4.親交の曲~黒髪の池様編~(69.
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教室に戻り、そのままお弁当などを必要になりそうなモノを持って屋上に上がった辺りに終了のチャイムが鳴り響いた。ふと、自分が屋上で昼休みを過ごすとあの時点で断言していないのに気づいた柚紀は【市河さんと一緒に一足早く屋上に行ってます】と市河女子に頼んでメッセージを送ったのであった。少し待っていると先に野々村女子がお昼を持って現れた。柚紀が居ることを訊ねてきたのを「鶴ヶ峰さんだって無関係じゃないから、居ても良いでしょ?」と市河女子が返答したのだった。それに対して異議を唱えず、野々村女子が一人昼食のパンを食べ始めたのをきっかけに二人もお弁当を広げて食べ始めた時
‐ バンッ!!! ‐
「あーもう!!あの先公、根っからの運動バカだから加減を知らないのかよー!!流石に常日頃鍛えている人じゃないと、あんなのキツいって~の!??(クルッ)そう思いでしょ?!二人だってさ~!!!」
「あ~、ハイハイ。分かったから落ち着きなよ佐鳥。それより、…あの課題後なのにそれだけ元気なのが、おれには羨ましいよ。ま、防衛任務には支障ないとは、思うけど」
「……流石の俺も疲れはしたな。所で、…………(スッ)…あの鶴ヶ峰の行動理由について説明が欲しいのだが」
思いっきりドアを開け盛大に愚痴を溢しながら現れら佐鳥。それに続いて些かお疲れな時枝が反応を返し、更に一緒に現れた烏丸は普段と表情は変わらないが口ぶりからしてやはり課題は堪えているらしい。そして先客達を見つけて……柚紀の不可解な行動を訊ねる。それは
『!!あ、えっと……ご、ごめんなさい野々村さん。その…屋上って出入り自由だから誰が来るか分からなくて、それに……あんな大きな音がして吃驚しちゃってその………………怖くて、無意識に隠れようとしました。(ススッ…フリフリ)……お疲れ様です、その…色々と』
「ま、まぁうん。……流石にアレは駄目だったから仕方ないよ色々と、ね。あ!(タタタッ)ちゃんと処置した?柚紀ちゃんカーディガン着てるから外見じゃ分からないもんね~。(クイッ)確認して、大丈夫?」
『(ズキッ)ッ?!!』
「!……止めな佐鳥、アンタは手加減してるつもりでも男女じゃ力加減が全然違うんだ。(パシッ)無闇に触るんじゃない、……ま、気にしてるみたいだし見せたら?」
『う、うん(スッ)』
何時もの怖くなったりした際に発動する反射的行動が出てしまい、同じ位の背丈である市河女子でなく、女子にしては長身である野々村女子の後ろに隠れてしまう柚紀は、謝りながら後ろから出てきて佐鳥達に話し掛ける
それに一番に反応した佐鳥が、自分達より先に柚紀が屋上に居た理由を思い出して怪我の具合を確かめようとするが、心配からか力加減を間違えてしまい痛みを感じた柚紀が反応したのに気づいた野々村女子が割り込み、掴んでいる手を叩いて離すように促し柚紀本人に腕を見せるように促せばカーディガンを捲って包帯がちゃんと巻かれた腕を見せる。因みに時枝達は市河女子に怪我の具合を確認し、同じく腕を見て複雑な表情をしていたが、負ってしまった怪我は仕方ないと割り切り各自座って昼食を食べ始める
「彼女が野々村の後ろに隠れたのは……一種の癖であり自己防衛かな?それにしても、先生は【日常生活において無茶しなければ問題ない】って言っていたみたいだけど、………家事とか出来そう?」
『出来なくもないけど、……片手で可能な家事なんて限られているからな~。そこは言実さんに相談するよ、あの人なら"この怪我がどれ位完治に時間掛かるか"ある程度分かるだろうから』
「…言実さん?……アンタ両親と住んでいないの?普通ならお父さんとかお母さんって呼ぶだろ?ま、名前で呼び合う家族もごくたまに居なくもないけどさ。ってか、もしかして……その弁当も自分で作ったの?」
烏丸に訊ねられた対人防御策について簡単に説明した後、昼食をゆっくり食べている柚紀に対してが気になる事を時枝は訊ねていた。…きちんと噛んで食事はしている柚紀だか少なくとも"食べる速度"はそこまで遅くはないのだ。だが他のメンバーより明らかに中身の減りが遅い。食べながら話しているのも要因だが、予想以上に左腕をうまく使えない事を意味するのだ
ただ、野々村女子は柚紀の家庭事情を丸っきり知らない為、在り来たりな質問をしてきたのに対して佐鳥が【訳有って叔母である言実と暮らしている点】や【仕事で忙しいので家事は柚紀が大体担当している点】を説明した。市河女子は「ノンちゃんと似ているね」と反応を示し、烏丸は前者は時枝から、後者に関しては朝"広告を出していない安売りしている穴場のお店"を柚紀から教えてもらったので納得している様子だ。……その後、自分だけとなり頑張ってお弁当を食べている柚紀と佐鳥を一瞥してから時枝が代表して口を開く
「それで、市河さん。君は一体……"何者なの"?どうして"一部の者しか知り得ない事"を知っているの?もしボーダー関係者なら……おれ達が知らない事は"ほぼあり得ない"筈なのに("幾つか穴はある"、でも……佐鳥ですら知らないのは可笑しい筈だ)」
「だってその見た目だもん!……良い意味でも悪い意味でも目立つ筈だよ?佐鳥達は仕事の一貫で"ある時期以降"から新人指導にも携わっている、…"それ以前"にボーダーに入った可能性は無くもない。だけど……噂にすら成ってないのは明らかに不自然だよ?(あーでも、"ある可能性"はあるよな~、実際"実例"はあるし)」
二人の問い掛けに一瞬戸惑うが「隠す必要ない、話してしまえシロ」そして「……この二人、…三人なら大丈夫だろ」と野々村女子と、まさかの烏丸の後押しをされて小さく頷いた市河女子は、懸命にお弁当を食べる柚紀を一瞥後、覚悟を決めて理由を話始める
「……二人の予想通り、私はボーダーに所属しています。でも役職はオペレーターで何処かの部隊所属は、していません。……入隊したのは二人よりは後だけど、まだ嵐山隊が広報の仕事を引き受ける前であり………他の人より技術を習得する早さは遅くて、…"専属オペレーターをしてくれ"と引き抜きも遭ったことないです。…私はドジですから。そ、それに(チラッ)ボーダーに入った理由だって【ノンちゃんがやるから】であって私はついで、だったんですが………独り暮らしを反対した親戚の人が許可を出してくれなくて私だけ入る形に。………あ、鶴ヶ峰さんについて知っていた理由は……言実さんの専属オペレーターである巽陽菜さん…、あの人が私の先生だから、です」
‐ バンッ!!! ‐
「あーもう!!あの先公、根っからの運動バカだから加減を知らないのかよー!!流石に常日頃鍛えている人じゃないと、あんなのキツいって~の!??(クルッ)そう思いでしょ?!二人だってさ~!!!」
「あ~、ハイハイ。分かったから落ち着きなよ佐鳥。それより、…あの課題後なのにそれだけ元気なのが、おれには羨ましいよ。ま、防衛任務には支障ないとは、思うけど」
「……流石の俺も疲れはしたな。所で、…………(スッ)…あの鶴ヶ峰の行動理由について説明が欲しいのだが」
思いっきりドアを開け盛大に愚痴を溢しながら現れら佐鳥。それに続いて些かお疲れな時枝が反応を返し、更に一緒に現れた烏丸は普段と表情は変わらないが口ぶりからしてやはり課題は堪えているらしい。そして先客達を見つけて……柚紀の不可解な行動を訊ねる。それは
『!!あ、えっと……ご、ごめんなさい野々村さん。その…屋上って出入り自由だから誰が来るか分からなくて、それに……あんな大きな音がして吃驚しちゃってその………………怖くて、無意識に隠れようとしました。(ススッ…フリフリ)……お疲れ様です、その…色々と』
「ま、まぁうん。……流石にアレは駄目だったから仕方ないよ色々と、ね。あ!(タタタッ)ちゃんと処置した?柚紀ちゃんカーディガン着てるから外見じゃ分からないもんね~。(クイッ)確認して、大丈夫?」
『(ズキッ)ッ?!!』
「!……止めな佐鳥、アンタは手加減してるつもりでも男女じゃ力加減が全然違うんだ。(パシッ)無闇に触るんじゃない、……ま、気にしてるみたいだし見せたら?」
『う、うん(スッ)』
何時もの怖くなったりした際に発動する反射的行動が出てしまい、同じ位の背丈である市河女子でなく、女子にしては長身である野々村女子の後ろに隠れてしまう柚紀は、謝りながら後ろから出てきて佐鳥達に話し掛ける
それに一番に反応した佐鳥が、自分達より先に柚紀が屋上に居た理由を思い出して怪我の具合を確かめようとするが、心配からか力加減を間違えてしまい痛みを感じた柚紀が反応したのに気づいた野々村女子が割り込み、掴んでいる手を叩いて離すように促し柚紀本人に腕を見せるように促せばカーディガンを捲って包帯がちゃんと巻かれた腕を見せる。因みに時枝達は市河女子に怪我の具合を確認し、同じく腕を見て複雑な表情をしていたが、負ってしまった怪我は仕方ないと割り切り各自座って昼食を食べ始める
「彼女が野々村の後ろに隠れたのは……一種の癖であり自己防衛かな?それにしても、先生は【日常生活において無茶しなければ問題ない】って言っていたみたいだけど、………家事とか出来そう?」
『出来なくもないけど、……片手で可能な家事なんて限られているからな~。そこは言実さんに相談するよ、あの人なら"この怪我がどれ位完治に時間掛かるか"ある程度分かるだろうから』
「…言実さん?……アンタ両親と住んでいないの?普通ならお父さんとかお母さんって呼ぶだろ?ま、名前で呼び合う家族もごくたまに居なくもないけどさ。ってか、もしかして……その弁当も自分で作ったの?」
烏丸に訊ねられた対人防御策について簡単に説明した後、昼食をゆっくり食べている柚紀に対してが気になる事を時枝は訊ねていた。…きちんと噛んで食事はしている柚紀だか少なくとも"食べる速度"はそこまで遅くはないのだ。だが他のメンバーより明らかに中身の減りが遅い。食べながら話しているのも要因だが、予想以上に左腕をうまく使えない事を意味するのだ
ただ、野々村女子は柚紀の家庭事情を丸っきり知らない為、在り来たりな質問をしてきたのに対して佐鳥が【訳有って叔母である言実と暮らしている点】や【仕事で忙しいので家事は柚紀が大体担当している点】を説明した。市河女子は「ノンちゃんと似ているね」と反応を示し、烏丸は前者は時枝から、後者に関しては朝"広告を出していない安売りしている穴場のお店"を柚紀から教えてもらったので納得している様子だ。……その後、自分だけとなり頑張ってお弁当を食べている柚紀と佐鳥を一瞥してから時枝が代表して口を開く
「それで、市河さん。君は一体……"何者なの"?どうして"一部の者しか知り得ない事"を知っているの?もしボーダー関係者なら……おれ達が知らない事は"ほぼあり得ない"筈なのに("幾つか穴はある"、でも……佐鳥ですら知らないのは可笑しい筈だ)」
「だってその見た目だもん!……良い意味でも悪い意味でも目立つ筈だよ?佐鳥達は仕事の一貫で"ある時期以降"から新人指導にも携わっている、…"それ以前"にボーダーに入った可能性は無くもない。だけど……噂にすら成ってないのは明らかに不自然だよ?(あーでも、"ある可能性"はあるよな~、実際"実例"はあるし)」
二人の問い掛けに一瞬戸惑うが「隠す必要ない、話してしまえシロ」そして「……この二人、…三人なら大丈夫だろ」と野々村女子と、まさかの烏丸の後押しをされて小さく頷いた市河女子は、懸命にお弁当を食べる柚紀を一瞥後、覚悟を決めて理由を話始める
「……二人の予想通り、私はボーダーに所属しています。でも役職はオペレーターで何処かの部隊所属は、していません。……入隊したのは二人よりは後だけど、まだ嵐山隊が広報の仕事を引き受ける前であり………他の人より技術を習得する早さは遅くて、…"専属オペレーターをしてくれ"と引き抜きも遭ったことないです。…私はドジですから。そ、それに(チラッ)ボーダーに入った理由だって【ノンちゃんがやるから】であって私はついで、だったんですが………独り暮らしを反対した親戚の人が許可を出してくれなくて私だけ入る形に。………あ、鶴ヶ峰さんについて知っていた理由は……言実さんの専属オペレーターである巽陽菜さん…、あの人が私の先生だから、です」