計な虫が寄り付かない様に排除するのが面倒だぜ全く)……(ポツリ)"恋は偉大だな"、女を此処まで綺麗にしちまう」
『???(キョトーン、…コテン)』
長い時間を共にすれば色々見えてくるもので、例えば面会や連絡してくれれば基本誰に対しても歓迎する柚紀だが、"相手に寄っては温度差が生じる"のを流石の当真も気づいていた。……言実は除外だが、特に嬉しそうだったのは友達のフブキ、そして……"あの二人"であった。因みに諏訪や風間は他と比べて接触機会が多かったので対象除外である。忍田が様子を見に来た時も柚紀は嬉しそうだったが、シロが畏縮してしまい大っぴらに喜べなかったのだった。そして当真も隔離を受けているのを自分の同級生達も知っているが、会いに来たのは柚紀が面識ある者"のみ"だったのだ
「さて、時間的にも誰か顔見知りな奴が居るとは思うが…………そう言えば、見舞いに来たのは柚紀が知ってる奴ばっかりだったな~。……さては荒船辺りが根回ししやがったか?お前の回復速度が遅くなるのを防ぐ為に」
『あ!?そう言えばそう、…ですね。いらっしゃった方も"カゲ"とか"ゾエ"とか、後……"王子"に"会長"でしたか?誰かの渾名らしい事を口に時折されていましたね。……多分全員男性、ですよね?………ちょっと会うのが怖いけど、…(ギュッ)当真先輩の友達なら大丈夫、ですよね?見た目や性格は……アレかも知れませんが、ちょっとだけ興味があります。と、特に"カゲ……先輩"に、会ってみたいです!!』
「いきなりカゲかよっ!!アレは難易度タケェし多分此処には来てねぇから諦めろ!……(ナデナデ)会う機会は何時か作ってやるからそう落ち込むなよ、な?(ナデナデ)となると……弓場隊は今任務中だからあの二人は無理だろ?後は…………お?!丁度良い感じで難易度が低くて"お助けアイテム付き"で居るな。(クイッ)……お~い、ゾエ~!!それと野々村~!?」
『ふえっっ?!!?』
"目には目を"的な感覚で"汚染理由がトリオンだったので自分のトリオンで汚染に打ち勝つ必要があったのだ"。だが、熱が下がってからはエンジニアの人が症状改善に色々試行錯誤してくれた……のだが、閉塞的な空間に言実が居ない状態でのソレは無意識に柚紀への負担となっており、シロやモニタリングしていた冬島が早期にその異変に気づき"自然治癒法"を取る事になった。その最中に女子から"ほのかな香り付きのハンドクリーム"の差し入れを貰いそれを付けると……明らかに変色改善スピードが早まったのを期にその"思い込み"使わせて貰ったりもした。……変に力ませると柚紀には良くないらしく、リラックス出来てかつ"自然体"が一番回復の近道なのだと改めて感じるのであった
………それはさておき、食べ物がズラリと並ぶテーブルの一角に、……制服以外ではほぼスカートを穿かないフブキが丈は長いが私服で着用した姿でおり、その隣には……寺島並みにふくよかな男子が沢山の料理を盛ったお皿片手に談笑している姿を確認する。そんな二人にズカズカ近づく当真に引っ張られる感じで接近する柚紀。そんな二人にほぼ同時に気づいたが先に動いたのは
「当真先輩に、……ユズっ!?お前こっちに居たのかよっ!!よく飯食う時はラウンジ使うって言うから俺てっきり……………あ、当真先輩とタメだし丁度良いから紹介するぜ。この人は北添先輩って言うんだ。皆からはゾエって呼ばれているみたいで、これでもA級だぜ!?俺みたいな男女で生意気な後輩にも優しい人だから、ユズもきっと大丈夫だと思うぞ?」
「こんにちは、君が噂の歌姫ちゃんだね。……えっと名前聞いて大丈夫かな?ヒカリちゃんは君の事を"言実さんの姪"とか"歌姫"呼びだし、野々村ちゃんのユズってのも渾名っぽいし。……あ、ゾエさんの本名は北添尋だよ」
『(……グーーー)っ!!(ススス…ヒョコッ)鶴ヶ峰柚紀、です。は、初めまして北添先輩。えっとその………ひ、ヒカリちゃんってもしかして仁礼先輩、ですか?つまりは、その……【北添先輩は影浦隊の方】で、合ってますか??だって、学年も性別も違うし、戦闘員とオペレーターってあんまり接点ないし、そ、それに何て言いますか…………こう、"共通点"ないと言いますか【先輩二人を繋げるキーワード】が見つからなくて、その…………(ジワッ)…ウゥウ~~当真先輩っ!?助けてよ~~!私先輩の事を知らないから何を話せば良いか分からないからぁ~~!?』
フブキと話をしている時は平気だが、タイミング良くお腹が鳴ったのとインパクトはあるが威圧感は無く優しいそうな雰囲気を持つ隊員・北添尋相手でもやはり当真の後ろに隠れてしまい、顔を出した状態で何とか色々話す努力をする柚紀。そしていきなり"何時もの推理"を披露すれば、北添がキョトンとしてしまい"またやってしまった"と気付き、……何も言ってくれないのが不安になった柚紀は涙目で当真に助けを求める。それを見て「な、泣かないでっ!?ちょっと驚いただけだから怒ったりはしてないよ」と焦る北添と「悪い悪い、……でも頑張って話そうとしたのは偉いぞ~。そんじゃあ仕方ねぇから俺様が助けてやるよ」と傍観体制を解除する当真。……因みにフブキは柚紀が空腹なのを察して料理を取りに少し側から離れていたのだった