40.兆しの曲~何かが変わろうとしている~(105.
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‐ ‐
‐
‐ パラ、パラパラ ‐
『うっ、……っぁ~!?…オートシールドのお陰でまぁ、ベイルアウトは防げたけど……(チラッ)っ!?わぁ~、何か皮膚が変色しているや~!!ってか……………あ、体、動かせない(でも、確信した!アレとは別の亜種が触手を生やすアレを何かの理由で守っている。そしてその関係性は)……"女王蜂と働き蜂"…若しくは蟻かな?後はゴキ…〔嫌~?!柚紀ちゃ~ん、逃げて~!!?〕……えっ!?』
‐ …カサ、カサカサ、……カサカサカサカサカサ… ‐
『……うわぁ~、大きさが異なるモールモッド沢山だ~。…………どうしよう、コレ(……罰、当たったかな?二人を困らせちゃった事に対しての。でも、譲れないから仕方ないよ)……(ジワッ)嫌だもん、ずっと背中を見ている何て。私は……"前とまでは言わないから、せめて隣に"居たいもん。どんな時も、可能なら………ずっと(………そっか、たまに感じるあの胸の痛み、…アレは……)』
通常から小型……手のひらサイズと様々な大きさをしているモールモッドが続々と柚紀に接近してくる。露出している足や手に"紫の毒々しい斑点"が現れており身動きが一切取れないのが分かると"万事休す"と言った感じで、思考力すら徐々に低下して行く。そして"走馬灯"と言う訳ではないが、色々考えて……"素直な気持ちを口にして行く中で"……分かりそうになる。ココ最近、とある時に時折感じていたが理由が分からなかったあの違和感の正体を。だが、口に出す気力もなく徐々に瞼すら開ける事も困難となり……一滴の涙が溢れ落ちた、その時
‐ ……ザッ!…バサッ ‐
‐ ……ザッ!…バッ! ‐
「「彼女に(近付くな!!?/触れるな!!?)」」
『………(…スウゥ、…パチ、パチ………ジワッ)……な、何で、……どう、して?…(これは、夢?だってあんな邪険にしたのに、来るなって、危ないから、…私の役目に……我が儘に巻き込みたくないから、"心を鬼にして"突き放したのに……何で二人が、私を助けに来るの?)』
「……((佐鳥、彼女を頼む。おれは敵を一掃する))(……そうだった、鶴ヶ峰さんは優しくて頑固で、とても寂しがり屋。他人を危険な目に合わせる事や迷惑を掛ける事を良しとせず、その為になら自らを犠牲にする、……してしまう子。後、やっぱり"本音"はおれにも聴こえるのかな?)」
「……((倒すならスコーピオンね?多分銃はマズイよ?下手すると建物が崩壊する可能性があるから))(スタスタ、…スッ)大丈夫……じゃないよねコレ。……あ~もう!!ちょっと目を離しただけでまた腕無くなっているし、一人だし、泣いているし!!?……やっぱりオレには無理!!!君を放っておくとか!!?(…コツン)心配で、何も手につかなくなるし"佐鳥らしく"出来ないよ。…………お願いだから無茶しないで、若しくは……オレの側に、見える範囲に居てよ。そうすれば絶対に、…君を護るからさ(もう、我慢しない。本音を言い続けよう、じゃないと何時か絶対に後悔する)」
‐ ドキドキ ‐
『(パクパク)(……あ、声が。えっとえっと………う、腕は負傷しちゃって冷静さを失っていた三輪先輩から敵の注意を引くために、し、仕方なくだし!!亜種がどんなのかが分からない以上、太刀川さんでも側に居たら……邪魔だもん!分析の!!な、涙に関しては…………アレがデカイゴキブリに見えたからこう、…本能的に拒絶反応が出た的な奴です。って……コレ聞こえてる???あ、後無闇に私に触ったら駄目!!…佐鳥くんまで変色しちゃうかも知れないから!!?)』
バックワームを着た二人が目の前に現れて敵と対峙している。この現実に理解が追い付いていないのを"心の声"で察するが、今は敵を倒すのが先決なので時枝が排除を、佐鳥が介抱に向かう。側に行き額同士をくっつけて本音をぶちまける佐鳥に答えようとするが、話すのも困難で意識的に自分の考えを一生懸命伝えようと頑張る柚紀。それらを見聞きした佐鳥は初めは驚いたが、直ぐに笑みを浮かべると自分が着ていたバックワームを"変色を隠す意味合い"で少女に着させそのままお姫様抱っこする。これに対して顔を赤くする柚紀は体が動かないので"音成らざる声"で抗議していると、敵を一掃し終えた時枝が合流して……無言の圧を掛けてきたので、やっと口を佐鳥は開く
「何か亜種の厄介な性質のせいで体を動かすのも話すのも無理みたい。……あ、内部通話は出来るから一応柚紀ちゃんとの会話は出来るよ?」
『(と、時枝くん!?お疲れ様、です。あの……大丈夫?その……小さいけどかなりの数、居たよね?苦戦……していたらこんな短時間じゃ倒しきれないか。……一個体の性能は通常以下?でも集まれば………だから、あの亜種の正体は………)』
「……(ナデ)亜種をどうにかしないとって思うのは分かるけど、……鶴ヶ峰さんはもう少し他人を頼る事を覚えてよ。敵は"君だけの敵じゃなくて皆の敵"なんだからさ。………一先ず退こう、このまま此処に留まっても足手まといになるだけだ。後は言実さん達にお願いするべきだよ」
「サンセ~!!?」
内部通話より"思考がただ漏れ"な状態と察する時枝は、こんな満身創痍な状態でもまだ現場に留まるつもりの柚紀を見て……強制送還を決行する決意を固める。これに対して元々現場に柚紀を出す事に反対的な思考が強かった佐鳥も同意し、とりあえず建物から脱出を図る。勿論柚紀は反論するが、「ナニ言っているか分からな~い」と都合よく無視を決め込む二人だが
《………悪いが、その子を今現場から退避されては困る。が、そのままにさせるつもりもない。……始めろ、シロ》
〔了解です言実さん。……共鳴スタート!………ユズちゃん、どう?話せる??聴こえる???〕
『言実さんに、……シロちゃん?!あれ???でも今日は…』
〔迅さん、だよ。……【今回の亜種対応には人数が必要】らしくてユズちゃんの知り合いほぼ総動員している状態なの。ま、それは後で分かるか?………私が出来るのは"会話と動作補助だけ"だから"今は"無理したら駄目だよ。…言実さん、後はお願いします〕
《あぁ。……さて柚紀よ、【時枝が倒した敵は無数の触手を生やしたアレと同個体】であり、【トリオン体の機能低下の原因は毒性と洗脳性のある敵が放った不可視なトリオン】だ。……是等を踏まえて問おう。"今回の亜種、通称を付けるなら"……お前なら何と名付ける??》
言実そしてシロからの通信が入ってきたのだ。それもリスクがある共鳴を実行させる辺りからもやはり柚紀を現場から遠ざけれない状況なのだ。そして"答え合わせ"と謂わんがばかりの問い掛けに、今まで見聞きした情報や特性を指し示すのに適した言葉を探して……選んだ通称は
『……【女王 】と【兵隊蟻 】。…恐らくコレこそ特異変化した亜種、な気がします。コイツらをもし"人工的"に作ったのなら……自殺行為に等しいですからね』
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‐ パラ、パラパラ ‐
『うっ、……っぁ~!?…オートシールドのお陰でまぁ、ベイルアウトは防げたけど……(チラッ)っ!?わぁ~、何か皮膚が変色しているや~!!ってか……………あ、体、動かせない(でも、確信した!アレとは別の亜種が触手を生やすアレを何かの理由で守っている。そしてその関係性は)……"女王蜂と働き蜂"…若しくは蟻かな?後はゴキ…〔嫌~?!柚紀ちゃ~ん、逃げて~!!?〕……えっ!?』
‐ …カサ、カサカサ、……カサカサカサカサカサ… ‐
『……うわぁ~、大きさが異なるモールモッド沢山だ~。…………どうしよう、コレ(……罰、当たったかな?二人を困らせちゃった事に対しての。でも、譲れないから仕方ないよ)……(ジワッ)嫌だもん、ずっと背中を見ている何て。私は……"前とまでは言わないから、せめて隣に"居たいもん。どんな時も、可能なら………ずっと(………そっか、たまに感じるあの胸の痛み、…アレは……)』
通常から小型……手のひらサイズと様々な大きさをしているモールモッドが続々と柚紀に接近してくる。露出している足や手に"紫の毒々しい斑点"が現れており身動きが一切取れないのが分かると"万事休す"と言った感じで、思考力すら徐々に低下して行く。そして"走馬灯"と言う訳ではないが、色々考えて……"素直な気持ちを口にして行く中で"……分かりそうになる。ココ最近、とある時に時折感じていたが理由が分からなかったあの違和感の正体を。だが、口に出す気力もなく徐々に瞼すら開ける事も困難となり……一滴の涙が溢れ落ちた、その時
‐ ……ザッ!…バサッ ‐
‐ ……ザッ!…バッ! ‐
「「彼女に(近付くな!!?/触れるな!!?)」」
『………(…スウゥ、…パチ、パチ………ジワッ)……な、何で、……どう、して?…(これは、夢?だってあんな邪険にしたのに、来るなって、危ないから、…私の役目に……我が儘に巻き込みたくないから、"心を鬼にして"突き放したのに……何で二人が、私を助けに来るの?)』
「……((佐鳥、彼女を頼む。おれは敵を一掃する))(……そうだった、鶴ヶ峰さんは優しくて頑固で、とても寂しがり屋。他人を危険な目に合わせる事や迷惑を掛ける事を良しとせず、その為になら自らを犠牲にする、……してしまう子。後、やっぱり"本音"はおれにも聴こえるのかな?)」
「……((倒すならスコーピオンね?多分銃はマズイよ?下手すると建物が崩壊する可能性があるから))(スタスタ、…スッ)大丈夫……じゃないよねコレ。……あ~もう!!ちょっと目を離しただけでまた腕無くなっているし、一人だし、泣いているし!!?……やっぱりオレには無理!!!君を放っておくとか!!?(…コツン)心配で、何も手につかなくなるし"佐鳥らしく"出来ないよ。…………お願いだから無茶しないで、若しくは……オレの側に、見える範囲に居てよ。そうすれば絶対に、…君を護るからさ(もう、我慢しない。本音を言い続けよう、じゃないと何時か絶対に後悔する)」
‐ ドキドキ ‐
『(パクパク)(……あ、声が。えっとえっと………う、腕は負傷しちゃって冷静さを失っていた三輪先輩から敵の注意を引くために、し、仕方なくだし!!亜種がどんなのかが分からない以上、太刀川さんでも側に居たら……邪魔だもん!分析の!!な、涙に関しては…………アレがデカイゴキブリに見えたからこう、…本能的に拒絶反応が出た的な奴です。って……コレ聞こえてる???あ、後無闇に私に触ったら駄目!!…佐鳥くんまで変色しちゃうかも知れないから!!?)』
バックワームを着た二人が目の前に現れて敵と対峙している。この現実に理解が追い付いていないのを"心の声"で察するが、今は敵を倒すのが先決なので時枝が排除を、佐鳥が介抱に向かう。側に行き額同士をくっつけて本音をぶちまける佐鳥に答えようとするが、話すのも困難で意識的に自分の考えを一生懸命伝えようと頑張る柚紀。それらを見聞きした佐鳥は初めは驚いたが、直ぐに笑みを浮かべると自分が着ていたバックワームを"変色を隠す意味合い"で少女に着させそのままお姫様抱っこする。これに対して顔を赤くする柚紀は体が動かないので"音成らざる声"で抗議していると、敵を一掃し終えた時枝が合流して……無言の圧を掛けてきたので、やっと口を佐鳥は開く
「何か亜種の厄介な性質のせいで体を動かすのも話すのも無理みたい。……あ、内部通話は出来るから一応柚紀ちゃんとの会話は出来るよ?」
『(と、時枝くん!?お疲れ様、です。あの……大丈夫?その……小さいけどかなりの数、居たよね?苦戦……していたらこんな短時間じゃ倒しきれないか。……一個体の性能は通常以下?でも集まれば………だから、あの亜種の正体は………)』
「……(ナデ)亜種をどうにかしないとって思うのは分かるけど、……鶴ヶ峰さんはもう少し他人を頼る事を覚えてよ。敵は"君だけの敵じゃなくて皆の敵"なんだからさ。………一先ず退こう、このまま此処に留まっても足手まといになるだけだ。後は言実さん達にお願いするべきだよ」
「サンセ~!!?」
内部通話より"思考がただ漏れ"な状態と察する時枝は、こんな満身創痍な状態でもまだ現場に留まるつもりの柚紀を見て……強制送還を決行する決意を固める。これに対して元々現場に柚紀を出す事に反対的な思考が強かった佐鳥も同意し、とりあえず建物から脱出を図る。勿論柚紀は反論するが、「ナニ言っているか分からな~い」と都合よく無視を決め込む二人だが
《………悪いが、その子を今現場から退避されては困る。が、そのままにさせるつもりもない。……始めろ、シロ》
〔了解です言実さん。……共鳴スタート!………ユズちゃん、どう?話せる??聴こえる???〕
『言実さんに、……シロちゃん?!あれ???でも今日は…』
〔迅さん、だよ。……【今回の亜種対応には人数が必要】らしくてユズちゃんの知り合いほぼ総動員している状態なの。ま、それは後で分かるか?………私が出来るのは"会話と動作補助だけ"だから"今は"無理したら駄目だよ。…言実さん、後はお願いします〕
《あぁ。……さて柚紀よ、【時枝が倒した敵は無数の触手を生やしたアレと同個体】であり、【トリオン体の機能低下の原因は毒性と洗脳性のある敵が放った不可視なトリオン】だ。……是等を踏まえて問おう。"今回の亜種、通称を付けるなら"……お前なら何と名付ける??》
言実そしてシロからの通信が入ってきたのだ。それもリスクがある共鳴を実行させる辺りからもやはり柚紀を現場から遠ざけれない状況なのだ。そして"答え合わせ"と謂わんがばかりの問い掛けに、今まで見聞きした情報や特性を指し示すのに適した言葉を探して……選んだ通称は
『……【