40.兆しの曲~何かが変わろうとしている~(105.
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突撃すると言っても、攻撃が効かない・手段のない柚紀がするのは攻撃を回避しながら相手を観察して性質や対処法を見つける事なのだ。そして"頭上から見るのと地上から見るのでは印象が違う"と認識するのである
‐ ヒョイ、ヒョイ……ヒョイ ‐
『(高い所から見た時は大きく感じたけど、こう見ると)……"通常と同じ"?つまりはこう、…平べったい感じなのかな?でも何で?(‐ シュルシュルシュルシュルシュルシュル ‐)って!?(ブォン)コイツどんだけ触手あるの~!!!(バッ!)』
「!!!((……先輩達と対峙していた時はあそこまで触手を使わなかったのに、何故彼女相手に使用するんだ?!))」
((そりゃあアレだ、……色んな亜種が出現した理由の一つが【極上の獲物である柚紀を手に入れる為】だからな~。秘密兵器やら奥の手をココぞって時の為に温存してたんだろう。(にしても、俺の旋空にもアレは反応を示さなかった。……どういう仕組みなんだ?)ま、兎に角出水が合流するまで観察を続けろ。あらゆる角度から見ていれば必ず"穴"が見つかる筈だ))
前足部分二本からの触手を避けていた柚紀だが、四方八方から伸びてきたので慌てて空中に避難する。今までの攻撃パターンと異なる動きに戸惑う古寺に対して、太刀川は至極当たり前的な口調で理由を口にする傍ら、【亜種の性質】を見極めようとしているのだった
さて、グラスホッパーを使って縦横無尽に動き回り触手を回避する柚紀。そして捕らえられないと敵が察すると更に触手を増やして襲いかかってくる
『あ~もう、何なのさコイツは~!!?一体何処から触手を出しているのさ~!!!アレか??装甲の隙間かっ?!(……ではないか?それにしては動きがスムーズなんだよな~。と言うより(チラッ)聞いていた通り"表面の装甲から触手が生えている感じ?"ん~……)…言実さぁ~ん、この亜種って"かなりのトリオン貯蓄"してますか?何かモールモッドの原型留めない位に変化しているし、……一応デカイんですが 』
《貯蓄量か?(カタカタ)………済まないが"解析不可能"だ。そもそも"相変わらずその周囲一帯が未登録の反応で埋め尽くされておる"。(カタカタ)その反応範囲内にお前のトリガー反応があるが、敵に取り込まれた訳では無かろうし、三輪達の動きを解析して"敵の大きさ"は粗方予想が付くが……やはり分析が捗らぬ。因みに、ソレは"ナニかを放出していないか?"不可視でも身震いをしたりとナニか動作をしていれば……その周囲に漂う正体不明の反応も説明が付くのだが………》
『(スタッ、…)ん~~……身震いと言うより"ほぼ移動していない"感じ??無数の触手を伸ばしては来るけど、本体はその場に鎮座してい…《隠密型急接近中だ!?其処から逃げろ柚紀っ!!》へっ?!?い、いきなりっ!?(ブォン……シュン!スシャッ……プシュゥ~)っ!??しまったっ!!!』
悪態を放ちながら観察は欠かせない柚紀は【あれだけ変化しているなら相当のエネルギー……トリオン持ちでは】と疑い言実に確認をする。……亜種は【元となっているトリオン兵をベースに色んな進化をしている】ので、【元となっている敵のトリオン貯蓄量を比較が可能では】と考えたのだった。これに対しても"答えれない"・"分からない"的な回答が帰ってきたが、理由をよく聞くと【レーダーでは亜種の全貌が掴めない】的な内容であり原因も未だに不明なのだ。そして"亜種に対して死角にあたる場所に"降り立った柚紀を狙っていたかの様に、いきなり隠密型からの奇襲に遭う。……致命傷は避けれたが反応が遅れたせいで足に攻撃が当たってしまう。その瞬間
‐ シュン!……シュシュシュシュシュン!! ‐
‐ ガサガサガサガサガサ、ザザザザザザ ‐
『い、嫌ぁ~~何か沢山出てきた~!!な、何なのさ~一体~!!?
‐ ズドン!! ‐
更に土竜まで来たしっ?!(…ジワッ)もうっ、一気に来ないでよぉ~!!対処しきれないからぁ~~!!!』
《馬鹿なっ!?今日は雷など落ちてはおらぬ!!なのに何故"敵が検知出来ぬ"のだ!!?それも出てきたのは……"全て亜種"だとっ!??(……この広範囲に広がる不明な反応がレーダー検知機能の妨げになっているのか?)(チッ)止む終えぬな、……太刀川っ!奈良坂!!古寺っ!!?新種の亜種以外の敵を潰せっ!?……敵に栄養を与える事になるが、このままでは柚紀の集中力もだが肉体・精神の負荷が増大し最悪……倒れてしまうっ!それだけは何としても阻止しろっ!?》
「太刀川了解!!(スチャッ)……スナイパー二人は俺が"亜種数体倒してから"攻撃しろよ?敵の注意、…ヘイトは俺が稼ぐ!!?(バッ!)」
「「了解!!」」
"亜種を倒した"訳でも"サイドエフェクトが暴走"した訳でもないのに大量の敵が柚紀に群がり始めたのだった。これには流石に困惑を隠せない柚紀は思わず涙目になってしまうのだった。敵の動きを監視しつつ姪のトリオン変動も見ていた言実もこれはマズイと察し、……一より多数による負荷を減らす決断をして隊員に指示出しをするのであった。そしてスナイパーが標的にならない様にと先陣を切る太刀川は直ぐ様近くの敵を片付け出したのだった
一方で柚紀は、泣きそうになりながらも敵の攻撃を相変わらず回避し続けていた。だが敵の数が増えれば凶刃も増え回避が難しくなる。そして何より……
‐ …………ズシリ!! ‐
『っ!?(何?……足に攻撃を受けてから体が、動きが鈍くなってきた?……違う、…"怪我をした足が…重たい"?)…くっ!?流石に、避けきれないっ!?ならっ!!(……ポーン、…ダン!)』
疲労を感じない筈のトリオン体に異変を覚えたのだ。致命傷ではないので"トリオン漏出"によるものではないのは柚紀も理解しているが確実に動きが悪くなっているのを感じ取っていたのだ。そんな事を考えている間にも敵の手は伸び続けており、……回避が不可能と判断した柚紀はずっと抱えたままでいた"自分の腕"を敵目掛けて投げ込み囮に使用する。そちらに全部ではないが敵の気を剃らせれた隙にグラスホッパーにて高く飛び上がる。……"スナイパーの射線がすんなり通る程"の高さまで余裕を持って。そしてそれは…
〔歌姫ちゃん駄目!!そんなに高く……建物から出てきたらバンダーに見つかるっ!?忘れてない??……バンダーにも"亜種が居る"って事を!!!〕
『………えっ??』
……三輪隊が担当した地域は夏の騒動で太刀川・諏訪隊が柚紀を守りながら大量の敵と戦った激戦区、…元から高層ビルが少なく更に出水が敵を倒すために崩壊させたり、土竜の原因やらで意外と見晴らしが良いのだ。だからこそ佐鳥はあの時、敵の検知範囲外からの長距離狙撃が出来たのだ。元から敵は巨体が多く、バンダーも"巨大化し、そして砲撃が強化された"亜種が居たのを巽に指摘されるまで柚紀はすっかり忘れており
‐ ドーーン!! ‐
‐ ヒョイ、ヒョイ……ヒョイ ‐
『(高い所から見た時は大きく感じたけど、こう見ると)……"通常と同じ"?つまりはこう、…平べったい感じなのかな?でも何で?(‐ シュルシュルシュルシュルシュルシュル ‐)って!?(ブォン)コイツどんだけ触手あるの~!!!(バッ!)』
「!!!((……先輩達と対峙していた時はあそこまで触手を使わなかったのに、何故彼女相手に使用するんだ?!))」
((そりゃあアレだ、……色んな亜種が出現した理由の一つが【極上の獲物である柚紀を手に入れる為】だからな~。秘密兵器やら奥の手をココぞって時の為に温存してたんだろう。(にしても、俺の旋空にもアレは反応を示さなかった。……どういう仕組みなんだ?)ま、兎に角出水が合流するまで観察を続けろ。あらゆる角度から見ていれば必ず"穴"が見つかる筈だ))
前足部分二本からの触手を避けていた柚紀だが、四方八方から伸びてきたので慌てて空中に避難する。今までの攻撃パターンと異なる動きに戸惑う古寺に対して、太刀川は至極当たり前的な口調で理由を口にする傍ら、【亜種の性質】を見極めようとしているのだった
さて、グラスホッパーを使って縦横無尽に動き回り触手を回避する柚紀。そして捕らえられないと敵が察すると更に触手を増やして襲いかかってくる
『あ~もう、何なのさコイツは~!!?一体何処から触手を出しているのさ~!!!アレか??装甲の隙間かっ?!(……ではないか?それにしては動きがスムーズなんだよな~。と言うより(チラッ)聞いていた通り"表面の装甲から触手が生えている感じ?"ん~……)…言実さぁ~ん、この亜種って"かなりのトリオン貯蓄"してますか?何かモールモッドの原型留めない位に変化しているし、……一応デカイんですが 』
《貯蓄量か?(カタカタ)………済まないが"解析不可能"だ。そもそも"相変わらずその周囲一帯が未登録の反応で埋め尽くされておる"。(カタカタ)その反応範囲内にお前のトリガー反応があるが、敵に取り込まれた訳では無かろうし、三輪達の動きを解析して"敵の大きさ"は粗方予想が付くが……やはり分析が捗らぬ。因みに、ソレは"ナニかを放出していないか?"不可視でも身震いをしたりとナニか動作をしていれば……その周囲に漂う正体不明の反応も説明が付くのだが………》
『(スタッ、…)ん~~……身震いと言うより"ほぼ移動していない"感じ??無数の触手を伸ばしては来るけど、本体はその場に鎮座してい…《隠密型急接近中だ!?其処から逃げろ柚紀っ!!》へっ?!?い、いきなりっ!?(ブォン……シュン!スシャッ……プシュゥ~)っ!??しまったっ!!!』
悪態を放ちながら観察は欠かせない柚紀は【あれだけ変化しているなら相当のエネルギー……トリオン持ちでは】と疑い言実に確認をする。……亜種は【元となっているトリオン兵をベースに色んな進化をしている】ので、【元となっている敵のトリオン貯蓄量を比較が可能では】と考えたのだった。これに対しても"答えれない"・"分からない"的な回答が帰ってきたが、理由をよく聞くと【レーダーでは亜種の全貌が掴めない】的な内容であり原因も未だに不明なのだ。そして"亜種に対して死角にあたる場所に"降り立った柚紀を狙っていたかの様に、いきなり隠密型からの奇襲に遭う。……致命傷は避けれたが反応が遅れたせいで足に攻撃が当たってしまう。その瞬間
‐ シュン!……シュシュシュシュシュン!! ‐
‐ ガサガサガサガサガサ、ザザザザザザ ‐
『い、嫌ぁ~~何か沢山出てきた~!!な、何なのさ~一体~!!?
‐ ズドン!! ‐
更に土竜まで来たしっ?!(…ジワッ)もうっ、一気に来ないでよぉ~!!対処しきれないからぁ~~!!!』
《馬鹿なっ!?今日は雷など落ちてはおらぬ!!なのに何故"敵が検知出来ぬ"のだ!!?それも出てきたのは……"全て亜種"だとっ!??(……この広範囲に広がる不明な反応がレーダー検知機能の妨げになっているのか?)(チッ)止む終えぬな、……太刀川っ!奈良坂!!古寺っ!!?新種の亜種以外の敵を潰せっ!?……敵に栄養を与える事になるが、このままでは柚紀の集中力もだが肉体・精神の負荷が増大し最悪……倒れてしまうっ!それだけは何としても阻止しろっ!?》
「太刀川了解!!(スチャッ)……スナイパー二人は俺が"亜種数体倒してから"攻撃しろよ?敵の注意、…ヘイトは俺が稼ぐ!!?(バッ!)」
「「了解!!」」
"亜種を倒した"訳でも"サイドエフェクトが暴走"した訳でもないのに大量の敵が柚紀に群がり始めたのだった。これには流石に困惑を隠せない柚紀は思わず涙目になってしまうのだった。敵の動きを監視しつつ姪のトリオン変動も見ていた言実もこれはマズイと察し、……一より多数による負荷を減らす決断をして隊員に指示出しをするのであった。そしてスナイパーが標的にならない様にと先陣を切る太刀川は直ぐ様近くの敵を片付け出したのだった
一方で柚紀は、泣きそうになりながらも敵の攻撃を相変わらず回避し続けていた。だが敵の数が増えれば凶刃も増え回避が難しくなる。そして何より……
‐ …………ズシリ!! ‐
『っ!?(何?……足に攻撃を受けてから体が、動きが鈍くなってきた?……違う、…"怪我をした足が…重たい"?)…くっ!?流石に、避けきれないっ!?ならっ!!(……ポーン、…ダン!)』
疲労を感じない筈のトリオン体に異変を覚えたのだ。致命傷ではないので"トリオン漏出"によるものではないのは柚紀も理解しているが確実に動きが悪くなっているのを感じ取っていたのだ。そんな事を考えている間にも敵の手は伸び続けており、……回避が不可能と判断した柚紀はずっと抱えたままでいた"自分の腕"を敵目掛けて投げ込み囮に使用する。そちらに全部ではないが敵の気を剃らせれた隙にグラスホッパーにて高く飛び上がる。……"スナイパーの射線がすんなり通る程"の高さまで余裕を持って。そしてそれは…
〔歌姫ちゃん駄目!!そんなに高く……建物から出てきたらバンダーに見つかるっ!?忘れてない??……バンダーにも"亜種が居る"って事を!!!〕
『………えっ??』
……三輪隊が担当した地域は夏の騒動で太刀川・諏訪隊が柚紀を守りながら大量の敵と戦った激戦区、…元から高層ビルが少なく更に出水が敵を倒すために崩壊させたり、土竜の原因やらで意外と見晴らしが良いのだ。だからこそ佐鳥はあの時、敵の検知範囲外からの長距離狙撃が出来たのだ。元から敵は巨体が多く、バンダーも"巨大化し、そして砲撃が強化された"亜種が居たのを巽に指摘されるまで柚紀はすっかり忘れており
‐ ドーーン!! ‐